少年からのお便り。

ルチアーノショー寄稿ブログ

【新コーナー】チャーリーにおまかせ
(最初で最終回)

このコーナーでは、ルチアーノショーのFacebookページに寄せられたお便りをご紹介したい(今回限りで)。
ルチアーノショーのFacebook上で個人的な返信はできないので、公開メッセージに対して公開返信で対応したいと思う。

早速いってみよう。
原文はこちら



このお便りは「噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。」に対するコメントとして寄せられた。

僕はT県に住んでいる16歳の高2です。僕は東大を目指して勉強を続けています。僕が東大に入りたい理由は三つあります。一つ目は物理数学がかっこいいから、二つ目は自慢したいからです。自分は頭が良いんだと周りに思われたい。3つ目、これは特に重要視しています。本当に頭の良い人に会い、話したい、友達になりたいからです。

すごいな、少年!やったな少年!
私が16才の頃、東大なんてどう逆立ちしても無理だったよ。5教科も同時に勉強するなんてできない。1つのことに没頭するタイプだったからね。漢字も読めずに間違えて「灯台」に向かう可能性さえあったよ。海が好きなんだ。
「目指す」ところに居るだけでもスゴイことだ。


学歴は本当の頭の良さとは関係ない。これはよくわかっています。が、東大なら本当に頭の良い人が多いだろうと思ったからです。

そのとおりだ。競争に勝ち抜き、選ばれた人達がそこに集っている。
頭の良い人と出会える可能性が最も高い場所だから、合理的な判断だ。

ただし、少年が求めるタイプの人達がいるかどうかはまた別だから、「偵察してくる」という感覚で東大に行ったらいいんじゃないかな。そうすれば、もしイメージと違っても、少年がつい最近まで感じていた「メンサに対する失望感」と同じような感情に苛まれるリスクは軽減できるだろう。
もし「違った」時のために、英語は勉強しておいた方がいい。「東大は違う!」と思ったら、迷わず英国オックスフォード大学に向かうんだ。そしてタキシードを買うお金を貯めて、葉巻とコニャックを学び、オックスフォードのパーティーに参加してみるといい。

加えて、映画「グレート・ギャツビー」を見て、ニック・キャラウェイになりきってみるんだ。ギャツビーのような人がこの世の中のどこかにいるんだなと感じることができるはずだ。「俯瞰力」だ。それと同時に「異端」に対する世間の偏見、思い込み、勘違いも学ぶことができる。

数年前、ルチアーノショーに訪れたオックスフォード大の女学生と食事をする機会があってね、彼女は葉巻もコニャックもごく自然に嗜むんだ。ディナーの後、バーでチェスをしたよ。6〜7カ国語を話せる人で、もちろん漢字も読み書きできる上に、日本語でギャグまで言うんだ。スゴイね。そして彼女が教えてくれたのが『Peeping Life 〜ママとOLのから騒ぎ〜』だ。大ヒットだったよ。外国人からこんなシュールな(日本語の)「間」を教わるとはね。私はなぜかオックスフォード出身の女性と縁があって、彼女たちはみんな美人でユーモアがあっていいね。大学の雰囲気が見て取れるよ。


3つ目の理由から15歳になり立てでmensaに入会しました。現在は地方住みなもので例会には行けず、ネットのmensa会員達の話を見ることくらいしかできませんが(笑)

すごいぞ、少年。
15才でそのIQがあれば、もうこれから下がることはないから安心だ。
メンタル面だけは常に注意深く管理し、観察しよう。「自分」という“未知なる物体”の変異を観察するんだ。
メンタル次第では、モンスターにでもヒーローにでも凡人にでもなれる。制御できなくなったらお終いだ。


しかし、彼らは…つまらないのです。不毛な争いばかりで僕が期待している議論ではありません。

それは「偏り」を考慮してないな。
少年が求める人達が、少年の見ているところで発言をしていないだけかもしれない。
ジャパン・メンサの会員が254万人に達するまで、決して判断しちゃいけない(笑)。

第一、ジャパン・メンサだけにこだわる必要もないしね。今見えているものはジャパン・メンサであって「メンサ」そのものじゃない。
海外のメンサン達と交流するのもいい。常に母集団は「世界」だ。メンサは「世界の上位2%」を掲げる集団なんだからね。
そもそも民主主義も資本主義も日本人が考えたものではないし、メンサも同じだ。我々は「奏者」であっても「作者」じゃない。道に迷ったら「作者」達(の子孫)に会ってみるといいよ。


また、テレビで高学歴mensa会員達のオフ会が取り上げられていました。
その中の一人が素粒子物理学について語っていました。僕はその分野が大好きです。将来は素粒子物理学の最先端研究機関であるcernで研究したいとも考えています。でもその方は早口で難しい言葉で周りの理解を置き去りにしたような
話し方でした。
僕はそんな早口で一方的な議論はしたくないです。
これらの理由から、
正直mensaに失望しています。…た。

私は海外ドラマ以外テレビは見ないが、その番組は少し前にYoutubeで確認したよ。
スキップができないキュートなメンサ会員女性が出る番組だな。東大首席の山口女史も4段くらいの跳び箱で落ちて骨折したそうだ。興味深い傾向だ。

居酒屋オフ会にて、M理論について語るラジオのような男性のことを言ってるね。
私が思うに、あれはテレビ局から「高知能集団っぽい話をしてもらえますか」と頼まれてやってるんじゃないだろうか。
山口女史が本に書いていた。テレビで見る東大医学部生がいつも上から目線で大っ嫌いだったが、東大に入った後、直接会ってみると普通の人達だったと(そして女史は首席卒業を狙えることを確信する)。蓋を開けてみれば、テレビ局から「できるだけ上から目線で話してください」と頼まれてやっていたことらしい。見下されてるような気がすることで「悔しさ」をバネにする人達もいるんだ。「勝ち組」という“魅せ方”ってやつだ。
考えてもみよう、そのラジオのような「彼」はあまりモテそうには見えない風貌だったが、すぐ隣にとても綺麗なメンサ会員の女性が2人いたね。それ自体が不自然だ(笑)。だからあれは決して「日常」ではないセッティングされたシーンだ。という分析でどうだろうか(笑)。
※ついでで申し訳ないが、その「彼」にはこの場を借りてお詫びしたいemoticon-0127-lipssealed.gif

テレビは「ショー」だ。現実とは分けて考えた方がいい。

それに彼らは大学生だ(確かそう画面に表示された)。大学生はまだインプット中の人達だからね。これからアウトプット側に周り、社会に貢献して行くであろう人達だ。高知能な大学生を見たからって世の中は何もわからない。むしろ東大を目指す少年にとっては、数年後に無料で毎日見ることができる「当たり前」の景色だ。だから少年は決してテレビで「ゴール」を見たわけじゃなく、始まりに過ぎない「序章」を見ただけなんだ。

CERNと言えばLHCだね。ジュネーヴにはロマンがあるね。
ブラックホール、いわゆる「渦巻き」は神秘的だ。台風やハリケーン、海で起こる渦巻き、勾玉の曲がり具合と黄金比もそうだし、カシューナッツの形も同じだね。ヘビのとぐろや「巻きグソ」もその一種かもしれない。渦巻きが重力で縦方向に引っ張られ、底に到達すると横に広がらざるを得ないからね。そうやって宇宙は拡張してったんだ(多分)。

私は10年程前まで、SETI@HOME地球外知的生命体探査に参加していたよ。自宅のパソコンの暇な時間を、分散コンピューティングに参加させるんだ。電気代はこっちもちだけどね。そのうち科学技術計算はあのスタイルで落ち着くだろうね。どこかの誰かの家で計算結果が出る時代だ。
ちなみに私のマシンでは火星人とは知り合えなかったよ。


なんか自分語りが長くなりましたが、本題に入ります。
つい3時間前にチャーリーさんのブログを見つけました。僕はさらなる自慢のため世界の高知能団体を調べていたのです。
正直非常に驚きました。
この人以上に頭が良いと思う人は今までいませんでした。mensaの人ならわかると思いますが、知能に関しての統計、特徴、歴史、現状、研究、その他もろもろ多くのことを調べたはずです。それらを見る度に優越感に浸れますからね(笑)

少年はそうかもしれないが、私は調べれば調べる程、むなしくなることが多いんだ。
わかり合えるだろう人が少ないかもしれない事実を突きつけられているかのような気持ちになるからだ。
でも、そこに陥ってしまうと気が滅入ってしまうから、何か1つでもいいことを見いだせないかと心がけているよ。

「優越感」を求めるのは、まだ自分の居場所を確立していないからだ。
嫌という程の、飽きるほどの賞賛と拍手を浴びると、そのうち「優越感」というのは必要のない感情に変わる。みるみるうちに優先順位が下がるんだ。実るほど頭を垂れるというね。
「報酬」もまたその1つだろう。高い報酬をもらえばもらう程、他人がその報酬を払う価値があると思ってくれているのだから、もはや「優越感」という感情なんて消え失せるものだ。
そう、優位性を「示す」必要がなくなるのは、もう相手が敬意を「示している」からだ。


それらの僕が調べ、閲覧していたサイトがチャーリーさんのブログに多くありました。一つ一つ大変丁寧に考察されていました。
2%は50人に一人ではない
山口さんの語る 「俯瞰力」 とは
知能、お金、容姿についての人々の理屈
その他もろもろ素晴らしい考察でした。
今までの見てきたサイトの人々とは違う視点での考察で、とても刺激を受けました。身代金の例えは非常に納得でした(笑)

83,000字の中から身代金の例えに反応するとは、ミニ四駆の取扱説明書を隅々まで暗記していた私の少年時代に似ているね。
あれは一番伝わりにくいんじゃないかと思った表現だったんだ。


生まれて初めて自分より頭の良い人に出会いました。チャーリーさんのWAISのIIIの結果は140だそうですが、僕にはもっと上に感じられます。きっとIQ以外も優れているからでしょうね。数あるmensaへの批判も論理的にわかりやすい例えを用いて考察していました。

少年はまだ少年だ。これからもっと沢山の優れた人達と出会うはずだ。

私のIQ 140は、気象予報士さんの綺麗な脚に見とれていた時間も影響しているだろうし(笑)、コントみたいなこともやっていたからね。でも150は超えないだろう。
私は1日中冗談を言ってるんだ。そのうち周りはどこから本気でどこまでが冗談かわからない人も出てくる程だ。
少年はメンサのラジオ的な男性のことを、「早口で難しい言葉で周りの理解を置き去りにしたような話し方」と表現したね。彼が普段もそういう話し方をしているとは限らないという前置き付きで、子供の口にご飯を入れて食べさせてあげるシーンを思い浮かべてみてほしい。こっちのペースであれもこれも矢継ぎ早に放り込んでいたら、例えそれがどんなに身体にいいものであっても、そのうち飲み込むのが間に合わずに吐き出してしまうね。吸収するには消化するための「間」を置かなくちゃいけない。私にとってそのスペーサーみたいな役割が「冗談」なんだ。
他人の「理解」を求めるなら、他人が理解しやすい環境(すなわち「間」)が重要だ。コメディアンにとっても「間」こそが全てだ。武道でいう「間合い」も同じだ。間合いを読み違えると自分がやられてしまうからね。


また、挿入されている写真も気に入りました(笑)

一応カメラマンだからね。大人になると「仕事してるふり」もしなきゃいけないんだよ(笑)。
オードリー・ヘップバーンがジュネーブからティファニーへ綴った手紙がとても洒落てるよ。「周りの理解」だけに配慮した手紙だ。だから彼女は大スターなんだ。


チャーリーさんのブログにコメントしたいのにコメント欄が無いのでわざわざFacebookをインストールしてここに書き込みました。そのくらい、そうしたくなってしょうがない程に僕は衝撃を受けました。

嬉しいよ!
MITの女学生も、とても複雑で特別な手法を用いて私にコンタクトを取ってきたよ。

何の手続きもなくただそこにあるコメント欄はあまりいい結果にならないと思うんだ。
全部読まずに発言したり、またそれに噛みつく人が出てきたり、仲介に入った人の揚げ足をとったり。ほとんどブログとは無関係のところで争いが起きる。統計的にね。
本当に何かを伝えたければ、少年のように、伝える手段を考えようとするからね。恋に落ちた人達を見たらわかるね。「傘がない」の歌詞のように、人は何かに夢中になれるように作られているんだ。


僕はあなたと話したい、友達になりたい。mensaに入会して本当に良かった。心から思います。
いつか、あなたに会えることを願っています。

メンサには他にもオモシロイ人がいるはずだ。
私に集中していると、私を見た時に幻滅する可能性が高まるから、今のうちにリスクを分散しておくんだ(笑)。

現に少年は自分の力で私を見つけた。だからメンサに失望する必要はなかったんだ。他のメンサの会員が私を見てオモシロイと思うかと言えばそうとは限らないしね。
まだ2,000人しかいないんだから、254万人になるまでジャパン・メンサに対する最終評価は待ってあげてほしい(笑)。


では、明日も学校なので寝なくては…
興奮し過ぎて寝られなそうです(笑)

そのテンションわかるよ。私も真夜中に笑いが止まらなくなることがよくあってね。ある何かに気付いた瞬間、自分の馬鹿らしさと、それに気付くことができたことが妙に嬉しくなって、何もかもが可笑しく見えることがあるんだ。だって歯を失うと記憶力が低下するなんて思いもしないだろう?


大学生になったら、ルチアーノ。行きますね(笑)

少年がお酒が飲めるようになる頃には、2号店が銀座あたりにできているんじゃないかな。
そのためにも、タキシードを揃えてパーティーの準備をしておかなくちゃね。
1号赤坂店には、ドレスコードと20歳未満お断りという決まりがあったんだ。

タキシードと言えばね、「自分は頭が良いんだと周りに思われたい。」と今後も思うならという前提で。
高知能であるならば、ジェントルマンでなきゃならない。
なぜならジェントルマンでなければ、人口の50%(すなわち女性)に高知能を認めてもらえないからだ。受け入れてもらえないんだ。

少年がいつの日か出会うこの世のものとは思えないほどの素敵な女性から、「そんなに頭いいんだったら、私をホレさせてみなさいよ」って言われたらどうするかな。
「そんな高飛車な女、(チャーリーが言っていた)“身代金”女だ!」と思う前に、彼女は少年にホレたがっているんだ。ホレていい根拠を少年に魅せてくれと言ってるんだ。
そこでメンサの会員証を出すだけの男なんて、ホレる理由にはならないね。

知能とはそういうことだと思うね。

少年が、東大に合格するのを楽しみにしているよ。
お便りありがとう。とても勉強になった。



あとがき
最初で最終回のこのコーナー。
少年の若きパッションと真っ直ぐな想いに、何か応えずにはいられない衝動に駆られた。
サバントの「マリリンにおまかせ」風に書いてみた。改めて読んでみると、彼女はこの上なく的確であり、優れた人格まで備わっているように思える。
世界最高のIQ保持者である彼女には足下にも及ばないにしても、これから年を重ねていく上で、役に立つオッサンにならなくてはいけないなと思った。
山口女史の最新著書『いいエリート、わるいエリート』に習って、『役に立つオッサン、役に立たないオッサン』でも書いてみようかと思った次第であります(笑)。


このお便りは「噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。」に対するコメントとして寄せられた。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。 現在ページ。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)

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by charlie-ls | 2015-09-25 19:06 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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