頭の良さと愛情。母性本能と防衛(生存)本能から見る人類の選択。

人類はどんどん頭が悪くなっていることが判明! 各国で止まらない知能指数低下の謎』という説もあり、昨年、山口女史の『おバカってカワイイ?』を読んだ際にもソレを思い出した。

ットを飼う人達を観察していると、ペットのおバカな行動を見て「カワイイ」と言う。

しかし、賢い行動を見るとなぜか飼い主が誇らしげなドヤ顔は見せるが(生まれ持った知能の賜ではなく「しつけ」がイイと思っているのだろう)、「カワイイ」とは言わない。

私から見れば、その賢い行動こそが動物の本能や知性、多様性を垣間見せ魅了して止まないところだと思うんだが、例えば犬が飼い主以外に尻尾を振ることを好まない(ヤキモチを焼く)人もいる。

そこで飼い主達にそのカワイイ・カワイクナイの違いは何なのかと尋ねてみたところ、おバカなところがカワイイらしく、自分がそばにいてあげなきゃいけない感がまた更に「愛おしい」らしい。母性本能だ(ちなみに全員女性)。

※最近の研究では、「母性本能」というものは存在せず、後天的に覚える(刷り込まれる)ものらしい。女性はこうあるべきという習慣・文化によって創造されたもののようだ。女性に子育てを押しつけるために生み出されたのかもしれない。一方で「父性本能」は先天的に持ち合わせているらしい。

ある日家に帰ったら、飼い犬が自分で買い物に行って、ソファーでドッグフードをボリボリ食べながらナショナルジオグラフィックを観ていたらどうかと問うと、誰一人「カワイイ」とは言わなかったし顔をしかめた。

賢く自立していると、自分を必要としないから可愛くないということか。

だとすれば、人は自分よりおバカな人しか愛せないのだろうか。

ということは、DNAレベルの知能とは、下がることはしても上がることはないことになる。8割が遺伝だから。冒頭の記事について大方説明が付く。

/*
この説から行けば、頭の良い人は愛せる対象者の範囲が広くなり、そうでない人は僅かな範囲の人しか愛せないということになる。
*/

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こで人類(女性)は、潜在的にこの“流れ”に危険を察知し「DNAを買う」という行動に出たのかもしれない。近年。

つい数年前まで私は、この“選択”について自然の摂理に反するんじゃないかと漠然とした「賛成はしない」ポジションをとっていたが、もし人類絶滅(または後退)の危機を感じ取った女性達の防衛(生存)本能がそうさせているのだとすれば、それもまた自然の摂理だと考えるようになった。

母性本能は後天的なものだから「本能」ではなく習慣的(学習して身につける)なもの。一方防衛(生存)本能は不随意神経や反射神経のように元来動物に備わっているものだ。だとすれば、母性本能の「おバカでカワイイ」を信じるよりも、DNAをカタログスペックから選択しその子孫を残そうとする「防衛(生存)本能」を信じるべきなのかもしれない。

信じるべきというよりは、その声に耳を傾けてみるべきと言った方がいいか。

ハイスペックな女性を敬遠する男性然り。おバカなペットが愛おしい女性然り。彼女や妻が“世間を知る”ことを恐れる男性然り。子供が自立すると嬉しさよりも寂しさが勝る母親然り。弟子が外を見て多くを学ぼうとすると機嫌が悪くなる師匠然り。国民が賢くならないよう他国の情報を見せたがらない社会主義国然り。

自分が頼られ続けることによって自らの存在価値を見いだし、その自己愛の道具として他人を縛り続けるのだとすれば身勝手極まりない。他人を犠牲にし自らを満たすのだからではなくだ。

犬派よりも猫派の人の方が知能が高いというデータがある。私は犬派(ブルドッグ、パグに限る)だが、尻尾を振り無邪気に転げ回る犬に対し、猫の「別に」という態度は決して「ご主人様がいなければ私は生きていけません」という依存的な媚び・上目遣いは見せていないことから、今回書いてみたことと照らし合わせると一定の説得力がある。

ならば女性が自立しようと社会進出を進める動きは賢さの象徴であり、もし自分よりもおバカな女性でなければ愛せない男性が多いのであれば、女性の地位が上がれば上がる程釣り合いのとれるカップルは誕生しづらくなる。こうなったらカタログからDNAを選択し購入しようかという女性の決断は、今後ヒトが生存し続けるために軌道修正をはかっているのかもしれない。

少なくとも女性は自分よりもおバカな男性を選ばないのならば、やはり母性本能のソレよりも防衛(生存)本能を信じる方が合理的だし、進化論(適者生存)を信じるならば当然でさえあるように思う。

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女性はどんな決断を下すのか。Photo: 2014年 赤坂ルチアーノショー

バカであること=愛おしさとは、ライオンのように(自分の遺伝子を引き継いでない)子供を崖から突き落とし、這い上がってきた子供だけを育てる(獅子の子落し)ようなスタイルは正反対だし、肉食動物のように子供が小さい頃から狩りを教える「自立」前提の育て方とも正反対であり、甘え=依存度こそが愛情の深さに結びつくならば、自立しないことこそが永遠の愛の礎となることを意味し社会は破綻する。

参考資料:残酷度は共食い以上! ライオンの「子殺し」の実態を獣医が明かす

上記記事では、「ダメ男」と共に生きるメス達の“選択”が見てとれる。

根本に立ち返ると、自立=自分のもとを離れていく(愛情関係の終了)と受け止めてしまう精神性に問題があるように思うが、「私がいなければこの子(人、動物)は生きていけない」感に愛情の根源を見いだしてしまうと、代理ミュンヒハウゼン症候群に陥りかねない。

なぜなら、依存度を元に愛を感じるのであれば、依存し続けるようにしむけることが予想されるからだ。自立を愛情関係の終了だと感じている以上、終わらせないためには自分がいなければならない状況を作りだそうとする

収入がなく、出ていきたくても出て行けない(または親権を失う可能性のある)妻に対し「どうせ行くところなんてないんだろう?」的な態度をとる夫も然り。そこには依存から生じる立場の優劣が存在する。そして人類は長い年月、女性が自立しないようにしむけてきた。

そこに疑問を持たないはずがない高学歴・高地位な女性達が、まさか自分よりおバカな男性を選ばないだろうことを考えたら、「おバカがカワイイ」という感情は、独占欲、所有欲、支配欲を源とする欲求・欲望であって“愛”ではないんじゃないか。

と私は常々感じている。

ットを飼う人達の中には、「ペットは裏切らない」から好きという人が一定数いる。では、ある日突然“彼女”を連れてきて、「今まで世話になったが家を買って2匹で住むことにしたんだ。家を出るよ」と犬が自立と「これからの人生」を告げてきたらどうかと問うてみると、誰一人カワイイとは言わず「ムカつく」とさえ言った人もいる。結構真顔で(笑)。

恐らく飼い主達はペットに対する「愛」に疑問を持っていないし、本当に可愛がって育てていると思うが、「自分の欲を満たしてくれている限り愛する」という一面を感じなくもないことが多々ある。

「欲を満たしてくれないなら愛さない」のだとすれば、「私に興味がなさそうなあの人=冷たい人」という発想にも頷ける。本人には悪いが(笑)。

果たして“愛”とは何かに引き換えられるべきものなのだろうか。

近々「愛と見返り」についてアップしたい。

あとがき。
考察:乳児のアタッチメント

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
【国】ITパスポート試験合格(笑)。
【国】情報セキュリティマネジメント試験合格
【国】臭気判定士
薬学検定1級試験合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
【公】メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
【国】情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。
【国】ファイナンシャル・プランニング技能検定2級試験に合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


Commented by Shun at 2017-08-23 13:57 x
初めまして、生物系の博士学生です。
最近同様のことを考えていたので楽しくなってしまいコメントしました。(ただのコメントです)
>>「『おバカがカワイイ』という・・・”愛”ではないんじゃないか」
同感です。これらは構造として、他者を自分の下位に配属する、つまり自己の優越心を擽っているだけの行動に見えます。端的に言うならマウンティング(笑)。
そして恋だの家庭だのと大義名分を振りかざしてまで他個体をマウンティングせざるを得無いのは、確立していない個の(森羅万象に対する)評価軸、ソレによる卑屈なまでの劣等感(低い自己肯定感??)、そしてその劣等感を払拭する為に他者を見下さないと気が済まない、という歪んだ精神構造によるものだと解釈しています。僕のイメージする愛とは全く方向性が違います。
興味深いのは、結婚して4年位の女性に「旦那さんを”愛”してますか?もしそうならそれは何故?」と訊いてみたところ、「愛している。ダメな私を愛してくれるから。」と返ってきたことです。僕が言いたいこと、チャーリーさんなら書いてないことまで含めて読めるはず(笑)。僕(ら)は蜃気楼を追い掛けているだけなのかも知れません。
最後に「近々『愛と見返り』についてアップしたい」について。世界最古のビリオンセラー(笑)にはアガペー(無償の愛)が真の愛と明記されていて、エロース・フィリア・ストルゲーとは一線を画している感があります。こう言うことって言うのは、もしかしたら、一々教義として言わないと人間は本来的な性向としては逸脱してしまう類の事なのかもと思います。では、真の愛とは本能なのか。人間とは何者で、どこに向かって生きていくのか。今後も記事をとても楽しみにしております。
Commented by charlie-ls at 2017-08-23 20:13
こんにちは。
世の中あらゆるところに「マウンティング」が見られます。優位性を保つために他者を自分の下に置く。何とも身勝手な生き物です、ヒトは。
「愛している。ダメな私を愛してくれるから。」その風景が鮮明にイメージできます。ダメな私でも愛してくれるお相手の愛はアガペーと成り得ても(優位性維持とか目的があれば別ですが)、「ダメな私を愛してくれるから愛している」という愛は交換条件付きですね。その“取引先”と交わす契約こそが結婚と化しているのであれば、そろそろリニューアルしてもいい頃合いではないかと思います。
先ほど公開した投稿に、まさしく最古のビリオンセラー(笑)を頻繁に持ち出す女性が登場しています(笑)。
近日公開『愛と見返り』にご期待いただけたらと思います(笑)。
Commented by shi-na at 2017-08-25 10:20 x
こんにちは、はじめまして。
いつだったか、メンサとは何か調べた時にここへたどり着き、以来楽しく読ませていただいてます。
今回は、初めてアレ?と思いまして(私の頭が足りないだけなのかも)。

支配欲を源とする欲で愛じゃないんじゃないか…というのは、まったく同感なんです。
不思議なのは、何故、「カワイイ」だとか「愛おしい」という形容詞が「愛する」とイコールになっているのか、なのです。

基本的に、愛するって、両者がお互いに思い合うことでお互いにプラスの方向へ向かうことをいうのだと思ってきたので、カワイイだとか愛おしいだとか思ったからといって、愛しているわけじゃないような…。
恋愛を愛だとか言ってしまう類に似ていて、とても違和感を覚えました。(もちろん、恋愛がきっかけで愛になりうる事はあると思いますが。)
愛じゃないだろうと否定しているところは同意するのですが、途中が腑に落ちず、もやもやと…。

私は女ですが、確かに頭のスペックが高い人は、2割増しくらい輝いて見えますね(笑)本能だと思えば、それじゃあ仕方ない(笑)とも、だから親しい男友達はみんな高学歴高地位(私よりもハイスペック)なのかとも思いました。
というのは、親しい友達=愛=お互い向上する関係だからです。子孫を残すには理にかなっているなと。
また次回を楽しみにしています、見返りで既にハテナになっているので、きっと結論に納得してしまうのだろう(笑)という感じで。
Commented by charlie-ls at 2017-08-25 12:16
こんにちは。
少し書き足りなかった感があります。
ペットがカワイイ・愛おしい→なぜか→おバカで自分がいないと何もできないから、ペットは裏切らないから→“だから”愛しているという条件付きの愛情であっても、飼い主は全く疑いもなくペットを「愛している」と断言します。実際に何よりもペットを優先し行動している人達が多いので、決して嘘ではないのでしょう。しかし犬が自立したら「可愛くない・むかつく」という感情に変わってしまうのであれば、それは愛ではなく欲ではないかという視点です。

人も同様に、男性が自分よりも高学歴だったり社会的地位や所得の高い女性を結婚相手として選ばないのであれば、それは愛ではなく自己顕示欲や支配欲によるマウンティングの道具ではないだろうかと問うてみました。そうであれば、各国で止まらない知能指数の低下が裏付けられるのではないかという考えです。

そこで「結婚=愛」ではありませんよという前提で考えるならば、圧倒的大多数における「愛」の定義はもはや「欲」であるので、「愛」というサウンドは本来の愛を指すものではなくなってしまっています。

それを危機としてとらえた女性達が「DNAを買う」という選択に出たのではないかと推察すると、欲を愛だと思い込んでしまっている人達とは一線画する存在に見えてきたという文でした。

「愛と見返り」は今月中アップ予定です。
Commented by shi-na at 2017-09-16 14:19 x
こんにちは。
ありがとうございます、納得致しました。
チャーリーさんご自身が、可愛い・愛おしい=愛するという図になっているのだと思ったまま読んでしまっていました…お恥ずかしい。
飼い主さんが「愛している」と仰ったとして読んだら、なるほどな、だから見返りとDNAを買うへ話が進むのだろうな…と納得致しました。
字数とお時間をおかけし、申し訳ありません。

今の「愛」とは音だけの「欲」となっているのですね。
あまりにも周りの言う「愛」と合わないことが多いので、参考になります。
「欲」がないのはホトケさんくらいでしょうし、欲そのものが悪いものとは思いません。一方通行すぎるのは好ましくないとも思いますが。

チャーリーさんの、高学歴の女性を結婚相手として敬遠するのはー自己啓示欲や支配欲、マウンティングの道具ではないか…仰る通りだと思います。
ただ、それは、相手を「理解しようとしない、したくない・自分が理解できる範囲内だけ理解したい」という事が根幹にあるのではないかと思います。

結婚相手であれ、友達やペットであれ、自分の考えと異なる考えや物事を本当に理解しようとする時、自分が今まで構築した人生観のようなものが根幹から崩れてしまいます。
自分が築いてきた人生観が根幹から揺らぐなら、再構築するのに労力も要るし、理解出来ないものは排除した方が楽だと考えるのでは。
それは、男性に限ったことではないとは思いますが、昔なら、上流階級は上流階級と結婚するのが常でしたし、上流階級なら女でもある程度教養が求められ、知能も保たれていたように思います。
Commented by charlie-ls at 2017-09-19 20:50
こんにちは。
「字数とお時間をおかけし」という表現オモシロイですね。
「この度は大変お字数をおかけ致しました」的な用法で今後拝借するかもしれません(笑)。

「理解できる範囲内だけで理解したい」というシーン、日々見聞きします。
ドラマ『ドクターハウス』シーズン6第9話の“平凡な天才”を思い出します。
URL:https://tmblr.co/Z3azmi26fcYyA

自分の知らない領域を垣間見た途端“愛”が崩れる奥さんに対し、薬で知能を下げてでも引き続き奥さんと一緒に歩む人生を選んだ天才との想いのズレが切ないです。

そのうちいっそ「愛したい部分だけ愛するという」モジュール型(笑)がスタンダードとなるのでしょうか。

欧州では今でも同じクラスの人達でないとわかり合えないという意識が強いですね。風通しが悪くなることを除けば大方そう思うことが多いです。
by charlie-ls | 2017-08-14 17:20 | 個人ブログ | Comments(6)

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