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概略:「どっちが入るの大変ですか?」と聞かれたら間違いなく東大だ。東大合格のためには好きでもキライでも5教科全て勉強する必要があるが、メンサ入会試験は「素」のまま受けるものなので、塾や予備校、家庭教師などに費やす時間的、金銭的、労力的な負担がない。


日前、『偶然にもデータベーススペシャリスト受験者が。』に書いた女性スタッフと久しぶりに話したところ、彼女のカレは試験当日「午前1」から何もわからず早々に帰ったそうで、ドラマの再現は上手く行かなかったようだ。

そこで今度は(笑)、

「メンサって知ってますか?テレビ見ててメンサ会員の人が出てて、カレが受けてみるって言いだして」

と来た。

「あ、私会員ですよ」

と言ったところ、間髪入れずに、

「えぇーっ!メンサ会員と東大生ってどっちが強いんですか?」

強いって、アラレちゃんじゃあるまいし(笑)。慌てて言い直していたが、対抗クイズ番組のようなものを観たらしく、聞きたいことは理解した。


大生の勝ち、メンサ会員の勝ちという勝敗には大きな意味を持たない(と思う)。どちらも偏差値換算すれば、何かしら頭脳の領域で上位2%であることに代わりない。測定する項目がIQか学力かの違いだ。
※学力偏差値70以上も出現率的に上位2%だから(偏差値表)。

それに、東大生が勝利した場合でも、メンサの入会試験を受けたことがないだけで、受けさえすれば合格する知能の持ち主である可能性がある。少なくとも母集団(属性)的にその可能性が5.5倍高い。
※IQの平均である100は2人に1人、IQ 120(東大生平均)は11人に1人。IQ 130(メンサ入会資格)は50人に1人。いずれも標準偏差15で(IQ出現率表)。

東大生の平均IQは120と言われているが、実際に全員が成人知能検査WAIS-IIIのフルコースを受けているはずもないので、130以上もいれば100〜110もいる(多分)。
メンサ会員も、人口の上位2%なら日本に約260万人の会員がいるはずだが3,000人に満たないということは、259万7,000人のIQ 130以上非メンサ会員がいるということ。

だからどちらが勝利しようと、いずれにせよIQ上位2%の人物である(可能性が高い)と考えられる。

推測だが、東大生(や京大生)の2割くらい(既に卒業している人もいるから)は、受けさえすればメンサ入会試験に合格するだろう。IQは出現率で計算するため定員が決まっている。IQ 130以上=人口の2%は固定だ。もし全体のレベルが下がれば、その中の上位2%をIQ 130以上と見なす。日本で頭がイイ人達がどこにいるのかと問えば、日本の大学進学率の高さから見ても、出身者を含め難関大学にその大半が集まっているだろうから、母集団的には本来は半数以上が合格してもいいほどだ。

もっとシンプルに言うと、「日本人で250万人のIQ 130以上の人を集めてください」と言われたら、多くの人がまずは東大に探しに行くだろう。それが人々の認識を指し示している。

が、番組で勝利した東大生がメンサ入会試験に合格した場合、「東大生」と「メンサ会員」のどちらか一方を名乗るとすれば、恐らく「メンサ会員」だ。偏差値とは希少性(確率分布)=出現率を指す値であり、偏差値を理解する人は希少性の高いものに価値を見いだす。東大生が東大に行けば周りは全員東大生だが、メンサ会員は少ないため東大生に付加価値が付くと考えられる。これは、東大卒業後にハーバードへ留学した人の経歴において、ハーバードの名が華を添えていることと似ている。そしてハーバード大を出ると、学歴的にそれ以上がない(に等しい)から、賢さの指標としてIQが登場する。

※ちなみにハーバード大生の平均IQは130と言われていて、それが本当なら半数の学生がメンサ会員試験に合格するということになる。


能指数というのは表面にある「看板」とは異なり、根底にあるものであって、例えばある競技で常に優勝候補はドイツ人とデンマーク人だったとする。50勝50敗でも観客は決着を付けたがる。しかし、よく考えたらどちらもゲルマン民族(=DNAは同じ)でしたというように、看板(パスポート)が違うだけであり、決着を付けたところで似たもの同士だということが多々ある。

/*
日本のニュースサイトのコメント欄を見ていると、中国や韓国、北朝鮮が出てくるとやたら罵る人が多いが、少なくとも日本人の6割のミトコンドリアDNAは彼らと共通だ。要するにお母さんのお母さんのお母さんを遙か数千年、数万年と辿っていけば同じお母さんに行き着く人同士だということ。それでも「いいや、日本人の方が上だ」というなら、それは日本という国家の成果であると認めざるを得ない。そこに生まれてくるための努力はしていないのだから。
*/

個々の能力とは特異的なもので、使われる脳の領域も異なる。IQが高いから、東大生だから同じように楽器もダンスも上手かというとソレは違う。多少の相関はあったとしても。

偏差値やIQの計算方法と出現率という考え方がわかれば簡単なことだが、大半の人はその式を理解することよりも、メンサとか東大というブランドで区別する方が簡単だし、そこにステータスを感じる人が多い。

「ジャガーとポルシェどっちが速いの?」的な。どっちでもイイ。その領域に達すると所有者の好みだし、所有できるという時点で何かが確定している。


だし、「どっちが入るの大変ですか?」と聞かれたら間違いなく東大だ。東大合格のためには好きでもキライでも5教科全て勉強をする必要があるが、メンサ入会試験は「素」のまま受けるものなので、塾や予備校、家庭教師などに費やす時間的、金銭的、労力的な負担がない。鉛筆だけ持って試験会場に向かえばイイ。

メンサの試験料が大変だというなら話しは別で(笑)、1万円が大変なら大学にも行けないし、司法試験の受験手数料は28,000円だし、早い話生活が大変だということであって、IQの高低やメンサの難易度には関係ない。

※“メリット”(投資費用対効果)からすれば東大や司法試験の方が上でしょうと考えるなら東大や司法試験を受けたらイイ。常に選択権が与えられているし、どちらか一方を選ぶ必要にも迫られていない。

司法試験が最も難関と言われる由縁も同じで、どんな秀才・天才だろうと生まれながら法律を知っているわけではないので試験勉強が必要だ。必要とする努力や大変さという意味で頂点にあるのは間違いない。

これらは「背が高い人と、チアリーダーってどっちが大変なの?」と聞くようなもので、努力して背が高くなったわけではない背の高い人は、当然に毎日練習に励むチアリーダーの方が大変だというはずだ。

カテゴリは異なるが出現率で言うと、IQで言う130以上(メンサの入会基準)と、東大などの難関大学の偏差値(70以上)、および世帯年収1,200万円以上が同じくらいの偏差値(上位2%)であり、「東大を出た人が何で世帯年収が1,200万円ないのか、おかしい」と問われても、お金を稼ぐことや出世に興味がない人にとっては何もおかしくない。

背が高く美人な女性に、「何でモデルじゃないのか、おかしい」と言っても、モデル業に興味がなければしょうがない。本人の勝手だ。

外国人から、「日本人のくせに茶道の心得もないのか、おかしい」と罵られても、抹茶に興味がなければセットも用意していない家が大半だ。

人には好みがあるし、自分の人生をどう生きるか選択し決定する権利が与えられている。

が、人は勝敗を付けたがる。空手とボクシングはどっちが強いのかに始まり、総合格闘技が登場した。が、ストリートファイトならルールなんてないぜ!という人が出てくると、そりゃ早撃ちガンマン(笑)の方が強い。突き詰めていけば、ボタンを押してイイものなら押しさえすればあらゆる者を排除できるだろうアメリカ合衆国大統領が最も強いだろう。

権力や富が最も強いと言われる由縁でもあるが、比べてもしょうがない者同士を比べるもんじゃない。


は学力とIQはどう違うのか。
学力を競う受験のように、勉強(または経験、積み重ね)の成果を持ってして形成・発揮される知能を結晶性知能(ウェクスラーで言う「言語性知能」)と呼ぶ。年齢と共に上昇する余地がある。一方ジャパンメンサの入会試験や、この20年程世界的に主流になっている先天的賢さの指標は流動性知能(同じく動作性知能)を用いる。遺伝要素が強く、大凡生まれながらに備わっているものとされている(IQの本質的なところ)。

両方がバランスよく高いのが一番だが、それぞれを競わせるのは難しい。大凡文系vs理系と同じ流れになると予想される。

知能が高いのに期待される学力よりも低いことをアンダーアチーバー(underachiever)、その反対に知能から想定される学力よりも高い成績を収めることをオーバーアチーバー(overachiever)と言う。
※平均IQ(=100)で東大に合格すればオーバーアチーバーと言えるだろう。

アンダーアチーバーは対象物に「興味がない」ことが原因であることが多く、オーバーアチーバーは「努力の結晶」(好きで夢中になれた、悔しさがバネになったなど要因は様々)と言える。よって表面的な成績や実績では本来持つ能力は判断できない。

※IQ 120の人が、受賞者の平均IQが145と言われるノーベル賞をとれば、それもまたオーバーアチーバーの一種と考えられる。統計的には。極めてハイクラスな例だが。

しかし“「興味がない」から東大は受験しなかった”は、この手の論争を好む人達には通用しない。「(賢い)証拠みせろ」「どうせ無理なんだろう」と子供の喧嘩のような展開になり、得てして攻められる側は一切の自由や選択権が与えられなくなり、最終的には「東大」という誰もが認める“ブランド”が勝利する。


どうでもイイ展開だが(笑)、ブランド力とは強い。東大に限らず。


東大は140年の歴史があり、設立から71年のメンサの2倍もの間ナンバーワンであり続けている「実績」もある。

が、「メンサ」という名前も世界的にはそこそこ知られているし、世界的に会員が増え、会員の中から成功例や有名人が出てくると今後大きなブランドとなり得る。ただし、前述の通り、そうなった暁にはジャパン・メンサ会員の多くを東大生または出身者が占めることになるはずだ。

実際のところ、入会した当初見た会報誌の自己紹介欄では東大生が多かった。
異種格闘技大会が誕生したように、いずれは知性全般を競う「頭脳競技」が登場するのだろう。当面は、結晶性知能vs流動性知能という図式になるはずだ。次回以降その根拠を綴ってみたい。

 

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
ITパスポート試験合格(笑)。
情報セキュリティマネジメント試験合格
臭気判定士(国家資格)
薬学検定1級合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


by charlie-ls | 2017-06-24 18:24 | 個人ブログ | Comments(4)

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