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今回のテーマは、大英帝国の“顔”(イングランド・)ブルドッグの遺伝子危機と、極めて血が濃い日本人について。

ブルドッグが危機、遺伝的に似すぎ

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/080200285/


139匹がほぼ同じゲノム
多くの個体が自然に交尾したり出産したりできない。幼いうちに呼吸障害を起こすと、5歳以上まで生きられない可能性が高い。


 研究者らは、合計139匹のブルドッグのDNAを採取、解析した。北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす健康な個体のグループと、大学の動物病院に入院中のさまざまな疾患をもつグループだ。

 結果は衝撃的だった。健康で地域もばらばらな個体群なら、それぞれのゲノム構造は大きな違いがあるものと考えられていたが、ブルドッグの場合、どの個体もゲノムの大半の領域が同じだった。

“血統”に拘りすぎると、生物学上・遺伝学上でも多様性を失い、もはや血統というヒトの「思想」(選り好み)は引き返すことのできない宿命の域に達してしまう。この「思想」の問題は、現在世界中が抱えている人種や民族(ひいては宗教)問題と根本は同じだろうと思う。

同じテーマの他のニュース記事。
ブルドッグの遺伝子多様性は限界に達している
http://www.gizmodo.jp/2016/08/english-bulldogs-have-reached-a-genetic-dead-end.html


「美しい」とか「可愛い」「優れている」の形(定義)を定めてしまうと、この顔の大きさ、この体型(等身)、この目の色、この毛並みでなければならないと考える人達が増え、「余計な」と思い込まれている)ものが混ざらないように、できるだけ近い品種と結びつけようとする。

人間も同じだ。

未だに白人が黒人と結婚すると言うと古い親は猛反対するように。「汚れる」とさえ言い放つ人もいる。白人の血が綺麗だ(優れている)という前提なんだろうが、mtDNA(ミトコンドリアDNA)的に言うと、お母さんのお母さんのお母さん...を辿って最初のお母さんに行き着くとそれは誰もがアフリカのL3型であり、白人もアジア人もアラブ人も皆アフリカ(当然肌は黒かっただろう)から始まっていることを忘れてはならない。
※「ミトコンドリア・ハプログループ(ハプロタイプ)」で文献が得られる。

はずなんだが、それ以上に人は頑固だ。

混じりっ気のないものが「純粋」で「良い」と考えるのは、エッセンシャルオイルやジュースなどの「商品」の話しであって、生物学的に言う本来の「天然」とか「ピュア」であるということは、人間の思想や思考によって何も「調整」されていないものを指すはずであり、もしイネとバラが自然に結びつこうとするならば、それを受け入れなければならない。

いや、受け入れるとか受け入れないとか、国民総裁判官じゃあるまいし、当事者(この場合植物)以外の者(生物)が口を出すこと自体おこがましい。自分が優れていると思っている証拠だ。

犬がタヌキを見て、「お前気の毒だな、そんな顔して」と言うのと同じだ。余計なお世話だ。


話しは戻って、もし自然な結びつきを妨害したり、遠ざけたりすれば、「人為的な操作」が加えられた(ビニールハウスと同じ)「擬似ナチュラル」なものだ。そうなると都合が悪い人も多いので、市場では「天然」「自然」と「野生」を分けて表現することで、カタログ的には棲み分けている。

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「栽培」自体が「野生」ではなく、人の手によって育てられているので、野生動物かペットかの違いがある。
家の中で栽培している花と、庭で育てている花は、宅内犬か庭で飼う犬かの違いであり、オーガニック栽培の農業もまた「大きな庭」で人の手によって育てられているのであって、野生かというとそうではない。
*/


無農薬だが「濃縮還元」ジュースは自然かというテーマに似ている。例え人が栽培したものではなく、野生のフルーツを使ったとしても、濃縮還元なら人の手が加えられているじゃないかと考えることもできる。どこまで遡り、どこまで視野を広げるかによって違うということだ。

※じゃ、現地に行って自分で収穫して自分で絞って飲みなさいという話しなので、私はそこまで拘らない。


「排他的な血」の問題は当然人間にも当てはまり、海外では昔からしばしば日本人が例にあげられている。日本人が知らないうちに。そのうち病気や奇形などの問題が蔓延するだろうという、極めて否定的な危険予測も聞いたことがある。
※日本人の食には、大豆など、女性ホルモン(エストロゲン)様作用を持つ食べ物が多すぎる件も、これと同じく日本では議題として上がらないまま男性の女性化が刻一刻と進んでいる。

要は戸籍上関係なくとも、日本人の血は(海外と比べて)親戚のような(多様性がない)人ばかりだということだ。

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2011年、オスロ(ノルウェー)で起きた連続テロの犯人は、日本人を支持する発言をし、理由は「血が混ざってない」ことだった。多民族、多文化主義が誤りだと主張したかったようだが。
*/


冒頭の記事のイングランド・ブルドッグの例では、僅か100年間の話しだが、日本人は千年、二千年単位(もしかするとn万年)で他民族との混血がないか、大陸と比べて極めて少ない。
※ミトコンドリアDNAから見れば、4〜5万年前(*A)で混血は一通り止まったかもしれない。昔や田舎では親戚間での結婚も多くみられ、血は極めて濃い(DNAが似ている)。

日本人は多民族だという考え方もあるが、16万年程辿っていけば皆アフリカ人なんだから、そりゃ日本人に限らず、どこかで混ざっていることは確かだ。それでも「中国や韓国、北朝鮮などの民族の血も流れている」と考えるならば、そもそもミトコンドリアDNAで見れば、日本人の6〜8割が朝鮮半島経由(*A)と同じ意味)なのだから、混ざっているというよりは元々先祖であり、日本海を隔てて住んでいるに過ぎない。

/*
遺伝上の話しをする上で「国籍」は関係ない。国籍で見てしまうと、お隣さん家との間に線を引いて、ここからうち、ここからはお宅という「不動産登記」と同じレベルで、DNAの類似性とは関係ないから。

日本には、琉球民族やアイヌ人もいるじゃないかと言えばそうなんだが、アメリカで言えば先住民(インディアン)もいるし、圧倒的大多数も多民族国家だ。それに対し日本は圧倒的大多数が少なくとも海外ほど混血でないという意味合いであり、日本が単一または多民族国家なのかを決定付ける話しではない。ブルドッグのDNAが僅か100年間で危機に陥ったことと比較だ。
*/


参考資料:ミトコンドリアが明かす-ヒトの起源とアイスマンの子孫-

式図で判るように、現世代のa〜oの人たちは確実に14世代前の一人の母系の祖先が持っていたmtDNAに行き着くことが出る。


動手段(特に船)もなければ外敵もなく、自国内の農作物だけを食べていた時代の島国日本は、遺伝的に閉ざしていても適応上の問題は起きなかったが、船も飛行機も国際宅配便もあるこの時代、自分は日本から出なくとも外国人の来日や、外国の食材(消化酵素などに関わる)、外来種の菌やウイルス(免疫系に関わる)などに曝されることから、環境だけは多様化しDNAは単一的なままなので、適応が遅い(変化に対し進化が遅い)=生物学上は淘汰されるだろう劣性遺伝子と化していくのは、当然と言えば当然だ。

イメージとしては、外界では気候が散々変わっているのに(風向きが変われば花粉も変わるから種も変わる)、ビニールハウスの中で変わらぬ気温と決められた花粉の中で何世代も育てられた植物の遺伝子のようなものだ。

海外との行き来が増え、インターネットで世界がつながればつながる程、日本の競争力が日に日に落ちていくことがこれらを証明している(ように思う)。
1990年代くらいまでは、日本人=頭が良いが定説だったものの、この15年程で途端にそんな表現を見聞きしなくなってしまったし、「勤勉」=日本人という役も、シリコンバレーを中心にインド人に持って行かれているし、「意地でもやり遂げる」という“根性と執念”のキャラは中国人に奪われた感がある。

アニメ、コスプレ、EMOJI、ゴミ拾いというと日本人の名前が真っ先に挙がるが、私の期待とは微妙に異なるし、現代を生きる日本人が「日本人は優秀だ」と聞かされてきた日本人像ではない気がしてならない。

日本人はすぐれた民族だと思う(思いたい)が、それは「外」との接触がなければという条件付きかもしれない。少なくとも今の日本はそう思うしかない状況に陥りつつある。90年代頃からだろうか、出てきては消える考え方の1つとして「いっそ鎖国を」という説もその点で一理あるが、現代は外敵が来ない保証がないので早い段階で滅ぼされるだろう。閉ざした状態では、世界有数の軍隊(設備)を開発できないからだ。日本には資源がない。

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日本人の起源 ミトコンドリアDNA 第1部 最初の日本人の系譜
 
http://www.geocities.jp/ikoh12/honnronn1/001honnronn_03_1mt_dna.html

7000年前の
北米インディアンのミイラと日本人のmtDNAの類似点は興味深い。インディアンと日本人の顔が似ていることは昔から言われているし、実際にmtDNAの歴史でも、4万年程前、北海道の北端とアメリカ大陸の北端がつながっていて、そこから移住していったと言われている。日本人が先祖であるということだ。しかし、この数百年のうちにアングロサクソン(白人)種に制圧されてしまった。mtDNA(日本6〜7割を占めるアジア人型)的に言えば、第2次世界大戦は2度目の敗戦のようにも見える。

参考資料:インディアンの遺伝子検査
http://native.way-nifty.com/native_heart/2004/07/post_9.html

*/


海に囲まれた日本は、「船」が出来たその日から運命が大きく変わった。いや、船があるから日本に辿り付いたのだと言うなら、大陸から日本が離れ島になった日から(まさしくn万年前)外敵の心配がなくなり、極めて狭い世界(競争相手がいない状況)で「我々は優秀だ」と信じ込める環境を得たと言おうか。だとすれば、やはりn万年単位で混血がなかった(大陸と比べて少なかった)と言っていいんじゃないかと思う。
こちらの資料では、1万年前の時点で九州の一部が朝鮮半島と陸続きになっている。

そして時は流れ、インターネットによって外来種との競争または共存共栄の波にもまれている最中だ。


あとがき
日本の田舎に外国人をという案はしばしば出ているし、農家に外国人女性に嫁いでもらろうという試みも度々見かけるようになった。「ダイバーシティー」(多様性)という言葉も頻繁に使われるようになった。
多少は何らかの危機感または検討を重ねているのだろうとは思いつつ、僅か100年の間で遺伝子危機を迎えたブルドッグに対し、人間の寿命は犬の寿命よりも長いことを考慮したとしても、その何十倍、何百倍もの間、「多様性」とは無縁の環境の中で生きてきた日本人DNAについて、検証の必要があるんじゃないかというのが私の見解だ。

と書きつつ、とても繊細な問題だということも今まで以上に感じる。大々的に「外国人と結婚しよう」的な奨励をすると、何か日本人DNAに問題があるかのような印象を植え付けてしまうし、どんなに男性の女性化が進んでも、ほとんどの食品に大豆(または大豆由来)が含まれている日本において、国を挙げて「そもそも大豆取りすぎてませんか?」議論がし辛い事情に似ている。
※海外では「ショウユ」を摂りすぎないようにと何十年も前から指摘されていた。日本ではこの数年でようやく1日の摂取上限値などが公表され、遅いし手遅れ感はあるが、一応は対応しようという動きがある。女性向けに品種改良したものが男性には良くない結果をもたらしているんじゃないだろうか。

まだ誰も絶対的な根拠を示したわけではないので、実際問題としては静観するしかないが、引き続き定期的にmtDNAと大豆(エストロゲン)摂取過多(男性の)について書き残して行こうと思う。

参考資料:
「"3万年前の航海"日本人のルーツをたどる」(時論公論) | 時論公論 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
ミトコンドリアDNAのハプログループでたどる日本人のルーツ|初めての遺伝子検査

mtDNAからみた日本人の祖先
ミトコンドリアDNAハプログループ
ジェノマーカー【遺伝子検査/生活習慣病・メタボリックシンドローム】:ミトコンドリアハプログループ
長寿の秘密!? 日本人の特異な遺伝子『ハプログループD』の謎 - NAVER まとめ
篠田謙一さんが語る、ミトコンドリアDNAでたどる人類の起源(1/2) : BIG ISSUE ONLINE
知ってた?大豆「摂りすぎ」のリスク - NAVER まとめ

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私のmtDNAについては以前の投稿に詳しい。2009年に受けた遺伝子検査(ジェノマーカー)で、ミトコンドリアハプロタイプは南方(マレー)系ヨーロッパ人型(F)と出た。その中でも日本には2%しかいないマイノリティ種。日本人の3〜4割がヨーロッパ人型であり、約6万年程前にR型から分岐した際にアジア人型と別れているため、飽くまで遙か昔の話しだ。血統は純日本人。
*/

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-08-25 09:26 | 個人ブログ | Comments(0)
この記事は、昨年書いたデジタル情報時代のホスピタリティって“個室”じゃないかも。の続編(?)なので、併せてご参照いただきたい。

“ホスピタリティ”って?
この10数年、サービス業界では頻繁に出てくる単語で、ラテン語の「hospes」=「客人の保護」が語源だ。

保護。

サービス業においては、「お世話をする」とか「もてなす」という意味で使われているが、本来は「客人の保護」であるということを、アロマテラピーやメディカルハーブの世界ではしつこい程に学ぶ。テストに出るくらい。

参考資料:サービスとホスピタリティの違い
http://www.hospitalitybank.com/3-consept.html

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エキナセア。インディアンが活用した。


「●●さーん!」

それが迷惑な人もいる。というのが今回のテーマ。


シティホテルや高級レストランのスタッフなどではお馴染みのジレンマだが、2回目の女性連れのお客さんに「先日はありがとうございました」といきなり挨拶しない方がいいことが非常にしばしば(very often的な)ある。お連れの女性が前回と違う人で、このお2人の間では「初めて来たお店」ということになっている場合があるから。

スタッフとしてはすぐに挨拶に飛んでいきたいが、そうもいかないジレンマだ。


の親しい知人女性(欧州)が、自分で立ち上げたサービス・商品で有名になり、この数年メディア上では芸名(いわゆるスクリーンネーム)で活躍している。
※昨日アップしたスウェーデンの歯医者に連れていかれた女性(笑)とはまた国も年も違う人だ。

祖国に帰ると、飛行機の中(時にはC.A.)から空港職員、デパートの店員さん、病院スタッフからも「ファンです012.gifと声をかけられる程になったそう。
最近では、空港の手荷物検査の行列に列んでいたら、男性警備職員から「あなたのような女性は列ぶ必要はない」と横のドアから通してくれたらしく、飛ぶ鳥さえ信号待ちする勢いだ。

彼女は本名を名乗っていない。プライベートに関することは一切公開しないと決めている。
立ち上げ当初に相談にのった私のススメから。
会社が有名になる分にはいいが、個人がカリスマ的に人気が出ると、必ずプライベートを追いかけ回され、特に女性は危険だから芸名かつプライベート(年齢、家族構成、学歴、趣味、生活圏など全て)非公開をすすめた。
実際、その業界では個人情報の漏洩(多くの場合、仕事上知り合った顔見知りから漏れる)からあること無いことデマが流され、家族やパートナーにあらぬ疑いをかけられ、時には身の危険を感じ、疲れ果てた挙げく廃業する人も多いハリウッドさながらの激戦区(消費者側もソレに疲れている)なので、事を始める前段階から相談を受けていた。とても賢く慎重な女性だ。

祖国でタクシーに乗るのも怖くなったらしく、住まいと本名がバレる可能性を心配している。特に空港に向かうタクシーでは、荷物を見れば運ちゃんにしばらく家を留守にすることがわかってしまうから、同居人(がいることにして)に「そういえば、冷蔵庫の●●早く食べて」的なことをタクシーの中から電話(するフリを)したこともあると言う。
実際タクシーの運ちゃんに「お仕事柄●●も大変ですよね」と、明らかに自分を知っているんだなということを言われた事もあるそうだ。その一言がキモチワルイ


女は立ち上げから1年もしないうちに、ある有名企業から本社オフィスに招待された。その際、現地の大企業が入るオフィスビルは1階でパスポートチェックをすることが多いため、そこから本名が漏れるんじゃないかという相談を受けた。
私は先方がどういうつもりなのかもまだわからないので、「初回はカフェやレストランで会うといい」とすすめ、実際にそこで意気投合、話しもまとまりうまくいったが、永続的に本名を隠し通すのは非常に難しい。どこかのタイミングで秘密保持契約を結んだ上で取引(サイン)するしかない。

/*
取引額が小さいうちは、日本ほど契約書や請求書などの事務手続きを必要としない分、しばらくはこのまま(ギャラ手渡し)で何とかなるかもしれない。ただし銀行口座番号を渡せば本名がわかるので、本気で隠し続けるなら、ゆくゆくは事務所や会社の設立を検討した方がいい。
*/


まぁ、彼女が心配しているのは、実際に取引するわけではないビルの職員や、契約合意に至らなかった場合の担当者などそのまま縁が切れた人達に対してだ。お互いに利益があるうちは信頼できても、担当者が「契約を逃した」と会社から責任を問われたり、余所と契約したり競合したりする可能性が出てくると事態は急変する(ことが多々ある)。「逆恨み」のようなもの。


して1年程前、(現地で)「数年ぶりの友達と会うの」という話しが出て、私はすぐさま「一緒に出かけるのはやめた方がいい」と伝えた。静かな美術館などならいいが、騒々しいところで会うのは特に止めた方がいい。大きな声で名前を呼ばれる可能性があるからだ。

彼女は納得した上でその友人と静かなカフェのテラスで会うことになったが、待ち合わせの時間よりも早く到着したため、近くのデパートに入りブティックを見て回っていたところ、「●●ちゃーん!●●ちゃん!こっちこっち、●●ちゃん!久しぶり!」とまるで館内アナウンスくらいはっきり聞き取れる大きな声で、本名を連呼されたらしい。その友達も早く到着し、同じようにデパート内をうろついていた。
残念ながら(本当は嬉しいことだが)、数分もしないうちに、同じフロアの2人の女性スタッフに「ファンです。一緒に写真撮ってください」と頼まれたそうで、名前がバレてしまった可能性が高い。

※そこで機嫌を損ねて、ファンを冷たくあしらうと更にリスクが高まるので、笑顔は絶やせない。どんなシーンでも怒らずに一旦飲み込むように伝えてある。

落ち込んで電話してきた彼女に、もう一度心構えの再確認をした。
久しく会っていない友達や親族は、人前で名前を呼んじゃいけないことを知らない。そして彼女は、身近な友達にも何も話していないため(知らない方が問題が起きないから)、顔を見たら名前を呼ばれる可能性の方が高い(ソレが当たり前の)つもりで生活しなければならない。相手は何も悪くないのだから。

こういった場合、他人と一度でも行ったお店などに、例え一瞬であっても立ち寄るべきではない。スタッフが名前を覚えていて名前を呼ばれる可能性もあるし(冒頭のジレンマに通ずる)、銀行窓口や病院でも名前を呼ばれる可能性が高い。
※日本の銀行窓口は予め「呼び名」を指定すれば、その通り呼んでくれる。

そこで親族や友達との関係と、自分の仕事の優先度で思い悩む人が多い。
「100」のうち「20」教えて、残り「80」は“話せない”は止めた方がいい。ほぼ間違いなく「私を信用しないの?」と言い出し関係がこじれるから。だから私は「何も教えない」(今どんな仕事をしているのかも含め)をすすめている。何か漏れたときに、あの人かもこの人かもと疑うよりは、何も知らない(教えてない)方が親しい人・身近な人を真っ先に除外できていいし、相手に失敗させずに済む。自分のことじゃないから、わかっていてもつい名前を呼んでしまったりということは十分に考えられるからだ。

こういう精神性(心構え)を学ぶ際に、諜報員(スパイ)のジレンマを参考資料にしている。「部分」ではなく「全体」を見る必要がある。そして自分だけでなく、携わる人全員が理解していなければ信頼関係は成り立たない。

彼女もこの先更に有名になれば、いずれ友達の目に触れたり、しばらく音沙汰無かった人から連絡が来たりと、また違った悩みを抱えることになる。これは人生のステップであり避けては通れない。

/*
また別の欧州女性から、似た話を聞いたことがある。彼女はとても気難しい仕事に就いていて、あるパーティーに指定された名前で参加しなければならなかった。当日大雨でタクシーが捕まらず、親戚が会場まで送ってくれることになった。事情を説明した上で名前を絶対に呼ばないでと頼んだそうだが、車を降りてしばらくし、後ろから大きな声で名前を呼ばれたそう(笑)。本人は慣れているのでそのまま振り返らず中に入ったそうだが、車内にあった電話を、彼女が忘れていったものと勘違いして慌てて呼んだらしい。でもその電話は彼女のではなく、送ってくれた親戚のものだったというそそっかしい話(笑)。その親戚はとてもいい人らしく、いい人であるがために、自分の失態を恥じて、その後1年くらい鬱状態になったのを見て、彼女も申し訳なくて鬱になりそうだったと語っていた。

このように否応なしに責任を共有することになるため、周囲にそれを背負わせないためにも、「何も話さない」が最善の“戦略”であることが多い。それもまた、部外者の保護ということで「ホスピタリティ」と言える。
*/



本で言うと、迎車タクシー(芸者タクシーじゃなくて)もなかなかヒドイ(笑)。
私は事前に行き先とコースまで電話で伝えるが、車に乗り込む前に名前の確認、乗ったら運ちゃんが行き先とコースを復唱するもんだから、女性を内緒のレストランに連れて行くなんてサプライズはできない。
もっとヒドイ日本交通(笑)は、タクシーアプリで呼んでクレジットカード承認も済ませた上で待っていると、乗車時に当然名前を確認され、車内で「確認番号(4桁)は?」(初回に設定する暗証番号のようなもの)と聞いてくる。同乗者に聞かれるし(笑)。ATMなどの暗証番号と同じ4桁にする人が多そうだから、口頭での受け渡しはよくない。運ちゃんによっては自分から「番号はNNNNでよろしかったでしょうか」と聞いてくる(笑)。しかもよく見たら無線機にその4桁が表示されているし(笑)。セキュリティも何もないし、聞く意味もない。

重要なシーンにおいては、タクシーは呼ばずに、無作為に拾って乗った方がいい。鉄則だ。

私も何度か(相手都合で)本名でない名前でホテル、レストラン、スパを予約したことがある。予約代行も含めて。当然支払いは現金払いになる。
ここでの名前は何だっけと思い出すのも面倒なので1度しか利用しない。その反対も同じだ。行きつけのお店で「今日は▲▲と呼んで」と頼んでも、必ず本名を呼ぶスタッフがいるので、人的リソースには頼らない方が間違いがないし、失敗した時に他人を責めずに済む。
※ちなみに政府の諜報員でさえ名前は3つまでとしている。

味方も信用しないのかというとそういうことではなくて、ジャンルを問わずレッスンやトレーニングを受けていない人に高い水準の仕事を頼むべきじゃないし、勝手に期待しちゃいけないということだ。
半田ごてを触ったことがない人に半田ごてを持たせたら間違いなく火傷し、半田ごてをもたせた側の監督責任が問われる。免許を持ってない人に車を運転させちゃいけないようなものだ。特定の法律がない分野は各自判断するしかない。ネットワークセキュリティともなると尚更だ。

/*
彼女のマックノートのセットアップは私が行った。アンチウイルスやファイアウォールの設定はもちろん、盗まれた時のために、内蔵ディスクの暗号化と、ファームウェアパスワードの設定、リモート消去オン(取り返さずに自滅させる)をし、SNSアカウント用のメールアドレスと、取引用のメールアドレス、その他の登録用メールアドレスを全て分けている。また、出先のWi-Fiはできるだけ使わない(スマートフォンでテザリング接続)、やむを得ず使ったら家に帰りパスワードの変更をするように伝えてあり、守っているようだが、そこまでパソコンが得意な人ではないので、結構「大変」な様子だ。
カメラから写真や動画にGPS座標が埋め込まれるため、スマートフォンのGPS利用も全てオフにしている。
*/


ま、本当はサービス業(せめて高級店)はそろそろそういう訓練も取り入れた方がいいと思うんだが。そのためには冒頭の「客人の保護」の意味から理解する必要がある。

これらは「悪党」が身元を隠さなきゃいけない理由で隠そうとする際の利便性(秘匿性)の話しではなく、自分の意思でビジネス上そうしたいという理由で隠したい場合の話しだ。まさしく芸能人などが該当する。


名人とは必ずしも「顔(面)」が割れているわけではなく、名前やニックネーム、或いは著書タイトルなどが有名という場合もあるので、「個室」を用意すれば(顔を隠せば)一件落着とは行かない。会話中に出てくる何が個人情報になるかわからない。

また、自分は見た事がなくても、特定のジャンルにおいて有名な人かもしれない。私が知る限り、不特定多数の10万人のファンを抱える芸能人と、特定のジャンルの熱狂的1万人のファン(支持者)を抱える人は、同じか後者の方が目立つ(声をかけられる頻度が高い)ように思う。業界のカンファレンスなどでは尚更だ。

結局のところ、誰か失敗するんじゃないか、ついうっかりやってしまうんじゃないかと心配したり疑ったり、或いは実際に失敗したときに責めたり、または信じた自分がバカだった自己嫌悪に陥ったりするよりも、初めから失敗させない策を講じるべきだ。この場合、名前を呼ばれちゃいけない場所に他人と行かないことだ。自分の身は自分で守る。


とめ
ホスピタリティとは、まずゲスト(客人)が何を気にしているのか、何に対し神経質になっているのかを知る必要がある。
私から見た日本のソレは、客人の保護というより介護に近い。自分にできないことをしてくれるから「保護」なのであって、自分にもできることをアレもコレもしますという家事代行、妻代行のような、身の回りのお世話が「おもてなし」の主流だ。スパではお風呂同様の場所であるにも関わらず、あまりに構われるものだから、まるで老人ホームにでもいるかのような気分になったことさえある。

また、料亭のような伝統的な「和」を受け継ぐサービスにおいては、あなたがこの部屋にいる限り、次の一言が発信できないのだが(だから早く行って)と言いたくなるくらい、話しが中断したままなのにも関わらず、付きまとうようにずっとそばにいる(ことが多い)。

オリンピックに向けて、2人の時間、家族の時間を大切にする外国人客が増えるにつれ、本当に日本の「おもてなし」がウケるのだろうかと心配だ。

近年の日本は、「ゴミ拾い」と「トイレが綺麗」くらいしか褒められている記事を見聞きしたことがないのも懸念事項だ。

せっかくのオリンピック、是非とも成功を収めていただきたい。
私はサイバーセキュリティー分野で客人の保護を担えたらと思っている。

続編予定あり。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
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JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-08-09 17:13 | 個人ブログ | Comments(1)
彼女に捧げるBGMは Mission Impossible がよく似合う。

※今回は時系列記号A,B,C,D,E,Fを振ってみた。


【E】以前ちょっとした付き合いのあった西側諸国の女性(以下ハンナにする)が現在ジャーナリストとして活躍していて、少し前から接触を試みていた旧ソ連圏出身(現在東欧在住)のまだ20〜23歳の女性(以下アレクサンドラにする)を拉致・拘束してスウェーデンに連れていった“レポート”が来た(笑)。とある日の真夜中に。

※ハンナはお馴染みのロンドン3丁目(笑)の女性(最近は“髪金英子”と呼んでいる)ではなく、私はアレクサンドラと面識はないし、いずれも実名ではない。

ま、細かいことは聞くもんじゃないが、連れてった先が歯医者だから面白くて037.gif差し支えない範囲で書いてみたくなった(笑)。


【C】ある日「歯医者に連れていくならどこがいい?」と相談されたから、事情を考慮してスウェーデンと答えた。周囲の話しを聞いている限り、旧ソ連圏は歯周病外来があまり進んでないようだし(それでも日本と変わらないくらいの罹患率だ)、アレクサンドラは2重国籍でシェンゲン国のパスポートも持っている(東欧、旧ソ連圏の人にはよくあること)とのことだったから、ビザなしで行けて比較的近くて、外交的に当たり障りなさそうで、歯周病治療が進んでいるスウェーデンをすすめた。


【A】アレクサンドラはしばしばメディアに出ている女性で、ハンナは仲良くなるためのきっかけを探っていたらしく(そこでプロファイリングを手伝えと強要されて(笑))、渡された資料のある映像を見ていたら、アレクサンドラが歯ブラシだけ持って憂鬱な表情で映っているものがあり、すぐに現地語の翻訳を依頼したところ、「歯磨きだけで歯ぐきから血が出る“繊細”な私は歯ブラシ選びが大変」と話していた。多くの映像を見直したところ「口臭」ケアにも相当神経質な様子だったから、私は、「歯周病(侵襲性(若年)歯周炎)検査の提案をきっかけに」(親しくなる)と提案した(笑)。


【B】既に現地入りしていたハンナは、ここぞとばかりに接触のチャンスだと思って、歯周病に詳しい歯科関係者を装い(笑)、本人に映像を見た旨伝え、侵襲性歯周炎の疑いを指摘し、その街で一番イイと言われている歯医者を手配したが、「虫歯はありません」で片付けられたそう。

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現地入りしたハンナの様子。じゃなくてイーサン・ハントを演じるトム・クルーズ。


【D】しかし、アレクサンドラに強い口臭もあったことから(ココで【C】の相談)、「もし問題なかった場合は費用を全部出すからスウェーデンに行きましょう」(このままじゃ歯を全部失うわよ022.gif)と説得したらしい(笑)。結局の所同意の上でだが。

まるで工作員だ(笑)。ヒューミントの教科書通りだが。

と言っても、別に寝返り工作とかをはかっているわけではなく、お金(ギャラ)ではない理由で優先的(独占的)にインタビューできる関係を築きたかったそう。どこまでもジャーナリストだ。


【F】スウェーデンの歯科では侵襲性歯周炎の原因菌であるアグリゲイティバクターAggregatibacter actinomycetemcomitans)にジンジバリス菌(Porphyromonas gingivalis)も検出され、今すぐ歯を失う程ではないが、既に何本かの歯は揺れていたそうで、現地で治療することになったという“レポート”だった。

アレクサンドラは治療の有無にかかわらず虫歯ゼロという健康な歯の持ち主で、本人曰く、数年前にとある国へ旅行に行ってから急激に悪化したそう。確かに虫歯がなければ歯医者にも行かないし、行っても歯周病専門医でなければ相手にしてくれない。


ハンナに「早いとこ歯科関係者じゃないことを明かした方がいいよ」とすすめたのは【E】と【F】の間。本人に伝えたところ「治れば貴女が誰かは気にしない」と言われたらしい(笑)。

結果、「歯ぐきの恩人」として感謝された上に、取材も快諾してもらえ、仕事は無事うまくいったようで、私はハンナから気休めの報酬をもらうことになっている(笑)。モザンビーク旅行は勘弁してもらいたいが。

f0337316_22250748.jpg

ということもあり、私の細菌研究が加速した。
やはり直接業務(?)に関わってくると学習も楽しいし、しっかり頭に入る。まだまだ細菌プロファイラーにはなれないが、これで若い女性の歯ぐきが助かるなら、1つの成果じゃなかろうか。と自画自賛してみる023.gif

くれぐれもジンジバリス(人事部のハリス)には用心していただきたい。
なおこのブログと歯周病菌は自動では消滅しない。

それでは今宵も良い歯ぐきを。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

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チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-08-08 22:43 | 個人ブログ | Comments(0)

カメラマン☆チャーリーのブログ


by チャーリー
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