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ルチアーノショー寄稿ブログ

ルチアーノショーは、味やサービスと同じくらい“音”にこだわる。
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サンプリング周波数44.1KHzでレコーディングされたCDと、48KHzのDVDのサウンドが聞き分けられる舞台監督がいるから「必然だ」。
=音声周波数22KHz〜24KHz帯というと、“モスキートトーン”(17KHz〜)を超えた領域であり、通常は「聴こえない」(影響がない)からカットしても問題ないと判断される。

MP3やYoutubeなど、現行の“手軽な”オーディオフォーマットは、その「合理的判断」によって、可聴領域をできるだけ残し、その他の音域をカットすることで、ファイルサイズを小さくするという手法を取っている。
昔のようにCD/DVDといった固形物で絶対的な再生環境を前提として提供される時代ではなくなり、インターネットの通信速度によって再生環境が左右されるという時代が生んだこれもまた必然の産物である。

だから、全体から間引くよりは、聴こえないところをカットして、聴こえるところをできるだけ残そうという考え方だ。
とても合理的だし賢い。

20才を超えるとモスキートな音域17KHz〜帯は徐々に聴こえなくなるというから、20才以上のお客さまに特化したルチアーノショーにももってこいの概念だと思われる。

しかし、「聴こえる、聴こえない」と、脳が受信しているかどうかは別だ。

/*
普段の生活でも「イチイチ気にしない」ことはたくさんあり、それは「説教」と同じ。最初はショックを受けても、あんまりガミガミうるさい人がいると、周囲は巧く「聞き流す」技術を身につける。
そう。「騒音」は健康を害するが、ライブハウスで働く人が耳が悪くなるかというとそうでないのと似ている。聴き手にとって「心地よい」か否かが全て。人間の脳はどこまでも自己都合であり、それが自分の身体を守るための防御本能でもあったりする。言い換えると「説教」も、「この人はこんなに私のことを想ってくれているんだ」と感じれば、涙を流してその言葉を受け止めようとする。
*/

ルチアーノショーは、ショーでもBGMでもこの17KHz〜領域をカットしない。
原盤のまま非圧縮(または可逆圧縮)で再生する。
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聴こえていないように思われたこれらの音声領域を、香水や葉巻のケムリの抜けで例えるならば、日本の梅雨時と、パリの空の下の違い以上に大きい。
葉巻にとって「湿度」は生命線であり70%を保っていなければならない。よって日本の梅雨時は葉巻にとっては最高の湿度環境であることは間違いないのだが、香りが抜けず、滞留時間が長い。よって充満する。抜けの悪い空間で葉巻を吸うと、スーツや髪の毛がくさくなる。ケムリの滞留時間の長さを物語っている。

しかしパリの空気はまるでパリの恋のよう(?)。とても軽い。カフェのテラス席で昼間っから葉巻を吸っている人がいても、隣にいて気づかないほど。風がふけばたちまち新しい1シーンが訪れる。風と共に去りぬだ。シャンゼリゼは「歩き葉巻」も見られるし、香り・ケムリの抜けの良さは抜群だ。

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香水の世界でも同様のことが言われ、おフランスで「良い香り」だと思っても、日本に持ち帰ると「重い」「強い」といった具合に印象・表情が変わる。
料理も同じ。例え同じレシピであったとしても、パリで食べるのと日本で食べるのは同じではない。まず香り立ちが異なる。
空気が重く「滞留」する場合、トップノートに用いられる柑橘系などは、気をつけないといつまでも残ってしまったり、アルコールがすぐに飛ばず「強く」感じる要因となる。一方で抜けの良い環境であれば、多種のハーブを使った「香り立ち」を活用することもできる。Herbes de Provenceのように。
こうして各地の気候に合わせた香り・食文化が生まれるということでもある。

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空気の重い・軽いは気圧の影響かと思い調べてみたが、東京もパリも1000hpa前後で全く差は見られなかった。
だとすれば原因は「湿度」ではないかと思っている。
※「肩こり」という症状は、外国人は日本に来て知ると言う。現地では起きないし、日本で肩こりが発症しても現地に帰るとすぐに治るそうだ。湿度による冷えではないだろうか。

湿度が高いということは空気中の水分子が光も音も遮っている。
※光は乱反射や屈折など。音は防水プレーヤーをお風呂に沈めると全く音が聞こえなるソレと同じ理屈で、水中に空気がないため、空気振動で音を伝えることができないから。日常生活でも「水」の影響力は多大だ。

日本で見る「色」と海外で見る「色」が異なることも、各国独自の色彩感覚が文明・文化として証明されている。
※色も香りも、聴こえる音も違うのだから、文化も違って当然だということが見て取れる。

/*
ルチアーノショーの撮影は、湿度による歪みを取り除くために、空調全開で行われる。
次のひまわりの写真は、空調全開で湿度を極限まで取り除いた環境下で撮影。海外のような乾いた感じが表現できている(と思っている)。
*/
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聴こえない領域をカットした音源ばかりが出回る昨今、いざ聴こえないはずの音域を再生されると、何か「爽快感」があるのだ。例えるならば、隠された(閉ざされた)「真実」に光が差したような気持ち。「本当」はこうだったのね!みたいな。

/*
17KHzか24KHzかの違いは、ラジオで言うAM(〜10KHz)とFM(〜15KHz)以上の差がある。聴こえないのは「認識」していないだけで、音自体は脳に届いているのだから、潜在意識・顕在意識に似ている。「潜在」意識が9割をしめると言うし、表向きのものばかりにフォーカスを当てるのはむしろ動物的にリスクが高い。
*/

ルチアーノショーは飲食店であるにも関わらず「ココ音イイよね」と褒められる由縁だと思っている。
かと思えば相反して、可聴領域の最もメインな音域「人の話し声」に該当する周波数帯をイコライザーで「下げ」ている。
なぜだろうか。
それは、オーダーテイクやお客さまの会話を邪魔しないようにということである。

ルチアーノショーの科学は奥が深い。

そこに更に「香り」を引き立てるために、コードネーム「ブラックホール(!)と言われる換気扇が装備されている。
※通常の空調とは別に。
梅雨時でも快適な「香り環境」を提供できる理由はここにある。
気候によって変わる空気の重さを、空調によって可能な限り一定に保っているのである。

是非、余所で吸う葉巻、他で味わうワインの香りなど、比べていただきたい。
香水の成分を当てるとボランジェ「ラ・グランダネ」がもらえるチャーリー主催のキャンペーンも実施している(笑)。

ルチアーノショーの科学は奥が深い。

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ルチアーノショーを満喫するその時が来た。

全人類ルチアーノショーに集合!的な。
いや、ホントに凄いと思いますよ。ハイ。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

※完成間近だった“宇宙”ブログ、誤って綺麗さっぱり消してしまい、急きょこちらの記事をアップすることになった。
木曜日に間に合わなかった。すまぬマイク・タケダ(編集長?)。

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by charlie-ls | 2014-05-31 11:33 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

私のオートクチュール香水「銘シーン」(Meilleur Moment)すなわち「メヤママ」は最近アガタの“お気に入り”となった。
2ヶ月ほど前の「第一印象」はあまり良くなかった様子だったが、時と共に、心境と共に香りの好みは変わる。季節の移り変わりのように。

「見た目はヒドイけど喋って見たら案外イイ人ね」的な感じだろうか(笑)。

香りの好みが合う人は、総じて相性が良いと言うが、この説は、香りが大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、大脳辺縁系は「本能」を司ることに由来している。知識や情報に左右されにくい。
しかし私とアガタの相性はと言うと、1/38500秒では非常にしばしば(very often的に)ズレる(笑)。

ちなみにメヤママの非公開成分7種の当選者はまだ出ていないし、ブログ記事も自動的に消滅していない(笑)。
ソムリエ達よ挑戦してみないか。ボランジェを手に入れてみないか
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アガタの好きなレモングラス(左)と、ロキシーの好きなミルラ。

レモングラスの香りを好む人は、筋肉疲労の傾向が見られると言うが、アガタに尋ねたところ実際にそうだった。ショーダンサーで毎日4時間踊っているのだから当たり前と言えば当たり前だが、香りの好みは人のその時の状況を見事に表してくれる。ちなみにレモングラスはイネ化で草から抽出される。名前とは裏腹にレモンとは全く関係ない別物だ。

一方でロキシーはミルラ(没薬)が好きという。ミルラはカンラン科の樹脂であり、古くは“ミイラ作り”に使われていた。
以前Facebookで全身に包帯を巻いたロキシーの写真(コスプレ?)を見たことがあるので妙に納得した(笑)。
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ワインも先に香りで選べたらいいのにと思うことがよくある。
そうすれば本能的に欲したものを選択できるし、今の自分に最も必要なワインを選ぶことができる気がする。
しかし一度抜栓したら2〜3日しか持たないので、香りだけテイスティングするということはなかなかできない。そもそも開けたら最後、ボトルは買い取るしかない。

ワイン選びも値段が高くなってくるとなかなかギャンブルだ。
幸いにもカリフォルニア・ワインで「ハズレ」だと感じたものはほとんどないし、ルチアーノショー・セレクションのワインは非常に優れていて、コストパフォーマンスも高い。
昨年ルチアーノショーでバイ・ザ・グラス提供されていたダリオッシュ・ワイナリーの赤ワイン「キャラバン」は、グラスにしては2,900円と高めだが、絶賛に値する程のコストパフォーマンスを誇っていた。
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白い砂の砂漠とキャラバン。ナガイ作。

「ハズレ」を出さないためにもソムリエという仕事があるのだが、個人的なことを言うと、フランスワインはなかなか私の好みにはマッチしてくれない。
過去(もう7年以上前だが)に飲んだフランスワインで美味しいと思ったものは、ペトリュスとラフィット、バタール・モンラッシェ(の一部)、シャブリ・グランクリュのみ。ソムリエに勧められるままに注文したものだったが、美味しいものの値段も高い。

私なら“ジャッジ”と“ボンド”(いずれもカリフォルニア)。
※瀬戸秘書室長のブログ「パリブラインドテイスティング事件の再来」ではVIPによるジャッジとバタールの豪華飲み比べの様子が綴られている。時の流れは早くもう3年も前の記事だ。
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ボンドは5種あり、その中でもヴェッシーナとクエラが好き。

ジャッジ(シャルドネ)とボンド(カベルネ・ソーヴィニョン)はここ6年以上変わらず好きな銘柄だし、飽きさせない魅力があるので、自信を持っておすすめできるワインだ。ビンテージごとの差もそれほど激しくなく安定していて、パーカーポイントも常に95点以上を堅持している。

なぜこの2本が好きなのかというと、それはまさしく“香り”が持つストーリー性、ドラマ性だ。
ルチアーノショーでは、ワインの色を見るんじゃない。色気を見るんだと教える。
どれだけ葡萄の品種や年数を感じ取っても、その向こう側のドラマが見えてこないと、ワイナリーの信念や思い入れを理解するには至らない。
それは野菜も同じで、マイク・タケダのブログ「野菜農家 浅野悦男×ダリオッシュワイナリー ダニエル×赤髪のロキシー」でも語られている。
これらは勉強や訓練よりも、人間として感性が問われる領域ではないかと思うし、一番難しいそこを追求しようとするからルチアーノショーはオモシロイ

ルチアーノショーがオープンして間もない頃よく見かけたシーンがある。
まだ若干20才ちょっとのスタッフに、研修で高級なカルトワインをテイスティングさせる。
スタッフ:私にはまだもったいないです。
教官:いいよ、いいよ。飲んでみて。
スタッフ:いただきます。
スタッフ:美味しいです。いやぁー素晴らしいですね。酸味といい舌触りといい、深みのある味わいといい。
教官:高いからそう感じる?
スタッフ:いえいえ、そういうわけではなく・・・。
教官:自分でお金払うならこの前のとどっち選ぶ?
スタッフ:前回の方を・・・。
教官:今回のを選ばない理由は?
スタッフ:少し苦みというか、青臭ささを感じまして・・・。
教官:遠慮せず好みを言っていいよ。
スタッフ:前回の方が好きです。あの華やな香りが強く印象に残っていまして。
教官:それが本音なんだから自信のある方を売ろう、いいね。

自分が自信を持てないものを売っちゃいけないというルチアーノショーの科学である。
ワインの渋みとか酸味とか舌触りとか色とかビンテージとかはプロなんだから当たり前に学習するとして、「あの華やかな香りが」とときめいた表情で語られると、何か思い入れというか強いアピールを感じ、おっ飲んでみたいなと思う。

もちろん、人生経験もそうだし、いろんなもの飲んで年数経たないとわからない味ってものもある。
しかしそれを若手に追求してもしょうがないし、早く年を取らせる必要もなく、むしろ若さは若さとしての良さがある。

「今の自分」で自信が持てるものをすすめようってことですな。

一方余所で食事すると、飲んだこともないワインや高いお酒を知識だけで「おすすめですよ」と売ろうとしてくる人がいるが、ルチアーノショーでは「何を根拠におすすめなんだい?」と追求される。結局は「カタログ」上のスペックでしかない。
このインターネットの時代、WEB上のどこかに載っている情報だし、手持ちのiPadでそのまま検索することもできる。知識・情報というものは専門家だけのものではなくなった。
印象を尋ねると、飲んだことないもんだから苦し紛れに「飲みやすいですよ」なんて言われる。そもそも飲みにくいワインは出さないでほしい(笑)。

目を開け。口を開くな。 by ゴッドファーザー
考えるな。感じろ。 by ブルース・リー

そういうことじゃないか。

そんな本日のBGMは(久しぶり)GoldenEye by Tina Turner(007 "GoldenEye" Theme)
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映画スカイフォールに登場したブルドッグの置物。ボンドの上司「M」の机の上に置かれていた。

“香り”を学ぶと、「空気を読む」の意味がわかってくる。
アロマでもワインでも、どんなに知識・情報を身につけ、どれだけカウンセリングしても適切なものが提供できない人もいれば、初めて会ってわずか数秒で相手が欲しているものを提供できる人もいる。
オーラを読み取るのか、波動なのか間合いなのかわからないが、まさしく「本能」による触れあいの領域ではないかと思う。

色を見るんじゃない。色気をみるんだ。
それは見えてないものを感じ取るムーディーでロマンのある世界である。

そこを追求し科学するルチアーノショーでは、是非「私っぽいワイン」「私に似合うカクテル」なんてオーダーをお試しくだされ。

あとがき
傘がないネタがない後がない籍がない屋根がないと、追いかけられるかのように綴り続けたルチアーノショーの支配人であり文人米澤の最新ブログ「清く、正しく、美しく」は、何か今までになく心が澄み切った印象を受けた。

ブログデビュー(私と同時期)から1年経った今も相変わらず胸板の薄い米澤 儀明
何かの予感を感じずにはいられない。

静かに幕を開けたルチアーノショー第10シーズンは、史上初のショーのない“新しい火曜日”を打ち出している。

あなたの人生の銘シーンはここで生まれる。
私はそう信じている。

Photographer: Charlie

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ミニマムペアプラン
ピッツァ1枚+ロバート・モンダヴィ「ツインオーク」(赤または白)1本でペア6,000円(2人で)はいとをかしすぎる。
※消費税、サービス料、スタンディングテーブルのカバーチャージ込み。

by charlie-ls | 2014-05-22 02:09 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
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ルチアーノショーにいると本当に勝負運が強くなる。
また当たった。
→金運パワースポット。世界中から“Happy New Year”
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2,000円が117,056円になるなんて50倍だ。
確率で言うとBIG 1000の2等は1/8,052

1/38,500秒とかやっててみんな全然外さないものだから、当たって当たり前のような気持ちになるし、実際にルチアーノショーでポーカーをやると「4カード」(1/4165)が「よくでる」から本当にここはパワースポットだと思う。

風水などでは、「勝負運」は筋肉みたいなもので、鍛えていると次第に強くなると言う。
そんな気がする。

ルチアーノショーには「7」というオリジナルルールのゲームがあって、同じ絵柄の「7」を5回連続でひく強者もいる。
1/52の5乗だから1/380,204,032

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※舞台監督の金運のカップ&ソーサー。

私もお正月のブログで世界中の人達を招待したいと書いたのだから、そろそろいくよ(と宣言してみる)。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

▼ルチアーノショー当選履歴
 ■2014年
  ●私(チャーリー):BIG 1000 2等:117,056(今回)
  ●私(チャーリー):BIG 1000 2等:44,082円
  ●私(チャーリー):BIG 3等:38,424円
  ●私(チャーリー):BIG 3等:39,693円
 ■2013年
  ●私(チャーリー):toto 3等:75,310円
  ●瀬戸秘書室長:toto 3等:95,090円
  ●マイク・タケダ:toto 2等2口、3等16口:計133,454円
  ●スタッフ(非公 開):toto 1等1口、2等9口、3等32口:計11,389,526円

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by charlie-ls | 2014-05-17 18:53 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

2014年初頭、雪の降る東京で、ロシアより愛を込めて、ボンドガールさながらの美しい女性から香水のアトマイザーをもらった。

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私が古くから“香り”を学んでいることを知っているこの女性は、「プレゼントしたボトルにぴったりな香りを作ってみて」とオーダーをくれた。

私は瞬時に映画グレート・ギャツビーの登場人物「デイジー・ブキャナン」を思い浮かべた。
※舞台監督の“ダリア・ブキャナン”ではなく。

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構想に迷いはなく、“社交界の華”はわずか30分足らずで完成した。

その名も「銘シーン」

テーラー・ロクサンヌに仏訳を依頼すると ''Meilleur Moment'' と返ってきた。
日本人が発音すると「メヤママ」。

メヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママ

と繰り返すとゲシュタルト崩壊効果で気がつけば「エダマメ」とか「マンマミーア」とか「ヤンマー(トラクターの)」とか脳裏で繰り返す。

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※写真は適当に並べたもので「銘シーン」の構成成分とは関係ないのでご了承願いたい。

可憐な印象をそのままに、アタックからトップノートは柑橘系で「出会い」を表現し、その裏側でラベンダー、メリッサ、マジョラムとシソ科のハーブ群が「複雑な人生」を密かに描く。
そしてミドルノートはローズ、ゼラニウム、パルマローザのフローラルな“夢見心地”に陥り、ジャスミン、イランイラン・コンプリートの「より深い情熱」すなわち官能の世界へと吸い込まれて行く。
ラスト(ベース)ノートではバニラ、ベンゾインで甘く締めくくってみた。

ローズだけでも3種使い*3、絡み合うような色気を演出している。

調香したエッセンシャルオイルは20種類。
※全て天然成分で残留農薬検査やオーガニック認証を受けているもの。

アルコールは75%で、ザ・パルファン(いわゆる“香水)”仕様。
※パルファン(香水) 濃度15 - 20%、アルコール75 - 80%
 オードパルファン 濃度10 - 15%、アルコール80%
 オードトワレ 濃度5 - 10%、アルコール80%
 オーデコロン 濃度2 - 5%、アルコール90%以上

同じくギャツビーの登場人物である「マートル(Myrtle)」(フトモモ科)を入れたのは若干の遊び心(笑)。
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完成した香りをボンドガールに届けると、即座に「香りが多岐にわたり、リッチで豊かな香り立ちが名香ジャンパトゥのジョイのよう。古き良い時代の香水を思わせる」と賛辞をくれた。

いいのか、ジャン・パトゥ。
恐れ多いよ、ジャン・パトゥ。

禁酒法から世界恐慌、第二次世界大戦へと向かう1930年発表の“ジョイ”は「香水の女王」と呼ばれ、シャネルの「No.5」に次ぐセールス記録を持っている。
ジャンパトゥの営業はロールス・ロイスで回ったという。
100種類以上の成分をブレンドしたジョイは名香名高く、2000年に英国FIFI「世紀のパフューム」賞を受賞した。

私はデイジー・ブキャナンをイメージしたことは伝えなかったが、まさしくグレート・ギャツビー的な時代であり世界観だ。
何か読み取ってくれたのかもしれない。

そしてこの「銘シーン」をサンプル用スプレーボトルに入れ、フランス語化してくれたテーラー・ロクサンヌに渡した。
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このスプレーが粒が荒くブシュッとすごい量出るもんだから、アルコールも飛びにくくアタックが強すぎてサンプルにならない(笑)。

しかしすぐさまロキシーは「イメージはデイジーですね!」と言う。
さすがメヤママ。
何でわかるんだメヤママ。

メヤさんのママみたいだが、すごいよメヤママ。

瀬戸秘書室長のブログ香りに目覚めることは、豊かさに目覚めること♡を思い出した。
香りにはドラマがありストーリーがある。
そしてミスシバタのプルースト効果のソレもいとをかし。

コニャックを飲むとあなたを思い出すわ」なんて言われてみたい。
「コンニャクを食べるとあなたを思い出すわ」はまだ今世では言われなくていい。

そんなメヤママのサンプルはルチアーノショーに常備しておりまする次第です。
ご興味のある方は「メヤママ、シルブプレ」とお声がけくだされ。

そこで!
今回調香した20種類のエッセンシャルオイルのうち、ここに記載していないのは7種類。
その7種類の中から5種類を当てた人※に、ボランジェ・ラ・グランダネ2004年(ボトル1本)をチャーリーからプレゼント!(みんな当たったら大丈夫なのか)
※店頭テイスティングで05月末日まで。

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★ボランジェ ラ・グランダネ 2004年 ボトル価格:27,000円(税込) グラス価格:3,900円(税込)

★公表した構成成分13種類(順不同)
 ジャスミン
 イランイラン・コンプリート
 ラベンダー・タスマニアン(酢酸リナリル37.75% *1
 マジョラム
 ダマスクローズ・アブソリュート
 ダマスクローズ・オットー
 ローズ・オットー
 ゼラニウム
 メリッサ
 マートル
 パルマローザ
 バニラ
 ベンゾイン(もちろん化合物ではなく安息香“Styrax benzoin”の方)
 +
 XXX 1
 XXX 2
 XXX 3
 XXX 4
 XXX 5
 XXX 6
 XXX 7

非公開7種のうち2種は若干マニアックなものの、5種は極めてメジャーなエッセンシャルオイルであります。

是非ルチアーノショーにご来店くださって、香りだけでない“銘シーン”を満喫してくださいな。

あとがき
私のブログアップが遅れたので、先にロキシーのテイスティングブログ(英語)「A Mission for an Undercover pair of Nostrils」が掲載された。
カナダ人諜報部員が綴ったこのスパイ文書は、30秒で自動的に消滅※2すると締めくくられている(笑)。
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テーラー・ロクサンヌ作、オリジナルドール

※英語読めないけどロキシーってすごい文章力だと思う。

なおこのテープも(最近の機器はテープが再生できないし)自動的に消滅※2する。

あなたの人生の銘シーンはここで生まれる。
私はそう信じている。

Photographer: Charlie

※1 酢酸リナリルが35%を下回ると、ラベンダーが持つ沈静効果が十分に得られないと言われている。
※2 映画スパイ大作戦(Mission: Impossible)より。
※3 オットー(水蒸気蒸留法)とアブソリュート(溶剤抽出法)とでは香り立ちが異なり、組み合わせることでより厚みが出る。という私の勝手な説。

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by charlie-ls | 2014-05-16 21:39 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
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この3週間ほど、ほぼ毎日正午〜13時くらいの時間帯に、東京上空(中央区、千代田区、港区付近)をセスナ機がブンブン飛び回っている。
ずっと気になっていたので、久しぶりに70-200mmのレンズを引っ張り出して撮影してみた。
推定高度700m。
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機体番号「JA4059」をgoogleに入れてみると朝日航空と出た。
ホームページを見る限り、パイロットの養成のようだ。

いつか私も飛んでみたい。
映画【華麗なる賭け】(1968年、米)はスティーブ・マックイーンの小型機操縦とともに始まり、名曲「The Windmills of Your Mind (Theme from "The Thomas Crown Affair")」が流れる。

葉巻とコニャックがほしくなった(笑)。

※この記事はチャーリー個人ブログであり、ルチアーノショー寄稿ブログではありません。

by charlie-ls | 2014-05-14 14:07 | 個人ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

日本公演中のバーン・ザ・フロア(Burn The Floor)のメンバーがルチアーノショーに遊びにきた
この日、ルチアーノショーはバーン・ザ・フロアの公演に招待され、バーン・ザ・フロアはルチアーノショーに招待され、1日のうちに観る側・魅せる側が入れ替わるというめまぐるしい展開。

今回は突然かつGW最終日で新鮮な食材も入らず、料理・ダンスショー以外でもてなすこととなった。

燃えあがるバーン・ザ・フロアをバーテンダー村瀬氏の“-196℃液体窒素ショー”でたちまち「アイス・ザ・フロア」に名称変更させたというもあるが、舞台監督が勝手にオーディションを申し込み、村瀬氏のタップダンスでその場が凍り付いたというもある(笑)。

マイク・タケダから「偶然赤坂にいませんか」と連絡が入り、カメラ一式持って偶然いたもんだから(笑)日付も変わろうかという時間帯にルチアーノショーへ向かった。

毎度のごとくフラッシュを1/38500秒=0.00002597秒にセットし、バーン・ザ・フロアをお馴染みの“高速閃光”で狙い撃つことに。

バーン・ザ・フロア水風船爆発写真集であります。

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さすが世界一のダンサー集団。タイミング良すぎ。
ほとんどが一発OKで、1/38500秒が“合う”からすごい。
合図はいつもこの音楽(Godfather II - Murder of Don Fanucci / Marcia Religiosa)
リズムに合わせてシャッターを切る+水風船を割る。

※私がスローシャッターに設定し忘れてしまい、背景が暗くなってしまったが、その分水しぶきの輪郭の細かさは綺麗だ。

「バーン」な人達は火が消えるのが怖いのか、意外にも目をつぶってしまうことが印象深い(笑)。
最後の方は完全に“酔っ払いフロア”と化していたが(笑)、ブロードウェイのエンターテイナー達が疲れを忘れておおはしゃぎさせるルチアーノショーに毎度感服する。
※この日彼らは13時と17時の2公演後の来店だった。

シャッターを切る度に大声で奇声(笑)を発したり、ガッツポーズをされたり、こんなに喜んでもらえるなんて本当にありがたい。

高速閃光シリーズも気がつけば私のトレードマーク化しつつあるが、決して諦めず、疑うことすらなく前を向いて走ってきた彼ら↓のたまものだ。

高速閃光初期。ドヤ顔のナガイ(ガラクターズ兼撮影補佐)。
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高速閃光中期、もれなくドヤ顔のマイク・タケダ。水しぶきのマフラー。
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高速閃光中期、スパーク・シャンティ。※後ろにマイク・タケダとナガイの2人。
f0337316_15070146.jpg
人を楽しませるって楽しい。
笑ってもらえるのなら、それまでの道のりは一切惜しみない心の持ち主達の集まりである。

あなたの人生の銘シーンはここで生まれる。
私はそう信じている。

ルチアーノショー第10シーズンの幕開けです。

Photographer: Charlie

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10F;レストラン 03-3568-4820

by charlie-ls | 2014-05-08 15:47 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
個人ブログ

今年「偽ベートーヴェン」問題が世間を賑わせた。
多くのコミュニティで「裏切られた」という発言をしている人たちがたくさんいた。
尋ねてみたいことがある。

何か彼と契約でもしたんだろうか。

CDを買った。その支出に対し、当初予定していたもの(聴覚障害者)と違っていたことに対する「裏切られた」なのだろうか。

聴覚障害を持つ人が創った曲だからいい曲だと思ったのだろうか。
それとも聴覚障害を持つ人を応援するためにCDを購入するという「支援目的」の支出だったのだろうか(これならわからなくもない)。

ベートーヴェンは耳が聞こえない(ことになっている)から、何百年もの間優れた音楽家として評価されているのだろうか。
ある一説では「聞こえていた」とも言われている。代表作「運命」は、3歳の頃亡くなったおじいちゃんの譜面からパクったものとも言われている。

バレる前に死んで良かったねという話なのだろうか。
バレたら世の中からベートーヴェンの曲は瞬く間に消え去るのだろうか。
作品(音楽)自体は評価対象ではないのだろうか。

そうなると、バレるかバレないかの違いしかないんじゃないか。

私にはわからない。

「信じた自分」はどこに行ったんだろうか。
その曲を「いい曲だ」と感じた自分の感性はどこに行ったのだろうか。

聴覚障害者として不正に金品を受給していた、或いは控除によって納税等を免れていたというのならそれは処罰されるべきだし全て返還すべきだが、これは音楽CDという「作品」の出来映えとは関係ない

映画やドラマなんてほとんどが作り話(フィクション)だし、プロデューサーがいて役者がいる。
その作り話に世界中は興奮し、涙してきた。
まさしくそれがエンターテインメント(娯楽)だ。

新垣氏と佐村河内氏はまさにそんな関係だが、もし耳が聞こえていたことがわかった途端「裏切り」として社会から抹消されるならば、障害者の作品は障害者だから買ってもらえるのであって、「芸術」としての評価ではなく、ただの義援金(支援購入)のようなものになってしまわないか。

となると、障害者がどれだけ才能を振り絞っても、その多くの「評価」と思われたものは、障害者であることが前提でしかなく、正当な芸術としての評価は得られにくい(または得られない)ということになる。下手すればただの「同情」でしかない可能性も秘めている。

もし作品が評価されることが励みになって、障害が治癒した場合、もう売れなくなるのだろうか。
ならばその本人は悟るだろう。

やっぱり障害がないと売れないのか、俺の作品は。

それを逆手にとって、障害者のフリをする者が出てきても当然だ。
はるか太古から人の弱みにつけこむ詐欺師がいなくならないのと同じだ。

でも。
例え何かが“嘘”でも、作品自体が良かったら、作品に対して支払った対価は惜しくないはずじゃないか。
「裏切られた」は何かズレているんじゃないかと感じる。私は。

もちろん契約レコード会社が言うのならわかる。

自分に自信を持てず、何かしらの筋書きを必要とする人が増えた気がする。
 雑誌にいいと書いてあったから買った。
 ●●がいいとすすめたから買った。
 口コミレビューにいいと書いてあったから買った。
参考にしたとしても、最後の判断は自分ではないか。「買わされた」わけじゃないのだし。

何か「スカイマーク社のミニスカート制服に正義はあるか。」と同じ分類の疑問かもしれない。

ニュースになるまで私は存在自体知らなかったが、今日初めてフィギュアスケートで使用された「ヴァイオリンのためのソナチネ」を聴いてみた。
新垣氏本人が言う「現代音楽の勉強をしている者なら誰でもできる」はその通りだと思う。“ちょっとした映画の挿入歌”という印象でしかなかった。
音と音のつながりが“劇的”ではなく、教科書的な旋律に聴こえる。
自身が影響を受けた曲をつなぎ合わせたような、代表的な旋律展開の集合体と感じた。
私だったら聴覚障害のある人が創った曲でもそうでなくてもCDは購入しない。

ニュース記事によると新垣氏本人も当初「売れるわけがない」と思っていたらしい。

いずれにせよ最後は自分の好き・嫌いだと思うのだが、なぜ“裏切られた”と感じるのかが、私にはわからない。

本だってほとんどがゴーストライターによるものなのだし、今更どうしたんだろうと思う騒動だった。

ベートーヴェンの「悲愴」第三楽章から感じる緊迫感とどこかヒステリックな展開は“アーティスティック”だ。
だから作者の耳が聞こえていたとしてもそうでなかったとしても、私はこの曲を聞き続けるしいい録音があれば追加でCDも買う。

※この記事はチャーリー個人ブログであり、ルチアーノショー寄稿ブログではありません。

by charlie-ls | 2014-05-03 22:08 | 個人ブログ | Comments(0)

「時」ってオモシロイ。


「オモシロイ」とはロキシーがよく使う言葉で、「趣がある」」「好き」という意味合いで使われる。
外国人がとらえる日本語のニュアンスもまたオモシロイ。

オモシロイオモシロイオモシロイ・・・とずっと読んでいるとゲシュタルト崩壊を招くのもオモシロイ。
イモとオロチに見えてくるのもオモシロイ。

そんなロキシーも無事にワーキングホリデービザ→就労ビザを取得し、ルチアーノショー第10シーズンの出演チケットを手にしたかのようで、そこはかとなくオモシロイ。


“進化”とは「進んで化ける」と書く。で、相対値・絶対値についてふれた。

ある直線上に一目盛り「1」とし、1cm刻みの-5〜0〜+5という座標があった場合、隣の数字(例えば0と+1)を“近い”と感じるのは、「数字」と「距離」を信じているからと言える。
0から見たら+5より+1の方が数字的に近いし、直線上の座標でも0から+5は5cm離れているのに対し+1なら1cmだしといった具合に。

心を無にして地図を眺めてみた。
東京からの直線距離を見比べると、モスクワ15cm、香港3.5cmと、明らかに香港の方が(4.28倍)近い。

飛行機による移動所要時間は、
 東京からモスクワまで10時間。
 東京から香港まで3時間半。
時間的にも香港が(3.33倍)近い。

JALのホームページで往復運賃を検索してみた。
 東京・モスクワ:175,630円
 東京・香港:52,620円
 ※2014年05月25日頃のエコノミー料金。税金・燃油特別付加運賃等*含む
料金的にも香港が(3.33倍)近い。
※この場合の「近い」は、その運賃を稼ぎ出すまでの労働時間で考えてみた。

いざ計算してみると、所要時間と料金の比率が見事に一致している。
が、地図(メルカトル図法)上の直線距離比で見ると、時間的・料金的に「より遠くへ行く」という視点では、モスクワの方がお得感がある。

/*
今でこそ「より遠くに」という発想は無意味に感じるが、飛行機や船がない頃は「より遠く」に非常に重要な意味を持っていた。
近年で言えば電話代や通信費の従量課金か固定制かに似ている。従量課金だと「1分当たりの料金に対し何を話したか」と内容を考えるし、どのサイトを閲覧するかも考えてしまう。「ギャグサイトを1時間見ていたら5,000円かかった」場合、5,000円分笑ったかどうかの価値を考えるという具合に。
*/


もし、生まれた時から飛行機の所要時間も料金もこの反対だったらどうだろう。
 東京からモスクワまで3時間半。52,620円。
 東京から香港まで10時間。175,630円。
物理的な距離よりも「精神的には」「お財布的には」モスクワの方が近い。

10時間なら「今度の2連休でモスクワに行こう」とは思わないが、3時間半なら思うかもしれない。
料金的にも「シンシラ(チンチラ)の毛皮のコート」を買いにモスクワに行きたくなる上、それでもおつりどころか日本で販売すれば利益が出るから、ビジネスクラスにしよう、ホテルをスイートにしようと差額によって新しい展開(お金の使い道)が見えてくる。現地でのディナーも豪華になるかもしれない。よって費用対効果的にとどまらず「充実」までもがついてくる。

これがおおよそ10年続くと、新しい世代にとっては「香港よりモスクワが近い」という感覚が根付いてくる。
そしていつしか地図上の距離を気にしなくなり、方位と緯度経度(気候)、周辺国の確認程度の参考資料でしかなくなる可能性もある。

人間はどこまでも自分本位というか、おおよそ自分にとってどうなのかという点でしか物事を評価していないことがわかる。
そして、近い・遠いという生活に密着した基本的な感覚ですら、年代によって差異が生じる可能性を示唆している。

/*
インターネットがなかった“中年”以降の世代では、パソコンの前で頭を悩ませているより、身体を動かしている方が仕事をしているように見える人が多い。
しかし、もし科学技術の進化によって「寝ている間のシータ派をエネルギーに変換し売却できる技術」(あくまで例え)というものができた場合、「何を起きているんだ、早く寝ないか」と叱られることになる。「労働」の概念さえもが覆される。
*/


スピリチュアルな世界では、2012年12月に「アセンション」が起きるとささやかれたが、その中には「時間がなくなる」というものもあった。
並行して有名どころでは「タイムウェーブ・ゼロ理論」(波状型時間理論)という考え方も存在する。
「時間」(単位ではなく時間そのもの)がなくなれば、「所要時間」という概念がなくなり、移動に伴う「距離」を気にする意味合いはなくなる。
おそらくは「距離」とはただ物体の大きさを測るだけのものとなり、同時に時間がなければ「速さ」という単位もそもそも測定できず意味をなさない。

よって「時間」がなくなることで、近い・遠いといった自分の現在地(基準点)を中心とする相対的な感覚はなくなり、「座標X,Yに移動する」という絶対値ベースにとってかわる。
が、時間がないと「移動した」と認識する材料である「経過」がないため、結果的に「移動」という概念もなくなるに違いない。
すなわち「テレポーテーション」とはその時に起こりうるものではないか、と推測される。
一方で、時間がないのだから過去も未来もなく「タイムマシン」という考え方もなくなる。

私の中で「テレポーテーション」と「タイムマシン」は対義語に近いものとなった。

地球という物体がある以上、東京から見て香港よりもモスクワの方が物理的に遠い位置に存在していると認識し続けることになるだろうが、時間という概念がなくなった際、全ての座標は等距離であるという状態を2D、3Dで表現することは視覚的に難しい。

もしかすると「視覚」を必要としない世界なのではないか。と思う。

そこで最も身近(?)にあり、この状態に近い存在を探してみた。
Random Access Memory(RAM)はどうだろうか。

Wikipediaでは

本来は随時アクセスメモリのことで、格納されたデータに任意の順序でアクセスできる(ランダムアクセス)メモリの意味である。「ランダム」ということは、データのどんな断片でも、その物理的位置や前後のデータとの関係に関わらず、一定の時間で参照できることを本来は意味しており、対になるのはシーケンシャルアクセスメモリである。

と解説されている。
パソコンに当たり前に搭載されているこのメモリは、1の次は2、次は3で次は4という読み出し方はしない。
1も2も3も4も必要ならば(bit幅の範囲内で)同時に読み出されるため、近い・遠いが存在しない。HDDやCD,DVDのように「回転待ち」もない。
※ルチアーノショーの爆速πサーチシステムもこの仕組みだ。
一方全く反対の仕組みはカセットテープであり、順次読み出さなければ1つのデータとして完成しないので、1の次は2を読まないと「音楽」を聞くことはできない。

直列か並列かに近いだろうか。

RAM内のメモリ空間の“様子”が、私の考える四次元(4次元ユークリッド空間)像に最も近い。
※四次元には3次元(物理)空間と1次元時間からなる4次元時空のことを言うミンコフスキー時空もあるが、ここでは時間がなくなったと仮定しているのでユークリッド空間の方を言う。

昨年10月02日、ルチアーノショーの資料では「記憶術」および、これらを表現・解説するために、プログラミングの世界で言う「多次元配列」を例として挙げた。
この多次元配列の「メモリ空間」を「次元」に当てはめると、配列(1次元)はメーカー名(車の例で) ("jaguar", "astonmartin", "bentley") とまさに「」である。「メモ」として1行(X軸)に書くことができる。
2次元配列は上記に加え「スタイル」を入れ ("sedan", "coup", "volante") の列(Y軸)に対し値(ボディカラー)を割り振る。まさに「」であり、これでエクセルで言う「行」と「列」ができる。※添付図1

f0337316_11162440.jpg
更に3次元配列では上記に加え在庫数を入れる。縦・横(行・列)だけでは表現できなくなったので、奥行き(Z軸)を加える。まさに「立体」である。エクセルで言うと「向こう側」に奥行きが生まれる状態。※添付図2
※ただし表を重ねただけでは2次元の重なりに過ぎず、Photoshopで言うレイヤーと変わらない。それでも「3次元エクセル」は新しいかもしれない。

f0337316_11171802.jpg
"Jaguar"の"Volante"は"Snow"であり在庫は3台。X,Y,Z軸のみで記録できる情報だ。
4次元配列以降も同様だが、図解するのは難しい。X,Y,Z軸以外に視覚確認できる方法が少ない。色分けするとか工夫すれば何とか意味を持たせることはできるが、その色が何を意味するのかの別表が必要となるため、単体では機能しない。

よって4次元以降は「視覚」はいらないんじゃないか、というのが私のいい加減な説(笑)。
※むしろ視覚という感覚が4次元の理解を遅らせる気がしてならない。これは「香港よりもモスクワの方が近い」ことになった場合に、地図を見てしまうとそれを理解することの妨げとなるからだ。

※ちなみにWikipediaの4次元画像
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/55/8-cell-simple.gif

で、何の話し?ってところだが、この4次元的感覚味わう料理の開発が始まった新しいルチアーノショーってスゴクナイ?ってことが言いたかった(笑)。

新しい物を生み出すって大変だし、この地球上で3次元感覚のものはもう出尽くしているように思える。
だったら次元上昇しようっていうアセンション的なノリがルチアーノショーであり、ナウなヤングにバカウケである由縁でもある。

すなわちレッツ的なゴーであります。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

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by charlie-ls | 2014-05-01 11:28 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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