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優れた能力は“発信”しよう。自慢ではなく事実を示せばいい。』の続き。
※今年02月20日から下書きに入ったままだった(笑)。

IQ、天才ブームと時を同じくして、日本も欧米も、中産階級から富裕層にかけてIQベースの英才教育がトレンド化している。

各国のママさん達から話しを聞いている限り、定期的にIQを測定し、「お宅のお子さん伸びてますよ」的な児童英才教育システムに子供を託すのはおすすめしない。少なくとも任せっきりは。

第一に、何度も知能検査を受けると慣れてしまう点、もう1つはIQスコアによって「天才」と認定されることに満足し、真に天才であるのかを判断する能力を持ちあわせていない家庭・学習環境下で生まれる偽陽性の天才」(擬似ギフテッド)の問題だ。親も天才ならワケないんだが。

偽陽性の天才として生きるよりは、手堅い秀才の方が恐らくは成功する。

知能検査で問われる要素を積木やパズル、ゲームなどで日々トレーニングさせたら、何も知らない同年齢の他の子と比べて高いスコアが出るのは当たり前だ。それを親が「うちの子はギフテッドだ」と思い込んで育てると、18才または22才頃から「こんなはずじゃなかったのに」が始まる。

自他共に認める天才なら周りも喜んで投資(世話などの労力的・時間的投資も含む)してくれるからいいが、自分は天才だと思い込んでいるだけの“擬似ギフテッド”は周囲から好意的な協力が得られにくいので、いわゆる「コミュニケーション障害」の発症リスクが高まる。「理解してもらえない」被害妄想の原因になりやすい。
※本人に非はなく、親から聞いている「あなたは天才なのよ」と周囲はそう思っていないという差が本人の行き場を奪う。

真の天才は周囲にも利益(発明・発見など)をもたらすが、擬似ギフテッドは周囲に「対応」を求めるばかりで、周囲にとっては手間がかかるだけの存在でしかなくなってしまい、人間関係を学ぶにおいて大きな傷跡を残しかねない。

話しはトレーニングに戻って。

人の資格試験に例えるなら、過去問で散々学習した人と、過去問を見たこともない人が試験を受けた時の結果を比べることと同じだ。カンニングとまではいかないが、この差(慣れ)は大きい。

例え英才教育を受けていなくとも、幼少期から偶然興味を持って毎日親しんでいたものと試験内容が合致すると極めて高いスコアが出るし、オーバーアチーバーの要因となる。それ自体は悪いことではないが、「慣れ」と“天才”は意味が違うし、児童期はこの偶然の合致によるギャンブル的確率で生じる偽陽性天才スコアを特に考慮する必要がある。

何が問われるか全く解らないテストならば、教科書や参考書を広げた際に、どこを重点的に読むかは学習者の勘(←コレがいわゆる才能)や好み(←試験ととの合致性が(*e1))スコアを左右する。

しかし、過去問(類似問題)を見たことのある人(子)は、当然テストに出るだろう場所に目がいき、限られた勉強時間内で競うには、この学習効率の違いが試験結果に雲泥の差をつけることになる。同時に、自らの好みや興味よりも過去問の傾向が優先されるため、テストがなくなる年頃で方向感を失いやすく、一般社会ではあまり期待できない思考回路化している可能性がある。

試験対策的な暗記学習は教科書・参考書あってのもので(結晶性知能)、何かを発見するための能力(流動性知能)は培われない。

*e1)合致すればオーバーアチーバー、(知能が高くても)かすりもしないとアンダーアチーバーが生じる。決まった試験の点数こそが評価対象となる学業においては、とても大きな意味を持つ。

特に幼少期から小学校低学年までは、「早生まれ」を考慮する必要があるほど、数ヶ月の差が大きい。児童向け知能検査も誕生からの経過月数で計算する。生きた年数が短いため、その数ヶ月間に受ける刺激や得る情報量が占める割合が極めて大きいから。

だから、どんなに子供の頃高いIQが出ていたとしても、算出に精神年齢が考慮されなくなる15才以降、できれば18才以降に成人知能検査を受けることをオススメする。

人生はマラソンと同じで、序盤(児童期)に先頭を走っていたからと言って、一番でゴールすることを確約されているわけではない。

童期は「人生の濃度」(密度)が大きく影響する。

子供を「水」だとする。生まれてから経過した月数に比例し「水」は増えていく。その間に溶け込んだ知識や情報の量を水溶液の「濃さ」として考えた場合、当然濃い方が有利だ。もし偶然に知識や情報が密集していた「濃い部分」と試験内容が合致すると突出した成績を収める。が、15才も過ぎれば生きた日数(水分量が増し)と環境的刺激で分散され収束する。よく混ざり薄まっていくため特異性・有意性が失われていく。

他の子供達が、塾や家庭教師、参考書、テレビ、インターネットなどで同じ情報やノウハウに触れる確率が高まり、先頭集団が遅くなるというよりは、後方集団が追いついてくる。これは「多様性」という視点からも十分に議論されるべき点だ。

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※多様性:例えば、小さい頃から外国人の子供と慣れ親しんでいれば、ブロンドやブルネットの髪を見ても何も思わないが、そうでない場合「あの子は髪を染めてる違反だ!」と騒ぎ、先生に通報する子もいる。先生自身初めての体験だと、外国人の子供の髪を黒く染めさせてみたりする“事故”が発生する。これは経験値(知識、情報量)の欠如から生じる(教養もだが)。対応策を「知らない」=まだ教科書(対応マニュアル)に載ってないことに対応できない大人は、この先の多種多様な社会において決して優位とは言えない。
※未知の問題に取り組み解決する能力は流動性知能とされている。

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精神年齢を考慮する児童向け知能検査は、年上の兄弟がいるだけでも、日々インプットされる情報・刺激の違い(マンガやテレビ一つとっても自らの年齢よりも上の入力がある)から差が出る要因となりうる。
知能検査に限らず、「小学校1年生の入学からnヶ月目に●●の試験が抜き打ちで行われる」と知っている生徒とそうでない生徒の結果は目に見えている。お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる家庭は「事前情報」のレベルが違う。そして親の心構えがまるで違う。

家族全員がぶっつけ本番という状況と、既に経験済みの環境下とでは、食卓の空気さえも異なる。

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社会人が資格試験を受ける際、受験経験者・合格者から体験記や出題範囲などの情報が得られる人は当然有利だ。インターネットがまだなかった時代は、その経験者が沢山いる上場企業など大企業勤務の人の方が環境的優位性が高かった。しかしインターネットで誰でも均等に情報が得られるようになったことで、大企業に属するという優位性が急速に弱まってきている。
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その差をもってして高い成績を収めている子を天才・秀才としてとらえるならば、先生のパソコンをハッキングして出題傾向を下調べし試験に合格する子も、能力的には同等またはそれ以上と評価せざるを得ない。

情報の入手手順・経路が異なるだけで、試験内容に対して先に試験範囲や出題傾向から対策しようとした方法論は同じだからだ。しかしそれでは、事前にいかに試験情報を手に入れたかの競争になってしまいモラル崩壊をまねく。最終的には「買収」が君臨することになる。

よって、事前情報がない子と競った結果高いスコアが得られても、それは本来の能力差とは言えず、ここにある差は、事前に試験内容を知っていたか否かの割合の方がはるかに大きい。どちらかと言えば親の気合いと所得の差かもしれないと思うシーンも多々ある。

大学受験における塾や予備校、模擬試験などの存在も同じだ。全くソレらに触れたことのない生徒と比べれば明らかに有利になる。

生からの経過時間によって徐々にその差が薄められ、知能においては15〜22才で収束すると思われる。問題は就職と就職後だ。

「先生と生徒」の関係値、そして試験の結果こそが全てであった学校時代とは打って変わって、社会人とは自分で考え自分で行動することが求められる。そして保護者の手を離れる。22才までの間、学力向上に特化(出題傾向に沿った暗記ベースの学習)しすぎた子供にとって急にそれを要求されてもなかなか厳しい。試験というわかりやすい結果では評価されず、「貢献度」という新しい指標で評価されることになる。

まるでアウェーとホームの交代でも起きたかのように、過去問も参考書も対策本も取り上げられた状態で同じ土俵に放り投げられてしまえば、それは右往左往するのは当然だ。

「指示待ち」の若手が増えていると度々見聞きするが、そういった教育の産物なんだろうと思う。

ましてやそこで周囲に「ギフテッド」として対応を求める擬似ギフテッドは「手間」でしかなく、芸能界に例えるなら、皆に利益をもたらす“スター”は多少のわがままは喜んで聞いてもらえても、2番手、3番手は才能よりもむしろ謙虚さとか礼儀とか、教養、マナーといった「人付き合いの基本」を要求されるものだ。「親ばか」は決して悪いとは思わないが、これらをしっかり見極めて育てていく必要がある。

冒頭で、

偽陽性の天才として生きるよりは、手堅い秀才の方が恐らくは成功する。

と書いたのは、子供本人よりもその親を見ていて感じることだ。数値で認定されたギフテッドは、飽くまで目安でしかない。我が子を信じることと、我が子をギフテッドに仕立て上げることはまるで違う。

と私は思う。

そこで「やっぱりEQの方が重要だ!」という展開を期待(?)して、次回はEQについて書いてみたい。

 

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
ITパスポート試験合格(笑)。
情報セキュリティマネジメント試験合格
臭気判定士(国家資格)
薬学検定1級合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


by charlie-ls | 2017-07-01 23:19 | 個人ブログ | Comments(0)

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