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今回はこのテーマ。

「世界はポピュリズムに流され無責任な社会に」英米在住のジャーナリスト、EU離脱とトランプを語る
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/01/eu-trump_n_10767194.html


とてもわかりやすい記事でオススメ。

ピュリズム。まさしく。

これをちょっとした「ゲーム」的な見方で“心理”“理論”を分析してみた。

例えば従業員100名の会社で「100万円の臨時ボーナスを出す」と発表される。
「私こそ、それを受け取るのに相応しい働きをした者だ」「あの人こそ受け取るべき人だ」という人は名乗り出て(指名して)くださいとのことだ。当然その後審査する。名乗り出ない(指名されない)限り絶対にボーナスはもらえない。
これは、会社が上から眺めて評価を下すよりも、普段の仕事ぶりをよく見ている同僚目線で誰が相応しいと考えているかを知るために行うもの。同僚の目が怖ければ、サボっている人が名乗り出たりはしないのだから。すなわちお互いを監視させ「密告」を誘発する因子を持っている。

日頃から散々「こんなに働いているのに」と自分の賃金に不平不満を言っている人にはまたとないチャンスだ。

しかし、先陣を切って名乗り出た者は、その後大方(影で)袋叩きに遭う。同僚に(笑)。「あいつがもらうくらいならオレの方が相応しい」とか、後出しじゃんけん的に「あいつが相応しくない10の理由が噴出する。仕事中より巧くパワーポイントを使って(笑)。それを見た他の同僚は「おー、怖い怖い。自分から名乗りでるもんじゃない」と学習する。自分がボーナス100万円をもらった場合、皆が賛同してくれる自信がないから。心のどこかで100万円分程の仕事量・能力差がないことは“実は”自分が一番よく知っているからだ。

そこで、「100万円を100人の従業員(全員)で均等に10,000円づつ分けるのがいいんじゃない?」という、まるで戦後の配給のような均等主義が出てくる。競争は嫌いだ(勝てる気がしない)が、自分も確実に10,000円もらえる方法を選ぶ人だ。一瞬(30秒くらい)、平等で公平で巧くいくように見えるかもしれないが、そうではない。一般人の思考の通過点でしかない。この問題は、「同じ10,000円」づつもらうことが不満な人がいる(多い)からすぐに破綻する。むしろこちらが本質的な不満だという点も見逃してはならない。

この「不満」の度合いは、臨時ボーナスによって裏側に潜んでいた「欲」を刺激されたことで、何ももらう予定のなかった(ボーナスの話しが出る前)時点より強い。「もっと自分の仕事の見返り(対価)が欲しい」という欲とは別に、「私は●●よりもっとよく(沢山)働いている」という、同僚に対する「優劣」評価の不満(自己顕示欲)が加わる。ボーナス自体が存在しなければ、少なくとも不満の標的は会社1つだったが、ボーナスが発生して、もらえる・もらえないや金額の差が生じた途端、全員が敵になる(可能性を大いに秘めている)。

早い話、「あいつが10,000円のボーナスをもらうなら、オレは30,000円はもらってもいいはずだ」と。そして「オレが30,000円もらうに相応しい5つの理由」みたいなのが噴出する(笑)。もうこうなったら根回し、プレゼンテーション合戦だ。自分から名乗り出ずに「指名」票を得るため。

/*
日本人は「謙虚」で「慎ましい」ことになっている。欧米人のように自ら「私は他の誰よりもいい仕事をしています。ですから賃金を上げてください。或いは臨時報酬(ボーナス)を出してください」とは言わずに、“全体的な流れ”<ホリスティックでオーガニックな(笑)>によって(できれば自分は望んでいなかったが仕方なしに)高い賃金を得ることになったと振る舞える環境を作り出そうとする。「言い訳」好きだ。
「もっとお金が欲しい」というと、自分が強欲であり、お金のために仕事をしているように思われそうだから、自分から要求せずに勝手にもっともらえる流れを望む。プロファイリングする上で、これは追加の報酬を受け取り、更には「強欲だと思われたくない」という欲も同時に満たそうという、見事な強欲ぶりに注目すべきポイントだ。「聖人」のままお金もらおうという魂胆だと言える。
*/

そもそも会社は「100万円を受け取るのに相応しい働きをした」と名乗り出た(或いは指名された)人に臨時ボーナスを出すと言っているのだから、10,000円の均等配分はおかしい。サボってた人も受け取ってしまうのだから。よって最初のルールも忘れて(理解できないまま)「均等分配しよう」なんて言い出すセコい人は、そもそもルールにそぐわないし同僚の理解も得られないから、初期段階でこの理屈は破綻する。5人中1人は必ずそんなタイプの人がいる。

放っておくとこうしてダメ集団していく。

会社側はしびれを切らし、「では今回は立候補(指名)なしということで・・・」と終了宣言しようとしたところ、ちょっと賢い人が「投票制」にしようと考える。ゼロで終わるくらいなら、自分が「指名」を受ける可能性にかけてみたいから。「もしかすると彼女はオレのこと好きかも」的な発想。「みんなで誰が沢山もらうに相応しいか(自分以外に)投票して、その数の比率で決めよう!」と発案する。「選挙」の始まりだ。「みんなで決めたんだから不満はないだろう」ということで、これを「民主主義」だと思い込む。

が、当初会社が提示した「指名を受けた人」(積極的)とは違い、全員が必ず誰かに投票しなければならない点(消極的、受動的)に問題がある。「この人だ!」という意思による指名と、「この中から選ばなきゃいけならいならこの人かな」ではまるで違う。「該当なし」(この中に相応しい人はいない)を生み出さない仕組みだ。

※ここでの“相応しい”は、「100万円を手にする唯一の人」という存在。33万円づつ3人なら該当者がいるかもしれない。

/*
ちょっと余談だが、「指名1番」になる自信のない人は、このままでは「ゼロか100か」になってしまうので、「3等賞くらいまで定めよう」と言い出す。例えば50万円、30万円、20万円だ。深読みするとこの心理は、投票によって「ぶっちぎりの1等」が出てしまうと、今後は会社だけでなくその「圧倒的なカリスマ」の支配下に置かれる可能性を敬遠し“スター”を出したくない心理だ。何気に男性社会に多い。
*/


ここまでで重要なのは、「他人の不満」こそが「人々の恐怖」であるという点。
民主主義を「引き」(寄りの反対)で見ると、民衆の敵は民衆だ。組織の上層部じゃない。だからこそ民主主義と呼ぶんだが。

また、とりあえずはみんなで決めて20万円でも30万円でもいいからボーナスをもらった「前例」を創らないと、いつまでたっても5万円すらほしいと言い出せない環境が続くから、「前例」すなわち「盾」(礎でもいい)になってくれる「強い人」を求めるわけだ。「求められたリーダー」そして「創り出されたリーダー」の始まりだ。※ココでも重要なのは、「創り出した」のは上層部ではなく民衆だ。

オモシロイのは、既にこの時点で、「絶対的にこの人!」という人は、そもそも存在していない集団だということがわかる。ミンナ大して誰も支持していない。

とった具合に、ミンナでやろうとすると好き勝手なまとまらない集団になるし、かといって圧倒的なカリスマ的リーダーが常に存在するかというとそうでもないから、仕方なしに誰か選ぶしかない的なのが社会の図式だ。当初求められていた積極的支持と、投票制度で生じた消極的支持との違いだ。


こから先は、それでも投票を進めようという前提で考えてみた。
会社側は「投票制」を取り入れることにしたが、ルールを変えず100万円=1人のままとする。
ただしちゃんと「投票」の結果に根拠を持たせるために、ボーナス候補者(投票の当選者)は最低でも全体の20%(=20人)の票が取れなければ該当者なしとする。また、全員が「相応しい人」上位3人と、「絶対反対」上位3人の計6人を投票し、どちらにも「該当なし」の投票を認め、もし「相応しい人」の票で上位になっても、「絶対反対」の票の数が上回った場合は該当者なしとする。

支持1位:
支持2位:
支持3位:
支持なし(該当なし)

反対1位:
反対2位:
反対3位:
反対なし(該当なし)

という具合。
※更には「投票拒否」も用意した方がいいかもしれない。投票そのものに不信感を抱いた場合のためにだ。

/*
「投票」の結果に根拠:ここでは20%にしてみたが、考えられる事象から適時割り出せばいい。防ぐべき行為は、みんなで申し合わせて、AはBに、BはCに、CはDに投票するようにという小細工が発生し、全員が1票づつで1位になってしまうなどだ(結局1人1万円の均等割り)。

仮に10%に設定した場合、10人の人が約10%均等に票を獲得すると、この10人は他人から見た評価の差がないため、その中の1人が(更なる頂上決戦で)100万円のボーナスを1人占めするには値しない。例えばA〜Jの10人が全体100人のうちA:10票、B:10票、C:10票、D:10票、E:10票、F:10票、G:10票、H:10票、I:9票、J:11票という票を獲得した場合。10%に満たない「I」(9票)は落選するが、A〜HとJを比べてもたかだかしれていて、1票だけ多かった「J」または誰がボーナスをもらおうとも、同じ数だけ「え〜あの人ぉ?」と不満を持つ人がいることになる。

この数値を高く設定する程、「圧倒的カリスマ」が登場する可能性もありつつ、「該当なし」が発生する可能性も高まるため(通常100人中20票を集めるのも難しい)、母集団の特性を見て慎重に決定する必要がある。

「相応しい人」上位3人と、「絶対反対」上位3人を投票する理由は、最も人気のある人が、同時に最も嫌われている可能性も考慮する必要があり(例えば好き51人、嫌い49人のようなケース。今回のイギリスEU離脱投票結果のように)、そういったタイプの人が選ばれると、組織としてはその後の「混乱」「反乱」によるデメリットの方が大きくなる(場合によっては半数が辞めてしまう可能性さえある)。

民主主義と確率論。多数決と昼飯から考察。』に、ランチにそば、うどん、ラーメンを選ぶ例で詳しく書いている。

http://ameblo.jp/lucianoshow/entry-11769733290.html
*/


こうして見てみると、選挙とか多数決とか投票制とか、いい加減考えられる問題点を修正し、改訂版、すなわちバージョンアップ版へと移行した方がいいんじゃないかと思う。これだけ「アルゴリズム」社会になった割には、初版のまま全く改訂されない手付かずの分野だ。

/*
実際の社会においては、改訂し続け、せっかく確実な人気投票の仕組みを獲得したとしても、「自分は票が取れない」可能性だけを学び取る人達がいる(自分中心)。その結果、誰が優れているか(選ばれるか)よりも、「立候補者達にどんな問題があるか」のぶちまけ合いが主流になってしまうのが世の常。更には投票の結果が気に入らず、引きずり下ろすためにスキャンダルをすっぱ抜こうとする努力に明け暮れる。生産的ではない。
*/

ま、そこが冒頭でご紹介した記事の内容そのままで、どんなに筋道立てて説明に時間を割いたとしても、「理屈はいいから、自分達のこの怒りを何とかしてよ」的な感情の方が重要になってしまっているこの世の中においては、いっそドナルド・トランプのように、言いたい放題ぶちまけて、あたかも「理屈じゃない!民衆の見方だ!」であるかのように振る舞う方が支持が得られやすい。

津山 トランプ氏が支持されている理由として、日本ではよく知られていない要因が2つあります。1つは、トランプ氏の支持層である、大都市に住んでいない年配の白人有権者たちに大手メディアの報道が浸透していないことです。彼らはまず新聞をとっていない。そして夕方のニュース番組もちゃんと見ていない。でもトランプ氏は、「ジ・アプレンティス」というリアリティショーのホスト役を11シーズンもやっていたから馴染みがあるし、ちょっと変わった面白いおじさんだよねっていう好感を持たれているんです。

そもそも論だが、「真のリーダーを見抜く力」は、リーダーになる資質と同じくらい貴重な能力だ。皆に備わっているものではなく特別な能力。誰もが一流プロデューサー、一流スカウトマンになれるわけではないように。だから自由に選ばせたところで正しいものを選ぶ保証はないどころか、相場や深夜のテレビショッピングと同じように、大方変なものを掴むようにできているという点を忘れてはならない。

イギリスEU離脱の国民投票は2つ考えられる。
1つはタンブラーに書いたソレ。よくあるお調子者手法。
もう1つは、イギリスをEUから離脱させたいが、政治家の判断で決めてしまうと、残留派の国民の暴動が怖いから「民衆に決めさせよう」という考え方。要は常に人口の8割は現状に不満を持っているのだから、「どうしたい?」と聞けばほぼ間違いなく「今と違うもの」(離脱)を選ぶという先読み(逆張り)心理戦みたいな手法。

やれやれだ。

しかし。
決まったからには前を向くというのがこれからのリーダーであり、何でこうなったんだと反省し続けるのはこれまでのリーダーだ。

そんな本日のBGMは、Anarchy in the U.K. - Megadeth(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=rOYKFIsrnRM

新しい大英帝国に期待し応援したい。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-07-30 22:21 | 個人ブログ | Comments(0)
今回はこのテーマだが、違うアングルで。

うつ病を知る・神経伝達物質とは?|うつ病について知る|うつ病 こころとからだ
http://utsu.ne.jp/learn/cause/cause_01.html

経系の最小単位であるニューロンは、隣のニューロンとつながっているわけではなく、先っちょにシナプス間隙(かんげき)という20nmほどの隙間がある。これを飛び越えて情報を伝達する際に必要なのが神経伝達物質(化学伝達物質)であり、アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなどが有名。これがなければ情報はそこ止まりになり、うつ病の場合は、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが少ないため、幸せ感を感じづらく(刺激が伝達されなく)なり憂鬱な気持ちになる。

ここまでは大凡アロマテラピーインストラクターでも学ぶことなので、自分用のおさらいでまとめてみた。

この仕組みがまるでプログラミングの「if」(または「switch」)分岐のように見えるというのが今回のメインディッシュだ。

こちらのニューロンの解説では
「一つのニューロンが、複数のニューロンから信号を受け取る場合もあるし、複数のニューロンへ信号を伝達することもあります」
とあり、例えば心の3原色と言われている、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンをそれぞれ「喜び」「興奮」「幸せ」とし、「1」「2」「4」というシグナルに置き換えた場合、渡された値が「1」ならドーパミンのみ、「3」ならドーパミンとノルアドレナリン、「5」ならドーパミンとセロトニン、「7」ならドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンの3種という具合に、たった1byte(bitではなく)の値で全ての組み合わせを含む情報を受け渡すことができる。

/*
スイッチングを全部書くとこんなカンジ。※3原色を1,2,3にすると値の重複が生じる。
1:ドーパミン(喜び)
2:ノルアドレナリン(興奮)
4:セロトニン(幸せ)
3:ドーパミン+ノルアドレナリン(喜び+興奮)
5:ドーパミン+セロトニン(喜び+幸せ)
6:ノルアドレナリン+セロトニン(興奮+幸せ)
7:ドーパミン+ノルアドレナリン+セロトニン(喜び+興奮+幸せ)

switch ($i) {
case 1:
echo "ドーパミン(喜び)";
break;
case 2:
echo "ノルアドレナリン(興奮)";
break;
case 3:
echo "ドーパミン+ノルアドレナリン(喜び+興奮)";
break;
case 4:
echo "セロトニン(幸せ)";
break;
case 5:
echo "ドーパミン+セロトニン(喜び+幸せ)";
break;
case 6:
echo "ノルアドレナリン+セロトニン(興奮+幸せ)";
break;
case 7:
echo "ドーパミン+ノルアドレナリン+セロトニン(喜び+興奮+幸せ)";
break;
}
*/


例えばこれから伝達すべき次のニューロンは「3」を受け取ることはできても「5」を(まだ)受け取れない(未開通)場合、3=ドーパミン+ノルアドレナリン「喜びと興奮」を感じても、5=ドーパミン+セロトニン「喜びと幸せ」は感じないことになる。

これが人の「感性」の正体だろう。

ハッとひらめくような(脳科学者でありメンサ会員のモギケン博士の言う「アハ体験」のような)体験をすると、このシナプスの取り扱えるデータが増え(開通し)、前述の「5」も感じ取れるようになる。解けなかった問題が解けた瞬間とか。

参考資料:ひらめきの正体はシナプスによる脳の回路結合

「喜び」や「幸せ」の伝達回路が開通していないと、どんなに優しくされても、世話をやいてもらっても、それがウレシイこととして認識できない。だから常に新しい刺激は受け続けた方がイイ(と思う)。昨今「多様性」(ダイバーシティ)が重視される点にも理解が増すんじゃなかろうか。

/*
データを受け取ろうと待機している(求心性の樹状突起)ニューロンは、ネットワーク通信で言えばポートを開いてlisten(待機)している状態に例えられる。listenしていてもポート番号(プロトコル)が異なると受け取れない(通信できない)のは神経伝達物質の不足に読み替えられる。Unknown protocolでありdropの状態。
シナプスをスムーズに通過したデータは、遠心性の軸索を川のように流れていく。パケットフィルターを通過(accept)したESTABLISHEDな通信のようだ。
*/


というのが私のアングル。
「どこか似ている」というレベルではなく、脳は全てプログラミングされたものなのではないかと思う程。見方を変えれば、人間の英知が人間そのものの仕組み(それこそが究極)に近づいているということなのかもしれない。


ナプスの話しに戻って。

参考資料:認知症の基礎知識【教えて!認知症予防】

歳を取ると、このシナプスの突起自体も死滅してしまい、更には情報伝達に大切な「情報伝達物質」も少なくなってしまいます。
そうなるとシナプスの接続ができなくなり、これがわたしたちの思考力や記憶力の衰え、つまり脳の老化となって現れるのです。

説明書や参考書を読むのが面倒になったとか、新しいことを覚えたり学習するのが面倒になったという人はシナプスの死滅が加速しているかもしれない。

死滅したシナプスが蘇ることはないが、死滅させないよう信号を流し続けることで、脳の老化を遅らせることはできるようだ。まさしくアンチエイジング

下記の記事では、人間は有り余る程のシナプスを持って生まれ、生後しばらくのうちに刺激を受け必要と判断されたシナプスが生き残るとある(他は死滅)。

参考資料:子どもの能力を伸ばすのに適切な状況はいつ?臨界期(感受性期)の考え方 | 赤ちゃんから始める!幼児、子供にすべき知育大辞典

これを読む限り、「胎教」はとても効果がありそうだ。お腹の中にいる時から、多種多様な刺激を与え続けることで(母親の精神状態が何より大事だが)、有り余るシナプスが死滅せず沢山生き残り、先天的な天才児が生まれてきたりするんじゃないだろうか。


の老化。
年齢的に言えば25才を過ぎる頃からか、いろんなことが「めんどくさそう」にしている人をよく見かける。細かい打ち合わせとか、たくさんの資料を読むとか、調査するとか、根気と丁寧さが問われるような作業や、レイアウトが変わるとか、道具・機器が変わるなど、覚え直すことを迫られると強い抵抗感を示したり。「やる気」とはまた別に、何か「脳」を使うことが辛そうな印象を受ける。

貧乏学生からそのまま安月給サラリーマンになったような人だと食生活がひどく、ビタミンB群の欠乏(特にビタミンB12が欠乏すると精神疾患を引き起こす)や、DHA/EPA/ARAなどの不足(栄養失調)もあり、1ヶ月ほどマルチビタミンを飲めば改善することもある。が、それ以上に刺激のない環境に脳が麻痺し、考えることが億劫になっている様子も見られ、栄養失調が先か脳の衰えが先かわからないが、恐らくはメンドクサイ→新しいことをしない→シナプスの死滅を繰り返し老化が早まるという悪循環に陥っているのではないかと分析する。
これから
という時に、人ごとながらモッタイナイなと思うことが非常にしばしば(very often的な)ある。余計なお世話か。

クラウド・コンピューティングのように、ニューロンもシェアできるなら、どこかの誰かが勝手に動かしてくれて死滅せずに済むんだろうが(笑)。地球外生命体探査とか(笑)。

私は少なくともこの20年程、勉強量は日に日に増している。脳年齢も18才とか出るし。精神年齢じゃなくて(笑)。せっかく生まれてきたからには、最後の1本(ニューロン)になるまで使い倒そうと思っている。モッタイナイ精神で。

というわけで、
 求心性の樹状突起
 遠心性の軸索
 シナプス間隙(ニューロンの隙間)
はテストに出ますよ的な。switch構文はアロマのテストには出ないが。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-07-18 21:47 | 個人ブログ | Comments(0)
今回はこのテーマ。

【ELLE】“ブス”が世界を変える ~美に屈しない女性たち~|エル・オンライン
http://www.elle.co.jp/fashion/pick/ugly_change_the_world16_02

に書くことがあるだろう013.gifと言われそうだが、このテーマ、実は結構「根」が深い。

とても難しい問題だが、そもそも論からいくと、内緒話とかではなく他人から直接「ブス」と言われる場合(日本は比較的平気で言う文化だったが)、発言した側は「相手から嫌われても構わない」心境で発していると思う。だとすれば外見ではなく人間を嫌っている。その「嫌い」さを表現するために外見を攻撃している。そこから先(どういう言葉を使うか)は育ちや知性(語彙)、教養とかマナー、デリカシーの問題だ。
※「語彙」で言えば、日本人女性は大人の外国人女性に「カワイイ」と言って怒られることがある。

見方を換えると「美人は性格が悪い」と言い出す人と同じだ。その美人がとても仲の良い友達だったらそんな「口撃」はしない。嫌いだから「美人を鼻にかけてて性格が悪い」と周囲に言いふらしたいのだろう人が多い。「見た目がいいとろくなことない」「チヤホヤされてて自分じゃ何もできない」と言いだす人もいる。自分が美人だと自分まで攻撃対象になるので、当然自分は美人じゃない人が言い出す。

そこで重要なのは、個人個人で明らかに「美人」という判断基準を持っているということ。そして、外見は攻撃材料であって、本質的には人そのものを嫌っているということ。

/*
これらの心理は、
知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
http://lscharlie.exblog.jp/24473138/
に詳しく書いている。
*/


見た目が悪くても(こんにちの平均的な感覚において)、好きな相手に「ブス」と言う放つ人は少ないはず。褒め言葉ではないことを知っているから。


近の「ありのままの自分」論争は若干危険な香りがする。

美人とかブスとか、見る側のとても主観的な感覚だ。コーヒーの味の好みや、スイーツの好きな甘さ加減と同じ「好き・嫌い」でしかない。「真・偽」とか「正・負」「善・悪」ではない。しかし、コーヒーやスイーツは言い返したり鬱になったりしないだけで、日頃から人間は、どこかの誰かが心を込めて作った「作品」に言いたい放題ケチを付けている。そして、売れる、売れない、流行る、流行らないが決まり、必然的に「成功者」か「凡人」かの判断材料とさえなる。
例えどんなに「こちらの商品の方が身体にいいですよ」と言われても、ほとんどの人は、自分の好き・嫌いを曲げない。

それが人間の外見に向けられているというのがこのテーマだ。

実際に「ブス!」とか「不細工ヤロー!」と発言しなくても、自分からは絶対に話しかけもしない相手がいるはずだ。女性なら「生理的に受け付けない」という相手などだ。職場の上司ですらソレが理由で言うことを聞かない人もいる程。が、そこは「世渡り」術も身につけて、直接罵ったり批判したりしないだけで、受け入れているかというとそうではない。「生理的に受け付けない」のだから、「ブス」「不細工」よりも絶対的な拒絶だ。

理解と共感は違うし、受け入れていることと無視していることも違う。

例えこの先、誰も“ブス”とか“不細工”という言葉を使わなくなったとしても、人の好みは変わらないので、みんなが一律ヌードになっても、ビキニでキャットウォークを歩こうとも、それを見たいと思う人の数には圧倒的な差があることも変わらない。

向かい側のマンションの窓辺に、裸の女性(男でもいい)が立った場合、カーテンを閉め、迷惑行為または公然わいせつや猥陳罪で訴えを起こす人もいれば、気分よく眺める人もいる。同じ行為をしていても、相手の受け止め方で起こりうる未来が異なる。これも相手の好き・嫌いであり、発信側が制限したり指示したりできるものではない。


記の記事が興味深い。

エイミー・シューマー、テイラー・スウィフトの脚が気に食わない?
http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/amy-schumer_16_0218


「テイラー、それは太ももの隙間じゃないわよ。これが太ももの隙間」とコメントした

とあるが(エイミー・シューマーはこのテーマの張本人)、細い太ももを否定している時点で、太い太ももも否定される対象になる。

争いの始まりだ。争いには勝敗が生まれる。

私はテイラー・スウィフトのような体型は好きじゃないし、個人的には痩せすぎだと思うが、終いにはキリスト教とイスラム教のような論争になるんじゃないかと懸念している。「お互いを受け入れること」という主張から始まり、最後は結局どちらが正しいと勝敗を付けたがるような。

ましてや自分の写真に「完璧な、女性」とキャプションを付けている時点で、世の中で良しとされている体型論を“是正”したいという「介入」心理が見え隠れする。

恐らくはいずれ科学者達から現代の気候や生活環境下において、解剖学的、生物学的に最も「理想」と思われる体型の3Dモデリングが示されるだろう。ソレに自分が近いか。人々の興味がソコに移った時点で、議論の当事者など一瞬で忘れされられてしまうものだ。

健康であれば多少太っていようと痩せていようとソレでいい。
が、他人の好き・嫌いまでは変えられないし、介入すべきではない。

最近は、こういった論争の影響を受けてか、雑誌の表紙にプラスサイズ(標準よりも+)のモデルを使ってみたり、批判をかわすためにメディアもあれこれ試行錯誤しているようだが、プラスサイズじゃなくて標準サイズでいいんじゃないかと思うし、そもそも消費者(読者や視聴者)が求めているものかどうかという、相手目線が塗りつぶされていっているように思う(「好み」を聞けば需要の多い「流行」が「真」となるから)。そのうち自分の好みも言いづらい時代になりそうだ。早い話押しつけ発信であり、いい傾向とは思えない。

BMIと適正体重
こちらで計算できる。

BMI指数は「22」が“もっとも病気になりにくい”とされている。
私は21.77。10年間維持していて、それ以前は普通体重の範囲内でもっと痩せ形だった。健康第一だ。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-07-11 13:43 | 個人ブログ | Comments(0)
最近、ある20代の女性(A)の悩みを聞いていたところ、そのうち1つが「何でも把握してないと気が済まない人」「自分が全部知っていると思っている人」への反応と対応に困るという内容だった。そういう人達を(B)とする。

「以前こんな人がいて」(A)と話せば「あっはっはー、だっけ。思い出せないくらい印象薄いのかな」(B)とか、「以前こんなことがあって」(A)と言えば「えぇ〜、そんなことあったっけ!?」(B)と返してくるらしい。

その話し相手(B)と出会う前のことだったり、仕事の同僚と話している時は友達の事だったり、友達と話している時は同僚のことだったり、話し相手が知らない人・事柄について話しているのに、自分が知ってて当然という前提で返事をする(B)系の人が最近急激に増えてきたそう。

話しを聞いて驚くんじゃなくて、「思い出せない」と言われると、確かに困る(笑)。思い出せないんじゃなくて、今初めて話しているのだし。

恐らく仕事を始めてそこそこ付き合いが長くなって、自分(B)と居る時間の方が誰よりも長い=(A)にとって身近な存在という「家族」のような心理が働くのだろうと思う。それだけ、本人(B)にとっても、「それ以外の事」が思い浮かばない程、他に何もないのだろう。SNS中毒系の人なら、何か目新しいことが起きたらSNSにアップするだろうしという前提も大きい。また、自分にないものは相手にもないと思う人が多い。お金や知能と同じだ。

が、実際には、奥さんよりも秘書といる時間の方が長い役職者は多いし、同じ家の中にいても、朝会社に出る直前、家に帰って食べて・お風呂に入って・寝るまでの間にいくらかの会話を交わす程度の“家族”も多い。別宅がいくつもあって、お互いを知らない別々の家族を養っている人もいる。一昔前なら、奥さんよりもホステスと喋る時間の方が長いおじさんもいた。これらの相手は、決してSNSに登場しない。そう決して(ドラマではnerver. never!と言うところ)

家族より行きつけのお店の人とか、同僚よりも友達(またはその反対)、或いは全く第三者の方が詳しいことは沢山ある。

いい例として、殺人事件などが起きると決まって近所の人達や同僚は「まさかあの人が」「礼儀正しくていい人でした」と言う。家族すら異変に気づいていない場合もある。知らないことの方がほとんどだということ。

夜しか会わない人、昼しか会わない人、平日しか会わない人、休日しか会わない人。人付き合いにはいろいろある。会っていない時間に、習い事をしてる人もいればジムに通う人、バンドやってる人、ボランティアに参加してる人、デモ行進に参加している人(笑)、2つ以上の名刺や名前を持っている人、2つのパスポートを持ってる人(2重国籍)、いくつもパスポートを与えられてる人もいれば、夜中はハッカーで全く異なる名前で有名な人もいる。その先で分岐する“人々”がいる。

が、自分の目に見えているものが全部だと思う人も多いようだ。余程視力に自信があるのだろう。

グラスを傾けつつ、女性(A)の気持ちが楽になってきたところで1つ「極めつけの」話しを聞かせてくれた。
「(ある)高級車に乗る機会があった」と得意げに話す(B)に、(A)が「ちょうど私も最近その車乗せてもらったの」と話したところ、(B)は「え゛、ナイナイナイ。絶対ナイ。あの人と面識ないでしょ、あなた」と断言したらしい(笑)。「あの人」って?と(A)は驚いたそう。

/*
と言っても(B)が言うその「あの人」は、ディーラーの営業マンで、ショールームで停まってる展示車の中に入れてもらったというだけらしい(笑)。
推測だが、(B)はその営業マンに気があって、「(A)にもいい顔してたのか!」とヤキモチをやいてとっさに出たんだと思う。常に自分が中心の思考回路だ。
*/


一方(A)が言っているのは自分のお父さんのことで、最近車を買い換えたらしく、突然家の近くまで来て電話かけてきたかと思ったら新車でサプライズドライブ024.gifという、何とも素敵なお父さんの話なんだが、(B)には結局それを話さず、自分の勘違いで済ませたそうだ028.gif

何か話しをする度に「あの人?039.gifと、しばらくの間お酒のツマミにしたことは言うまでもないが、そういった理由で、(A)は最近自分のことを全く話さなくなったそう。

当たり前のことを当たり前に話せないのはツライだろうと思う。その中でうまく折り合いを付けながら生きていくのが社会人だということは、本人も理解しているからこそ悩んでいるわけだが、私から見れば、折り合いを付ける努力をする価値が見いだせず(そこに時間を割くのはモッタイナイ人材だから)、無責任に「ガンバレ」とは言えなかったので、新天地をすすめることにした。

彼女の悩みは「反応と対応に困る」であり、聞いているだけでも対応に困るので、いっそ対応しないことを提案した(笑)。それがウケて吹っ切れたようなのでヨカッタ。

/*
ちょうどこれを書いている頃に読んだブログにあった「空気が凍るよりも根暗でいたほうがまだマシ」「その無駄に高い調整能力ってぶっちゃけ本人にとっては損失以外の何者でもない」という言葉を思い出した。いろんなシーンに当てはまる(笑)。
*/


独占欲や支配欲、嫉妬心が強い人は他人の行動を把握したがり、SNS(他人の現況)も欠かさず確認すると言われているが(自分が聞いてないことが載ってると機嫌が悪くなるらしい)、そのうち「ハリウッドのハンサム俳優●●が、美女▲▲とパリで婚約」というニュースを見て「え゛っ!?ナイナイ。その時間私東京にいたもん」と反応する人も出てくるのだろうか。

コメディに出てくる分には笑えるが、実際に近くにいるとかなり困る(笑)。

というわけで今回は“聞き役”のチャーリーでした。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)

by charlie-ls | 2016-07-01 21:23 | 個人ブログ | Comments(0)
本日はこちらのブログから。

目標をあきらめないために : 山口真由オフィシャルブログ
http://www.mayuyamaguchi.com/archives/1058672055.html


とてもいいポストだ。言うまでもないことさえ言うまでもないが、頭が良くないと気づくことすらない世界が映っている。それと育ち

眼球というレンズがとらえた映像も、どこにフォーカスを合わせるかは脳が決める。
脳の能力は、知能に加え、精神(性格)が大きく影響する。
精神には大方育った環境が投影される。

“育ち”は重要だ。


今の日本に武士道のような精神は見る影もない。他人を叩いて叩いて、それも集団で1人を叩いて。
ボクシングで言えば、みんなでよってたかって殴って、ダウンした相手を10カウント中も踏みつけて、ゴングがなって試合が終了してもみんなで唾を吐きかけて、小便をかけて、運ばれる最中も石を投げて、入院先でも写真やビデオを撮って晒して、その入院費があれば何人の人が助かるとか比較し、もし死んで保険金が入ったらその使い道まで指図するような。

連日新しい標的を見つけては叩き続ける。
いつからなぜそんなにこの人を憎んだのだろう(会ったこともないのに)と不思議なくらい攻撃する。

数年前、米軍の特殊部隊員が戦地で捕まり、集団暴行を受け公開処刑され、死体を車で街中引きずり回し、更には橋に吊される姿が現地放送で晒されるという悲劇が起きた。捕虜の扱い関する条約も何もない国だから、先進国や西側ルールが通用しないのは仕方がないが、人としてのルール(基本的人権とか)がない世界もあるのだなと胸を痛めた。

家族の事とか考えたら到底できることではない。
でもそれができるということは、家族も周囲の人も全員苦しめてやろうという域ではなかろうか。

今の日本の袋だたきブームに、何か似たものを感じる。
戦場では、親や先祖、家族や大切な人が他国の軍人に殺されたとか、それなりの理由があるかもしれない。が、今の日本人の排他性・攻撃性には大した根拠がなく、自分が不幸(といっても世界的に見れば十分に恵まれている)なのはこいつら(政治家など)のせいだと言わんばかりだ。全て人のせい

手がつけられないまでに野蛮化している。

もはや同じ「人」同士の議論や戦いではなく、インドなどで見られる(カースト制度における)階級の違いから連日のように起きている婦女暴行事件のように、根底にある物の考え方の違いさえ感じる。

それがまさに格差なんだろうが。

幸せを感じ取る能力が欠けていると、自分だけが不公平で不平等な環境下で苦しんでいると思ってしまう。そして感謝すべき人にさえ、後ろ足で砂をもかける。不幸まっしぐらだ。

自分の代では手に入らない幸せもある。実らない努力もある。それを次の世代に希望を託す。次の世代に見果てぬ夢を託す。という心で育てられた人と、そうでない人では、この女史のポストの受け止め方もまた大きく違うのだろうなと思う。

世の中の上司や先輩達が新入社員や若者に向かって、

-引用-「何言ってんのよ。私はあなたたちを通して未来を夢見てるんだから。私たちの世代がつまずいた壁を、あなたたちはやすやすと超えていけると思ってるんだから」-引用-

と言ってあげられたら、もっとすくすくと育ち伸びたであろう人材を山ほど見てきた。
育てるどころか、明らかに時代に取り残されているにもかかわらず、お前にまだ早いとでも言わんばかりに前に出ようとする“先輩”達があまりにも多い。独占欲、支配欲、自己顕示欲、承認欲、そういったものの塊なのだろうと思う。

心が貧しいと、何を得ても満たされない。
「得た」ことにも気付かない。
親の言葉だったり、他人から日々学んでいることだったり。

心の豊かさとは、親から譲り受け育まれるものだと私は思っている。
これだけ多くのことに気付くことができる女史(とその家族)って、純粋にスゴイなぁ027.gifと思って読ませてもらった。

いや、そんな記事を沢山ご紹介したいという気持ちで、あれこれせっせと読みあさっているのだが、なかなかそんな文章に巡り会わず。私のアンテナが錆びているだけかもしれないので、とりあえずお風呂にでも入って、塩で清めて(笑)、本日のスタートを切りたい次第であります。

関連記事:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。

女史には是非ともオックスブリッジアクセントで英語を喋ってもらいたい。

チャーリー
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by charlie-ls | 2016-06-27 09:02 | 個人ブログ | Comments(0)
「エクセルに強いできるオンナ」から受け取ったエクセルファイルが、どうしても計算が合わないと、「エクセルに強いできる男」から相談があった。

あまり言うと嫌われるのでなおさら言うが(笑)、エクセルに強い系はどちらかというと結構迷惑なことが多い。下手に作り込まれると、全部検算(計算の確認)をやり直さなきゃいけないから。

具体的な解説は、下記の参考記事をご参照いただきたい。

計算誤差 - 仕事に役立つエクセル実践問題集
http://mt-soft.sakura.ne.jp/kyozai/excel_high/210_jissen_chu/60_error.htm


日経PC21 / 小数計算で発生する「誤差」 - 単純な計算の答えが合わない理由
http://pc.nikkeibp.co.jp/pc21/special/gosa/eg1.shtml


ここでの問題は、エクセルの数式「5.1-5.0」の計算結果(0.1)が、0.1以上(>=0.1)かと問われて、当然0.1以上でしょうとは(必ずしも)ならないという件。

例えば、
=IF(5.1-5.0>=0.1, “○”, “”)
という場合。

「5.1-5.0」の結果が「0.1」かそれより大きければ(以上なら)、「○」を返すというIF関数において、返るはずの「○」が返らない。

計算自体はちゃんと「0.1」が返るので、計算結果の数値を表示するだけの表なら問題ないが、このようにIFなどで判定させようとすると問題が生じる(小数の場合に限る)。

コンピュータ内部の2進数処理では、そもそも存在できない数値というものがあり、日常使われる10進数の数字で言えば、割り切れない数字(0.33333...)を「0.3だ」と精神的に割切っているだけなのと似たイメージだ。
かといって、エクセルのセルの設定で、小数点以下30桁(最大)表示に設定した(見た目上精度を上げた)ところで結果は変わらない。

このIF関数の例で言うと、計算結果は同じ「0.1」であっても、「5.2-5.1」なら「○」が返り、数式内の数値によって判定結果が異なる。

/*
「5.2」「5.1」「5.0」「0.1」は、内部的には下記のようになっている。
5.2000000000000001776356839400250464677810668945312500000
5.0999999999999996447286321199499070644378662109375000000
5.0000000000000000000000000000000000000000000000000000000
0.1000000000000000055511151231257827021181583404541015625
*/


エクセルに限らず他の言語(例えばPHP)でも同じだ。
これらの問題はプログラマーは知っている人が多いが、エクセラーは知らない人が多い。ソフトウェアを作る側と、作られた(完成品)ソフトウェアを信頼して使いこなすエクセラーの違いだ。

■付録:PHPトリック
ちなみにこの“挙動”を踏まえた上であえてアルゴリズムに組み込むと、コードが漏れたり覗かれたとしても、一見動くはずのない欠陥コードに見えるが実際は正しく動くという、ちょっとしたトリック(目の錯覚のようなもの)に使える。

ただでさえ目で追うのが面倒な再帰処理を行う複雑なループ構造の中で、

$variable = "手前の計算の結果0.1になる変数";
if(5.1-5.0>=
$variable){
 break;
}else{
 その他の処理。
}


というifによる判定分岐を入れる。
※簡単に書いたが「5.1-5.0」のところも変数で目隠しした方がイイ。

変数$variableには「0.1」が入っているから、コードの読み手はどう見ても「5.1-5.0>=0.1」のif判定は「真」でありbreakしてループを抜け出すと考える。が、このifの判定は「偽」であり、else文に書かれた「その他の処理」を行い、引き続きループ内に留まる。

数字が得意な人ほど、5.1-5.0が0.1にならないはずはないので、このコードは意味をなさない(途中でbreakしてしまって、重要な処理を完了できない)と絶対的に診断してしまう。
もちろん、念のため電卓を使って5.1-5.0を試す慎重派にもちゃんと0.1が返り、客観的証拠をもって、このコードはおかしい(意味が無い)と結論付けられる。

しかし、なぜか作者が意図した通りに動作し、必要なだけループをこなした後、無事に処理を終える。
よって暗号化していないインタプリタ言語のコードが平文で漏れても、一見わからないという「盲点」をついた私が昔から使っているコード秘匿化(時間稼ぎ?)の手法だ。

f0337316_11153241.jpg
光るキューブを投げて、スローシャッターで撮るとこうなる。2013年赤坂ルチアーノショーにて。

2013年の夏、プログラマー達がディスカッションを繰り広げる海外のあるコミュニティにおいて、半分冗談、半分優しさ、僅かに悪戯(それこそ小数点の誤差部分)で、とある質問(悩み)に対し、上記の判定を含めた解決コードを投稿したところ、どこにそんなに隠れていたのかという程の参加者達から、しばらくの間バカ扱いされた(笑)。その時私はマリリン・ボス・サヴァントの気持ちがちょっとだけ理解できた気持ちになった。

1ヶ月くらい経った頃だろうか、このコードの謎(?)を解いたMIT(マサチューセッツ工科大学)の女学生からメッセージをもらった。とても手の込んだ接触方法で、この上なく知的で気の利いたポエミーな文の最後に「自分を過信していたつもりはなかったが落ち込んでしまった」と書かれていた。

君を悲しませるつもりはなかったんだベイビー的な。
危うく恋に落ちるところだったぜベイビー的な。
シャンパン用意して待ってます。ベイビー御中的な。

反応しないはずがない私は、ロキシーと美人すぎるカメラマンナタリーの助けを借りて、更に意味不明なメッセージを送ったとさ。めでたし、めでたし。的な。

/*
余程印象的だったのか、今年初めMITの正規表現クロスワードを解いていたら、ロキシーから「(彼女)覚えてる!」というメッセージが届いた(笑)。
*/

そんな本日のBGMは(久しぶり)、Can You Save Me (“Covert Affairs”テーマソング)
https://www.youtube.com/watch?v=VaP0tnORkJI
※一瞬“夕陽のガンマン”かと思うが違う(笑)。

というわけで、「エクセルの計算が合わない」という悩み相談から、ふと2013年の熱い夏023.gifを思い出してしまったチャーリーであります。

追記:5.1から5.0を引いたらサブウーファーだ(笑)。

チャーリー
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by charlie-ls | 2016-06-16 11:41 | 個人ブログ | Comments(1)
検索の心理。

サプリとか健康食品などの効果・効能について調べている時、「●●の危険性について」的なタイトルを見かけてクリックして読んでみると、「特に副作用などは報告されていません」って(笑)。そして何事もなかったように、おすすめの商品がアフィリエイトリンクで列挙されている(笑)。

セコい。

が、残念ながら“検索の科学”的に言うと頭がイイ。

例えば誰かにラベンダー精油を勧めたく、安全性とその効果・効能を裏付けたいとする。
確証バイアス(自分が正しいことを裏付けたい心理)に基づく検索の場合、googleに「ラベンダー 安全 効能」といったキーワードを入れ検索する。一方アンチラベンダー派が、ラベンダーは実は身体に悪いんじゃないかという疑念を裏付けたい場合は「ラベンダー 危険」といったキーワードで検索する。
競合他社製品を扱き下ろしたい同業者やアンチレビューアーなどもそうだろう(笑)。

要は人は自分に都合の良い結果が出るだろう、出て欲しいという想定・願望で検索している。

検索結果に「ラベンダー精油の危険性について」というタイトルが表示されたら、双方がクリックする。前者は、疑いもなく安全だと思っているのだから「危険だ」(と思わせる)という記事が目に止まって、一旦は通り過ぎたとしても、気になって読んでみる。後者は元々危険だと裏付けてほしいのだから当然読む。

もしこのタイトルが「ラベンダー精油は安全で、沢山の効能があります」というものだったら、前者しかクリックしないし、他のほぼ全ての記事と同じようなタイトルだろう(ラベンダーは安全で古くから実績がある)から、分散される分クリック率も下がってしまう。一言で言えば目立たない。

タイトルを逆説的なものにするだけで、一度にアンチまで取り込んでいる。

一石二鳥とはこのことだ。

google(や他の検索エンジンも含む)のインデクシングの仕組みは、タイトルや本文に検索キーワードが含まれていればいいので、冒頭のタイトルの記事中に「特に副作用などは報告されていません。むしろラベンダー精油は安全で、沢山の効能があります」と書いておけば、「ラベンダー 安全 効能」というキーワード検索にもひっかかるため、双方の検索結果に表示される。

私はこれらを「むしろ系」と呼んでいる。

更には、検索結果からクリックされる率が高まると、クッキーやgoogleアカウント的には「関連性の高い重要(有益)な記事」としてスコアリングされ、ますます上位に表示されるようになる。※クリックされるということは、人の目に触れた上での結果(判断、行動)なので、機械(アルゴリズム)判定よりも重視される。

昔から、目立ちたくて発作的に(特段の考えもなく)逆説的なことを言い出す人は沢山いたが、
/*
例えば「●●の計画」について話し合う時、結論が出ないと“むしろ●●は必要ないんじゃないか”と言い出す人だ。良い発案・解決策を提示できないと、自分もその他の無能な人達と同類になってしまうと感じ(焦り)、いっそ無くしてしまおう、そうすれば話し合いもなくなり、自分の価値を下げる場もなくなるという思考回路だ。ほとんどの場合かき混ぜて終わりだが、少なくとも意表を突かれた人達には、一瞬その人を賢いと思わせる効果がある。
*/

発作的に言うのはその場しのぎや過剰な自己防衛、虚言癖などの精神疾患であり、手法として狙い撃ちで活用(悪用)している人はその筋で(ズル)賢い。しかも相手はgoogle(サーバー)なので感情を持たず、人間社会のように感情ベースの支持率低下の恐れがない。これはある種の知恵だ。発作とはひと味違う。

好きか嫌いかで言えば大嫌いだが(笑)。
友達にはならないし、同僚にも選ばない。

が、ここ数年でそういうタイトルが増えてきたので、そのズル賢さと手間暇をズルくない方に活かしてくれないかと思いつつ、あまりにも多いので、念のため書き記しておこうと思った。

チャーリー
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by charlie-ls | 2016-05-30 11:16 | 個人ブログ | Comments(0)
今回のテーマはコレ。

タイムワープして祖父を殺すと自分が生まれなくなるので殺せないのではないか?というパラドックスを解消できるのか
http://gigazine.net/news/20160516-grandfather-paradox/


パラドックスでも矛盾でもなく、「タイムワープできたら」という仮定自体に問題があるので、「空想に過ぎない」が答えじゃなかろうか。

デタラメなことはいくらでも空想できるが、それをイチイチ「パラドックス」とは呼ばない。「もしオレが、絶世のハンサムで世界一の大金持ちだったら」というソレと代わらず(現在の世界一と入れ替わるので、他人の人生も変更することになり矛盾が生じる)、タイムワープはマンガやテレビであまりにもメジャーな空想になったため、いつしかあり得る前提で話しが進み始めただけかと思う。

絶対ナイことを証明しない限り、アル可能性について語られる。悪魔の証明のように。

「過去にさかのぼって祖父を殺す」という行為は不可能なはず。


そう考えるのは、飽くまで今(実現している時系列の最終形)の自分を絶対条件にしているからであって、「タイムワープ」と「自分」という2つの自己都合だけは曲げないことで、仮説そのものに定義的な矛盾を生み出している。プログラマーで言うならば、変数宣言から間違っているようなものだ。

/*
この「曲げない2つの自己都合」は、自らを宣言するのと同じだ。自分と自分の仮説だけを絶対条件にし、それ以外の整合性を調整しようとする、何とも身勝手な「愚かなゼウス」宣言だ。
*/


あなたが祖父を殺した時点から、また違うタイムラインが現れて時が進んでいくというもの。この考え方はパラドックスを単に避けるだけの、退屈な考え方です。

退屈ではなく、その方がまだマシだし、並行世界(並行宇宙)について論じることができる。

タイムワープは時間を遡るのだから、本来はタイムラインを降順で見ていくのと同じだ。自分だけ固定してはいけない。遡れば遡る程、その時点の自分は若くなり幼くなっていき、生まれる前に戻る。生前まで遡ってタイムワープしたならば、自分の姿(意識はあるとして)は「(生物学上の)生を受ける前の魂」として、透明人間的なものでなければならない。なぜなら、現在の「肉体」は3次元空間における姿だからだ。例えば「幽霊」でもいい。そして祖父を殺せばその子供が生まれてこないので、自分の親が存在せず、必然的に自分も存在しない。よって「幽霊」のままとなり、仮にソレ(幽霊)を別次元の世界(いわゆる「霊界」とか)として認めるならば、過去・未来を自由に行ったり来たりできる4次元空間的な世界が並行して存在するかもしれないという仮説は成り立つ。

※ココで言う4次元空間は、空間だけの4次元ユークリッド空間のことであり、3次元空間+時間の「時空」ではない。

/*
どうしても「時間」を遡りたく、それでいて今と同じような世界でという注文付きでも、霊界のような世界を1つ仮説に加えることで、例えば「彷徨う霊」などは説明が付く。通常のタイムラインとは異なる「時空の隙間」に入り込んでしまったがために、前に行こうとも後ろに行こうとも「矛盾」となる可能性があれば彷徨うしかないだろう。
未来のタイムワープマシンの取扱説明書には、こう書かれているはずだ。「ストーリーが矛盾した場合、あなたの行き場は失われる可能性があります。十分な設計、検証、シミュレーションの上で実行ボタンを押してください」といった具合に(笑)。
*/

だとすれば、全ての人類の妄想・空想の数だけ並行世界が存在していなければならない。
※自分の仮説(空想)を論じるなら、他人の仮説(空想)も尊重しなければならず、いずれも対等に存在しうる前提で検証すべきだから。
その場合の(物理的な身体とは切り離された)「意識」(魂)とは4次元(以上)空間下でなければ成り立たない。「距離」とか「時間」とか、前後・上下・左右などがなく、さっきも今も後でもない世界。

コンピューターの世界で例えると、物理ディスク(CDやHDDなど)は、レーザーやヘッドから記録メディア上のデータ座標までの距離があるため、回転待ち(シークタイム)が生じることで、必然的に常に時間と距離を意識する必要があり、対極の位置に記録されたデータを同時に読み出すことができず、そこでもまた「前後」(そして優先順位、すなわち回転方向が真=時間の概念)が生まれる。一方でSSDやFusion-IOのようなメモリ空間は、bit(バンド)幅を上限値として「前後」がない。もっとも身近な4次元空間(時空ではなく)に近い機構だ。

/*
次元をメモリ空間(RAM)にあてはめ多次元配列で表現してみた。
http://lscharlie.exblog.jp/21936159/

に私の「身近な4次元」を書き連ねている。
*/


よって現在の3次元空間+時間の環境でタイムワープを考えるよりは、「霊界」的な(或いは“天国”のような)、4次元ユークリッド空間(距離の概念がないので(*1)、必然的に肉体も時間も存在しない)がどこかに存在しているだろうという、言わばスピリチュアルな仮定の中で、それなりに整合性の取れた説を説くことができる。

(*1)距離は時間があるからこそ距離を感じる。もし歩いて東京から横浜に行くのも札幌に行くのも同じ時間ならもはや距離を気にする意味合いはなくなる。これは、最小時間と最小距離の関係と同じだ。→プランク時間

そうすれば無数に広がる空想・妄想の数だけ「世界」が存在(併存)可能になり、同一のストーリーが見つかればメモリはシェアされるかもしれない。場合によってはメモリの干渉やリークが生じ、バグが発生するかもしれない。

シュレディンガーの猫」は、メモリ管理(節約)の手法の1つだろう。誰かが気付く(観測する)までは、0/1のbitを決定させる必要がなく、「思った」(空想した)時点で検討すればいい。そして実際に存在する必要(すなわち「観測」)が生じたら派生(生成)させる。人間が作った望遠鏡が届くところまで宇宙を描いておけばいいのと同じだ。

/*
急速に広がる空想・妄想空間の勢いは、ビッグバン後の宇宙の拡張に例えることができる。不整合の調整に次元の拡張が必要になるとすれば、身近なところとして「bitの上昇」で説明が付くだろう。OSが32bitから64bit化された理由を考えると、そこには現代人が考えつくほとんどの「拡張」=未来の根拠が示されている。

1°=0.27777%のズレと地球のbitの上昇と2038年問題と。
http://ameblo.jp/lucianoshow/entry-11760924488.html

*/


ほとんど人が自分は善人だと思い込んでいるだけで、誰かの恨みを買っていたり復讐の対象者になっていたりする。嫉みやっかみもそうだ。よって他人の空想上では早々に殺されている可能性が高く(笑)、他人の創造(想像)する世界では、もはやあなたという存在は抹消されているかもしれないと考えた方が、恐らくは当たる確率が高いだろう。アウトオブ眼中も同じことだ。

「お前はもう(既に)死んでいる」(ケンシロウ)のセリフの意味が、今も尚味わい深いのはそういうことじゃなかろうか。

そう考えたら、自分と自分のストーリーを絶対条件にしたタイムワープについて論じることが、いかに身勝手かつ自己中心的な物の考え方かという点の方が、議論のテーマに向いているんじゃないだろうかと、私は投げかけたい。

人々の精神にも上昇(アセンション)が必要だ。

チャーリー
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by charlie-ls | 2016-05-16 23:14 | 個人ブログ | Comments(0)
今回のテーマはこちら。

FBIが勝手にテロ容疑者のiPhoneのパスワードを変更、データが読み取れなくなった恐れ
http://gigazine.net/news/20160222-fbi-incorrectly-changed-icloud/

自分(FBI)が失敗しておいて、アップルにバックドアの用意を迫ったのならば、その事実(ミス)を公表した上で、正式に協力依頼をすべきだし、問題を覆い隠していると、そのうち責任の押し付け合いになる。

/*
翻訳記事では
iPhoneのパスワード」「端末パスワード」(=iPhoneのパスコード)と書いてあるが、原文ではiCloudのパスワードだ。端末とネットワーク(リモートサーバー)では全く意味が異なる。理系問題において、翻訳記事はほとんどあてにならない。

Apple: We tried to help FBI terror probe, but someone changed iCloud password
http://arstechnica.com/tech-policy/2016/02/apple-we-tried-to-help-fbi-terror-probe-but-someone-changed-icloud-password/

*/


流れ的にはこうだろう。

▼FBIは事件後犯人のiPhoneを押収した。

▼iCloud(で使われているApple ID)は、iPhoneがなくともWEBブラウザ(appleid.apple.com)で、どこからでもパスワードを変更できる上に、犯人の仲間などにリモートでデータ消去(icloud.comでできる)させないため、FBIはサンバーナディーノ州の職員に、iCloudのパスワード変更を指示した。※恐らくはアップルに変更を依頼した。

▼iPhoneのパスコードがわからないので、もし「10回パスコードを間違えたらデータ全消去」設定されていた場合(設定/Touch IDとパスコードにある)のことを考え、下手に手を出せない。

▼そこで、iCloudサーバー上に、iPhoneのバックアップ(*1)させることで(本人が設定/iCloud/バックアップで設定していれば自動なので、Wi-Fiにつないでおけば「時」が解決してくれる)、いつかはそれを取り出せると考えた。と言うよりアップルが提案した。

▼しかしサンバーナディーノ州の職員がiCloudのパスワードを変更していたため、iPhone側がiCloudに接続しようとしても、新しいiCloudパスワードを求められてしまい(iPhoneのパスコードがわからないので端末に入力できない)、例え自動バックアップに設定されていたとしても、この方法は使えなくなった。

▼FBIは、iPhoneから直接データを取り出す他に方法がなくなり、アップルにiPhoneパスコードを回避するファームウェアを作るよう迫っている。

▼が、そもそもこのiPhoneは、事件2ヶ月前からiCloudサーバーにバックアップされていなかったため、iPhoneに重要なデータがあるのかどうかもわからない。

/*
(*1)ただし、使えるWi-Fiに自動接続するという設定(設定/Wi-Fi/接続を確認)になっていない場合は有効ではない。犯人が生前、間違いなく使っていたWi-Fiアンテナを探す必要があるが、毎回Wi-Fiパスワードを手入力していたような慎重派ならこれも通用しない。

※私のiPhoneはiCloudサーバーにバックアップせず、パソコンに設定している。よって必ずしも全てのiPhoneのバックアップがiCloudサーバーに存在するわけではない。これは自由に選択できる。

※iCloudなどサーバーログイン用パスワードは、暗号化された不可逆文字列で保存されるため、アップルやサーバー管理者も、ユーザーのパスワードを知ることはできないが、リセット(変更)することはできる。
*/

最高のセキュリティとは、作者(この場合アップル)にも解けないものだ。利用者以外の誰にも解除することができないロック。本来はこれが最も優れている。

Appleのティム・クックCEOが社員宛にFBIとの暗号解除問題に関するメールを送信&Apple利用者向けのQ&A公開
http://gigazine.net/news/20160223-tim-cook-email-to-apple-employees/

※全てメールに残す。これが現代の“正しい”やり方だ。

アップル VS. FBI。これは全スマートフォンユーザーに関係する戦いである
http://www.gizmodo.jp/2016/02/_vs_fbi.html


私の見解は、この犯人の端末(唯一)を対象とした、パスコード回避用のOSをアップルが作ることは簡単でも、それをインストールするためにiPhoneのパスコードが必要になるはずだ。パスコードなしでOSを更新できるのであれば、既にパスコードを回避している(中身を取り出せる)と見ていい。

それができないからパスコードが問題となっている。
できればすぐやってみせるはずだ。それが技術者だ。

今回の問題は、FBIがiCloudのパスワードを変更させたのは、リモート消去対策のためと思われるが、変更はせずにFBIのグローバル回線(IPアドレス)以外からのログインを拒否をするよう、アップルに要請すべきだった。そうすれば、後にアップル提案(と思われる)の自動バックアップ(を待つ)も試すことができた。

こういったロジカルな問題は、一度間違えるとそれ以降の手順が全て無効になるため、触る前に、起こりうるだろう全ての事象を想定しなければならない。チェスや将棋の名士が何十という先の手を読むのと同じだ。そしてFBIは失敗した。いわゆる証拠保全ルールが適切でなく、自らの手で、肝心な証拠を汚染してしまった事と同じだ。
今後同じ失敗を繰り返さないよう、マニュアルに記載することがせめてもの償いじゃなかろうか。


ころで、冒頭の記事に戻り、この数年のエドワード・スノーデンのテクノロジーやセキュリティに関する発言を見聞きし、今回確信に至った。

「そもそもFBIは端末の通信履歴を傍受しているため、iPhoneのロックを解除せずにデータを入手している」「FBIとAppleの戦いは当局(FBI)の陰謀で覆われている」

彼は恐らく妄想癖・虚言癖がある。

陰謀でも何でもなく、FBIの極めて単純なミスから始まっている。
通信傍受については、FBIと言っても大本はNSAの仕事なので、以下スノーデンが在籍していたNSAとして書く。
NSA(アメリカ国家安全保障局)とCIA、そしてDELLで勤務し、横田基地でサイバー攻撃対策のセキュリティ指導役だったことは事実でも、NSAという巨大な組織の中で「小さな存在」として生活しているうちに、NSAに何ができて、何ができないのかが見えなくなったんじゃないかと感じる。近くにいながら得体の知れないNSA(ひいてはアメリカ国家)に対し、黒塗りのベンツ論のように、妄想が膨らんでいるように見える。

NSAがSSL通信(iPhoneとiCloud間はSSL暗号化通信だ)を傍受し解読していることは知られているが、今回の銃乱射事件時、警察との銃撃戦で射殺された犯人のiPhoneは、その時点で既に通信が途絶えている。傍受するものがない状態だ。死亡が報道されているのだから、もし生き残った仲間が存在しても、死亡した犯人のiPhoneと通信をしようとはしない。共犯者としてFBIに追われるリスクがあるのだから。

NSAの手法はハッキングよりも通信経路傍受であり、iCloudサーバーの中に進入し、魚のように泳ぎ回り、好きなだけデータをあさって暗号解読できるわけではない。ましてや、iCloud上にバックアップはない、犯人は死亡し通信も行われずという状況だからこそ、FBIはアップルに対しiPhoneのパスワード解除を迫っている。

/*
これはスノーデン本人が、暗号化にPGPを用いていることが、何よりもの証だ。
暗号アルゴリズムに対しクラックを試みるのは「間違い探し」であり、あるかもしれないし、ないかもしれない。ミラクル解法があるかというと、普及したアルゴリズムには、もう見つからないと考えた方がいい。「1+1=2」を覆す努力に等しい。これができると信じた時点で、PGPを使う理由もなくなる。

SSL通信の傍受・解読は、ネットワークの実装(通信手順)の隙を突く方法であり、解読に何百兆年もかかると言われている現在主流のAES-256bitの暗号を短時間で総当たりする装置や、ミラクル解法によって手短に逆算できる頭脳をNSAが持っているわけではない。
※そのテクノロジーや天才がまだ現れていないかどうか、企業や学会、大学を監視することはしても。
*/

通信傍受は、対象者が明確な場合にリアルタイムに証拠を追う手段であり(盗聴と同じ)、「事後」収集にはほぼ使えない。銃乱射のように、衝動的で突発的に発生する事件の場合は特にだ。「ノーマーク」の一般人の全ての通信内容を保存していない限り。例え保存していたとしても、その中から該当するデータを抽出することは限りなく不可能に近い。なぜなら、犯行に関わる重要なやりとりは、メインiPhone以外の端末で、なおかつ異なるネットワーク(インターネットカフェや図書館など)で行っている可能性が高く、端末シリアル番号も、IPアドレスも、MACアドレスも一致しなければ、それが犯人のメッセージだという紐付けが困難だからだ。

簡単に言えば、NSAとはいえども、先月か先々月のある日、どこかのトイレで排出した大便までは追跡・確認できないということだ。

スノーデンはシギント手順を見失っている。

断言する。

いや、見失ったのではなく、最初から知らなかった可能性については言及しないが、アンナ・チャップマンの求婚宣言は、スノーデンの力量を見切った上で発せられていると見ていいんじゃなかろうか。

美人すぎる元スパイがスノーデン容疑者に求婚?
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/9/1935.html


まさに、From Russia With Loveですな。

まとめ
FBIは手順をミスした。紛れもない事実だ。陰謀でも何でもなく、アップルのCEOによって、手順ミスが指摘され正されようとしている。
そしてスノーデン。私は決してNSAのレベルが低いと言っているわけではない。世界最高の技術(に加え人材と資金)を持つ組織であり、彼らにできなければ他人にもできないだろう。しかし、そもそも技術的にできること、できないことは言うまでもなく存在する。言うならば、NSAは人類史上最も優れた頭脳を持つヒト集団だったとしても、全知全能の神ではないということだ。それを理解しているはずの人物(スノーデン)の発言とは思えない内容であり、逃亡生活で勘が鈍ったのか、ただの広告塔としてアメリカ合衆国から解き放たれたのか。第一線の諜報局員(だった)とは考えられない。

私にはどこか「ミーハー」に見える。

iPhoneのバックドアという重要な問題を、変な陰謀論で煙に巻くのはやめてもらいたい。

2016/02/25追記
サイード・ファルーク容疑者のiPhone 5c(FBIが押収したもの)はiOS9らしくiOS8以降はアップルでさえパスコードなしにはデータを読むことができない。利用者心中型端末だ。
MacOSのFileVaultと同じように、端末全体が暗号化されていて、パスコードを入れて復号(decrypt)している。パスコードはただのログインパスワードではい(※)ということだ。

※持ち主本人かどうかを確認するだけのログインパスワードであれば、iPhoneを外付けディスクとして認識させることで、他のOSから中のデータに直接アクセスすることができるが、パスコードが暗号解除用の秘密キーになっているため、データを読む際に必ず必要になる。
よってアップルにも「読める」形で復元することはできない。そこで、「パスコードを10回間違えたら消去」という機能を削除した特別なiOSを作り、総当たりするしかないという話しになりがちだが、そのiOSをiPhoneにインストールすること自体、パスコードを求められてしまうはずだ。でなければ、OSを上書きインストールするだけで、いくらでもデータにアクセス可能であることを立証してしまうことになる。

最近のMacOS(FileVaultオン)は、インストールDVDからブートしようと、OSを介さず外付け(ターゲットディスクモード)でアクセスしようと、データにはアクセスできないようにできている。ユーザー領域のみならずシステムファイルも暗号化されているため、ディスクを取り出して、OS部分のみ書き換えるということもできない(はずだ)。iPhoneも同じだろう。

もし犯人がTouch IDを使っていたなら、死体に一仕事してもらうというのも手だ。Touch IDは指紋認証であり静脈認証ではないので、死体の指でもロックを解除できる。

参考資料:パソコンを液体窒素で固めて持っていかれた場合。オーシャンズ級。

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by charlie-ls | 2016-02-23 18:02 | 個人ブログ | Comments(0)
今回はこのテーマ。

ナチスの暗号機エニグマの仕組み
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52210869.html

これが解読されなかったら大戦は更に長引いていただろうと言われるナチスのエニグマ暗号機。
昨年、ちょっとした用事で、3ローター(I,II,III,IV,V,VI,VII,VIII)+1リフレクター(Reflector B,C)+1プラグボードは解読した。正確には総当たりを行った。

MD5ハッシュの総当たりと同じく、不可逆なので、総当たりした上で、暗号化後の文字列を比較しなければならない。また、エニグマのアルゴリズムは優れていて、FOOTのような同じアルファベットが2つ以上続く文字列も、CCなど連続する文字列に変換(単純置換)されるわけではなく、山勘を交えた総当たりは通用しない。

コーディング(PHP CLI版で)開始から総当たり完了まで3週間程度だった。
シミュレートしたのは 、最も普及し、第2次世界大戦中に一番使われたM3(1934)モデル。それを改良したUボートのM4モデルはあまりに組み合わせの数が多く複雑で、コーディング中に疲れ果て休憩したまま止まっている。

f0337316_01063970.jpg
ちょうど映画イミテーション・ゲームが盛り上がっていたので、Blu-rayで観た。いい映画だった。

エニグマを最初に解読したのはポーランド人。その後エニグマのバージョンアップに金銭(設備)的に対応できず、解読アルゴリズムを英仏に公開し、英国海軍情報部(その後のいわゆるMI6)が引き継いでアラン・チューリングの担当となった。

日本のパープル暗号も同じく、システムやアルゴリズムは素晴らしく、運用(現場の人間の取り扱い方)に問題があり解読されてしまう。皆が天才ではないことの証明だ。

もしシミュレータのコーディングに挑戦する人は、右ローターから入力という点、お間違えないように。ローターを左からI,II,IIIと列べると、IIIローターから入力されることにご留意を。

f0337316_00560209.png

参考資料:Enigma rotor details

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by charlie-ls | 2016-02-07 01:06 | 個人ブログ | Comments(0)

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