最後の晩餐

ルチアーノショー寄稿ブログ

明けましておめでとうございます。
もうすぐ寄稿ブログ2周年を迎えようかというチャーリーであります。
早いものですな。

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最後の晩餐

第10シーズンで静かに4年のドラマに幕を閉じた赤坂ルチアーノショーにおけるチャーリー最後の作品は最後の晩餐
4メートルほどの長いテーブルの先に美女一人。
全てのテーブルにカトラリーとグラスがセットされているものの座っているのは美女一人。
この作品のコンセプトは、例え最後の一人になろうとも、ファミリーのテーブルは常に用意され続け、そこに魂が集い、この美女は代々その血を絶やすことなく、赤坂ルチアーノショーの志は脈々と受け継がれていく。というもの。
注がれた赤ワインはカリフォルニアのカルトワインの一つコンティニュアム(Continuum)=継承

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いつものごとく潔くルチアーノショーの天井照明一発撮り。
これが何の偽りもない赤坂ルチアーノショーそのもの。

ヘアメイクはロキシーに頼み、モデルはアントニーナ(露)。
新体操極東ロシアのチャンピオンでもある彼女はアンナ “ひまわり” カレーニナに続き、私の思う女性像を見事に表現してくれた。
高貴で憂いを感じやすい危うさと繊細さ、エレガントさが入り交じる複雑な雰囲気を醸し出している。
仕上がりを見た彼女のお母さんは「この女性は誰なの?」と尋ね、実の娘だとはわからなかったと言う。

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「チャーリー赤坂最後のバロック」を唄い当日ぶっつけ本番で行われた撮影。
そんな本日のBGMは Sposa son disprezzata by Antonio Lucio Vivaldi (Soprano Cecilia Bartoli)
ヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」から。
曲の内容(歌詞)とこの作品のテーマとは無関係だが、アントニーナと言えば彼女自身も好きなアントニオ(ヴィヴァルディ)は言うまでも無くバロックの巨匠であり、そしてこの美しいソプラノの旋律は、撮影中私と彼女を赤坂ルチアーノショーの奥深くに熱く燃え続ける志と崇高な世界観に再び導いてくれた。

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私はこれほどまでに美しい空間を見たことがない。
タキシードの男性とドレスの女性を当たり前に包み込み、まるで太陽のように音もなく黙々と主役を照らし続けるハロゲンライト。
生地からはシルクのような光沢を引き出し、ジュエリーには余すことなく輝きを与える。
グラスに注がれたシャンパンの泡は天に昇るかのごとく舞い上がり、シャルドネは目映いゴールドの閃光を放つ。赤ワインはガーネットのように僅かに向こう側の景色を映し出し、差し込んだ光はグラスの底から抜けだすと万華鏡のようにテーブルクロスを紅色に染め上げる。

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美しい旋律とステージを舞うバレリーナ達。
ケムリ(葉巻)を吹かせばそこにドラマが投影される。人生という名の。

私はこの素晴らしい空間を写真と文章で世界中の人達にお届けできたことが本当に幸せでならない。
この場を借りて、4年間共に働いた人達にもお礼を伝えたい。ありがとう。
飲食店というのは、多くの場合舞台裏を見ると外食が嫌になるというが、働いている人達が「食事をするならルチアーノショーで」と思える店作りを絶対条件に掲げていたルチアーノショーは、本当にどこを切り取っても素晴らしかった。いつかの食事のために、女性スタッフ達がロッカーにドレスを用意しているレストランが他にあろうか。
こういったことはスタッフが自分の口から公言しづらいところだと思うので、カメラマンという私の立場から皆様に是非ともお伝えしたかった部分であります。

赤坂の夜に華を添え、東京の晩餐を彩り続けたルチアーノショーに乾杯。

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第11シーズンの幕開けを宣言しつつ、ルチアーノショーの新しいドラマにご期待いただきたい。

※忙しさに紛れて先週25日の寄稿ブログを休んでしまったので、今週は2本お届けする所存であります。

あなたの心の中でいつまでも。
ルチアーノショー。

Photographer: Charlie

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by charlie-ls | 2015-01-02 00:00 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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