ついにガラケーからiPhoneに。シンプルさ(単体)と複雑さ(統合)は繰り返す。

ルチアーノショー寄稿ブログ

随分と長く休刊しておりましたチャーリーであります。

気がつけばキコブ2周年を迎えつつ、マイク・タケダの“アップルウォッチ”ブログにお株を奪われつつ、その間にありとあらゆる電子機器を入れ替え、ついにいわゆる“ガラケー”からiPhone 6へと進化したチャーリーでもあります(笑)。

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浜離宮にて ロキシーのビザ更新に願いを込めて。

パソコンを買い換えるだけでも一仕事。
ちょうど20年分のデジタルな記憶は30TB(テラバイト)にも達し、これをコピーするだけでも1GbpsのEthernet経由だと最速でも30万秒(3.4722日)かかる。
2,400万ものファイルを移すのに、エラーが全く起きなければという奇跡的な大成功を前提として。

今回全ての端末が“サンダーボルト2”対応になったので、今後のコピーは4.166時間(TB2の理論値であって、実際の私のディスクI/O環境では8時間くらい)で完了。この数年最新技術の導入が遅れ気味だった私の仕事環境もようやく最新鋭のものとなった。

ちなみに今の私の常用マシンの読み書き速度。
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昨年03月頃までは毎秒250MBくらいの読み書き環境だったのが、たった一年で毎秒1GBに高速化。
1年で4倍。
では取り扱うデータが4倍になったかというと10倍
4K(UHD)ビデオを扱うようになって、今まで一眼レフで撮影した写真のRAWデータが約75MB/枚だったのに対し、一気に1GB/ファイル単位に。
どれだけ最新の環境に整えても取り扱いデータ量に追いつきませんな。

久しぶりに市場を見渡すと、今はノートパソコンでも1GB/秒超えのSSDを搭載している機種もあるようで。
スターバックスでMacBook Airをドヤ顔で開くのも1つの文化となりつつあることも知った(笑)。

私の場合、この大容量かつRAID 5(冗長性=データ保護機構があり)で、更にディスク全体を暗号化しなければならず、全ての条件を満たし1GB/秒超えは感無量(大げさ?)だ。

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これも浜離宮にて

そしてついにiPhone(笑)。
いわゆる“ガラケー”はお気に入かつ私のトレードマーク(?)だったものの、バッテリーの持ちが悪くなってきたので買い換えようとしたところ、あまりにもガラケーの選択肢が少なすぎるのと、ドコモショップの強いお誘いを受けたこともありつつ、元々20年来のアップルユーザーなのでiPhone 6に変えることにした。

iPod Touchもあるし、iPadもあるし、15インチのMacBook Pro Retinaもあるし、13インチのMacBook Airもあるし、30インチモニタのデスクトップ(Mac Pro)もあるしということで、これまで幾度となく「何でiPhoneにしないの?」と質問される度、「これ以上類似端末を増やす必要がなぜあるの?」と返していた私。

実際にiPhone 6を持ってからというもの、早くも機種変更したばかりのiPad Air 2の出番がなくなった。
ノートパソコンとの狭間で、なかなか必要とするシーンがない。
iPadはパソコンの代わりにはならないし電話にもならないし、iPhone 6 Plusのような大きな端末が出てくるとますます立場が微妙になる(んじゃないか)。

iPhone 6といえば、カメラが素晴らしい。
アップル社の公式サイトで紹介されているiPhone 6で撮影された写真集を見れば一目瞭然。

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↑私も早速撮ってみた。

丸の内で通りがかった花屋さんの花を、歩きながら片手でシャッターを切っただけなのに、綺麗に撮れてる。
アップルが自信を持っているはずだ。
端末任せのオートマチックでこれだけ綺麗に撮れるようになると、ハイスピードシャッターや超高解像度など特別な用途を除けば、カメラマンという仕事はいずれなくなるんじゃないかとさえ思う。

この数年身近なiPhoneユーザーからさんざん「写真やビデオ撮影の時にズームができない」とか「着信拒否機能がない」とか「クイックサイレントがない」とか「メールの振り分けができない」とか聞いていたものだから、まだまだ機能的に成熟していないんだろうなと思っていたところ、全部ついてるし見事に機能しているじゃないか(笑)。

自分で調べて触れてみないとダメですな。

購入当日、9時間ほどiPhone 6のハッキングに明け暮れ、マニュアルに載ってることもないことも全て使い倒してみた。
WiFiも最新の規格IEEE 802.11acに対応してるから、アンテナから離れてても軽く200Mbpsとか出てるし、パソコン(iTunes)とのWiFi同期ができるのは聞いていたが、Bluetoothを併用する「AirDrop」なんて便利すぎてこの上ない。iPhone 6で撮影した写真やビデオはケーブルレスで瞬時にパソコンへコピーすることができる。

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同じく浜離宮にて

時代の流れは早い。
以前は携帯電話とデジタルカメラは別々に所有するものだったのが、いつのまにかiPhoneやスマートフォンのカメラに吸収された。それ以前にはPDAという電子手帳のような端末もあった。
携帯電話の時計を見るようになり腕時計をしない人が増えたのも同じく、まさしくオールインワンの存在になろうとしている。

10年前、今でこそ「ガラケー」と呼ばれている携帯電話は、ひたすらに小型・軽量化をはかっていた。
その頃私は「今後の行方」について問われ、いずれコードレス電話の子機くらいの大きさに戻ると予想してみせたが誰も信じてくれなかった。
現実はスマートフォンと呼び名を変え画面は大型化し、iPhone 6 Plusなんて女性は片手で持てないほどの大きさにまでなった。

予測とは過去のデータの延長線上にあるもの。予言とは違う。
人は複雑になるとシンプルさを求める。例えばカメラ、電話、PDA、ウォークマンのように、各用途に特化したわかりやすいものが恋しくなる。「このボタンさえ押せば音楽が鳴る」と言ったように。
それを「純粋」(に〜を楽しみたい)という言葉を使って表現することも少なくない。
しかしシンプルとは余計なものを削ぎ落としていくのだから、それぞれの専門の端末が個別に存在することになる。
そして人は「シンプルさ」の究極(延長)かのような錯覚の中、「いっそ1つにまとめたらいいんじゃない?」と“統合”(オールインワン)をはかる。
それを「画期的」と表現することもある。
シンプルかつオールインワンを実現するためには、少ないボタンで多くの実行命令を下すのだから、使い手(人間)側が複雑な操作を覚える必要がある。クリック、ダブルクリック、右クリック、長押し、タップ、スワイプ、ピンチイン・アウトetcのように。
その複雑な操作に嫌気がさすと、「いっそ電源ボタン、ボリュームボタン、通話ボタン、メールボタンってわかりやすくしてくれたらいいのに」と(自分の)作業のシンプルさを求めるようになる。

ボタンが減れば記憶しなければならない操作方法が増え、ボタンが増える代わりに操作方法は単純化するということ。

シンプルの延長線上に複雑があり、複雑の延長線上にシンプルが見えてくる。
よって相反するものではなく、いずれかの行く先がいずれかであると言える。

だからきめ細やかだけど複雑な日本製が売れたり、荒削りだけどシンプルな外国製が売れたりを繰り返すのだろう。
結局のところ、人は飽きたらないものを欲しがるということか。

そんな本日のBGMは Never Quit Loving You by Jill Barber
偶然いきついたこの曲を聴きながら青い空を見上げると、何か明日が語りかけてくるような気持ちになる。
それが“時”の答えかもしれない。
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YETI シンプルさを追求している。

ちょっとした仕事でマイクが必要になり、このYETI(イエティ)を選んだ。
シンプルさを追求したデザインだが、マイクにしてはバカデカイ
コントロールスイッチ類も必要最小限のものしか付いていないし、機能も極めてシンプル。
どこか愛らしいのは、無駄にデカくておバカさんなくらいシンプルで他に使い道が全くないから(笑)。
でも実力はスゴイ。普通のマイクで録ったものと聴き比べると、誰でもすぐにわかる。

24日にはアップルウォッチが届くので、久しぶりに時代の最先端を満喫してみようと思う。
その中で、再びシンプルさと複雑さの合理的バランスの黄金比を求めてみようと思うチャーリーであります。

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今更ながら「ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る」おすすめ。
海外ドラマはいつも5年遅れのワタクシ。
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Photographer&Engineer: Charlie

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by charlie-ls | 2015-04-16 00:02 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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