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この記事は、昨年書いたデジタル情報時代のホスピタリティって“個室”じゃないかも。の続編(?)なので、併せてご参照いただきたい。

“ホスピタリティ”って?
この10数年、サービス業界では頻繁に出てくる単語で、ラテン語の「hospes」=「客人の保護」が語源だ。

保護。

サービス業においては、「お世話をする」とか「もてなす」という意味で使われているが、本来は「客人の保護」であるということを、アロマテラピーやメディカルハーブの世界ではしつこい程に学ぶ。テストに出るくらい。

参考資料:サービスとホスピタリティの違い
http://www.hospitalitybank.com/3-consept.html

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エキナセア。インディアンが活用した。


「●●さーん!」

それが迷惑な人もいる。というのが今回のテーマ。


シティホテルや高級レストランのスタッフなどではお馴染みのジレンマだが、2回目の女性連れのお客さんに「先日はありがとうございました」といきなり挨拶しない方がいいことが非常にしばしば(very often的な)ある。お連れの女性が前回と違う人で、このお2人の間では「初めて来たお店」ということになっている場合があるから。

スタッフとしてはすぐに挨拶に飛んでいきたいが、そうもいかないジレンマだ。


の親しい知人女性(欧州)が、自分で立ち上げたサービス・商品で有名になり、この数年メディア上では芸名(いわゆるスクリーンネーム)で活躍している。
※昨日アップしたスウェーデンの歯医者に連れていかれた女性(笑)とはまた国も年も違う人だ。

祖国に帰ると、飛行機の中(時にはC.A.)から空港職員、デパートの店員さん、病院スタッフからも「ファンです012.gifと声をかけられる程になったそう。
最近では、空港の手荷物検査の行列に列んでいたら、男性警備職員から「あなたのような女性は列ぶ必要はない」と横のドアから通してくれたらしく、飛ぶ鳥さえ信号待ちする勢いだ。

彼女は本名を名乗っていない。プライベートに関することは一切公開しないと決めている。
立ち上げ当初に相談にのった私のススメから。
会社が有名になる分にはいいが、個人がカリスマ的に人気が出ると、必ずプライベートを追いかけ回され、特に女性は危険だから芸名かつプライベート(年齢、家族構成、学歴、趣味、生活圏など全て)非公開をすすめた。
実際、その業界では個人情報の漏洩(多くの場合、仕事上知り合った顔見知りから漏れる)からあること無いことデマが流され、家族やパートナーにあらぬ疑いをかけられ、時には身の危険を感じ、疲れ果てた挙げく廃業する人も多いハリウッドさながらの激戦区(消費者側もソレに疲れている)なので、事を始める前段階から相談を受けていた。とても賢く慎重な女性だ。

祖国でタクシーに乗るのも怖くなったらしく、住まいと本名がバレる可能性を心配している。特に空港に向かうタクシーでは、荷物を見れば運ちゃんにしばらく家を留守にすることがわかってしまうから、同居人(がいることにして)に「そういえば、冷蔵庫の●●早く食べて」的なことをタクシーの中から電話(するフリを)したこともあると言う。
実際タクシーの運ちゃんに「お仕事柄●●も大変ですよね」と、明らかに自分を知っているんだなということを言われた事もあるそうだ。その一言がキモチワルイ


女は立ち上げから1年もしないうちに、ある有名企業から本社オフィスに招待された。その際、現地の大企業が入るオフィスビルは1階でパスポートチェックをすることが多いため、そこから本名が漏れるんじゃないかという相談を受けた。
私は先方がどういうつもりなのかもまだわからないので、「初回はカフェやレストランで会うといい」とすすめ、実際にそこで意気投合、話しもまとまりうまくいったが、永続的に本名を隠し通すのは非常に難しい。どこかのタイミングで秘密保持契約を結んだ上で取引(サイン)するしかない。

/*
取引額が小さいうちは、日本ほど契約書や請求書などの事務手続きを必要としない分、しばらくはこのまま(ギャラ手渡し)で何とかなるかもしれない。ただし銀行口座番号を渡せば本名がわかるので、本気で隠し続けるなら、ゆくゆくは事務所や会社の設立を検討した方がいい。
*/


まぁ、彼女が心配しているのは、実際に取引するわけではないビルの職員や、契約合意に至らなかった場合の担当者などそのまま縁が切れた人達に対してだ。お互いに利益があるうちは信頼できても、担当者が「契約を逃した」と会社から責任を問われたり、余所と契約したり競合したりする可能性が出てくると事態は急変する(ことが多々ある)。「逆恨み」のようなもの。


して1年程前、(現地で)「数年ぶりの友達と会うの」という話しが出て、私はすぐさま「一緒に出かけるのはやめた方がいい」と伝えた。静かな美術館などならいいが、騒々しいところで会うのは特に止めた方がいい。大きな声で名前を呼ばれる可能性があるからだ。

彼女は納得した上でその友人と静かなカフェのテラスで会うことになったが、待ち合わせの時間よりも早く到着したため、近くのデパートに入りブティックを見て回っていたところ、「●●ちゃーん!●●ちゃん!こっちこっち、●●ちゃん!久しぶり!」とまるで館内アナウンスくらいはっきり聞き取れる大きな声で、本名を連呼されたらしい。その友達も早く到着し、同じようにデパート内をうろついていた。
残念ながら(本当は嬉しいことだが)、数分もしないうちに、同じフロアの2人の女性スタッフに「ファンです。一緒に写真撮ってください」と頼まれたそうで、名前がバレてしまった可能性が高い。

※そこで機嫌を損ねて、ファンを冷たくあしらうと更にリスクが高まるので、笑顔は絶やせない。どんなシーンでも怒らずに一旦飲み込むように伝えてある。

落ち込んで電話してきた彼女に、もう一度心構えの再確認をした。
久しく会っていない友達や親族は、人前で名前を呼んじゃいけないことを知らない。そして彼女は、身近な友達にも何も話していないため(知らない方が問題が起きないから)、顔を見たら名前を呼ばれる可能性の方が高い(ソレが当たり前の)つもりで生活しなければならない。相手は何も悪くないのだから。

こういった場合、他人と一度でも行ったお店などに、例え一瞬であっても立ち寄るべきではない。スタッフが名前を覚えていて名前を呼ばれる可能性もあるし(冒頭のジレンマに通ずる)、銀行窓口や病院でも名前を呼ばれる可能性が高い。
※日本の銀行窓口は予め「呼び名」を指定すれば、その通り呼んでくれる。

そこで親族や友達との関係と、自分の仕事の優先度で思い悩む人が多い。
「100」のうち「20」教えて、残り「80」は“話せない”は止めた方がいい。ほぼ間違いなく「私を信用しないの?」と言い出し関係がこじれるから。だから私は「何も教えない」(今どんな仕事をしているのかも含め)をすすめている。何か漏れたときに、あの人かもこの人かもと疑うよりは、何も知らない(教えてない)方が親しい人・身近な人を真っ先に除外できていいし、相手に失敗させずに済む。自分のことじゃないから、わかっていてもつい名前を呼んでしまったりということは十分に考えられるからだ。

こういう精神性(心構え)を学ぶ際に、諜報員(スパイ)のジレンマを参考資料にしている。「部分」ではなく「全体」を見る必要がある。そして自分だけでなく、携わる人全員が理解していなければ信頼関係は成り立たない。

彼女もこの先更に有名になれば、いずれ友達の目に触れたり、しばらく音沙汰無かった人から連絡が来たりと、また違った悩みを抱えることになる。これは人生のステップであり避けては通れない。

/*
また別の欧州女性から、似た話を聞いたことがある。彼女はとても気難しい仕事に就いていて、あるパーティーに指定された名前で参加しなければならなかった。当日大雨でタクシーが捕まらず、親戚が会場まで送ってくれることになった。事情を説明した上で名前を絶対に呼ばないでと頼んだそうだが、車を降りてしばらくし、後ろから大きな声で名前を呼ばれたそう(笑)。本人は慣れているのでそのまま振り返らず中に入ったそうだが、車内にあった電話を、彼女が忘れていったものと勘違いして慌てて呼んだらしい。でもその電話は彼女のではなく、送ってくれた親戚のものだったというそそっかしい話(笑)。その親戚はとてもいい人らしく、いい人であるがために、自分の失態を恥じて、その後1年くらい鬱状態になったのを見て、彼女も申し訳なくて鬱になりそうだったと語っていた。

このように否応なしに責任を共有することになるため、周囲にそれを背負わせないためにも、「何も話さない」が最善の“戦略”であることが多い。それもまた、部外者の保護ということで「ホスピタリティ」と言える。
*/



本で言うと、迎車タクシー(芸者タクシーじゃなくて)もなかなかヒドイ(笑)。
私は事前に行き先とコースまで電話で伝えるが、車に乗り込む前に名前の確認、乗ったら運ちゃんが行き先とコースを復唱するもんだから、女性を内緒のレストランに連れて行くなんてサプライズはできない。
もっとヒドイ日本交通(笑)は、タクシーアプリで呼んでクレジットカード承認も済ませた上で待っていると、乗車時に当然名前を確認され、車内で「確認番号(4桁)は?」(初回に設定する暗証番号のようなもの)と聞いてくる。同乗者に聞かれるし(笑)。ATMなどの暗証番号と同じ4桁にする人が多そうだから、口頭での受け渡しはよくない。運ちゃんによっては自分から「番号はNNNNでよろしかったでしょうか」と聞いてくる(笑)。しかもよく見たら無線機にその4桁が表示されているし(笑)。セキュリティも何もないし、聞く意味もない。

重要なシーンにおいては、タクシーは呼ばずに、無作為に拾って乗った方がいい。鉄則だ。

私も何度か(相手都合で)本名でない名前でホテル、レストラン、スパを予約したことがある。予約代行も含めて。当然支払いは現金払いになる。
ここでの名前は何だっけと思い出すのも面倒なので1度しか利用しない。その反対も同じだ。行きつけのお店で「今日は▲▲と呼んで」と頼んでも、必ず本名を呼ぶスタッフがいるので、人的リソースには頼らない方が間違いがないし、失敗した時に他人を責めずに済む。
※ちなみに政府の諜報員でさえ名前は3つまでとしている。

味方も信用しないのかというとそういうことではなくて、ジャンルを問わずレッスンやトレーニングを受けていない人に高い水準の仕事を頼むべきじゃないし、勝手に期待しちゃいけないということだ。
半田ごてを触ったことがない人に半田ごてを持たせたら間違いなく火傷し、半田ごてをもたせた側の監督責任が問われる。免許を持ってない人に車を運転させちゃいけないようなものだ。特定の法律がない分野は各自判断するしかない。ネットワークセキュリティともなると尚更だ。

/*
彼女のマックノートのセットアップは私が行った。アンチウイルスやファイアウォールの設定はもちろん、盗まれた時のために、内蔵ディスクの暗号化と、ファームウェアパスワードの設定、リモート消去オン(取り返さずに自滅させる)をし、SNSアカウント用のメールアドレスと、取引用のメールアドレス、その他の登録用メールアドレスを全て分けている。また、出先のWi-Fiはできるだけ使わない(スマートフォンでテザリング接続)、やむを得ず使ったら家に帰りパスワードの変更をするように伝えてあり、守っているようだが、そこまでパソコンが得意な人ではないので、結構「大変」な様子だ。
カメラから写真や動画にGPS座標が埋め込まれるため、スマートフォンのGPS利用も全てオフにしている。
*/


ま、本当はサービス業(せめて高級店)はそろそろそういう訓練も取り入れた方がいいと思うんだが。そのためには冒頭の「客人の保護」の意味から理解する必要がある。

これらは「悪党」が身元を隠さなきゃいけない理由で隠そうとする際の利便性(秘匿性)の話しではなく、自分の意思でビジネス上そうしたいという理由で隠したい場合の話しだ。まさしく芸能人などが該当する。


名人とは必ずしも「顔(面)」が割れているわけではなく、名前やニックネーム、或いは著書タイトルなどが有名という場合もあるので、「個室」を用意すれば(顔を隠せば)一件落着とは行かない。会話中に出てくる何が個人情報になるかわからない。

また、自分は見た事がなくても、特定のジャンルにおいて有名な人かもしれない。私が知る限り、不特定多数の10万人のファンを抱える芸能人と、特定のジャンルの熱狂的1万人のファン(支持者)を抱える人は、同じか後者の方が目立つ(声をかけられる頻度が高い)ように思う。業界のカンファレンスなどでは尚更だ。

結局のところ、誰か失敗するんじゃないか、ついうっかりやってしまうんじゃないかと心配したり疑ったり、或いは実際に失敗したときに責めたり、または信じた自分がバカだった自己嫌悪に陥ったりするよりも、初めから失敗させない策を講じるべきだ。この場合、名前を呼ばれちゃいけない場所に他人と行かないことだ。自分の身は自分で守る。


とめ
ホスピタリティとは、まずゲスト(客人)が何を気にしているのか、何に対し神経質になっているのかを知る必要がある。
私から見た日本のソレは、客人の保護というより介護に近い。自分にできないことをしてくれるから「保護」なのであって、自分にもできることをアレもコレもしますという家事代行、妻代行のような、身の回りのお世話が「おもてなし」の主流だ。スパではお風呂同様の場所であるにも関わらず、あまりに構われるものだから、まるで老人ホームにでもいるかのような気分になったことさえある。

また、料亭のような伝統的な「和」を受け継ぐサービスにおいては、あなたがこの部屋にいる限り、次の一言が発信できないのだが(だから早く行って)と言いたくなるくらい、話しが中断したままなのにも関わらず、付きまとうようにずっとそばにいる(ことが多い)。

オリンピックに向けて、2人の時間、家族の時間を大切にする外国人客が増えるにつれ、本当に日本の「おもてなし」がウケるのだろうかと心配だ。

近年の日本は、「ゴミ拾い」と「トイレが綺麗」くらいしか褒められている記事を見聞きしたことがないのも懸念事項だ。

せっかくのオリンピック、是非とも成功を収めていただきたい。
私はサイバーセキュリティー分野で客人の保護を担えたらと思っている。

続編予定あり。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-08-09 17:13 | 個人ブログ | Comments(1)
彼女に捧げるBGMは Mission Impossible がよく似合う。

※今回は時系列記号A,B,C,D,E,Fを振ってみた。


【E】以前ちょっとした付き合いのあった西側諸国の女性(以下ハンナにする)が現在ジャーナリストとして活躍していて、少し前から接触を試みていた旧ソ連圏出身(現在東欧在住)のまだ20〜23歳の女性(以下アレクサンドラにする)を拉致・拘束してスウェーデンに連れていった“レポート”が来た(笑)。とある日の真夜中に。

※ハンナはお馴染みのロンドン3丁目(笑)の女性(最近は“髪金英子”と呼んでいる)ではなく、私はアレクサンドラと面識はないし、いずれも実名ではない。

ま、細かいことは聞くもんじゃないが、連れてった先が歯医者だから面白くて037.gif差し支えない範囲で書いてみたくなった(笑)。


【C】ある日「歯医者に連れていくならどこがいい?」と相談されたから、事情を考慮してスウェーデンと答えた。周囲の話しを聞いている限り、旧ソ連圏は歯周病外来があまり進んでないようだし(それでも日本と変わらないくらいの罹患率だ)、アレクサンドラは2重国籍でシェンゲン国のパスポートも持っている(東欧、旧ソ連圏の人にはよくあること)とのことだったから、ビザなしで行けて比較的近くて、外交的に当たり障りなさそうで、歯周病治療が進んでいるスウェーデンをすすめた。


【A】アレクサンドラはしばしばメディアに出ている女性で、ハンナは仲良くなるためのきっかけを探っていたらしく(そこでプロファイリングを手伝えと強要されて(笑))、渡された資料のある映像を見ていたら、アレクサンドラが歯ブラシだけ持って憂鬱な表情で映っているものがあり、すぐに現地語の翻訳を依頼したところ、「歯磨きだけで歯ぐきから血が出る“繊細”な私は歯ブラシ選びが大変」と話していた。多くの映像を見直したところ「口臭」ケアにも相当神経質な様子だったから、私は、「歯周病(侵襲性(若年)歯周炎)検査の提案をきっかけに」(親しくなる)と提案した(笑)。


【B】既に現地入りしていたハンナは、ここぞとばかりに接触のチャンスだと思って、歯周病に詳しい歯科関係者を装い(笑)、本人に映像を見た旨伝え、侵襲性歯周炎の疑いを指摘し、その街で一番イイと言われている歯医者を手配したが、「虫歯はありません」で片付けられたそう。

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現地入りしたハンナの様子。じゃなくてイーサン・ハントを演じるトム・クルーズ。


【D】しかし、アレクサンドラに強い口臭もあったことから(ココで【C】の相談)、「もし問題なかった場合は費用を全部出すからスウェーデンに行きましょう」(このままじゃ歯を全部失うわよ022.gif)と説得したらしい(笑)。結局の所同意の上でだが。

まるで工作員だ(笑)。ヒューミントの教科書通りだが。

と言っても、別に寝返り工作とかをはかっているわけではなく、お金(ギャラ)ではない理由で優先的(独占的)にインタビューできる関係を築きたかったそう。どこまでもジャーナリストだ。


【F】スウェーデンの歯科では侵襲性歯周炎の原因菌であるアグリゲイティバクターAggregatibacter actinomycetemcomitans)にジンジバリス菌(Porphyromonas gingivalis)も検出され、今すぐ歯を失う程ではないが、既に何本かの歯は揺れていたそうで、現地で治療することになったという“レポート”だった。

アレクサンドラは治療の有無にかかわらず虫歯ゼロという健康な歯の持ち主で、本人曰く、数年前にとある国へ旅行に行ってから急激に悪化したそう。確かに虫歯がなければ歯医者にも行かないし、行っても歯周病専門医でなければ相手にしてくれない。


ハンナに「早いとこ歯科関係者じゃないことを明かした方がいいよ」とすすめたのは【E】と【F】の間。本人に伝えたところ「治れば貴女が誰かは気にしない」と言われたらしい(笑)。

結果、「歯ぐきの恩人」として感謝された上に、取材も快諾してもらえ、仕事は無事うまくいったようで、私はハンナから気休めの報酬をもらうことになっている(笑)。モザンビーク旅行は勘弁してもらいたいが。

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ということもあり、私の細菌研究が加速した。
やはり直接業務(?)に関わってくると学習も楽しいし、しっかり頭に入る。まだまだ細菌プロファイラーにはなれないが、これで若い女性の歯ぐきが助かるなら、1つの成果じゃなかろうか。と自画自賛してみる023.gif

くれぐれもジンジバリス(人事部のハリス)には用心していただきたい。
なおこのブログと歯周病菌は自動では消滅しない。

それでは今宵も良い歯ぐきを。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
by charlie-ls | 2016-08-08 22:43 | 個人ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

先々週、あるセキュリティの話の中で「ブログ読んでます。米英は進んでますね〜と言われ、とりあえずは頷きながらシャンパンを楽しんだ。
「いや〜、政府がハッカーを雇うなんてさすが米英ですよね。日本じゃ考えられない。そもそもハッカーって言葉自体、外国映画くらいでしか聞きませんし」と続いたので、私は下記の記事を紹介した。

「正義のハッカー」登用へ=サイバー攻撃対策強化-政府
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015030800096

サイバー攻撃対策で確保必至!内閣官房「正義のハッカー」増員中
http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-7105-m.html

タイムリーにも今年度からだ。
身分は国家公務員
できればネクタイ着用を義務づけてもらいたい。いやタキシードで(笑)。
“日本のホワイトハッカーはタキシードらしいよ”的な噂を流してみたいという、たったソレだけの理由で。

何よりも重要なのは、「単にプログラムに詳しいだけではなく、社会情勢を理解し、戦略的思考のできる人に来てほしい」という点。
ただの技師ではなく、いずれは総合職、管理職としての道が開かれていることが見てとれる。

この記事を読んだ冒頭の彼は驚いた。
どうやら私が言うところの「セキュリティ」(暗号化も含む)は、米英の優秀な諜報機関における話を紹介していると思っていたらしい。

そうじゃない034.gif
飲食店のブログに書いている以上、常に「今目の前にある事実にどう向き合うか」という視点であり、決して“未知との遭遇”がテーマなわけじゃない。
サービス業というのはホスピタリティを追求する仕事なのだから、いつまでも昔の「おもてなし」では通用しないし、時代に必要な配慮ができなければもはやそれは“サービス”ですらなく、お金を払う価値がなくなってしまえばその時点で存在意義がなくなってしまう。

だからこそ、あり得ないSFファンタジーな話よりも、今そこにある“変化”に対して、何が求められているのかを探ることこそ、明日の仕事のための予習であると、私は思っている。

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実際に大英帝国は進んでるなと思う記事をご紹介する。

Dyslexia is Britain's secret weapon in the spy war: Top codebreakers can crack complex problems because they suffer from the condition
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2362793/Dyslexia-Britains-secret-weapon-spy-war-Top-codebreakers-crack-complex-problems-suffer-condition.html

シギントが主な業務の英国諜報機関GCHQが、ディスレクシア(学習障害の一種である。難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害)の人を120人採用したという昨年のニュース記事。暗号解読において特殊な能力を発揮するらしい。そう、暗号はできるだけわからないようにするためのものなので、一般的な視点で見てわからない方が当たり前。だからこそディスレクシアの人達の眼が新鮮なヒントを与えてくれるという発想が素晴らしい。
※ニュース記事の日本語翻訳は「GCHQ ディスレクシア」でお探しください。
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フレンチ・マリーゴールド “スカーレット” ルチアーノショー2号店の店花となる予定。

例えば、この記事。

もう使えない…米名門ホテルに中国の影、情報漏れ警戒
http://www.iza.ne.jp/topics/world/world-7184-m.html

ニューヨークの名門ホテルを中国資本が買収したことで、政府関係者は利用ホテルから除外したという話し。

このように母体が大きければ、資金潤沢であれば、経営が安定していればいいというわけではなく(助かるのは従業員だけ)、どこの国の資本であるかを気にする顧客もいるということについて、日本で議論されることは少ない。むしろ運営元はデカけりゃデカい程誇らしいと思っている従事者も多いだろうが、実際には誰(株主など)の手もおよばない、独立系資本の店も求められている。

身近なところで言うと、アップル社の重役が、マイクロソフト社の運営するカフェで開発中の商品の話し合いはしないだろうということ。
結局のところ、噂や報告とは、(産業)スパイや諜報活動と大差なく、情報とは漏れた時点で損害だ。壁に耳ありクロード・チアリとはよく言ったものだ。

日本はさほど敵対している国がないから、永世中立国だからという影響もあってかノンビリしているが、例えば周りに旧ソ連圏諸国の人達が多い私は、アメリカ資本のものに対し気を遣わなくてはならないシーンによく遭遇する。
1991年、ソ連が崩壊した後に生まれた現在24才以下の東側諸国の人達は特に何の感情も抱いていないことが多いものの、思春期をソ連時代に過ごした年代から上の人達は、まだまだアメリカに対して大きな不信感(敵対心)を抱いていることが多く、時として拒絶反応を見せることがあるので配慮が必要だ。

/*
2年ほど前、ルチアーノショーのダンサー2人(国籍はアルゼンチンとロシア)が、友達(米軍)の誕生会に呼ばれ、関東内の米軍基地へ行った。
セキュリティゲートでパスポートを見せると、日本に来て2年程のアルゼンチンの女性はそのまま入れたが、はるかに居住年数の長い(5年)ロシアの女性はゲートをくぐることもなく追い返された。英語が堪能な彼女は「友達に招かれた」ことを説明しようとしたが、聞いてもくれなかったと言う。電車もない時間だったので、タクシー代2万円をかけ1人で帰ったそうだ。

一方で私個人の話だが、かれこれ10年以上前、仕事でヘリコプターに搭乗した際、関東のある目的地付近にヘリポートがなかったため、周辺に着陸できる場所がないかリサーチしたところ、米軍関連施設が名乗り出てくれた。その代わり、着陸からゲートを出るまで武装軍人による移送が条件だった。9.11の後だったので意外にも好意的・協力的な印象だった。
まだまだ「国籍」が重要視される社会情勢だ。
*/

しかし日本のホテルなどでは平気でロシア人客に向かって「アメリカの方ですか?」なんて世間話が“発生”する。
私からすれば見てわかるでしょと思うんだけども、日本人は外国人の顔の見分けが付かない人が多いらしく(それでもファッション等でわかるはずだが)、多くのヨーロッパ人は祖国の歴史に誇りをもっていて、アメリカ人と思われることを快く思っていない(ことが多い)。

/*
若干脱線するが、下記記事の中盤にある【Are you a super recogniser? 】のテストがおもしろい。

一度見た人の顔は忘れない。あなたは超相貌認識力の持ち主か?「スーパー・レコグナイザー」チェックテスト
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52194456.html

私は12/14点で、一応スーパー・レコグナイザーらしいが、男性の顔は64回見てもきっちり忘れられる能力を身につけているし(笑)、一方で素敵な女性の顔は見なくても電話やメールごしで感覚視する得意技も持っている。
※メールアドレスを登録してもまだ「45分間かかるテスト」のURLが送られてこない。
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*/

サービス業(ましてや高級店)に従事する身で「だって外国の人って区別付かないんだもん」じゃそのうち通用しなくなると私は思う。
言い換えると、それで通用している間は特定の顧客層が離れ続けているということ。
極端な話、アラブ諸国の顧客に「アメリカの方ですか?」と聞けば、大凡“わざと”言っているんだろうと受け取られるに違いない。
冷戦時代を生きた旧ソ連圏の人達にとってアメリカ人と間違われた際の心境はそれに近い。

ということは、社会の教科書を読んで大凡理解しているはずなのに、なぜかサービス業の現場ではそれほど認識されていない。

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冒頭の「正義のハッカー」の話に戻ると、技師(すなわちプログラマーだったりエンジニアだったり)たちが出世していき「高給取り」と呼ばれる存在になれば(いずれ高額所得層の職種が入れ替わると思われる)、昔のように高級車に女性にゴルフにお酒にというサービスのあり方ではなくなってくる。

/*
日本でいわゆる「職人」が高給取りになることは少なかったが、これだけインターネット社会になると技術系出身の管理職が増えるに違いない。
日本で次期総理にふさわしい人は?とアンケートを採ると、なぜかいつもビートたけし氏が選ばれるが、アメリカではトップ10がハイテク系企業のCEOが顔を並べる。
*/


なぜなら彼ら(の多くは)はエコカーに乗って(場合によっては電車で)現れるから、“車寄せ”でバレーサービスを行うことにステータス性の訴求は期待できなくなるし、香水の強いお姉さんが隣に座ってサービスしてくれるくらいなら、「セキュアなWi-Fiアンテナありませんか」という人達だから。

「僕が言うセキュアとは、すわなちWP2エンタープライズ認証の〜」と始まり、スタッフは「すぐに確認致します」と言ったはいいものの、上司も含め何の事やらわからないというのが一般的な現状。
※もっとも彼らの“緊急事態”の際には、職場のサーバーにVPN接続するため、Wi-FI自体は暗号化されていなくても構わないと言うだろう。

料亭のしゃぶしゃぶのサービスのように、何から何まで用意してくれて(つきっきりで、お皿にまで入れてくれる)、それはまさしく日本の「おもてなし」の代表例でもあったが(飲食店というよりむしろ看護婦さんレベルだ)、コンピューター技師にとっては「今からログインするんで部屋から出ててもらえますか」というシーンでもある。
また、お抱え運転手というタイプの人達ではないので、エコカーを自分で運転してきたのであれば、当然お酒は飲まないことになる。

/*
「食事中にパソコンを広げるなんて!」と言えば確かにそうだが、食事中ずっとスマートフォンをいじっているか、料理写真を撮り続けている(しかもフラッシュ焚いて)人の方が増えた昨今、果たして「食事中のマナー」というものが明確に存在するのかさえわからない。
*/


ネットワークエンジニアにとっては、アラートメール(管理する機器類に異常を検知した際、リアルタイムに電話などに通知されるメール)が鳴れば、すぐさまリモートログインできる環境こそこの上ない「ホスピタリティ」と感じるだろうし、できれば彼らが広げるパソコンの画面が覗き込める位置(画面に向かって180度圏内)には立たないことが要求される。
だとすれば、これからは「あの店の回線速いんだよね〜、いつも実測で600Mbps出てるし」「うちのオフィスより速いじゃんっ!」的な口コミも重要になってくるんじゃないかとさえ思う。

休みの時くらい仕事道具から離れたいと考える人が多い中、緊急時に「間に合わない」ことをストレスとする彼ら(だから旅行に行かない人も多い)にとっては、むしろ気兼ねなくノートパソコンを広げてかまわない環境の方が落ち着く(という人が多い)。

/*
これらの変化は、喫煙者が多かった時代からガラッと一転し、全面禁煙のお店の方が増えた様変わりのようだ。
その“変化”がある日突然やってくるのは、大手の方針に周りが追随するため。
*/


身近にそういう人がいない人には、テレビで一番わかりやすい“絵に描いたような”キャラクターとして、クリミナル・マインドペネロープ・ガルシアをご参考に(笑)。
私も女性だったらあんな感じだっただろうなと思いながら観ている。

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プログラマーというとコーディング中はひたすらパソコンにむかっているが、ネットワークエンジニアとなると、待機している時間の方が長いことも少なくない。
いわゆる“ガードマン”のような仕事で、問題や侵入者が現れないにこしたことはないけども、いざその時のために気を張ってスタンバイしておく必要があり、復旧までの時間がサービス約款に定められている場合(例えば15分以内に復旧などの約束事)は、オーバーすれば料金返金にもつながるため、待機中ノンビリ居眠りというわけにもいかない仕事だ。人員が少ない組織だと、夜中でも早朝でも出動しなくてはならないことも多々ある。

/*
みずほフィナンシャルグループ大規模システム障害(2002年04月01日)
私にとっては記憶に新しい。こんな時、担当エンジニアは一週間は寝られないのではいかと思う。
*/


言ってみれば、ウルトラマンみたい。
ウルトラマンの場合、戦う時間は3分間で他は待機だ。
必要とされた3分間で全力を出し切らなければならず(というより全部解決しなくちゃいけない)、待機中にお酒飲んで居眠りして、いざというときに間に合わなかったら大惨事だし、そんなことが起きようものなら、翌日街を歩けばちびっことPTAに取り囲まれ“ウルトラマンの称号”を剥奪されるだろう。

家に帰り着いたかと思ったら急に現地に向かわなければならないとか、ついに旅行に出たかと思えば急いでホテルに戻って作業しなきゃいけないとか、誕生日にお出かけする約束したら緊急招集がかかったとか、家族に対して肩身の狭い思いをしているネットワークエンジニアの皆さんは、お子さんや奥さんには、“ウルトラマンと同じ感じ023.gifの仕事だ”と説明することで理解が得られやすくなる気がする(?)

国家公務員の正義のハッカーが誕生したことだし、10年後のホスピタリティの在り方は、否応なしに変わっているんじゃなかろうか。

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そんな本日のBGMは(久しぶり)、ユーモレスク by ドヴォルザークItzhak Perlman & Yo Yo Ma
12年間、マンションのエントランスと廊下で流れ続けていたにもかかわらず曲名がわからないままだった。
いざ判明するとあまりにも有名な曲でお恥ずかしい限り。
パールマンのヴァイオリンとヨーヨー・マのチェロという豪華な組み合わせ。
チェコ出身のドヴォルザークのメロディは、ボヘミアン(すなわちスラヴ)の優美で繊細かつノスタルジックな魅力全開だ。

■本日のリンク
ユニクロ「日本式接客」は海外で定着するのか
http://toyokeizai.net/articles/-/68222
※日本式が必ずしも心地よいというわけではない事例ではなかろうか。

富山大にサイバー攻撃 サーバーのパスワード単純なまま
http://www.asahi.com/articles/ASH625DS6H62UUPI001.html

IP電話乗っ取り「国際」停止依頼後も料金請求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150621-00050125-yom-soci
※「NTTの身勝手な請求」とあるが、NTTから見れば顧客回線の利用料金なので、今後はどこからが利用者の責任なのかという論争が増えるだろう。昔で言えば、空き巣に入られ国際電話をかけられた場合の料金は誰が払うのかという話しに似ている。

早稲田大にサイバー攻撃=感染半年気付かず、個人情報流出
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062200722&g=soc

「未来のジョブズ」目指す、小学生の人気習い事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00050079-yom-soci

Facebook元役員「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」
http://lrandcom.com/facebook_former_executive_learning_programming_guarantee_life_time_work


前回予告した「誰にこの全責任を丸投げしようかという点について」は次回お届けする予定であります。

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by charlie-ls | 2015-07-02 21:24 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
by charlie-ls | 2015-03-18 20:27 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
ルチアーノショー寄稿ブログ

赤坂ルチアーノショーで使用されていたパソコンのデータ消去を担当した。
マイク・タケダや文人米澤がブログを投稿しているオフィスワーク用Q3(コードネーム)iMacを除いて。

赤坂ルチアーノショーは飲食店とは思えない程ハイテクな設備を構えていた。
従業員用のデスクトップパソコンが3台にノートパソコン1台、iPad3台にIPod Touch2台(音響用ではなく予約メール確認用)。それに加えて24時間稼働のサーバー1台にRAIDストレージ1台。
独自に開発されたコードネーム“マタハリ”と呼ばれる速報メール通知システムは、WEB予約などを瞬時に全ての端末に伝え、アナログな業種にありがちな「3時間前に送ったメールもまだ見ていない」ということはあり得ない店舗だった。

/*
オフィスワークの人達にとって、数分に1回はメールの確認をしているというのはごく普通でも、飲食店などではまだまだ当日WEB予約などしようものなら、数時間前のものであっても「まだ見てない」なんてことがよくある。基本電話(とファックス)という業界だ。
*/


業務に使われるパソコンには、住所、氏名、電話番号、生年月日などの通常の顧客データに加え、飲食店ならばアレルギー情報やお祝いの内容、記念写真などが記録される。
ルチアーノショーの場合はお好みのBGMなどもだ。
高級レストランという属性から見ると、顔(記念)写真付きの個人情報というのは世の中の業者が最もほしがる情報なので、厳重に管理されなければならない。

f0337316_14545826.jpg
これらのデータが入ったパソコンをそのまま処分したり売却したり、譲渡したりというのはよろしくないことは誰でも知っている。
個人情報保護法もあることだし、よろしくないというレベルではなく、そのまま流出すれば是正勧告に次ぎこの命令に違反すると、6月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科されられる。
そこで使わなくなったパソコンのハードディスクなど記録媒体のデータを消去するわけだが、一般的にはOS付属の機能を使って「フォーマット」(初期化、イニシャライズ)を行う。
この初期化は500GB〜1TBのハードディスクでもわずか10秒たらずで完了し、これらをクイック(簡易)フォーマットと呼ぶ。
すぐにまた再インストールして自分で使う分には手軽で便利だが、実はこのクイックフォーマットではデータは消えていない。

クイックフォーマットは別名論理フォーマット(HighLevel-Format)とも呼ばれ、ハードディスク上にある論理データを書き換えているだけで、物理(磁気)データはそのまま残っている。

しかし一般的にはこの手法でOSから何から綺麗さっぱり消えてなくなっているのを見て「これで全部消えた」と思ってしまう。
言うならば暗闇の中にある物体を黒い布で覆い隠しただけの状態だ。
デジタルデータは目に見えないので、これからは(既に現在も)理論上の感覚値(知覚)も要される。

この状態(論理フォーマット)で明け渡されたパソコン(ハードディスク)に対し、市販のデータ復旧ソフトを使用し復元を試みると、9割以上のデータがそっくりそのまま元に戻される。
よってメールから写真から、以前の所有者のデータが覗き放題というわけだ。

レントゲンでは写らなかったものが、MRIやPET/CTスキャンで発見されるイメージに近い。
f0337316_15215006.jpg
私が以前から使っているデータ復旧ソフトは、米FBICIAで公式採用されているもので、証拠隠滅などを目的とし意図的に消去されたデータなどを復元するために使用されている。
市販で1万円ほどで簡単に手に入り、一定レベルの知識と手順さえ知っていれば、誰にでも同じことができると思って良い。
※消去されたデータに限らず、故障時のデータ復旧にも使える。私は昨年03月、ハードディスクの経年劣化でパソコンが止まってしまった時にもお世話になった。

そこで更に、こういった市販の専門ソフトを使ってもデータを復元できないようにするためには、物理フォーマット(LowLevel-Format)を行う。
物理フォーマットでは500GB〜1TBのハードディスクで大凡4時間かかる。
これはハードディスクの全てのセクタ(データ記録の最少単位)に0(ゼロ)または1、或いはランダムに書き込み、元の磁気データを上書きしてしまう方法だ。
0(ゼロ)を1回書き込む方法をゼロフィル(ゼロ埋め)フォーマットと言う。

アメリカ国防総省が定めるDoD標準(3回または7回)、アメリカ国家安全保障局が定めるNSA標準(3回)などの他に、米海軍基準(3回)、米陸軍基準(3回) 、英国政府準拠方式(1 回)などそれぞれの機関の基準が存在する。
※()内の回数は、0(ゼロ)または1(イチ)、或いはランダムデータを書き込む回数。

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それでも「残留磁気探索装置」を使い、記録媒体面の残留磁気の痕跡から元のデータが読み取れると警戒された時期もあったが、2006年にアメリカ国立標準技術研究所(NIST)が発表した検証結果では、15GB以上のハードディスクにおいては、集積度(物理的密度)が高すぎ、残留磁気探索でデータを復元することはできないと結論付けており、米NSAも同様に複数回書き込むことで何ら優位性は得られず、通常は1回の書き込みで十分だと公式声明を出している。

これらは常に最新の知識が必要だ。なぜならその時点の常識を覆す探査機器が開発される可能性があるから。
現代の暗号が最大素数を元に作られているため、常に数学会の発表の場には政府職員も参加し、常時ヒアリングを行っていること似ている。いつ何が発見されるかわからない時代だ。

/*
集積度
CDからDVD、Blu-rayになっても円盤(ディスク)の12cmという物理サイズは変わらず、記録容量は36倍以上にもなった。
記録最小単位(セクタ)がより小さくなり(集積度が増し)、780nm 近赤外線レーザーから405nm(青紫)へと読み取り分解能が増したから実現できた。
ハードディスクも同じで2000年頃には36GBもあれば大容量と言われていたものが、現在では単位があがり1TB(1,000GB)でも普通だ。
*/


ルチアーノショーのパソコンのハードディスクも全て1TBを越えるものだったので、よって結論は、ゼロフィルすなわち 0(ゼロ)一回の書き込みを行う物理フォーマットで十分。
そこで英国とゆかりのある(?)ルチアーノショーとしては、ジェームズ・ボンド的に英国 HMG Infosec Standard 5, Baseline Standard 方式の物理フォーマットに更に暗号化オプションを付けて初期化を実施した。
この方法は、私が持っている前述のデータ復元ソフトでは何も(全く)出てこないことを確認しているし、このブログでお馴染みの情報分析官エルシーを持ってしてもフォルダ1つ復元できないことを確認している。何かの間違いで復元されるようなことがあったとしてもデータ自体が暗号化されており解読することはできない。

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こちらは私の私物だが物理フォーマット暗号化オプションに加え物理破壊後破棄されたもの。

パソコンを廃棄処分する場合は、更に物理的破壊(穴を空ける、粉々にする)という手順を踏むことが多い。
※携帯電話を機種変更する際、基板に穴を空けるシーンを見たことがある人もいるかと思う。「再利用しませんよ」という合図でもある。
しかしハードディスクなどの記録媒体は、破壊するからデータ消去しなくても安全というわけではない。
前述の「残留磁気探索装置」を用い、穴の空いてないハードディスクの破片から、記録の断片を読み取ることも実際に行われるため、重要な機密データなどを抱える企業は、物理フォーマットを行った上で更に物理的破壊を行った方が良い。

世の中的には飲食店でそこまでしなくてもと考えられているが、飲食店にはそこまでの知識がないだけで、できるのであれば可能な限り施した方が良い。
例えば「ハッキング」と言われるものは決して「ハッとして!Good」(日/1980年)の略ではなく、プログラムのバグや穴をついてコンピューターサイエンス的に入り込むものよりも、ソーシャル・エンジニアリングと言って、人為的ミス(ついうっかり喋ったり忘れ物とか)などから入り込むことが多い。
そう、パスワード自体を知られてしまってはパスワードをかけてるから安心という考え方は成立しないということ。

自分は失敗しなくても誰かが失敗すればその問題が全体に広がる。これがネットワーク(組織・系統)だ。
だからこそ、本当は管理職の責任というのは、忘れ物やひったくりなどに遭ってはいけないという社会的な責任の認識も必要。一見被害者でも二次的な被害者から見れば加害者でもある。

/*
お金持ちや社会的地位の高い人達は、交通手段が次第に専用車・専用機になっていくのも、自分自身が情報(財産)の塊(ひいては狙われる可能性のある価値あるもの)であるという見地から、合理的正当性が見いだせる。
*/


f0337316_01013208.jpg
よって厳重管理されてきた顧客データも、最後の最後でパソコンを売却してそのまま情報が漏洩したなどはあってはならない。

さすがにシュレッダくらいは使うのは当たり前になり、CDやDVDなどをシュレッドする機能のついたものも普通になった。
が、まだまだパソコンのデータはゴミ箱に入れてゴミ箱を空にすればデータが消えると思っている人も多く、ましてや初期化までしたのだからと安心しているケースも多い。

近年のパソコンはハードディスクドライブ(HDD)に代わってSSDを搭載している機種も増えた。
SSDは磁気記録ではないため、HDDのデータ消去とは異なる手法を用いる(また別の知識と手順が必要)。

サービス業で言うホスピタリティとは、目に見えたサービスだけでなく、こうした個人情報・趣味嗜好などを安心して預けられることも重要だ。特に富裕層を対象としたサービスにおいてはなおさら。

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美しい女性は記憶から消し去ることは難しい。

そんな本日のBGMは Smoke Without Fire by ダフィー
マリガンサマ主演の映画 『17歳の肖像』(英/2009年)から。
歌詞はブログと無関係だがタイトルに惹かれて。

“火の無い所に煙は立たぬ”すなわち"There is no smoke without fire.”

火事を防ぐには確実な消火を。
情報漏洩を防ぐには確実な消去を。

胃もたれを防ぐには確実な消化を。

ハードディスクを初期化したくなったらルチアーノショーのブログへ(笑)。

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by charlie-ls | 2015-02-12 00:57 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

最後の晩餐

ルチアーノショー寄稿ブログ

明けましておめでとうございます。
もうすぐ寄稿ブログ2周年を迎えようかというチャーリーであります。
早いものですな。

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最後の晩餐

第10シーズンで静かに4年のドラマに幕を閉じた赤坂ルチアーノショーにおけるチャーリー最後の作品は最後の晩餐
4メートルほどの長いテーブルの先に美女一人。
全てのテーブルにカトラリーとグラスがセットされているものの座っているのは美女一人。
この作品のコンセプトは、例え最後の一人になろうとも、ファミリーのテーブルは常に用意され続け、そこに魂が集い、この美女は代々その血を絶やすことなく、赤坂ルチアーノショーの志は脈々と受け継がれていく。というもの。
注がれた赤ワインはカリフォルニアのカルトワインの一つコンティニュアム(Continuum)=継承

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いつものごとく潔くルチアーノショーの天井照明一発撮り。
これが何の偽りもない赤坂ルチアーノショーそのもの。

ヘアメイクはロキシーに頼み、モデルはアントニーナ(露)。
新体操極東ロシアのチャンピオンでもある彼女はアンナ “ひまわり” カレーニナに続き、私の思う女性像を見事に表現してくれた。
高貴で憂いを感じやすい危うさと繊細さ、エレガントさが入り交じる複雑な雰囲気を醸し出している。
仕上がりを見た彼女のお母さんは「この女性は誰なの?」と尋ね、実の娘だとはわからなかったと言う。

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「チャーリー赤坂最後のバロック」を唄い当日ぶっつけ本番で行われた撮影。
そんな本日のBGMは Sposa son disprezzata by Antonio Lucio Vivaldi (Soprano Cecilia Bartoli)
ヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」から。
曲の内容(歌詞)とこの作品のテーマとは無関係だが、アントニーナと言えば彼女自身も好きなアントニオ(ヴィヴァルディ)は言うまでも無くバロックの巨匠であり、そしてこの美しいソプラノの旋律は、撮影中私と彼女を赤坂ルチアーノショーの奥深くに熱く燃え続ける志と崇高な世界観に再び導いてくれた。

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私はこれほどまでに美しい空間を見たことがない。
タキシードの男性とドレスの女性を当たり前に包み込み、まるで太陽のように音もなく黙々と主役を照らし続けるハロゲンライト。
生地からはシルクのような光沢を引き出し、ジュエリーには余すことなく輝きを与える。
グラスに注がれたシャンパンの泡は天に昇るかのごとく舞い上がり、シャルドネは目映いゴールドの閃光を放つ。赤ワインはガーネットのように僅かに向こう側の景色を映し出し、差し込んだ光はグラスの底から抜けだすと万華鏡のようにテーブルクロスを紅色に染め上げる。

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美しい旋律とステージを舞うバレリーナ達。
ケムリ(葉巻)を吹かせばそこにドラマが投影される。人生という名の。

私はこの素晴らしい空間を写真と文章で世界中の人達にお届けできたことが本当に幸せでならない。
この場を借りて、4年間共に働いた人達にもお礼を伝えたい。ありがとう。
飲食店というのは、多くの場合舞台裏を見ると外食が嫌になるというが、働いている人達が「食事をするならルチアーノショーで」と思える店作りを絶対条件に掲げていたルチアーノショーは、本当にどこを切り取っても素晴らしかった。いつかの食事のために、女性スタッフ達がロッカーにドレスを用意しているレストランが他にあろうか。
こういったことはスタッフが自分の口から公言しづらいところだと思うので、カメラマンという私の立場から皆様に是非ともお伝えしたかった部分であります。

赤坂の夜に華を添え、東京の晩餐を彩り続けたルチアーノショーに乾杯。

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第11シーズンの幕開けを宣言しつつ、ルチアーノショーの新しいドラマにご期待いただきたい。

※忙しさに紛れて先週25日の寄稿ブログを休んでしまったので、今週は2本お届けする所存であります。

あなたの心の中でいつまでも。
ルチアーノショー。

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by charlie-ls | 2015-01-02 00:00 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
ルチアーノショー寄稿ブログ

水の研究を進める過程で、日常的に最も大量の水に触れる機会=「入浴」について考えてみた。

そもそもお風呂はなぜ生理食塩水にしないんだろうと思ってみたが、ヒトの細胞内の溶液と等しい浸透圧にするためには0.9%の塩が必要であり、浴槽の各容量に対し下記の通り。

お湯:塩
200リットル:1.8Kg
300リットル:2.7kg
400リットル:3.6kg

さすがに毎日キロ単位の塩を入れ続けるにはお金もかかるし、配水管が痛む(錆びる)という説もある。

水道水には塩素が含まれているため、これが肌荒れや髪の毛のトラブルの元と言われており、アスコルビン酸による塩素除去によって、アトピー性皮膚炎の改善または治癒も数多く報告されている。
トリムイオンをお風呂に引き込めたらこの上ない。

理論上、1リットルの水道水に含まれる塩素を中和するために、3mgのアスコルビン酸(ビタミンC)が必要とのこと。

お湯:アスコルビン酸
200リットル:600mg
300リットル:900mg
400リットル:1,200mg = 1.2g

アスコルビン酸は食用品質のもので1kg=1,500円ほどで手に入るため大凡1,000日分、1日1.5円だ。
実際に見違えるほどお湯が柔らかくなるので、ここは1つ「水」の科学の始まりとして押さえておきたい。

/*
塩素によって髪の毛のキューティクルも剥がれ落ちてしまうと言われているので、ヘアケアは痛んだものをどうするかではなく、まずはシャワー水の塩素対策から始めた方が良い。
シャワーヘッドにアスコルビン酸を入れることで塩素を除去する商品もある。
*/

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温泉
なども競争が激化してきたことで、生き残りをかけてこれまでの成分(効能)に加え、浸透圧の解説も増えてきた。「温泉ソムリエ」という資格もあるそうだ。

理科の通りだが、ヒトの細胞液に対し浸透圧が低い温泉水を「低張性泉」、高いものを「高張性泉」と言うそうで、水分は浸透圧が低い溶液=低張液(hypotonic)から高い溶液=高張液(hypertonic)へ流れ込む性質から、

「低張性泉」の温泉においてはヒトの身体は「水分」を多く吸収し(手足がシワシワになる)、細胞内の溶質(溶け込んでいる成分)は出ていく。
※日本の温泉に多い。

「高張性泉」においては、ヒトの身体は温泉成分を多く吸収し(湯あたりを起こす可能性がある)、細胞の溶媒(水)は出ていく。

とのことだ。

フランス発祥のタラソテラピーは海水・海底泥・海藻などを使うため塩分・ミネラル量が多く、上記の浸透圧理論から言えば、ヒトの身体は水分を排出し、栄養素を取り入れるという、タラソテラピーが掲げる「デトックス」&「セラピー」の理にかなっている。
私の個人的な体験でも1時間半くらいのトリートメントで1Kgくらい痩せるが、これは発汗によって「浮腫」が取れたことによるものかと思う。脂肪燃焼とはまた異なるもの。

ヒトの細胞膜は脂質二重層という脂質で覆われているため、本来は水をはじく性質のものだが、半透(細胞)膜を通じて水が自由に出入りしていることが長年の謎とされ、水分子が僅かな隙間を衝突しながらも無理矢理くぐりぬける「受動拡散」という考え方が主流だった。しかし近年、アクアポリン(AQP)という「水チャンネル」(水分の通過専用トンネルのような役割のタンパク質)の存在が明らかになり、これまでの「受動拡散」では説明できない高い水の透過性が証明された。
※2003年に、発見者のピーター・アグリ博士がノーベル化学賞を受賞している。

アクアポリン(AQP)はただの水の運搬役ではなく、AQP2は尿崩症と、AQP3は皮膚の乾燥抑制と、AQP4は脳浮腫と、AQP5は目の乾燥治療薬の開発と、AQP7は肥満との関係が指摘・注目されている。
ちなみに「ドライアイ」は、目のアクアポリンに異常を来たすことが原因と言われている。

また、細胞膜は脂溶性の低分子のものは通過するというし、アクアポリンも水のみを選択的に透過させるものと、水に加えてグリセロールなどの低分子物質も透過させるアクアグリセロポリンとある。
よってその通過範囲内のサイズ・分子量の成分が取り込まれるため、化粧品やアロマセラピーなどの効能“期待値”もそこから読み取ることができる。

当然飲食物にも同じことが言える。

フレンチの巨匠ピエール・ガニエール氏が物理化学者エルヴェ・ティス氏と協力し「分子ガストロノミー」という科学を取り入れた新しい料理法に取り組んでいることもこれらの流れと一致している。

Wikipediaによると「分子ガストロノミー」は

料理を科学的見地から解析、分析し、これまで経験や勘で伝承されていた調理法の暗黙知の部分を形式知化させることで、曖昧に伝わっていた味覚、風味、食感などが形式化され、今後、食に関係するあらゆる分野(調理法の改善、調理時間の短縮、食材の保存、食材の活用、新規食材や新料理の出現、新規調理器具等の開発)での応用が期待される。

と説明されている。

経験や勘で伝承されていた調理法の暗黙知の部分を形式知化」という点が興味深い。
インターネットが普及し、より豊富な情報と文献が得られるようになったことから、プロとアマチュアの知識量に大差がなくなった。
多くの人の目に触れる(中には科学者から教授、医者、研究家、大学の研究生などもいるだろう)ようになったことで揉まれふるいにかかっていく。
師弟関係ではない人達からの「なぜ?」にも答えていかなくてはならないので、「昔からこうだからこうなんだ」では通用しないし、場合によって「それは違う」と否定され方向転換を迫られる可能性さえもある時代が来たと言える。

そう。昨日のベストは今日のベストではない。

まさしく我々は「進化」すべき時代に生きている。

というわけで今回も長くなったので、続きはまた次回にお届けしたい。

お食事は、“明日はもっと速く走る”ルチアーノショーへ。

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〒107-0052 東京都港区赤坂5-4-7 The Hexagon
TEL : 03-3568-4818

地下鉄千代田線赤坂駅4番出口から右手に徒歩30秒。
赤坂サカス、TBS、ACTシアター、BIZタワー、ブリッツと隣接した赤坂通沿いです。

パーティー、貸し切り営業のご案内。

by charlie-ls | 2014-07-31 00:01 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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せっかく専用サイトに隔離(移設)されたんだから、番外編を書いてみた。

チャーリー怒りの十割そば。
※ランボー怒りのアフガン的な。

昨年あたりから食材偽装問題が世間を賑わせている。
私は意図的な偽装(悪党)と「無知」が混在していることもわかっている。

無知って怖い。

外国人の知人女性が、私の「小麦の世界。小麦アレルギーとグルテンフリーの考察。」を読んで「そばに小麦は入っているか」と質問してきた。
“十割そばには入っていないが、それ以外は小麦が混ぜてある”と答えた。

そこでこの外国人女性は、お銀座のデパートで「十割そば」を買うことにした。
いわゆる一つのデパ地下で、マネージャーか責任者っぽい人に尋ねた。

「100%そばはどれですか」

なんと、わからなかったそうだ(笑)。

「初めてそんなことを意識した」という顔で袋の裏面を全部見ながら「これも小麦が入ってますねー」「これも混ぜてますねー」と言いつつ、いきついた唯一の「十割そば」を手にし「これそば100%ですね!」と得意げに差し出したらしい。

それを聞いた私は怒った
「おこった」んじゃない。「いかった」のだ。

そんなに無知でいいんですか、売り場の責任者が。

ワインなら葡萄聞かれることと同じじゃないか。
聞かれてから「うわー、これみかん入ってますねー」じゃないでしょ。

ルチアーノショーだったらそもそも「混ぜ物は置くな」と言うに違いない。
それでもどうしても需要があるならば、説明をした上で提供するというレベルだろう。
だって、小麦アレルギーだったらどうするの。

アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓子の違い。
フレッシュジュース、ストレートジュース、濃縮還元ジュース、清涼飲料水の違い。

ルチアーノショーでは当たり前に教育される。
カメラマンの私さえも教えられる。ブログに変なこと書かないように。

このウォッカは小麦ベースかライ麦ベースかとさえ聞かれる。
ルチアーノショーが突出して素晴らしいのかもしれないが、「プロフェッショナル」って本当はそうじゃないか。

だって店員が「無知」で「間違えただけ」だったとしても、買わされた消費者から見れば「混ぜ物」なんて詐欺みたいなものですよ。
消費者が小麦入りを望んだのならそれは好みだからかまわない。
でもこれだけ小麦アレルギーの人がいるんだから、パスタと違ってそばは小麦前提食品ではないのだし、把握してなきゃだめでしょ。

ちゃんと仕事しようよ。

怒ってばかりじゃいけないので、道ばたで見かけた綺麗な花の写真を。
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ちゃんとしたディナーが恋しくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

参考資料:江戸の昔から蕎麦の最高峰は十割蕎麦 -蕎麦Web-

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by charlie-ls | 2014-04-28 20:48 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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