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ルチアーノショー寄稿ブログ

水の研究を進める過程で、日常的に最も大量の水に触れる機会=「入浴」について考えてみた。

そもそもお風呂はなぜ生理食塩水にしないんだろうと思ってみたが、ヒトの細胞内の溶液と等しい浸透圧にするためには0.9%の塩が必要であり、浴槽の各容量に対し下記の通り。

お湯:塩
200リットル:1.8Kg
300リットル:2.7kg
400リットル:3.6kg

さすがに毎日キロ単位の塩を入れ続けるにはお金もかかるし、配水管が痛む(錆びる)という説もある。

水道水には塩素が含まれているため、これが肌荒れや髪の毛のトラブルの元と言われており、アスコルビン酸による塩素除去によって、アトピー性皮膚炎の改善または治癒も数多く報告されている。
トリムイオンをお風呂に引き込めたらこの上ない。

理論上、1リットルの水道水に含まれる塩素を中和するために、3mgのアスコルビン酸(ビタミンC)が必要とのこと。

お湯:アスコルビン酸
200リットル:600mg
300リットル:900mg
400リットル:1,200mg = 1.2g

アスコルビン酸は食用品質のもので1kg=1,500円ほどで手に入るため大凡1,000日分、1日1.5円だ。
実際に見違えるほどお湯が柔らかくなるので、ここは1つ「水」の科学の始まりとして押さえておきたい。

/*
塩素によって髪の毛のキューティクルも剥がれ落ちてしまうと言われているので、ヘアケアは痛んだものをどうするかではなく、まずはシャワー水の塩素対策から始めた方が良い。
シャワーヘッドにアスコルビン酸を入れることで塩素を除去する商品もある。
*/

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温泉
なども競争が激化してきたことで、生き残りをかけてこれまでの成分(効能)に加え、浸透圧の解説も増えてきた。「温泉ソムリエ」という資格もあるそうだ。

理科の通りだが、ヒトの細胞液に対し浸透圧が低い温泉水を「低張性泉」、高いものを「高張性泉」と言うそうで、水分は浸透圧が低い溶液=低張液(hypotonic)から高い溶液=高張液(hypertonic)へ流れ込む性質から、

「低張性泉」の温泉においてはヒトの身体は「水分」を多く吸収し(手足がシワシワになる)、細胞内の溶質(溶け込んでいる成分)は出ていく。
※日本の温泉に多い。

「高張性泉」においては、ヒトの身体は温泉成分を多く吸収し(湯あたりを起こす可能性がある)、細胞の溶媒(水)は出ていく。

とのことだ。

フランス発祥のタラソテラピーは海水・海底泥・海藻などを使うため塩分・ミネラル量が多く、上記の浸透圧理論から言えば、ヒトの身体は水分を排出し、栄養素を取り入れるという、タラソテラピーが掲げる「デトックス」&「セラピー」の理にかなっている。
私の個人的な体験でも1時間半くらいのトリートメントで1Kgくらい痩せるが、これは発汗によって「浮腫」が取れたことによるものかと思う。脂肪燃焼とはまた異なるもの。

ヒトの細胞膜は脂質二重層という脂質で覆われているため、本来は水をはじく性質のものだが、半透(細胞)膜を通じて水が自由に出入りしていることが長年の謎とされ、水分子が僅かな隙間を衝突しながらも無理矢理くぐりぬける「受動拡散」という考え方が主流だった。しかし近年、アクアポリン(AQP)という「水チャンネル」(水分の通過専用トンネルのような役割のタンパク質)の存在が明らかになり、これまでの「受動拡散」では説明できない高い水の透過性が証明された。
※2003年に、発見者のピーター・アグリ博士がノーベル化学賞を受賞している。

アクアポリン(AQP)はただの水の運搬役ではなく、AQP2は尿崩症と、AQP3は皮膚の乾燥抑制と、AQP4は脳浮腫と、AQP5は目の乾燥治療薬の開発と、AQP7は肥満との関係が指摘・注目されている。
ちなみに「ドライアイ」は、目のアクアポリンに異常を来たすことが原因と言われている。

また、細胞膜は脂溶性の低分子のものは通過するというし、アクアポリンも水のみを選択的に透過させるものと、水に加えてグリセロールなどの低分子物質も透過させるアクアグリセロポリンとある。
よってその通過範囲内のサイズ・分子量の成分が取り込まれるため、化粧品やアロマセラピーなどの効能“期待値”もそこから読み取ることができる。

当然飲食物にも同じことが言える。

フレンチの巨匠ピエール・ガニエール氏が物理化学者エルヴェ・ティス氏と協力し「分子ガストロノミー」という科学を取り入れた新しい料理法に取り組んでいることもこれらの流れと一致している。

Wikipediaによると「分子ガストロノミー」は

料理を科学的見地から解析、分析し、これまで経験や勘で伝承されていた調理法の暗黙知の部分を形式知化させることで、曖昧に伝わっていた味覚、風味、食感などが形式化され、今後、食に関係するあらゆる分野(調理法の改善、調理時間の短縮、食材の保存、食材の活用、新規食材や新料理の出現、新規調理器具等の開発)での応用が期待される。

と説明されている。

経験や勘で伝承されていた調理法の暗黙知の部分を形式知化」という点が興味深い。
インターネットが普及し、より豊富な情報と文献が得られるようになったことから、プロとアマチュアの知識量に大差がなくなった。
多くの人の目に触れる(中には科学者から教授、医者、研究家、大学の研究生などもいるだろう)ようになったことで揉まれふるいにかかっていく。
師弟関係ではない人達からの「なぜ?」にも答えていかなくてはならないので、「昔からこうだからこうなんだ」では通用しないし、場合によって「それは違う」と否定され方向転換を迫られる可能性さえもある時代が来たと言える。

そう。昨日のベストは今日のベストではない。

まさしく我々は「進化」すべき時代に生きている。

というわけで今回も長くなったので、続きはまた次回にお届けしたい。

お食事は、“明日はもっと速く走る”ルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

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by charlie-ls | 2014-07-31 00:01 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

仕事でもないのにソムリエの試験に合格したという女性から「還元臭」という言葉を聞いた。
しかも若干の混同気味に。

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ワインの世界で使われる「還元臭」とは硫黄臭(腐卵臭)を指し硫化水素である。
卵の腐ったような臭い=酸化と考えると間違えやすい。なおかつ酸化(熟成)したワインが還元(硫化水素)臭がするという特殊な例である。

熟成とは酸化であり、すなわち「生きる」方向でもある。金属が錆びるのも酸化だし、カラダが疲れる(活性酸素や乳酸が蓄積する)のも酸化である。地球上に存在すれば必然的に起こる作用である。
ワインをデキャンタージュまたはスワリング(グラスを回す)するのは空気に触れさせることが目的であるため「酸化」であり還元ではない。ソムリエは、瓶詰めされた作品(ワイン)を世に解き放つ興奮のあまり「(眠っていたものを)蘇らせる」という表現を使ってしまい、「還元」という認識を招いてしまうことも少なくない。

一方で「還元」とは水素が取り巻いている(酸素がないか少ない)状態である。これこそ「蘇る」(若返る)方向とでも言おうか。
樽熟成し瓶詰めされたワインは空気が抜かれるため新しい酸素はなく「還元的環境」と呼べる(実際に呼ぶようだ)。しかし水素も補充されるわけではないから、例えるならば「ミイラ保存」のようにニュートラル(腐らない)に近づけるべく時間を止めている(真空ではないので厳密には徐々に酸化している)状態と言える。

※既に過ぎた時間を逆走することはできず、せいぜい真空状態で腐敗を止める(遅らせる)ことが精一杯。よって平均的な酸化速度を遅らせることで(時間の経過に逆らっているという意味で)還元的な環境であると認識すればうまくまとまる。
/*
例えると時速100Kmで走る車から反対方向へ時速50Kmのボールを投げるとスローモーション(実際は進行方向に時速50Km)に見えるソレに似ている。
*/

身体の酸化(=老化)が著しい現代人にとって「水素水」が良いと言われるのはそういった由縁である。
かといって「酸素を多く含む水」がカラダに悪いかというとそうではない。人間には酸素もなくてはならないものなのだから、これをただの「酸化した水」と呼んではいけない。

ワイン業界も科学用語を使うようになってくると、ソムリエより大学生の方がうまく説明できるようなシーンも出てきそうだが、私が気にすることではないか(笑)。
それだけ科学的・学術的な研究・分析も進んでいるということだし、昔と違って、お酒を飲まない人達が増えてくると、お酒を売る・サービスする側に求められる知識も変わってきた証拠でもある。
「お酒を飲むと、どんな良いことがあるのか」という問いに対し、納得してもらえるだけの根拠が必要だ。
この時代「楽しいから」「美味しいから」だけでは飲んでもらえないし、ましてやお金を払ってまでとなるとなおさらだ。
ポリフェノールレスベラトロールといった、いいこと(=効能)でもない限り、口にさえ運んでもらえない時代が訪れた、と言える。

古き伝統である仕事帰りの「飲み会」に対し「それは仕事ですか」「残業代出るんですか」という、よくよく考えたらごもっともなことでも、戸惑いを隠せない現代社会に求められる変革・変貌に似ている。

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「還元」「水素水」と言えば、ルチアーノショーが創業当初より使用している浄水器「トリムイオン」は、電解還元(水素)水と呼ばれるものである。
含有水素量を比較すると、
 1ppm=1,000ppb
 水道水:0ppb
 浄水:0ppb
 ミネラルウォーター:3.0ppb
 トリムイオン還元水(レベル1):186ppb
 トリムイオン還元水(レベル2):365ppb
 トリムイオン還元水(レベル3):573ppb
 トリムイオン還元水(レベル4):655ppb
とある。※日本トリム社資料等から抜粋

トリムイオンの電解還元水のpH値は「9.54〜10.16」なので、弱アルカリ性電解還元(水素)水である。

若返りの水」と呼ばれる水素水は、ワインの酸化・還元にあてはめて考えると、「若返る」というよりはカラダの酸化(老化)を遅らせるという方がしっくりくる。
アンチエイジング」という言葉の通り、酸化(老ける)に対する抵抗力、すなわち「抗酸化力」と同義である。
決して「巻き戻し」はしていないので、例えば腐った果物が青くなるわけではない。

強酸性の「胃液」から、メジャーなお酒、ミネラルウォーターのpH値(平均)をまとめてみた。
 胃液:1.8
 コーラ:2.2
 梅酒:3.1
 スパークリングワイン:3.2
 白ワイン:3.4
 ハイボール:3.6
 赤ワイン:3.8
 発泡酒:3.8
 日本酒:4.3
 ビール:4.4
 ウィスキー:4.9
 日本の土壌:5.0
 コーヒー:5.5
 ペリエ
(炭酸水):5.5 ※硬度390 硬水
 水:6.0

 フェッラレッレ(炭酸水):6.1 ※硬度990 硬水
 麦焼酎:6.3
 ボルヴィック:7.0 ※硬度60 軟水
 エビアン:7.2 ※硬度304 硬水
 コントレックス:7.2 ※硬度1,468 超硬水
 アクアパンナ:7.9 ※硬度106 軟水
 トリムイオン還元水(レベル1):9.54
 トリムイオン還元水(レベル2):9.69
 トリムイオン還元水(レベル3):9.95
 トリムイオン還元水(レベル4):10.16
※pH値3.0未満=酸性、3.0-6.0=弱酸性、6.0-8.0=中性、8.0-11.0=弱アルカリ性、11.0以上=アルカリ性
※ミネラルウォーターには参考までに「硬度」も記載した。

ワインが非常に酸度の高い飲み物であることがわかるし、熟成=酸化であるということも見てとれる。
そこでトリムイオンの電解還元水で中和させてくれるのがルチアーノショーの水というわけであり、無料なのでガブガブ飲んでいただきたい。
※トリムイオンは「管理医療機器」として認定されているので、薬事法下でも効能をうたうことができる

ではどのくらい還元力があるのかと言うと、「酸化還元電位計」というもので測定する酸化・還元する力(還元電位=ORP)の単位「mV」をまとめてみた。
※-値が還元、0以上が酸化
 雨水:1000mV
 水道水:517
mV
 一般的なミネラルウォーター:250mV
 浄水:243
mV
 一般的なアルカリイオン水:-125mV
 トリムイオン還元水(レベル1):-99mV
 トリムイオン還元水(レベル2):-402mV
 トリムイオン還元水(レベル3):-627mV
 トリムイオン還元水(レベル4):-700mV
とある。※日本トリム資料などから抜粋

/*
インターネット上で見た資料によると、日本の水道水の中でも静岡市が「353mV」と低めなのに対し、千葉市は「635~773mV」と高かった。
*/

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ちょうどこの原稿を書いている最中に、日本トリム社より「市販アルカリイオン整水器の放射性物質除去能力を初めて明らかに!」という発表がなされた。
九州大学大学院の研究論文が米国科学雑誌『PLOS ONE』オンライン版に公開され明らかになった。

論文によると、放射性セシウムおよび放射性ヨウ素の除去効率はそれぞれ99.2%、99.5%以上であり、トリムイオン機器を通過した水に含まれる放射性物質の量は、検出限界値以下であるという。

3.11の直後、市場ではミネラルウォーターが品薄になった際、ルチアーノショーはホームページトップに「浄水器はトリムイオンを使用しています」と掲載した(現在も)ことをよく覚えている。同時に社内では従業員にトリムイオン水を詰めて持ち帰ることをすすめていた。
特に効能はうたっていないが、これはルチアーノショーの独自の研究によって、トリムイオンが放射性物質を除去するであろう予測が含まれていたことを今更ながら申し添えておきたい。

その後2011年04月02日、読売新聞紙面にて「整水器で放射性物質ヨウ素 131 が除去」との報道がなされたが、具体的な調査結果は開示されないままであった。
時を同じくして、市場の期待が膨らんだ日本トリム株がストップ高となったことも鮮明に覚えている。

当時私も調べてみたが、トリムイオンも含め多くの浄水・整水器が採用している「活性炭」に、放射性物質除去の一定の効果があることが議論されていた。
※報道によると、金町浄水場でも汚染対策に粉末活性炭を通常の4倍投入していた。
また、トリムイオンとは異なる「逆浸透膜(RO)式」に対し、期待値的な効果をうたう文献を見かけたものの、説得力のある情報は得られなかった。

そしてあれから3年(早くも)の歳月を経て証明された。
これもまたルチアーノショーがCSI:Akasakaと呼ばれる由縁であり、常に先を見越した研究と投資を行っている。

トリムイオンは下記のJIS規格指定13物質の除去機構を標準実装している。
 遊離残留塩素(カルキ)
 濁り
 総トリハロメタン※3
 クロロホルム 11 CAT(農薬)
 ブロモジクロロメタン
 ジブロモクロロメタン
 ブロモホルム
 テトラクロロエチレン
 トリクロロエチレン
 1,1,1-トリクロロエタン
 2-MIB(カビ臭)
 溶解性鉛
上記に加え、九大論文にも触れられている「白金ナノ粒子」も興味深い。この世界で白金というと「プラチナナノコロイド」などの名称で度々目にするが、活性酸素を抗酸化することでアンチエイジング効果があり、抗菌・抗ウイルスの効能があると知られている。

ルチアーノショーでは、飲料水に留まらず、食材洗いから調理まで全面的にトリムイオンを使用している。

/*
2012年10月19日(金) ナガイのブログでもトリムイオンについてふれている。
トリムイオン、その凄さとは!?
*/

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2013.03.27
レッドクロスを晩餐に〜赤十字を掲げるレストラン〜

日々、健康と安心を科学するルチアーノショー。
ルチアーノショーは、“お客さま”という言葉の本当の意味を心得ている店だと信じてやまない。

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by charlie-ls | 2014-07-24 00:05 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

数年前、“小麦加水分解物”を含有する石けんを使用し、小麦アレルギーおよび皮膚障害、重度のアナフィラキシーショックを起こした事例について、最近知った。

03月20日に書いた「小麦の世界。小麦アレルギーとグルテンフリーの考察。」において、私は初めて小麦アレルギーについて学びレポートしたが、調べれば調べる程、予想以上に“小麦問題”は深刻化しているように思える。
※ちなみに私や家族・親族に全く小麦アレルギーを持つ者がいない上、生まれてこの方“アレルギー”自体にも無知だったことを改めて申し添えておきたい。

この「小麦加水分解物」(加水分解タンパク質と表記されることもある)含有石けんの問題は、小麦を食べても何の問題もない人、他の同様の化粧品等を使用しても問題のない人も、突如としてアレルギー症状を起こしたことで世間を賑わせた。

「小麦加水分解物」は、医薬部外品・化粧品などで幅広く使われているが、ある特定の業者が製造した「小麦加水分解物」に問題を引き起こす要因があったとされている。
少しgoogle検索を深めてみると、この業者が製造した小麦加水分解物は「分子量が大きいため」という解説があった。
通常の分子量は400〜700、高分子でも1,000程であるのに対し、この石けんは50,000〜60,000の分子量を持っていたと言う。

私にとって身近なアロマトリートメントの世界では、分子量が1,000程度のキャリア(ベース)オイルは皮膚表面(表皮層)までしか浸透せず、分子量の小さい(300程度)エッセンシャルオイル(精油)だけが真皮層および毛細血管にまで浸透し、その成分が血液にのって身体全体を巡り効能が得られるとされている。
※確かに全身に塗布したキャリアオイルが血管に浸透したら、中性脂肪値が上がって大変なことになるだろう(笑)。表皮は親油性であるためキャリアオイルが浸透するが、その下の真皮層は水溶性成分の方が浸透しやすいため、短期的には浸透しないとされている。長い時間でみると、皮脂にふくまれるコレステロールやコレステロールエステルが乳化剤となって、真皮層への浸透がはじまるとも言われている。
※これらの分子量によるフィルター領域は細菌などの侵入をも防ぐ「バリアゾーン」と呼ばれている。各層が、親油性・水溶性の違いでもフィルタリングしており、構造は浄水器のフィルターと似ている。
※ちなみに「精油」と書くが「油」とは性質が異なる。

この石けんのように50,000という分子量は体内まで浸透はしない(だろう)が、皮膚障害を起こすに十分な量であったということが推測される。

化粧品業界ではバリアゾーンのフィルター機能を逆手にとって、一見身体に悪いと思われる成分も、「分子量が大きいため浸透しません」とある程度割り切って使用されるケースも多々あるものの、この石けんのように、浸透しなかった成分は「洗い流されて終わり」とはいかない場合もあることがわかった。
※一方でこれまでは分子量が大きいため浸透しなかった栄養成分も「ナノ化」によって効能(化粧品ではうたえないが)のあるものへと進化している。

(再び)アロマの世界では、エッセンシャルオイルの成分は、鼻から脳(大脳辺縁系)へダイレクトに伝わるルートに加え、皮膚・呼吸・経口の3ルートを通じて、人間の心と身体に働きかけていると言われており、例えばグレープフルーツを食べても問題ない人が、グレープフルーツの精油の入ったアロマオイルで皮膚にアレルギーを発症する場合もあるし、同精油の香りを嗅いで呼吸器にアレルギー症状を起こす人もいる。
※日本では経口摂取をすすめていない。

よって、「食べる」「吸い込む」「塗る」は異なる反応を示すことがあると考えた方が良い。

私自身の例で言うと、ヒノキ自体にアレルギーはないものの、ヒノキ科のエッセンシャルオイル(例えばサイプレスとジュニパーベリー)を使ったアロマトリートメントを行うと、毎回喉から肺にかけ若干の呼吸困難的な症状が見られ、アレルギーと呼べるものかどうかはわからないが、摂取方法によって反応が異なることは身をもって体験している。

また最近知ったのは、食べるだけなら問題ないが、「運動をすると」という条件付きの「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」。
特定の食べ物を食べた後2〜3時間以内に運動するとアナフィラキシーショックを起こすという。

いよいよ複雑化してきた。

「小麦加水分解物」も製造方法によって症状が出る・出ないと異なるし、成分表示の「小麦」だけでは対応できなくなる日が来るのではないかと思う。
食べて問題ない人はそもそも気にも留めないし、製造業者も指定成分の表示義務さえ遵守していれば、未知のアレルギーにまでは責任を負えるはずもなければ手の施しようがない。

ルチアーノショーでは、ウォッカやウイスキーなど小麦ベースのお酒についても調査した。
メーカーなどの見解では、蒸留酒については該当する成分(アレルゲン)は残らず、これまでにも問題が起きたことはないとのことだった。
確かにアレルギー持ちの人がカクテルや料理に「ウォッカは入っているか」と気にしている様子を見聞きしたことがないし、ウイスキーボンボン的な味付けに「小麦」が含まれていると神経質になっているのも見たことがない。

醤油も同じくだ。その多くは大豆と小麦によって作られているが、製造過程で小麦のアレルゲンはなくなるとのことで、最近では小麦アレルギーの人も醤油までは排除する必要はないとの見方が広まっている。
私は小麦(グルテン)アレルギーのロキシーに「いなり寿司」をすすめて食べさせた後、油揚げに醤油が使われており、醤油の成分に小麦が含まれることを知ってヒヤっとした記憶がある。

現在日本の食品アレルギーに対する成分表示義務は、
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
の7品目であり、その他下記の20種品目も表示を勧められている。
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
平成25年9月20日にごまとカシューナッツが追加された。

アメリカではドッグフードからも小麦排除の動きがあるようだ。
日々研究・情報収集を怠ってはならない。

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なんとなく撮った月。

食品に限らず、化粧品・整髪料・シャンプー・リンスなど肌に触れるものや、精油のように香りとして吸い込まれるものも品質にこだわりたい。
(以前にも書いた記憶があるが)ティッシュに垂らしたレモンの精油を5分間吸入すると、5分後に血中からレモン精油の成分「リモネン」が検出され8分後になくなったという文献や、キャリアオイルにラベンダー精油を垂らしアロママッサージを行うと、5分後には血中からラベンダー精油の主成分であるリナロールと酢酸リナリルが検出され、濃度は20分でピークに達し90分でなくなるというデータもあり、「塗る」「吸う(香り)」だけでもこんなに体内に影響があるということを改めてここに記しておきたい。

ちなみにローズマリー精油成分の1.8シネオール認知機能改善および知力テストの成績が向上の効果があるとレポートされており、認知症予防・改善にも応用されている。

アロマと言えば、瀬戸秘書室長が日本アロマ検定協会認定のアロマテラピー検定1級、日本メディカルハーブ協会認定のメディカルハーブ検定の資格を有している。私が好き勝手に書いたブログの細かい補足・解説は瀬戸秘書室長が引き継ぐので、是非ネホリハホリ聞いていただきたい次第であります(笑)。

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by charlie-ls | 2014-07-17 01:29 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
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に代わって、ロキシーの叫び。
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あうっ!呑んでたらデートに遅れちゃったわヨォう!(どうしてくれんのアンタみたいな)
※フィクションです。

いいんじゃないか。
そこに道がある。

目を開けた時、そこに見えたもの。
それが道。
例え5円玉しか転がっていなくてもそれが道。
海のど真ん中で“道”が見えなくてもそれが道。

目を開けたってことは、生きてるんだから。
そこには道がある。

そんな本日の思いつきBGMは "That's Life" by Frank Sinatra

フランクはこの曲で人生の浮き沈みを唄っている。
この“ロキシーの叫び”はただの思いつきだが、原題の「綴り」──しかもフランス語版(笑)──を調べている際に知ったことがある。

Wikipediaによると、エドヴァルド・ムンクの「叫び」は、

幼少期に母親を亡くし、思春期に姉の死を迎えるなど病気や死と直面せざるを得なかった1890年代のムンクが、「愛」と「死」とそれらがもたらす「不安」をテーマとして制作し、「フリーズ・オブ・ライフ(生命のフリーズ)」と称した作品群のうちの一作であり、『叫び』はその中でも最も有名な作品である。

とある。そして、

「叫び」はこの絵で描かれている人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」のことである。絵の人物は、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいるのである。

と言う。

エドヴァルド。
感度」が高かったんだろう。なんせ芸術家だ。

世の中無数の“叫びが飛び交っているが、聞こえない又は聞こうともしない人もいる。
ラジオで言えば、電波は我々のすぐ真横を飛んでいるが、チャンネルが合っていない・合わせていない状態だ。よって受信しない。
スピリチュアル用語でいえば“チャネリング”か。

自分に聞こえないもの=存在しないのではない。
存在するが聞こえてない・聞いてないだけだ。
モスキートトーンのようだ。

エドヴァルドには聞こえたに違いない。
感度が高すぎると、耳をふさぎたくもなる。
その後病んで精神病院にも入った様子だが、無事80才の誕生日も迎えている。
いいんじゃないか。“道”があったんだ。

これも思いつきだが、私の好きな映画トゥルーマン・ショー」(The Truman Show 米1998年)をご紹介したい。
ジム・キャリー主演の映画で、エンディングは私の心を大きく揺さぶった。
ある1人の人生そのものをTV放映するというまさしくハリウッドなストーリーだ。

劇的な“視聴率”を誇る「TVショー」。
始まりは「そこまでやるの」「やれやれ」と思いつつ、ワイドショー的なノリで観るようになった人も多いだろうが、人々の心をつかんで離さないその魅力は、シナリオや演出ではなくトゥルーマン本人、そしてその人生に向けられていたことがわかる。

そう。
人生とは芸術だ。

人生こそが芸術だ。

内容は異なるが、1人1人の人生に強くフォーカスしていくルチアーノショーの視点は、何かトゥルーマン・ショーを観ているかのような気持ちになる。
カメラマンとはその芸術的瞬間を切り撮っているにすぎない

すなわち、カメラにおける芸術とは被写体だ。

πのように、同じ「瞬間」にはもう会えないだろうから、
In case I don't see ya, good afternoon, good evening , and good night! - by Truman Burbank

だから瞬間瞬間が楽しくてならない。

/*
今回の思いつき連発ブログはチャーリーの新理論「シナプスマッピング」に基づく第一弾。
連想して思いついたままに構成していくことで、自己の中でコレソレ潜在的にどういった関連性を持っているのか客観的に(シナプスベースで)評価するための考え方。ロキシーとムンクとシナトラとトゥルーマン・ショー。自分でも不思議な展開だが、叫び、人生、感度、チャネリング、芸術、被写体、π、瞬間とつないでいくと、何か納得できる関連性が見いだせた。
*/

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

●あとがき
シンディ・ローパーをモチーフに撮影したRock'n CHIVASがFacebookでいいね!3,800件を頂戴し、エキサイトのブログランキングでジャンル2種において1位を獲得しました。ありがとうございます。フォーマルかつエレガントなルチアーノショーには若干過激な印象もあっただろうことを思うと大きな冒険でありました。今後もお騒がせ致します(笑)。

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TEL : 03-3568-4818

地下鉄千代田線赤坂駅4番出口から右手に徒歩30秒。
赤坂サカス、TBS、ACTシアター、BIZタワー、ブリッツと隣接した赤坂通沿いです。

by charlie-ls | 2014-07-10 00:06 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

“エルヴィス”こと長川 洋一バーテンダーが"シーバス18 マスターチャレンジ2014"「ディスプレイ部門 優秀賞」受賞した記念として、私の独断で「もっとシーバス」キャンペーンに乗り出した。

ノリだけで完成した撮り下ろし作品「Rock'n CHIVAS」を一挙公開。

シンディ・ローパーのアルバム「She's So Unusual」のジャケットをモチーフに(原型を止めていないが)、
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キャッチコピーは同じくシンディ・ローパーの曲名「Girls Just Want to Have Fun」から。

モデルはロキシー、カメラマンは私チャーリーであります。

言うまでもなくこの2人に“打ち合わせ”という文字はない。
「今度シンディ風にバーでシーバスのボトル持って写真撮るから。衣装・髪型・メイクは任せるよ」と舞台監督ばりの通達のみで当日を迎えた我々(笑)。

そんな本日のBGMは Girls Just Want to Have Fun by Cyndi Lauper

▼「Rock'n CHIVAS」

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明るいうちにまずは1時間ほど撮影。表紙用ショット。
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数枚目でメイン・ショット。
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モンロー時代を思わせる。
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この写真集は、私は“私”という存在(人生)を満喫(感謝)するというコンセプト。

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お酒飲まなくてもこのテンション(笑)。カメラマンとして楽ですな。


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どう見ても“飲み過ぎ”の様子だが全く飲んでない(笑)。
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お酒を飲む・飲まないのレベルじゃない(笑)。

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絶好調。
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もうマイクかボトルか見分けがつかない。
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ロックンロールベイビーですな。
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暗くなってから再度撮影。コケティッシュだ。この待ち時間、2人でバータイム。
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キメの一枚。

これまでのルチアーノショーとはまた違った雰囲気が表現できたのではないかと思う。
が、3年前のアガタのフォクシー・ベイビーといい、何気に私はパンキーな写真が好きなのかもしれないと気づいた今日この頃(笑)。

というわけで、久しぶりの撮影会でありました。

皆さんも是非Rock'n CHIVAS!

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ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

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by charlie-ls | 2014-07-06 22:05 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

03月20日「小麦の世界。小麦アレルギーとグルテンフリーの考察。」記事の最後におまけとして“大豆”のことを書いた。
ついにこんなニュースが。
【飲みすぎ注意】40代男性が豆乳をガブ飲みし続ける → 胸が猛烈に成長! Dカップでもハミ出す大きさに

元々醤油や味噌など大豆食文化である日本は、更に豆乳ブームまで到来し、“男性の女性化”が進んでいる。
「飲む豆乳」から「豆乳アイス」、そして「豆乳しゃぶしゃぶ」まで、時代は今までにも増して大豆一色に傾いた。

日本人男性の女性化について、何が本質的な原因かはわからないが、そもそも男性と女性が同じモノを食べること自体無理がある気がするし、海外では「男性の醤油(大豆)製品の摂り過ぎに注意」という呼びかけは当たり前に行われている。

「ヘルシーで女性に優しい」のは「女性に」であって、男性がそれを望んだかと言えばそうではなく、市場はあまりにも「女性にとってヘルシー」というキーワードに反応しすぎ、気がつけばそれ一色になってしまうところがどこか問題のように思える。

大豆(イソフラボン)は女性ホルモン様作用があることをもう一度明記しておきたい。
男性が女性ホルモンを摂取し続けているのと同じである。
近年ヒゲもモミアゲも生えない男性が増えているという点、昨今の食文化に不安を感じてならない。

そもそも「女性に優しい」というキャッチはよく見かけるが、「男性に優しい」というフレーズはほとんど見かけない。
中高年向けのサプリメントくらいだろうか。
男性に優しくしてもあまり市場としてはメリットがないのだろうか、それと同時に女性に優しくない男性も増えている気がする(笑)。

家庭での食事において、お互いの健康を考えて、イチイチ男女別々のものを作る人もなかなかいないだろう。※子供に合わせることはしたとしても。
どちらかというと「同じものを食べること」の方が食卓マナーのようでもあるし、それが家族としての絆・連帯感のようなものであったりもする。
お母さんがベジタリアンという環境で、お父さんが「明日の俺には赤身の牛肉(プロテイン)が必要だ」と宣言しても、多くの場合それがテーブルを飾ることはないように思える。

今の時代、狩りにも行かないし、男だって家事をするし、確かにそれほど身体の性差を必要とするわけでもないのも事実だが、それでもまだまだ本質的に必要とする栄養素は違うので、本来は食事内容が異なっても何らおかしくはない。

■変わりゆく環境。
小麦を筆頭に品種改良によってその昔とはDNA自体が異なるものもあるし、身体にいいか悪いかは「言い伝え」や「習わし」だけでは判断できなくなった。
エッセンシャルオイルのように、ロットごとに成分分析表がついていれば安心だが、さすがにそれはコストに跳ね返ってきてしまうから、せめて3年、5年単位での再評価(そのための研究)が必要かと思われる。

例えばオリーブオイルはオレイン酸が多く、グレープシードオイルはリノール酸が多く、それぞれの効能がうたわれ、家庭から外食産業まで多くの場に採用された。
オレイン酸は体内で生成できるが、リノール酸は体内で生成できないため(必須脂肪酸)、ノンコレステロールということもありルチアーノショーもグレープシードオイルを使用している。

しかし、摂取されたオレイン酸、リノール酸を体内で分解してαリノレン酸(必須脂肪酸)、アラキドン酸へと変換していく過程で、近年オレイン酸、リノール酸を分解できない体質の人が増えているという。
そこでαリノレン酸を直接摂取した方がいいというのが“最新”の流れだ。

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ルチアーノショーでは昨年からαリノレン酸が最も多く含まれていると言われているシソ(えごま)油を試験的に導入している。が、このαリノレン酸は熱に弱く、火を入れる料理には適していないため、サラダなどに限られる。一方発煙点が255℃と高温調理にも向いたアボカドオイルも試験導入された。こちらもコレステロール・トランス脂肪酸ゼロで、ビタミンE含有量はオリーブオイルの2.5倍に及ぶ。
※エゴマ(荏胡麻)シソ科の一年草でシソ(青紫蘇)とは同種の変種。
※アボカドは「森のバター」と言われる程栄養価が高く、抗酸化力も強い。

参考までに市場価格を。
ケータック・プランナーズ チリ・アンデス産 グレープシードオイル 460g:1,000円前後 ¥2.17/g
オリバード エキストラバージン アボカドオイル 250ml:1,900円前後 ¥7.6/g
マルタ えごま油(しそ油) 180g:1,000円前後  ¥5.55/g
*/

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αリノレン酸が元となり、体内で「脳」に大切な油“オメガ脂肪酸”であるDHA、EPA、ARAが生成されるので、頭を使う仕事が多い(つもりの)私も昨年からシソ油を1日1ティースプーン摂取している。

日々研究が必要ですな。

そんな本日のBGMは "Hayling" by FC Kahuna (CSI: Miami Soundtrack)

/*
「油」というと意外にもアロマセラピストも専門職だ。品質・衛生面での環境が整うまでの間、食用として出回る前にボディ用で利用されるケースも多く、外食産業と比べると導入が早い。芳香浴→ボディケア→フェイシャルケア→食用といった順に品質に厳しい。

αリノレン酸の次の段階にγリノレン酸(必須脂肪酸)があり、ボラージ(ボリジ)油(ムラサキ科)に多く含まれていることが知られているものの、酸化が早く熱にも弱い上高価(100mlで3,000〜5,000円)であるためあまり見かけないが、
γリノレン酸からアレルギー反応や炎症を抑える効果のあるプロスタグランジンが生成されるため、ボリジオイルはアトピー性皮膚炎の治療へと応用されている。
同じく私の最近のお気に入りキャリアオイル=「イブニングプリムローズ油」(=月見草油。アカバナ科)もγリノレン酸が多い(ボリジの半分くらい)ことで知られている。ネイティブアメリカンの間では「王の万能薬」と呼ばれた。
*/

こうして品種改良や体質の変化などが複雑に絡み合い、僅か10年前の常識であっても通用しない場合も多々ある。
言い換えると昔のように「学んだことを活かす」ではタイムラグが生じ「学びながら走る」時代だ。

カメラマンの世界で言うと、フィルム時代に学ぶべきこととデジタルの時代に学ぶべきことは異なり、今ではPhotoshopを学ぶことの方が重要なシーンさえもある。この15年間で大きく変化した。

料理界も踏みとどまっているわけではない。
フレンチの巨匠ピエール・ガニエール氏は、2001年から物理学者と協力し「分子ガストロノミー」という科学の考えを取り入れた新しい料理法にも挑戦している。

料理人と物理学者が手を組む時代が訪れるとは、戦前にはなかなか予想できなかった展開かと思うが、調理方法次第では栄養素を台無し(例えばビタミンCが熱で壊れる、αリノレン酸が熱に弱いなど)にしてしまうこともあり、真っ向から向き合おうとすると当たり前の姿でもある。

昔のように「これはね、こうやって作るのが美味しいの。長年の経験ってやつ」だけでは世の中納得しない時代になったということでもあります。

化粧品の世界もそう。「肌にビタミンCを」とただ顔にレモンをぬればいいというわけではなく、肌に浸透する分子サイズにしなくてはならない。
その応用として、分子サイズが大きく肌には浸透しないから安全だ(洗い流される)とうたう添加物もある。
またレモンなど柑橘系類に含まれるフロクマリンという成分は「光毒性」があり、そのまま太陽光(紫外線)を浴びると害にさえなることも忘れてはならない。アロマの世界では施術後2時間は太陽光に当たらないよう説明を行う。

「綺麗になりたい」にも科学的根拠が問われる時代であるということだ。


国の名門ケンブリッジ大学では分野ごとの垣根が非常に低く、多分野の交流が盛んだ。パブ「イーグル」は学生・研究者達の憩いの場であり議論の場でもある。物理学者と生物学者がパブ「イーグル」で飲んでいる時にDNAの螺旋構造を思いついたというエピソードは有名だ。後に二人はノーベル賞を受賞している。クリック氏とワトソン氏だ。28人ものノーベル賞受賞者を輩出しているキャベンディッシュ研究所に所属していた。

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ルチアーノショーのバーもそういう場所だと思う。
1/38500秒の「高速閃光」について打ち合わせることもあれば、「占星術」について語ることもあるし「時の概念」について語らうこともある。マイケル・サンデルの白熱教室並みに「モンティ・ホール」問題や「確率」について熱く議論することもある。かと思えば綺麗なショーダンサーを眺めながら一人静かに一杯を楽しむこともある。

インターネットの時代とはすなわち情報公開の時代であり、昔のように「プロがこう言ってるんだからこうなの」では通用しない。
誰でも簡単に資料・情報が得られる環境下において、当然のごとく「本当に?」「なぜ?」という疑問にさらされる。
時としてプロがアマチュアに問いただされることも出てくるだろう。誰もが全ての知識を持っているわけではないのだから。

それを解消し、明日はもっと早く走らなければならない。それがという時代に生きる我々に与えられた使命だ(と思う)。

“進化”とは「進んで化ける」と書く。

カメラマンの私に、そんなブログを書かせてくれるルチアーノショーは、パブ「イーグル」を彷彿とさせる。

“明日”へのひらめきがほしくなったら、ロマンに酔いたくなったら赤坂ルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

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by charlie-ls | 2014-07-03 10:01 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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