晴れのち風邪、時々咳。

ルチアーノショー寄稿ブログ

 晴れのち風邪、時々咳。

 先週中頃風邪を引き、あまりにも咳がひどく長引いているので私らしくもなく市販の風邪薬2種を飲んだところ、副作用が出てしまいフラフラに。
 まっすぐ歩けないくらいで、市販薬でまさかこれほどの威力があるとは、人生で初めての経験だった。
 どちらも1回3錠、1日3回。念のため3回読み直した。
 最初の1種は8時間毎に4回飲んでみたものの効果も異変もなく薬を変更した。
 2種目の箱を開ける時、何か「合わない」気がした。飲んですぐ眠ってしまい、咳こんで目が覚めたのは約1時間後。
 立ち上がると目が回っている上に平衡感覚がまるでない。耳が聞こえづらい。そして拳に力が入らない。
 すぐに副作用だと気付いたので、保険証と飲んだ薬2種の名称と時間、食べたもの、他に何も薬は飲んでないことなどをメモし、薬の箱と説明書を1つの袋に入れてまとめておいた。
 国民の税金を使うことは心苦しいが、いざとなったら119番と思い、咳で声がつぶれているので、念のためパソコンによる住所の読み上げ準備もしておいた。携帯電話を枕元に置き。
「もし電話もメールも12時間以上応答がなければあと12時間待ってくれ」
 信頼できる知人女性にメールを入れておいた。
 驚くほどの利尿作用で慌ただしいまま8時間が経過し、薬が抜けたのか副作用と思われる症状はなくなった。

 何というかCSI(ファン)の血が騒ぐというのだろうか、副作用を決定づける証拠がほしくなり再び3錠飲んだ私。
 全く同じ症状が出た。
 目が回る。平衡感覚がなくなる。耳が圧迫され聞こえづらくなる。拳に力が入らなくなる。
 確信した。

 それらを今日病院で報告した。
 せっかく風邪を引いたんだから何か「サンプル」の1つくらい提供しようという私の精神で。

 オフィスビルの高層階にあるまだできたてのホヤホヤの病院。エレベーターを乗り継がなくてはたどり着かないイマドキの病院。
 受付から見渡すところ40分待ちくらいだろうか、問診票を書きながら尋ねてみると1時間はかかるかもしれないとのこと。
 飲酒の欄に「山ほど」と書き提出した。
 椅子に座ったかと思えば、これはこれは素敵な受付の女性に呼ばれ、早速尋問された。
「今日はお酒は飲まれていますか?」
「いいえ、全く。酔ってるように見えますか?」
「いえ、山ほどと書かれていたので」
「今酔っているとすれば多分貴女のせいで」
 脚韻を踏んでみたが、微笑んではくれたものの特に言葉はなかった。
「熱を測ってください」
「熱があるとすれば・・・」
 熱はなかったので示しがつかなかったが、日本人女性と話すのはオフクロとルチアーノショーのスタッフくらいなので、大きく外したかもしれない感にさいなまれつつ1時間待ちとやらを堪能することにした。
 雑誌でも読もうかと腰をあげたのはまだ5分も経たない頃。同時に私の番号が呼ばれた。
「この患者は頭がおかしい」と思われ、早めてくれたんだろう。そう思い受け付けの女性に目を向けると、微笑み返してくれた。

 診察室で一部始終経緯を話したところ、抗ヒスタミン剤の作用が強く出るのか、何かが合わないのかもしれないとのことだった。
 一週間薬を飲んで治らなかったら検査しましょうという方針なので、風邪自体は大したことないことくらいわかる。

 今回の風邪は熱は即座に引いたので安心したのもつかの間、咳が酷く10分も眠れない日が2日続き、仕方なしに市販薬を飲んだ。
 いつもはそのまま自然治癒を待つ私。

 元々何のアレルギーもなかった私は5年ほど前あることがわかった。
 喉が何かの菌に冒され真っ白になり40度の熱が出たため病院に行った。マクロライド系抗生物質を注射され、同種の薬を処方された。
 数日経っても薬の効果はなく、時間はかかったがどちらかと言えば自然治癒した様子だった。

 そして1ヶ月後、また同じ症状が出たため同じ医院にかかり、前回の経過を伝えると医者は違う抗生物質を試してみようと言った。
 注射針が刺さる2秒前くらいだろうか、私は「コレが何かわからないが、合わない気がする」と言ったが遅かった。
「薬が効かないようでしたら来てください」と声をかけられたので、「恐らくまたすぐ会うことになるでしょう」と言って私は病院を出た。
 15分後、ちょうど家の玄関の前に立った頃、身体に斑点が出たので、そのまま病院へと引き返した。
 医者は私の身体を見るなりすぐにアンチアレルギーの注射を打ってくれ事なきを得たが、先ほど打った抗生物質は最も有名な「ペニシリン」系だと知った。
 ショックは何も起こさなかったが、今後病院にかかる際は常にペニシリンにアレルギー反応ありと伝えるように言われた。

 発熱の原因はあるカビのテストをしていたので、そのカビを吸引してしまったことだった。この時も自ら3度目の正直を試み、原因を確定させ自己解決した。おかげで3回目の処方薬はすぐに効いた。

 何か体内に入る直前に「合わない」と感じさせるあの感覚は何なのだろうと思う。
 動物的直感なのか、薬とはいえ生きていてメッセージを発しているのか。

 今年3月、あるものを口にしたことがきっかけでショック症状にも似た不思議な現象が起き、これも合わせて報告した。
 どうやら抗炎症、抗菌に関連する成分のいずれかに多少のアレルギーがあるらしい。
 物質を特定するのは難しいらしく、現象が起きる度に絞り込んでいくしかない。

 5年程前にMAST33というアレルギー検査を行った。
 一挙33項目を調べてもらえる5,000円ほどの検査で、擬陽性はあったもののこれといったアレルギーはなかった。
 33項目も調べたら安心だろうというのは間違いで、意外とマニアックな成分にアレルギー的反応を起こすらしい私の身体。

 油断は大敵ですな。

 冒頭でメールを入れた女性から36時間経って返信が来た。
「ごめんなさい、今メール見た。風邪で寝込んでてて携帯電話のバッテリーが切れたままだった。普段誰も電話もメールもくれないから。咳がひどくて声が出ないの」
 なぜこの女性と親しいかよくわかった(笑)。
「淋しくなったらいつでも電話ちょうだい。風邪で声は出ないけど」
 心を込めて返信すると、2人とも無言のまま電話代だけが加算されていく様子を想像し可笑しくなった。

 皆さん、くれぐれも風邪にはお気を付けて。

 今回は小説仕立てでお届け致した次第であります。

 ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

 Photographer: Charlie

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by charlie-ls | 2014-11-13 16:00 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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