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ルチアーノショー寄稿ブログ

あなたならコレ何て答える?

と心理テストが好きなある女性から突然メールが来た。
ま、“今からメール送るね”という事前連絡は多くの場合ないが(笑)。

嵐の中、2人乗りの車しか移動手段がなく、私、病んだ老人、親友、素敵な異性の4人がいる。誰を車に乗せるか。

という問いだった。
特に「正解」というものはないらしい。

あなたならどうだろう。
私の答えは最後に。

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ルブタンではないが美しいシルエットのハイヒール。拝借した。

ヨーロッパの女性とディナーを楽しむと、着席して10分以内くらいに「スーツ素敵ね」と言われることが多い。早ければ挨拶の直後だ。
“スーツ「だけ」素敵ね”という意味かどうかは気にもせずディナーを楽しむ(笑)。

詳しい女性になると、イタリア人なら「ロロ・ピアーナ?」、イギリス人なら「ドーメル?」、フランス人なら「ドミニク?ドーメル?」(いずれも生地のメーカー)とこちらの懐にまで入り込んでくる。話しが弾むしお酒がすすむ。

「今晩は、君のためにオートクチュールディナーを用意したよ」なんて言いつつ、 私のフォークから(スパ)ゲッティーのソースが跳ねて真っ白のドレスシャツに付着するのを“確認”した女性の視線がいたたまれない感じで。

どこまでも決まらない私だが気にもしない。

そんな本日のBGMは More than you know by Stanley Turrentine
ルチアーノショー“Jazz”でも流れるこの曲、“踊りましょ”と私の手を取った女性は歌詞を聴いて顔を赤らめた。それ以来「唄」なしバージョンを用意するワタクシ(笑)。

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“ドーメル” テーラードスーツの生地と言えば私にとってはコレ。

一方で、アメリカの女性はスーツ自体あまり好きではないらしく、この話題に感心のない人が多いようだ。知人が少ないためサンプル数も少ない。
そして日本人女性は全く触れないことが多い。イイと思わないだけか興味がないのか気付かないのかもわからず、そこで過去数年間に渡り、知り合いが少ない私はあまり親しくない日本人女性にひたすらヒアリングしてみた。

●A 男性のスーツって形もデザインも似てるから、違いがあまりわからない
●B そもそも食事(デート)の時までネクタイされると“仕事”みたい
●C 言いたくてもあまりジロジロ見るものじゃないという感覚がある。
という人が多かった。

Aの人は、車に興味がない人が車を見てもどんな車種かわからないのと同じなので、仕方ない。
Bの人は、カジュアルまたはスマートカジュアルが好みなのだろう。これも仕方ない。

そしてCの人の中には、「ブランドとか気にするとお金目当てのように思われそう」という人が結構な数いた。
なるほど。下手に「ブランド」にこわだるとそうかもしれない。“ミーハーオンナ”と思われたくないというところか。

いや、でもスーツ着てネクタイしてチーフ挿してエナメルシューズ履いてシャンパンで乾杯して高いディナーを食べている時点でそこはもう気にしても仕方ないでしょう、と私は思う。そういうシーンって女性も“気合い”を入れてお洒落してくるのだし、日常的にメイクをはじめ美容にもお金もかかっているし、美容室にでも寄れば当日費用もそれなりのものになる。むしろ双方の「手を抜いていない感」こそが相手に対する“敬意”のように思うがどうなのだろうか。そもそもフォーマルディナーというものはそういうことではないか。“本気”の男と女がテーブルを挟んで向き合うディナーこそ銘シーンを生み出してくれる。

そこに目を向けないということは「特別な日」自体を意識しないことと同じように思える。

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ある女性のメイクグッズを見せてもらった。ゴールドに統一され、こだわりを感じる。

ならば、仮に高い車に乗っていたり、高級住宅に住んでいたりすると、その話題には触れ辛いのだろうか。
いや、だとすれば、最初の乾杯に奮発して高いシャンパンを注文しようものなら、ソレについても触れにくいということだろうか。
“高いから美味しいってもんじゃない”とか“安くてももっと美味しいものがあるわよ”と言ってみなきゃいけない的な。
前菜にキャビアが山盛り乗っていても、キャビアについて触れない(又は興味がない)ように話しを進めるのだろうか。

そう問いかけてみると、「高いってわかってるお酒を“好き”とか“知ってる”とか言い辛いことはある」という話しを聞いた。それはなぜだろう。「“高くつくオンナ”と思われたくない」とのことだった。

なるほど(笑)。
難しいですな。

でも、それを続けていると、男性に「あまり興味がなさそうだ」とか「味わからないんじゃないか」とか「センス合わないんじゃないか」とか思われて、どんどん安上がり指向になりかねない気がするけど、どうだろう。
もちろん安くて美味しくてサービスが良ければそれでいい。ただ、女性は日常的に「たまには思いっきりドレスアップして、レストランにでもお出かけしたいわぁ」といった願望を抱いている人が多いので、せっかくだったら“雰囲気”も思いっきり楽しまないと、次のデートは居酒屋になったりしないのだろうか、と心配してみる。

高級店で女性に渡されるメニューは価格が記載されていないものがほとんどだが、そこは男性の“頑張り度”を、味覚や嗅覚で感じ取って見せる「オンナの腕の見せ所」だと私は思っている。その方が女性も“オンナ”の磨き甲斐があるってもんじゃないか、と思ってみたりする。そしてワインの香りにのせて、知性や教養をにおわせて魅せるところがまた2人の“時間”に彩りを与えてくれる。

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これもまたある女性のネイルカラーを抜粋し写真を撮らせてもらった。
繊細な色の変化を楽しんでいることが見てとれる。
どれも似たように見える男性のスーツもまた生地の微妙な変化を楽しんでいる。

あくまで極めて少数派の私という存在から見た感覚値だが、乾杯の時にシャンパンを1口飲んで(ボトルを見る機会もないまま)あなたもボンドみたいに私をくどくの?このボランジェ(ラ・グランダネ)なんて言われると、しびれあがってもう目の前の女性どころではなくなって(笑)妄想にふける。実際にそんな女性がいたし、“高くつくオンナ”だなんて微塵も思わなかった。その「味覚(または嗅覚)」に惹かれてしまう。まさしく「魅せられて、囚われて。」だ

感受性豊かな人って話していて楽しいし、飽きない。
お酒も何倍も美味しくなるし、お金を払った甲斐となって、そして自分の喜びとなって返ってくる。その時こそ、相手の女性を喜ばせるためにお金を消費したのではなくて、自分のためでもあったと“日頃の行い”の因果を感じるのだが、なかなか複雑かつ難解な日本人女性の心理に戸惑うワタクシ。

私は日本人女性と縁が無い(そもそも知り合う機会がない)し、まるで全く微塵も(念入りに)モテないので、そこを気がかりに思っても意味がないのだが、スーツだけが取り柄の私にとって、スーツの話題になるかならないかは軽くシャルドネ1杯くらいの時間を楽しく過ごすことができるテーマの1つだ。

女性で言うと髪型が変わったことに気付かない男性の77倍くらい重大なイメージ(笑)。

というわけで未だにこの「〜と思われたくない」心理が解き明かせない私は、もっと日本人女性にヒアリングをすすめていくべきだと思う今日この頃。
※これらについて詳しいレディがいらっしゃればFacebookにコメントを賜りたい。

その点、英国はテーラードスーツが紳士文化として根付いていて、お父さんの仕立てシーンを見たことのある娘さん達は、まさしく“ジェントルマン許可証”として認識している。よってこの話題に触れること自体、何ら抵抗がない様子だ。

映画カジノ・ロワイヤルにおいて、ヴェスパーが“目寸”でボンドにディナージャケット(タキシード)をプレゼントするシーンでも「テーラードじゃないか!」と驚くボンドが見物だ。ま、私とカジノとディナーを楽しむんだったらこのくらいのものは着てね”というヴェスパーの“釘”かもしれないが、それこそまさに「高く付きそうなオンナ」の代表例としてとらえるか、ドレスコードを含め状況を理解するオンナ=ハイソサエティーを構成する1コマととらえるかは人によるところか。

コニャックグラスを傾けるほろ酔いの女性から、スーツのステッチをなぞりながら「仕立てのいいスーツって素敵」なんて言われると、もう本体(私)はいらないんじゃないかとスーツになりたくなるほどだ。

生まれ変わったらスーツになりたいよ、ベイビー
的な。

ディナージャケット
いい響きですな。
「タキシード」「スーツ」というより特別感がある。
英国の女性は普通に使う言葉だが、それはフランス人から「スモーキングジャケット」(葉巻を吸う際、汚れてもかまわない黒い無地のスーツ)と呼ばれないように差別化をはかっている様子もある(笑)。

ところで、何でベストの一番下のボタンは外すんだろうと今更ながら気にしてみた。
するとこんな記事が。

スーツのベストの一番下のボタンを外すことになった由来とは? 洋服物語

なるほど。
紳士の側近も紳士だということですな。
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冒頭の質問に対し、私はまずはこの「素敵な異性」(私の場合女性)とバータイム(バーがあるのか知らないが)を過ごすことを考え(笑)、

親友の運転で病んだ老人を家か病院まで送ってくれ


と答えた。

もちろん最初に女性にこれでいいかい?と同意を得てから。ダメって言われたら、女性の運転で病んだ老人を送ってもらうか、女性が免許を持っていなければ、この女性と親友が2人キリになることを同意すれば、私の運転で病んだ老人を送る。それもヤだと言われたら病んだ老人の運転で女性と帰ってもらうしかないが、どのくらい病んでいるかによるし、免許を持っているかわからない(笑)。

質問者の女性が言うには、親友に運転させて病んだ老人を送らせて、女性と2人キリになったら「この女性を襲う」と答えると、それはサイコパスの考え方らしい。
いや、女性を襲うこと自体、サイコパスだろうとパンパースだろうと犯罪だ。
考えつきもしない。

だから近くにバーがあることにしてくれと注文を付けておいた(笑)。

すると、「自分が運転して女性を乗せてどこかへ連れ去る」と答える人もいると言う(笑)。
ただの拉致ですな。

しかし、私の答えも、自分以外誰も免許を持っていなければ、私が運転するしかないので、病んだ老人を送る以外に選択肢はないが、信用できない(笑)親友なら残された女性の身の安全を考えた方がいい。その場合は病んだ老人か女性をトランクに入れて、親友だけ残して走り去るだろう(笑)。

そんな状況を理解しない親友とはどうせ続かないし。※親友が男だという前提で。

“今こそ「オレに構うな行ってくれ」という台詞を言うんだ”と(説得)し、カッコイイシーンを演出する手伝いはするし車からBGMも流す(笑)。

もし自分以外誰も免許がなく、なおかつ親友が女性だったら状況は更に難しい。病んだ老人に車の鍵だけ渡して皆でバーに行くというのはナシだ(笑)。
更には自分も免許を持っていなかったら車自体役に立たないし(笑)。

確率で言う“場合の数”ですな。
いろんなシーンを想定していくと1つの質問も何度も楽しめる。

この質問者の女性は、いつも私にお酒のつまみを与えてくれる。エサじゃなくて(笑)。

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エンディングはこの曲で When I Dream At Night by Marc Anthony
ルチアーノショー9F BGMでお馴染みのこの曲。ノスタルジックだ。

それではまた来週。ごきげんよう。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

あとがき
日本人3人がノーベル物理学賞を受賞し、身内でもないのにそのくらい嬉しい。
日本人のノーベル物理学賞受賞に乾杯したい」と言っていただけたら、私チャーリーからカクテルまたはビール1杯プレゼントキャンペーン(?)実施中であります。10月30日まで。
昨日の皆既月食もしっかり堪能したチャーリーであります。

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by charlie-ls | 2014-10-09 00:00 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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