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ルチアーノショー寄稿ブログ

コンビニに入った。
これまでコンビニと無縁の生活をしてきた私はコンビニが何時に混むのかを知らなかった。
時計を見たら正午から10分を回った頃合いで、まるで蛇のようにレジから3列に渡ってクネクネと行列が出来ていた。
禁酒法時代よろしくの3ピースのスーツにネクタイの場違いな私は、皆がサンドイッチやおにぎりを手に持って静かに列んでいる様子を見て、何か「配給」でも眺めてるかのような錯覚に陥った。
いや、ただのお昼ご飯だ。

狭い陳列棚の合間を縫って列ぶ人達には申し訳ないが、どうしても奥の商品に用があって、私はつま先立ちで陳列棚と行列の隙間をできるだけ身体を薄っぺらくして通り抜けようとした。一反木綿ばりに。
しかし20代前半だろうか、女性と陳列棚の隙間が狭く、しかも女性はスマートフォンに夢中なので話し掛けづらい。私の身体の半分がうまく隙間を通過できただろうという時、私の顔とその女性の頬は僅か20cmにも満たない距離まで接近していた。恐らく私の鼻息が拭きかかっていたんじゃないかと思う。
それでも微塵も移動してくれない。
仕方なしに私は小声で「すみません、お嬢さん。通してください」と囁いたところ(多分耳と口の距離は15cmもない)、女性は全く気付いていなかったようでそれはそれは驚いた様子で「すみませんっ」と後ずさりするかのように移動してくれた。
決してマナーのない女性ではなくて、単に気付かなかっただけだ。

うら若き女性の頬に僅か20cmという距離まで近づいたオッサンの唇。
若い女性はこれを読むだけで気色が悪いだろうと思うが(笑)、女性は気付かなくていいのだろうか。
いや、そこだ。
私の疑問はそこだ。
あまりにも無防備すぎやしないか。
しかも綺麗な顔立ちの女性だ。
近づくだけでこっちが「キャーッ!」って言わなきゃならないような女性なら心配しないんだが(笑)、すぐにでも手を取って踊りださんばかりの男がすぐ真横にいるんだから、ちょっとは警戒するなり緊張するなりした方がいいんじゃないかというのが私の考えだ。
古いんだろうか、私は。

日本の男と女がまるで意識し合わなくなったのは満員電車のせいじゃないかと私は分析している。
痴漢と思われないようにと、まるで逮捕前かのごとく両手を挙げて上を見ている男達と、身体が近づかないようにとひたすらに両足を踏ん張って、密室の男臭さに耐える女性達。
もうしょっと色気があってもいいんじゃないかと思う。

話しは戻って、無事通り抜けたはいいものの、その女性の後ろから真冬なのに顔に汗ばんだオッサンが私をじっと見ているので「暑いですね」と声をかけた私は手袋をしていた。
よく考えたらこの行列に自分も列ぶんだなと気付く頃には4列にもなっていた。

レジでお金を払うとクジを2枚ひいてくださいと言われ、大きな箱の中に手をいれ2枚同時に引き抜いた。
するとレジの女性は呆気にとられた様子で「2枚とも当たりですね」と言い拍手してくれた。
それにつられた隣のレジの女性が「すごーい」と言い拍手したものだから、周辺に居たお客さんまで拍手を始めた。
いやいや、コンビニで拍手喝采を受けるとは思ってなかった私がもらったのは缶コーヒー2本だった(笑)。

コンビニを出ると宅配便の馴染みの女性がいたので、「2本当たったので1本どうですか?」と誘い、2人で乾杯してその場を去った。
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12月17日、ルチアーノショーは4回目の誕生日を迎えた。
数々のドラマと銘シーンを生み出してきたルチアーノショーに乾杯したい。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

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by charlie-ls | 2014-12-18 14:58 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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先週ガングロにちなんで、キングロ(King of Black)とかギャングロ(Gang Black)を提案したチャーリーであります。
ちょうどタイムリーなニュースを発見。

“世界一黒い物質”…これが 「ベンタブラック」

名前的にはキングロ、ギャングロの方が勝ちだが(勝手に勝利宣言)、この「黒」の仕組みがおもしろい。
「黒」は“黒”という色ではなくて、光が全くない状態が黒。

RGBを16進数で言うと、白はFFFFFFで全開。黒は000000で完全にゼロの状態。FF0000なら赤で00FF00なら緑、0000FFは青だから、赤・緑・青を100%にすると白になり、全てを切ると黒になるということ。

例えばレザーの真っ黒は光が反射してグレーっぽく見えることもあるが、スウェードの黒は光の反射があまりなく「真っ黒」に見える。そしてヴェルヴェットの黒はもっと深いキングロに見える。
ヴェルヴェットの毛並みは下(地面方向)ではなくて上を向けるから、上から来る光が毛並みの奥へと吸収されてより黒く見える。
※毛を上に向けると雨など水滴がそのまま入り込んでシミになりやすいのだけども、下向きは基本的に「間違い」として認識されている。理由もそのまま黒を黒に見せるため。

光の反射がなければそれこそが黒なので、黒をいかに黒く見せるかというのは、素材自体が光を反射しないようにすることが一番重要。
そこで光を吸収してしまおうというのがこの「ベンタブラック」。
すわなちブラックホールの概念と同じで、光の速さをもってしても抜け出すことができないという強力な重力の持ち主であるブラックホールは、それ故に黒く「真の黒」でもある。

動画でも説明されているが、光の反射がないということは人間の目は凹凸を認識することができない。
凹凸が「ない」わけではなくて、人間は凹凸を色で見分けているから凹凸がないように見える。
明るいところが手前で暗いところが奥のように。
海で明るいところが深くて、暗いところが浅く感じる人はいないソレのような。
写真を撮ると、暗いところが全部真っ黒になってつぶれていたり、明るいところが白く飛んでしまっているアレも全く同じこと。

よってこの明暗が認識できなくなると3D(三次元)のはずの空間がまるで2D(二次元)=黒ベタ塗りになってしまうからおもしろい。
そう、平面なのか立体なのかを認識できなくなってしまう。
もしこういう光を全く反射しない素材で部屋を作った場合、床は深いのか浅いのか水平なのかもわからないし、壁が近いのか遠いのかもわからなくなるので、宇宙のど真ん中に放り出されたような錯覚に陥るだろう。
かといって4D(四次元)ではない、足は物理的に床についているし、もし目の前が深くて落ちてしまえば「底」についた時にぶつかる。手を伸ばせばもしかすると壁に触れるかもしれない。

近々この素材を使ったトリックショーなんかも出てきそうな気配。
まぁしかし、ハラグロも底なしに黒い気もするが(笑)、ブラックホールほどではないだろうということで、おそらくはこのベンタブラックが最も黒いのだろう認識でしばらくはいくことにする。

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話しは変わってボンド24の発表会を見た。
私の予想とは全く異なり全然アフリカじゃない様子だ(笑)。
メキシコという言葉が何度も聞こえた気がしたが、撮影舞台はローマとのこと。
タイトルは「SPECTRE」、2015年10月23日公開。
現在ロキシーに日本語化を依頼しているので、詳細は完成次第確認したい。
車はDB9の後継DB10。私もDBSよりDB9の方がシルエットが綺麗だと感じていたので良かった。
ボンドガールはモニカ・ベルッチとレア・セドゥ。
会見を見る限り、ロキシーと芝田書記ではないように見受けられた(笑)。

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Photographer: Charlie

※2016年01月23日:記事と動画のリンクが切れているので差し替えた。

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by charlie-ls | 2014-12-15 13:22 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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インターネット上で「ゴングロ」という文字を見かけ「ガングロ」の誤字かと思ったら「ガングロ」→「ゴングロ」→「バチグロ」と“黒”くなるらしい。初めて知った。

いっそ最上級系としてキングロ(King of Black)とか、ギャング映画に登場する男達は大凡黒いスーツを着ているのでギャングロ(Gang Black)を設けたらとか思いつつ、時代の流れを感じたチャーリーであります。

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ある夜、ケムリ(葉巻)もそろそろ短くなった頃、マイク・タケダが「MI6ってどうやって人材捜ししてるんですかね」とつぶやいた。
マイク・タケダがMI6に転職しようとしているのかどうかは尋ねもしなかったが、MI6(Military Intelligence section 6)というと映画では存在自体も謎な秘密組織のように描かれている。しかし実際には英国外務省管轄の通常の国家公務員職であり、現在はSIS(SECRET INTELLIGENCE SERVICE)と呼ばれていて、普通に“求人”を行っている。

 英国籍であること。
 両親のどちらかが英国人であること。
 21才以上であること。
 過去10年間に5年以上英国在住であること。

が一般募集条件。英国内に住んでいれば「求人広告」を見かけることもあるという程、広く知られている条件だ。
※当然“エリート”枠が存在し、スカウトや紹介によって入る人達はまた別枠である。

現在のポンド(GBP)・円(JPY)レートで言うと初任給は年俸450万円ほど(4年程前のレートだと約300万円だった)。
ちなみに資金潤沢な米国CIAは年収1,000万円を超えるが、採用条件は更に厳しい(主にハーヴァード大などからスカウトしているため民間一流企業と同等以上の給与が求められるから)。

MI6に入ったからといって、全員が007のようなスパイ(諜報・工作員)ではなく、情報分析、技術、専門語学、事務、戦術などの職が主で、ボンドのように走り回っているかというとそうでもなく、実際にはオフィスワークが多い。

どちらかと言えば現在の情報収集は通信傍受・暗号解読などの方が重要で、同じ外務省管轄のGCHQ(Government Communications Headquarters)との連携が多いため、ネットワークや暗号、プログラミングに長けた人材が必要とされ、5カ国語以上の読み書きと会話能力が有用であると元職員(情報分析官)“エルシー”(私が付けたコードネーム)から聞いている。

なお、00(ダブルオー)という“殺しのライセンス”は存在しない。

米国CIAのようにIQ制限はないが採用後の適正検査・試験によって職務は随時振り分けられ、2006年以降特に女性“諜報部員”の増員に励んでいる。露FSB(旧KGB)は女性スパイ(諜報・工作員)が多いことで有名だ。いつの時代も“ハニートラップ”(色仕掛け)は有効な手段であることもまた事実である。私なんて言うまでもなくイチコロだ。

同系列に「MI5」(Military Intelligence section 5)という組織もあり、こちらは内務省の管轄下にあり国内テロなどを専門としている。

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「MI6」はジェームズ・ボンドの産みの親「イアン・フレミング」が所属していたことで有名。
007“スカイフォール”では諜報・工作員のことを「身よりのない」(帰るところがない)独身が適しているというシーンがあり、カジノ・ロワイヤルにおいてはボンドガール“ヴェスパー”と互いに「孤児」呼ばわりするシーンがあるが、実際にはそうでもない。

イアン・フレミング本人は裕福な家の出であり美食家だ。
DVD「フレミング〜007誕生秘話〜」(WOWOWでは「ボンドを夢見た男」)」では、オフクロさんが当時の英国首相チャーチルとの口利きで息子(イアン)に職を用意してあげたり、イアン本人が海軍諜報部にスカウトされた後、007でいうマネー・ペニー(秘書)をレストランに連れ出し、「海軍諜報部では許されても、このレストランでは許さない」と“マナー”について注意するシーンや、度々“ソムリエ”にケチを付けるシーンが描かれている程。劇中では「ロンドンいちの色男」と呼ばれている。

現実問題、そうでなければ「ジェームズ・ボンド」を描くことはできなかっただろうと思う。
当たり前のように「常に」サヴィル・ロウのテーラード・スーツに身を包み、シャンパンからワインまで精通し、なおかつ類い希な洒落たセンスと頭の回転を誇る女性を魅了して止まない男など、通常は「空想」さえもしないしできない。
イアンは「自伝」のように自分自身を描くことで「ジェームズ・ボンド」を作り上げることができた。多少の脚色はあったとしても。

そんなイアンも、優秀なお兄さんとの比較に悩まされ、お父さんの口利きで入社した最初の仕事(株屋)においては使い物にならず居場所を失うという一面もある。しかしたまたまドイツ語と話術に長けており、第二次世界大戦中ナチスの情報収集に「使える」という理由で海軍諜報部にスカウトされ頭角を現す。
西側諸国がロシア語(現在はアラビア語も)堪能な人材をほしがるのと同じ流れだ。
※ちなみに「ボンド」という名前はお兄さんが名付けた。

そんな本日のBGMは Renee Fleming sings "Depuis le jour" from Louise

特にブログの内容と関係はなく、ソプラノ「ルネ・フレミング」が歌う「フレミング」つながりでチョイス。フラミンゴじゃなくて。

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話しは少しそれて、ハリウッド映画で最も描きづらいだろうシーンは「ディナー」だと思っている。
食事している姿は「育ち」が出るし、演技だけでは「完全」になりきることが難しいシーンじゃなかろうか。

よく見ていると、シャンパングラスを握りしめていたり、暖めるものではない白ワイングラスをまるでブランデーグラスのように持っていたり、赤ワイングラスをショットグラスから口に放りこむかのような手つきで扱ってみたり、マティーニがロックグラスで出てきたり。

監督を含め撮影現場でなぜ指摘や演技指導がなかったのだろうと思うことが多々ある。
それも上から数えた方が早いくらいの有名俳優達なので、普段(プライベート)の様子を垣間見るかのような気分だ。
※唯一ジョージ・クルーニーに関しては上品に見えた。

▼カトラリーでグラスを叩くアレ。

アメリカ映画では、パーティーシーンなどで注目を集めるためにフォークやナイフでシャンパン・ワイングラスを叩くシーンを度々見かける。
映画向けの冗談かと思っていたが、8年程前に日本のとある名門ホテルのフレンチレストランで行われた、ワインのテイスティングディナーに参加した時のこと。

※食事は1人25,000円、ワイン込みで75,000円ほどで、我々はフォーマルスーツに身を包み、気合いを入れてリムジンで乗り込んだものの、車寄せで曲がりきれず10分程経過し渋滞を巻き起こしたので、道路の真ん中で降りてホテルスタッフ誘導のもと建物に入ったことは記憶に新しい(笑)。

この時の司会役となったあるワイン業界のアメリカ人男性は、食事中にアメリカ映画さながらにフォークでワイングラスを叩き自分の話しを聞くように呼びかけた。
1回目でも我慢ならなかったが2回目の音を聞いた時、私はすぐにスタッフを呼びアレを止めさせるように伝えた。
さすがにそれ以降はなく、自分で言えなかったレストランスタッフからは「お礼」を言われた。
最後に本人が詫びに来たのでそれ以上は言わなかったが、ペットや家畜でも呼ぶかのようなあの行為は私は嫌いだ。
しかし、どうやらアメリカではそんなに大したことではないらしい。その後も余所で何度か見かけた。

一方イギリス映画やフランス映画などそういったシーンを見かけることもなく、ヨーロッパの映画ではディナーシーンも比較的自然なので、どこまで言ってもは違うのだなと感じずにはいられない。
特に私の周りはロシア系女性が多いので、グラスをカトラリーで叩こうものなら顔をしかめられるどころか、グラスの代わりに叩かれかねない

/*
最近見たアメリカのドラマに登場するイタリア系アメリカ人のマフィアのボス(この人はスーツにネクタイ)が、高級フレンチレストランでキャップ(野球帽)を被った若い男性に店内(食事中)ではキャップを取るよう注意するシーンがあった。
その際もレストランスタッフから(自分でお客さんに言えないので)「お礼」を言われ、このマフィアのボスは自分が注意したことで店の雰囲気を壊さないようにと、その野球帽の男性のテーブルに、勘定は自分持ちで赤ワインをボトルで出してあげてくれとスタッフに伝えるシーンが印象的だった。
本人はマフィアで普段悪いことをしていても、レストランにおける「マナー」というものを重んじる点が、イアン・フレミングの「海軍諜報部では許しても、このレストランでは許さない」と秘書に言うシーンに何か通じるものがある。
*/

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話しはまたボンドに戻って、本日または明日、英国で007次回作「ボンド24」に関する発表がなされる予定だ。
私の予想ではアフリカで始まり、ボンド自身の体内に「捜し物」が埋め込まれるという設定。
※外れても怒らないでくださいな。

007はアクションものながら、イギリス映画ならではの落ち着いた絵作りが好きだ。

次の007幕開けは現地ロンドンで迎えようかと企み中のチャーリーであります。

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by charlie-ls | 2014-12-04 17:07 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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