オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
2015年 09月 01日
ほとんどのオンラインIQテストにおいて、スコアの高い人をより高く見せる傾向が見られ、恐らくは問題数が少ないことが原因かと思われる。IQ 70から160を測定するとして、3刻みでも最低30問はないと計測できないはずだ。一方で100に近づくにつれ、より妥当性が増す印象があるため、120を超えたあたりからの正確性が疑わしい。
ある一定レベルで「満点」に達し、それ以上が計測できなくなるから、満点を出す人が増えてしまうことで全体の分布が壊れ、「全人口の上位2%がIQ 130以上」の定義も危うくなる。言い換えると、100人中3人以上がIQ 130以上を出した時点で、そのIQテストの信憑性は低いと考えられ、「私130」「私140」「私150」とハイスコアが沢山見られることはおかしい。
※厳密に言えば、標本(被験者)が少なければ確率は偏るのが常だから、4万人くらい受けたときに大凡800人くらいは該当するだろうというのが「上位2%」の本来の意味。
確率の収束については、“時”の概念と、確率論の“収束”は似ていないか。を是非ご参照ください。
やや荒削りな見方をすれば、例えばIQ 120の人が「私も、私も」と続出した場合、「みんな頭がいいんだね」と考えるよりは、その120を100(に近い数字)と換算する方が、IQの概念に沿った思考だと言える。
WAIS-IIIのような病院で受ける本格的なテストは、各問題の解答時間も計測している。何秒以内に答えなさいという制限制ではなく、1問あたり何秒かかったかを測定しているように見えた。これに対し、オンラインIQテストでは、制限時間はあるものの、10分のものを5分で解いてもスコアに影響のないものもあれば、それを考慮しているものも混在している。また、各問題ごとの難易度もあまり評価対象になっていないようで(例えばどの問題を間違えてみても均等にスコアが下がる)、正当数だけで算出するならば、40問、50問はほしいところ。
その他細かい点では、WAIS-IIIの例では検査に2〜3時間を要することから、脳のストレス耐性も多少は影響すると思われる。問題数が多かったり、長時間にわたって集中することを苦手とする人は、その分低い数値が出ることになるだろう。人によっては2日間に分割されることもある程の項目がある。
今回の検証はできるだけ正確に測るため、わからない問題があれば「わからない」「スキップ」などを選んだ。選択肢から適当なものを選べば「1/選択肢数」の確率(大体サイコロくらい)で当たることになり、可能な限り飛ばすようにした。
※IQの正確な測定ではなく、合格、不合格が目的なら、わからない問題は全て適当にでも埋めるべきだというのが世の中の標準的な考え方のよう。
またオンラインIQテストは答えが公開されているものや、何度もできるものばかりなので、2回目以降のIQや、答えを知ってしまった後のIQはお酒のおつまみ程度に。2回目以降は解る問題をさっさと終わらせて、難しい問題に集中するなど、時間配分が可能になることから、決してフェアな計測とは言えない。
知能指数の算出には主に下記3種が用いられる。
標準偏差15(Wechsler scale) ウェクスラー系の基準。WAIS-IIIの基準で数値的には最も低く出る。
標準偏差16(Stanford-Binet scale) ビネー系の基準。上記Wechslerより少し高く出る。
標準偏差24(Cattell scale) 最も高く出るが日本ではあまり使われない。メンサのIQ 148以上というキャッチコピーはここから。
例えばWAIS-IIIのような標準偏差15(Wechsler scale)の知能検査でIQ 140の場合、標準偏差24(Cattell scale)換算するとIQ 164の大天才に見えるというカラクリがある。よって私は「IQ 164です」と言っても嘘ではないが、標準偏差24(Cattell scale)は日本ではあまり使われないので、盛りすぎ感がある。
※海外から入ってくるニュースは標準偏差24で算出されたものが多いので、毎回読み替える必要がある。160台のものを見たら138〜148と思ってほぼ間違いないだろう。
ま、10,000円というか83米ドルというか74ユーロというかの違いみたいなものなのだが。
下記で常に標準偏差15(Wechsler scale)に換算して読み替えていただきたい。
別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
http://lscharlie.exblog.jp/24476736/
英語表記ではSD(Standard Deviation)。
WAIS-IIIも含め、各問題自体は、時間をかけさえすればいずれは解けるものばかりなので、定められた制限時間内で測定し、なおかつ初回値のみが本来のIQに最も近く、(自力で時間をかけてでも)最終的に全部解けたからIQが高いという性質のものではない。
2018年01月29日追加
2018年01月29日追加
2017年07月15日追加
『幸田ペコ忍者のページ』
2017年06月15日追加
『マナラボ式IQテスト』あなたの知能指数はいくつ? | マナラボ
2017年02月10日追加
オンラインIQテストを標準化する。本物の値に近づけたい人のために。
2017年02月08日追加
2017年度版IQテスト
2017年02月06日追加
IQテスト2017
2017年02月06日追加
IQテスト2016
http://www.mensa.no/iq/hjemmetest/
無料
ノルウェー・メンサのオンラインIQテスト。
問題にノルウェー語は出てこないので日本語しかできなくても問題なし。
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が135の場合、実際に135くらいの印象(制限時間25分の場合)。
※オンラインのものは正式なテストではなく、可能性がある人にメンサ試験を受けることを「おすすめ」するためのもの。
早速、オラオラの勢いでかっ飛ばしていたら2つ悩んでしまい、時間優先で答えずにNeste(次へ)を押した。
Forrige(前)
Neste(次)
Fullfer(完了)
6択だからテキトーに選んでもサイコロ並みに当たるんだぜ的な考えはない。
135だった。ギリギリじゃないか、ノルウェー・メンサ。
アンタ可能性高いからテスト受けてよ的なノルウェー弁メッセージをクリックすると、テスト開催日が載ったカレンダーが表示された。ノルウェーってお台場から水上バスで行けますか的な。
2回目は1回目で飛ばした2つのうち1つがわかり、結果140だったので、他に間違っている箇所がなければ145まで測定できる様子(多分)。
http://mensa-romania.ro/testari-mensa/test-online/
無料
ルーマニア・メンサのオンラインIQテスト。
問題にルー大柴は出てこないので日本語しかできなくても問題なし。
標準偏差の表記なしだが、結果画面に131以上でメンサ入りできる旨表示されることから、標準偏差は15(Wechsler scale)と思われる。
※結果が126の場合、実際に126くらいの印象(制限時間10分の場合)。
※オンラインのものは正式なテストではなく、可能性がある人にメンサ試験を受けることを「おすすめ」するためのもの。
ちゃんと翻訳してみたら、このテストでは126が最高値とのこと。
無料
ドイツ・メンサのオンラインIQテスト。
問題にドイツ語は出てこないので日本語しかできなくても問題なし。
標準偏差の表記はなく、結果画面にもIQは表示されず正解数のみ。
※オンラインのものは正式なテストではなく、可能性がある人にメンサ試験を受けることを「おすすめ」するためのもの。
やってる最中に気づいた。オンラインIQテストはここからパクったものが多いんじゃないか(笑)。
https://www.mensa.se/bli-medlem/provtest-r1/
10月16日追加(2017年02月13日リンク更新)
※結果が126の場合、実際に126くらいの印象(制限時間10分の場合)。
※オンラインのものは正式なテストではなく、可能性がある人にメンサ試験を受けることを「おすすめ」するためのもの。
http://adaptiv-iq-teszt.mensa.hu/test.php?tid=1
ハンガリー・メンサもやってみた。これでもか的な勢いでゴールしたところ、ハンガリー弁で「メーアドレスを入れてくれ」と言われ、すぐにメールが届いた。「結果のピークが測定範囲を超えているに達している」(by google翻訳)と書いてあった。
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スイス・メンサのオンラインIQテスト。
問題に言語物は出てこないので日本語しかできなくても問題なし。さすがスイス。英語に加え、ドイツ、フランス、イタリア弁まで用意されている。
標準偏差は24と16で表示される。正解数も出る。
※結果が174(SD24)の場合、実際には標準偏差15で言うところの135くらいの印象。
※オンラインのものは正式なテストではなく、可能性がある人にメンサ試験を受けることを「おすすめ」するためのもの。
「アンタ33問全部合ってるし、IQ 174(SD 24)だから、コチラとかアチラとか興味ない?」というリンクとメッセージが表示されたが興味なさそうな内容だった(多分。英語だから)。
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が140の場合、実際には130くらいの印象(制限時間20分の場合)。
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標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が100点(想定IQ129〜)の場合、実際には標準偏差15で言うところの125くらいの印象(制限時間が定められていないが8分とした場合)。
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標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※「1990年のアメリカ空軍の士官選抜に使用されたもの」との表記がある。
※結果が143の場合、実際には標準偏差15で言うところの135くらいの印象(制限時間15分の場合)。
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標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が150の場合、実際には標準偏差15で言うところの135くらいの印象(制限時間が定められていないが20分とした場合)。
Englishを選択(問題に英語は出てこないので日本語しかできなくても問題なし)
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表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が145の場合、実際には135くらいの印象(制限時間40分の場合)。
Espanolを選択(問題にスペイン語は出てこない)
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表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が143の場合、実際には135くらいの印象(制限時間40分の場合)。
Danskを選択(問題にデンマーク語は出てこない)
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表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が150の場合、実際には135くらいの印象(制限時間40分の場合)。
※下記のスクリーンショットは文字化けしている。最後に年齢を選択する。22才あたりが激戦区かと思い22才を選んだ。年齢を考慮する算出方法では、その年齢の平均点を比較参照するため、子供や老人の年齢層にすることで高く出る。
Deutschを選択(問題にドイツ語は出てこない)
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表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が145の場合、実際には135くらいの印象(制限時間40分の場合)。
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表示されている標準偏差は16(Stanford-Binet scale)。
※結果が140の場合、実際には138(標準偏差15なら135)くらいの印象(制限時間40分の場合)。
10月11日追加
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標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。
※結果がover 140の場合、実際には135くらいの印象(制限時間30分の場合)。ただし、パーセンタイルが99.97%だと、出現率表では151以上の計算になる。
何度かやってみたところ「140」と「over 140」という結果がある様子。
11月04日追加
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標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。英語版ながら英語の問題は全くない。
※結果が137の場合、実際には135くらいの印象(制限時間24分の場合)。
もしスコアが130以上ならば、名前等プロフィールを残してネというメッセージが表示される。
http://www.tiptopglobe.com/free-iq-test
11月06日追加
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標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。
40問あり、行列推理や数列、英語文字列など混合型だ。英語は私が偶然にも知っている言葉だったので、ほとんどの人にとって問題ないかと思われる。
※結果が157の場合、実際には140くらいの印象(制限時間30分の場合)。
※海外のサイトをやっていると、同一IPアドレスのものは全て同一人物と見なすケースがあるが、会社や大学、マンション、カフェなどのことはあまり考慮されていないようだ。特に都心の大規模なタワーマンションなどは1,000世帯ほどあるところも少なくなく、数千人が同じグローバルIPアドレスを使っている。サイト設計者のIQは問わないのだろうか(笑)。
http://iqnavi.net//tests2/culturefair-iqtest/index.htm
11月08日追加
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標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。
私の英語力で問題ないので、ほとんどの人にとってスコアに影響はないかと思われる。
行列推理42問。
※結果がabove 150の場合、実際には140くらいの印象(制限時間25分の場合)。
1問わからなかったことがわからなかった(笑)。自信満々で間違えてる時が一番怖いですな。
作者のZolly Darko氏は、自ホームページにて統合失調症だと語っている(google翻訳が間違っていなければ)。他にはないタイプの問題があり、新しいアングルが身についた。
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標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。※「IQ Test Score Guide」に130以上を2.1%、145以上を0.13%と表記していることから分布表と照らし合わせたことによる。
私の英語力で問題ないので、ほとんどの人にとってスコアに影響はないかと思われる。
混合知能テスト20問。
※結果が167の場合、実際には150くらいの印象(制限時間が見当たらなかったが10分くらいで)。根拠として「WAIS-III」より難しいから。
外国語のIQテストをやっていて、言語とは結晶性知能(言語性知能)であることを改めて認識した。今のところ、たまたま知っている単語しか出てこない問題にしか当たっていないだけだが、例え知らない単語であっても、google翻訳や辞書さえあれば大抵はクリアできるだろう。それは覚えたら済むということを意味している。言い換えると「一覧(list)性」のものだと考える。
一方で、行列推理や数列など、動作性(流動性)知能の問題は、辞書などの「一覧(list)」から解が得られるわけではなく、解き方自体(法則)を見つけ出さなければ、何を調べて良いのかもわからない問題だと言える。すなわち「発見(discovery)性」のものだと考える。
http://www.gothiq.org/gothiq-tests.html
11月13日追加
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その名も“スコーピオン・エックス・ワン”
IQ 130(標準偏差15)以上の人を入会対象としたGOTHIQ SOCIETYのIQテスト。15問正解が合格基準の様子。
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果がRaw29(IQ 162)の場合、実際には156くらいの印象(制限時間20分の場合)。WAIS-IIIよりも遙かに難しく、WAIS-IIIの時のようにヘラヘラ・ニヤニヤ(笑)半笑いでできるものじゃなかった。
12月30日現在、このテストは無くなりFiqureに変更されていた。
結果がRaw(生)データ=正解数で表示されるので、トップページにある換算表でIQを確認する(添付写真は左側に換算表を付けた)。
また、テストを始める際にトップページに載っている「TEST ACCESS CODE: LOVE」を入力しなくてはならない。恐らくgoogleなどのクローラー対策かと思われる。
知らなければ答えられない問題が数問。特に英語圏文化に根付いたものもあり、数日前知らないがつながっているマイアミ人が一覧を載せているのを見かけなかったら私も全くわからなかった。換字式暗号のような当て字だ。
IQ 162だと55,938人に1人になるので、英語圏ならもっといるだろうということで、IQ 156(10,584人に1人)くらいだと判定した。でも東大生が12,000人いて、それが英語圏ならと考えると、1年に1人いるとしてもIQ 151-152判定だ。
※掲載した後、またまた初歩的な勘違い(算数)に気付き、無事全30問わかった。本当に数字に弱くて、自分でも呆れてしまう。苦手意識から、深く考えようとしない癖になってしまっている感じ。
http://www.gothiq.org/gothiq-tests.html
11月13日追加
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上記スコーピオン・エックスの「パート2」バージョン。
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果がRaw25(IQ 146)の場合、実際には141くらいの印象(制限時間20分の場合)。
12月30日現在、このテストは無くなりFiqureに変更されていた。
私の場合、両方の平均をとって152.5だから、-5くらいの印象で147.5あたりか。
ScorpionXはThe World Genius Directoryでも採用されているようで、ハイレンジIQテストの世界では信憑性の高いものとして扱われている様子。ただしマニアックすぎて、あまりにももまれていないテストなので何とも。
http://en.mega-iq.com/iqtest/mega-iq/
11月15日追加
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標準偏差の表記なしだが恐らくは24と思われる。
私の英語力で問題ないので、ほとんどの人にとってスコアに影響はないかと思われる。
混合知能テスト60問。問題数が多いのが魅力的だ。
※結果が167の場合、実際には162(標準偏差15なら139)くらいの印象(制限時間はなく、平均が30分とある)。
週間ランキングの上から3番目にいるCharlie Akasakaが私。もう赤坂である必要はないのだが(笑)。IQ算出激戦区と思われる22才で登録した。
ちなみに下記の問題が、「かぼちゃ」じゃないのがどうしても納得いかない。その1問を除いて全て正解だった。
2016年05月月24日追加
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標準偏差の表記なしだが、結果のパーセンタイル(IQ 127で上位3%)を見る限り、標準偏差15と思われる。
ケンブリッジ大学のMyIQ Intelligence Test。動作性行列推理29問。全部正解(100%)と表示されたがスコアは127だった。実際に120ちょっとくらいだと感じた。
無料
標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が150の場合、実際には標準偏差15で言うところの128くらいの印象(制限時間15分の場合)。
無料
標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が150の場合、実際には標準偏差15で言うところの128くらいの印象(制限時間5分の場合)。
無料
結果画面に表示される標準偏差は24(Cattell scale)。
※結果が160-196(アインシュタイン)の場合、実際には148(標準偏差15なら130)くらいの印象(制限時間が定められていないが10分とした場合)。
IQ測定2.0(無料)
標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が190の場合、実際には標準偏差15で言うところの128くらいの印象(制限時間が定められていないが20分とした場合)。
と思ったら問題の日本語文に誤訳があるそうで、AとCの少なくとも一人はではなく、AかBだそう。全然違うじゃないか(笑)。
2015年IQテスト(無料)
標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が295の場合、実際には標準偏差15で言うところの128くらいの印象(制限時間が定められていないが18分とした場合)。
http://www.arealme.com/iq-2016/ja/
IQトライアングルテスト(2016年版) 無料
2016年01月03日追加
標準偏差の表記なしなのでゲームとして。
※結果が200の場合、実際には標準偏差15で言うところの128くらいの印象(制限時間が定められていないが、1問1分で20分とした場合)。
http://curazy.com/archives/96707
【確率思考のセンスが問われる】5分でわかる「ギャンブラーIQテスト」 無料
2016年02月21日追加
IQテストではなく確率の問題だが、日頃自分や他人の「根拠のナイ自信」に驚いている人は(笑)、一度やってみることをオススメしたい。計算はせずに直感で。
FIQURE
デモ版無料、フルバージョン有料(1,500円くらいでPDF証明書あり)
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。
※結果が155の場合、実際には135くらいの印象(有料版)。
※いくつかの世界の高IQ団体で採用されており、ここで発行される証明書を送付すれば入会できる団体もある。メンサは不可。
gigi
デモ版無料、フルバージョン有料(650円くらいでPDF証明書発行あり)
標準偏差の表記なしだが恐らくは15と思われる。
※結果が145の場合、実際には135くらいの印象(有料版)。
※いくつかの世界の高IQ団体で採用されており、ここで発行される証明書を送付すれば入会できる団体もある。メンサは不可。
11月03日追加
IQ Research
有料(約990円、Paypal払い)
表示されている標準偏差は15(Wechsler scale)。45問あるため、それなりに信頼性が高そうな印象と、日本人のIQ平均が105であることも表示されている(IQ算出に考慮されているかどうかはわからない)。
※結果が153.3の場合、実際には143くらいの印象。
http://www.mensabraintest.com/index.html
12月13日追加
Mensa Brain Test
有料(240円)
標準偏差の表記なしだが恐らくは24と思われる。
※結果が172の場合、実際に172(標準偏差15なら145)くらいの印象。それなりに難しい。
タンブラーに詳しく記載したのでご参照願いたい。
これは見たままなので、できてもIQ 150はない。だって私は140だったから(笑)。
私はプログラマーだが1分でできた。だからってプログラマーじゃなくなるわけではない(笑)。
これも2つ前の問題と同じく見たままなので、できてもIQ 150はない。私が証明だ(笑)。
IQテストサイトのいろんなコメントなどを読んでいて全体的に感じるのは、「IQが高い」=計算が速いと思っている人が多いんじゃなかろうか。恐らくは学歴社会の影響かと思う。
また、それじゃ制限時間内に解き終わらないだろうという解説が多い。もちろんそれで解けるんなら日常生活において何も問題はないが、制限時間が数十秒など短い場合は、「この制限時間でできることとは」と考える方が合理的かと思う。
この記事の冒頭で、IQの分布から逆算したように。
※もしかすると、「この難しい計算が、IQ 148にもなれば、一瞬で計算できるはずだ」という思い込みもあるのかもしれない。
「連立方程式で」とかそんなのナシ。そんなことされたら私も解けないし(笑)。
この問題の対象年齢は何歳からだろうと考える。大人がムキになって高度な学問を使って解いたら子供は不利になる。大人げなくないだろうか。ということは、子供でも大人と張り合えるような問題なんだろうなと推測するところから「解く」ことが始まる。例えば数字の中の「○」の数を数えるように。
(A)の答え:410 7+3を7-3と7+3にしている。4と10でくっつけて410。
(B)の答え:2 数字に含まれる「○」(円)を数えるだけ。「就学前の」がヒントになる。
(C)の答え:113 (A)と同じ。7+6を7-6と7+6にしている。1と13をくっつけて113。
(D)の答え:Eの52 A=1、B=2、C=3と順番に数字が割り当てられており、順番にいけばB=2、N=14、V=22だから2+14+14+22=52が答え。単一換字式暗号と同じ置換型。縦横を比較参照する必要は全くなく、指折りアルファベットを数えるだけでいい。連立方程式で解く!という人もいれば、VHBH=40、HHNB=32でその差が8だから、VVBNから8ひいてEの52だ!という人が一枚上手だとされる(今のところそれが模範解答とされているらしい)。でもそうじゃなくて。アメリカ人が電話番号をアルファベットに置き換えて覚えるソレみたいな感じ。
「答えが複数あって問題自体がおかしい」という人がいる。そういう人は、大方難しい解き方をしていて、本来の質問の趣旨とは異なる思考を働かせていることが多い。
知能は元々備わっている脳機能を指数化するものなので、クイズやなぞなぞとも違うし、高等教育を受けた人にしか解けないような「難問」でもない。知識や教養も問われない(べきでない)。
次号では、私を実験台に、個別のスコアを測定していく。
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■目次
1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。 現在ページ。
4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
追加:少年からのお便り。
追加:知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
追加:学力偏差値でいうところの上位2%とは。
追加:IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
追加:賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
追加:天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。
追加:オンラインIQテストを標準化する。本物の値に近づけたい人のために。
追加:優れた能力は“発信”しよう。自慢ではなく事実を示せばいい。
追加:メンサ会員と東大生はどっちが“強い”のか(笑)。
追加:IQベースの児童英才教育は注意深く進める必要がある。
追加:都合良く曲解されているEQ。元々農耕民族の指標ではない。
Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)
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