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ルチアーノショー寄稿ブログ

能指数(IQ)は平均を100とし、標準偏差を15(一般的に)として計算する。±1σ = ±15(85〜115)が平均的なゾーンで68.27%が収まり、±2σ = ±30(70〜130)の範囲に95.45%が収まる。
一方、日本の学力偏差値は平均を50とし、標準偏差を10として計算する。±1σ = ±10(40〜60)が平均的なゾーンで68.27%が収まり、±2σ = ±20(30〜70)の範囲に95.45%が収まる。

※病院の検査などでは、この±2σの範囲を「基準値」と呼ぶ。例外なく±2σの範囲内に95.45%が収まり、残りの4.55%(上下各2.275%)が特異なケースとして取り扱われる(いわゆる“3σ”圏)。トレーダーにとってはボリンジャーバンドでお馴染みだ。

メンサが掲げる「上位2%」とは、この3σ圏クラス(それ以上)を指しており、日本人にとって馴染みのある学力偏差値で言うところのどういった位置付けなのか、表にまとめてみた。
学力偏差値は『東京都 大学偏差値 一覧 2016』(大手3大模試平均とある)を参照した。

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感覚的には、世間一般の認識のとおりといったところだろうか。
※IQの出現率はこちらをご参照いただきたい。

※「偏差値」も仕組みは同じ。タンブラーに偏差値表を掲載した。

IQの世界では130以上(厳密には130と131の間あたり)を上位2%と呼び、同じように学力偏差値では70以上(厳密には70と71の間あたり)が上位2%となる。

※IQの母集団は世界の全人口であり、学力偏差値は日本の大学受験生(模試)が母集団であるため、飽くまで感覚的な比較対象としていただきたい。

日本の世帯所得で言う上位2%は、世帯年収1,700万円〜であることから、日本は学力やIQがそのまま収入に結びついているわけではなく、人材が過小評価されているのか、または使いこなせず使い道がないのか、或いはスティーブ・ジョブズが言うように「(スタンフォード大学に行くよりも)パリで数年間、詩の勉強をする」べきなのか、はたまた、お金に対する価値観が高すぎるのか(お金を高く評価しすぎると、人よりもお金が大切になり、対価を支払おうとしなくなる)、それとも根性とか礼儀の方が大切にされているからなのか、原因は1つでないにしても近年の先進国の傾向に対し、独自路線を行く気がかりな要素だ。

/*
高学歴な人が大企業の重役に就き、平均よりも高い年俸をもらっている人は沢山いるが、(世帯)年収が1,700万円に届くかというとそうではなく、余りメジャーではなくとも、外資で働く英語堪能な人の方が収入は多かったりする。
*/

※気がかり=日本においても、高学歴、高IQが儲かるべきだという考えではなく、高学歴、高IQの人達が、社会で大いに稼げない状況であることに注目している。教育段階で使えない人間に育ってしまう要因があるのか、社会に出て、周囲が認めたくない、受け入れたくないという環境的・感情的・排他的要素が影響しているのかという視点だ。一方アメリカは、この12年間で明らかにIQ社会へと傾倒しており、収入から居住エリアまでIQどおりに分布しているという。

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ネスプレッソから今夏限定発売の“ミラノ”は美味しい。ブログの共となった。


年04月、googleによる東大(院生)青田買いの報道が世間を賑わせた。
人工知能の研究を行う東大院生に対し、年収15万ドル(1,800万円)〜のリクルーティングだ。

もしかすると日本人の才能は外国人によって発見・評価され開花していくのかもしれない。と思うシーンに度々出くわす。そもそも開発・研究者にとっては、どこまでいっても開発・研究資金を出してくれる人が必要だから、交渉も成立しやすいだろう。給与の魅力に留まらず、潤沢な開発・研究資金とはとても魅力的だ。日本人にとって悩みどころがあるとすればせいぜい英語力くらいか。

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日本は、この“スポンサー”という存在のありがたみをもっと教育すべきじゃなかろうか。商品開発には常に資金が必要だ。テクノロジーに限らず、身近なところで言えば料理人がソース1つ作るにしても、伊勢エビやアワビ、キャビア、フォアグラなど高級食材を自腹で買っていては大した「試行錯誤」はできないし、ソムリエをソムリエたらしめるのも、学習環境を提供する資金あってのものだ。なぜならソムリエが自分の給与の範囲でしかワインを飲まないのならば、間違いなく顧客の方がより多くの高価なワインを飲んでいるのだから。飲んだこともないワインを勧められたくはないし、そもそも説得力がない。このように、労働への対価のみならず、教育・学習・研究・開発に投資をしてくれるスポンサーあっての“プロフェッショナル”であることをもっとも学ぶ必要がある。
*/


歴史的に見ても、現在世界を動かしている白色人種は、そうやって世界各地の人材や名産品を手に入れてきたのだし、個人に対する高い評価や高額の報酬に慣れていない日本人は買い取りやすいという点も見逃せない。一言で言うと、相場的に安いということ。

度々取り上げている、英GCHQがディスレクシア(学習障害)の人達を大量に雇い入れたという報道を見ても、英米の強さは発見・発掘力ではないかと感じる。

日本のように、単一民族だけでなおかつ島国の中で皆が身近に生きていると視点も単調化し、その良さ・凄さ・価値がわからず(場合によっては人間は大して変わらないくらいの感覚だったり)、むしろ外部の人間によって発掘・評価されるケースは少なくない。日本文化が海外で掘り返されたり、メジャーでないブランドの日本製品は、逆輸入の方が売れやすいというのもその典型例だ。

一方、多人種が混在するアメリカ(など)では、日々異文化の目にさらされている分、ある人種から見れば「変わった才能」であっても、他の人種から見ればとても有用な才能であったり、多くの目に触れることで見いだされやすい環境だと言える。ハーヴァード大がアジア人が増えすぎないよう、入学基準を上げている理由はここにもある。
※その分多種多様の才能が溢れており、中途半端な才能では埋もれる可能性も高い。

例えば日本の「引きこもり」も、小さな国土に人口だけは多く(面積は61位、人口は10位)、ひしめき合った建物の中で、しかも狭く天井の低い家に閉じこもっているからそう見えるだけで、電車はない上に、車で30分走っても銀行もコンビニもない広大な土地の海外なら、引きこもっているかどうかさえ他人の目に触れず(気付いてももらえないので、自分で名乗らない限り「引きこもり」という表現が生まれない)、もしパソコンとインターネットで家から出ないまま稼ぐ方法を考えようものなら、それは「画期的」であり、二次的に排ガス削減に貢献したとまで評価されるかもしれない。

現在の、一日中スマートフォンを触っている人達も、見方を変えたらかなり自分の世界に閉じこもっていると言える。出先でも使えるからこそ宅内に引きこもる必要がないだけで、あれが有線なら、その場所から一歩も動かない人が増えていたに違いない。
一人になればスマートフォン、エレベーターなど他人と乗り合わせるとスマートフォン。会話や接触を拒むための道具にもなっており、もし「引きこもり」を不健全だという観点と照らし合わせるならば、家の外に出ているから「健全」かというと、そうとも言えない。

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メンサと言えばイギリス。イギリスと言えばチェック。チェックと言えばバーバリー。

局のところ、誰の視点で見るかということではなかろうか。
外国人の目から見れば、日本人は「安い」(コストパフォーマンスが高い)のかもしれないし(日本が円安を好む点も大きい)、日本人同士で見ると、そんなに払う価値がないと思うから給与水準が低いのかもしれない。

日本は円高になると海外の不動産やモノなどを買おうとするが、人材買いする方が将来のためかと思う。
年俸17万ドルも、1ドル=120円の時では2,040万円だが、1ドル=80円なら1,360万円だ。
契約時に円建てにしておけば、その後円安に戻ろうとも影響を受けずに済む。
外貨に慣れていない日本人を対象とした契約では、為替の変動の影響を受けない「保護」オプションが求められるが、外貨慣れしている外国人は、その時自己責任で投資的決断(更に円高が加速するだろうとか)を下すため、後に再交渉はあってもクレームになることはない(少なくとも私の経験上は)。自国通貨の先行きに不安のある人達(東欧諸国や現ユーロ圏など)は、好んで日本円を選択することも多い。

誰がリーダーになるかによって、発掘され、引き上げられ、育てられ、活躍の場が与えられ、大きな舞台へとかり出されるるか、大きく影響するところ。
自分がリーダーになれる人ばかりではないし、上位2%の中のリーダーも存在し、更にはその中の精鋭部隊を率いるリーダーもいる。
かといって「オレを見いだしてくれない環境が悪い、チームが悪い、リーダーが悪い」と言っては“人のせい”なので、どういう人達と出会うかも(現代社会で言うところの)実力のうちではなかろうか。


本項最後にIQ関連の記事を。

「IQの高い女」の心理的共通点とは
http://dailynewsonline.jp/article/944547/?page=all


記事タイトルとは関係ないが、メンサ会員の自己評価は平均21.1ポイント、一般大学生が20.9ポイントとあり、メンサ会員が自信がなさ過ぎるのか、一般大学生が自信がありすぎるのか、おもしろい傾向が見てとれた。

その他、首相官邸サイトにて、ジャパン・メンサが提出した「飛び級に関するアンケート結果」を発見。せっかくのメジャー団体だから大いに活躍してもらいたい。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai17/t2.pdf

●付録 東大データ
 27年度の統計値で見ると、
 成人数:約126万人(18才受験時と大差ないかと思う)
 大学受験数:560,672人
 東大受験数:9,086人(志願者数は12,384人)
 東大合格者数:3,144人

 同世代人口のうち約44.5%の人が大学受験し、0.72%の人が東大を受験し、0.25%の人が東大に合格する。
 大学受験者数のうち1.62%の人が東大を受験し、0.5634%の人が東大に合格する。
 東大受験者数のうち34.6%の人が東大に合格する。
 ※いずれも同年。

 平成2年度の大学受験者数は408,350人であるのに対し平成26年度は532,350人に増加している。
 一方で、平成2年度の成人数は188万人であるのに対し、平成27年度は126万人に激減している。 ※平成6年には207万人に達している。
 また、平成15年度の東大受験者数10,022人に対し合格者数3,336人であり、平成27年度は9,083人が受験し、3,144人が合格している。

 個人的な印象でパソコンに例えると、メンサ会員はグラフィック演算が速いよね〜(GPU)的な。
 東大生は全体的にバランスよく速いよね〜(CPU/OS)的な。

 記憶・暗記力はパソコンで言えばメモリやストレージの容量・速度を指すが、厳密には演算力ではないので、時代に合わせてどう装備していくかと言ったところか。


そうした中、中卒アマンシオ・オルテガがビル・ゲイツを一瞬追い越し世界一の大富豪となった。

ZARAの創業者がビル・ゲイツを抜き一時的に世界一の富豪に
http://www.fashionsnap.com/news/2015-10-27/zara/


引き続き知能について検証していきたい。

10月11日、16日、「オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。」にオンラインIQテストを2件追加した。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。 現在ページ。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)

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by charlie-ls | 2015-10-22 11:15 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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能についてのブログ14ページを書き終えた後、フリン効果Flynn effectで有名なジェームズ・R・フリンの新刊を読んだ。
カバーページでご紹介した『知能のパラドックス』のようなオモシロイ本とは違って、より学術的で、そこまで興味のない方にとっては眠くなる本だという前置き付きで、私の分析を支えてくれる内容が多いことから、ご紹介したい。

※今後はブログ本編『噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。』に対し、補足ページとして追加していき、完成度を高めたいと思う。

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ジェームズ・R・フリン なぜ人類のIQは上がり続けているのか?

前書き(by 斉藤 環)に興味深いことが書かれていた。
日本は、知能に関する研究が進んでいるとは言えず、その原因の1つとしてこう書かれている。

“とりわけ現在は日本中が「発達障碍バブル」の様相を呈していますから、診断目的で使用される機会がたいへんに多い。反面、人間の能力の判定にはさほど使用されていない印象があります。欧米人に比べてもIQへの関心が低く見えるのは、社会的成功のカギとして「知能」があまり重視されず「コミュ力」や「気合い」が大切にされているためかもしれません。”

※発達障碍=はったつしょうがい。

今日(こんにち)の日本を端的に言い表している。
若干ADHDアスペルガー「ファッション」になってきていると感じることがある。昔のように「〜病」といった具合に、日本語の「病名」でないからかもしれない。
欧米における知能検査は、日常の生活では気付かないような、優れた能力を発見する(子供においては、それに沿った教育方針をプランニングする)という目的でも活用されている一方で、日本では、学校で一斉に受けるソレを除いて(IQは知らされない)、まさしく精神科が担当する区分どおりの意味合いでしか実施されていない。すなわち病気の診断目的でしかない。

突出した知能を何かに活かそうという動きは、どちらかと言えば日本人には好まれない傾向がある。
均等主義(これは決して「平等」ではない)であり、報酬もまた「才能」よりも「勤労」に対して支払われるべきだという考えが強く、“才能”は「武器」だ「道具」だと積極的に認め活かそうという動きがない。

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真の「平等」とは、持って生まれた才能や魅力(容姿を含む)、遺伝子上の優位性(健康や知能)など、すなわちヒトが生き物として与えられたものに関するいかなるものも、他者によって制限・抑圧されるべきではなく、均等に切りそろえるようとする行為は「平等」と反する「支配」(何者かの権限による)であり、今期とても良い成績をおさめたあなたのボーナスをカットし、伸び悩んでいる他の社員への「同情ボーナス」に充てることと同じだ。これが「均等」だ。ただし、伸び悩んでいるのか、怠けているのか、まだ才能が見いだされていないだけなのか、時代が求めるものとは異なるだけなのかは、判断する者の能力(見方)による。

「マイケル・ジョーダンが、全くバスケットが流行っていない時代に生まれてきたらどうだっただろう」という話に通ずる。「収入」という意味での価値は相対的(相場的)に下がるだろうが、本人が持つ能力が素晴らしいことには変わりない。今現在、利益にならないからその能力に投資をしないというのであれば、いずれ訪れるかもしれないバスケットフィーバーで大成功を収めることもできない。「未来」を買うか捨てるかという判断でもあり、能力を見極める側の能力も問われる。

GCHQのディスレクシア(学習障害)の雇い入れも、20年前には考えられなかったまさかの大フィーバーと言えるのではなかろうか。
*/


更にはハンデhandicap)を背負っている方が応援される、優しくされる、支援されるという風習から(“偽ベートーベン”はまさしくそれを逆手に取ったマーケティングだ)、一部ではADHDやアスペルガーをまるで洋服のように身にまとう人さえも見かけるようになった。

本当に苦しみ悩んでいる人とは違って、判定ギリギリくらいの人が、あえて「診断書」を望むケースが増えているという。本来は「何も問題なかった、良かった」と喜ぶべきところを、何かないと困るから、悩みや症状を追加してまで医師の診断書を求めるというケースだ。診断書というのは他の誰かに証明するためのものなので、恐らくは家族や学校、会社などに対して、自分がどのくらい苦しんでいるのかの証拠を示す必要があるのだと思われる。

が、私にとっての問題はソコではない。発達障害と診断される人達の中には、言語性知能(VIQ)または動作性知能(PIQ)の一方が極めて高いことが少なくない。例えば150120などだ。いわゆるディスクレパンシーであり、この差が大きいと(15または20以上の差)、その他の判定と照らし合わせ「発達障害」と診断する材料となる。
IQ 150とは明らかな天才性を示しており、120でも東大生の平均IQに達している。私から見れば、これを「発達障害」で片付けてしまうのはもったいない。名曲なのに“売れない”(大衆ウケしない)からといって廃盤になるようなものだ。

もっと高知能保持者の研究と「活用」を検証していかないと、今後も高知能保持者にとって「住みづらい国」であり続けようものならば、むしろ高知能であることがデメリットでしかなくなり、「天才」を名乗ることよりも「発達障害」であることの方が「楽」であるという人生の“選択肢”になってしまいかねない。これは社会環境の問題であり、大凡向こう15年以内に訪れるだろう国家危機だと私は見ている。

大きな看板を掲げることで、周囲の目も厳しくなる。これは東大首席の山口女史の例で詳しく述べた。
それでも大きな看板を掲げ続けることを決断するには、その先に何かしらの「希望」が見いだせなければならない。「活かす」方向に向けて、今こそ(やや手遅れ感があるが)国家として指針を打ち出すべきだ。と私は思う。


本の成人知能検査は、このようにせいぜい「診断目的」でしか実施されないため、大学を卒業する22才以降の知能指数統計とは、全く当てにならないものである(十分なサンプル数がない)可能性が高い。というより、大学生までの統計しか揃っていない可能性が高い。
※知能は生涯変わらないと言われつつも、±5くらいは軽く前後する。

ブログ本編でもご紹介した下記の記事。

「アメリカ人は年とともに賢くなるが、日本人は25歳から75歳まで知能が変わらない」という驚愕の研究結果
http://rocketnews24.com/2012/04/11/201873/


日本のIQは平均105!世界で最も「IQが高い国」トップ10
http://suzie-news.jp/archives/2768


この2つのデータを、日本の知能検査の実施状況(成人知能検査は病院で診断目的でしか行われていないという点)と併せて読み解いていくと、大学生(それも入学)までのIQは世界で3番目に高く、25歳以降の日本人のIQは、他国と比べ、相対的に低い可能性があると私は分析している。

日本は大学入学がゴールかのような傾向があり、大学に入った途端遊び始める人が多い(それまでの勉強量は明らかに世界一だろう)。
私の知るオックスフォード大学出の4人の英国人女性は、大学時代アルバイトをする暇もなく勉強していたという。欧米における大学とは、勉強したい人達が自らの意志で行く場所であり、社会人になる(自立する)ことを4年間先延ばしにするための手段ではない

そして日本人は大学を出て、会社勤めを始めると、とりあえず3年間は四苦八苦する。
1年目は「驚く」、2年目は「知る」、3年目は「覚える」だ。
1年目は学生と社会人の違いに驚く。インプット力よりもアウトプット力が問われる。
2年目は前年度の年収などから算出される住民税や年金・保険料などを知り「自立」に近づく。
3年目は2年目の反復によって、手取り給与額や生活費などの基準値が刻み込まれる。「覚える」だ。

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2〜3は高額所得者も同じで、ある年1億円の報酬を受け取り(多くの場合、源泉徴収はされるが住民税や保険料のさっ引きはない)、生活が派手になった頃(翌年6月)に届く住民税の通知書を見て驚く(同時期に前年度の年収から算出された保険料も確定する)。10%だから1,000万円の請求(4回払い)が来るからだ(住民税だけで)。既に使い果たしている人もそれなりに多く、当年の所得が下がっていると、住民税が払えないという人さえいる。よって、最低でも3年はその所得が続かなければ安定しない。
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家賃、水道光熱費が払え、とりあえず一人で食べていけるようになった時点の知識があれば、その後の人生は、至れり尽くせりの日本においてほとんど困らない。それがまさしく大学卒業から3年=25歳というライン。

最近ではマイホームも買わない、車も持たないという人も多いため、住宅ローンの審査だったり(付随して担保や保証人、資産の勉強をする)、或いは家を現金で買えば税務署からお金の出所について「お尋ね」の手紙がくる(書き方を学ぶ)とか、家や土地を買えば不動産取得税(1回)、固定資産税(毎年)がかかる、車を買えば自動車税(毎年)、自動車保険(毎年)がかかるなど、「人生のイベント」で学ぶはずの知識を全くもっていない人が多い(イベントを起こさないから)。

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実際に今の一般的な25才と35才、45才は、さほど知識差がないように見えることが多い。情報量だけで言えば、年齢に関わらずgoogleを使いこなしている人の方が抜きんでており、近年の若い世代の離職率の高さも、それが原因ではなかろうかと分析している。「先輩」という存在から、多くを学ぶ時代ではなくなり、ひいては尊敬できる人がいないからだろう。
*/


この15年では20代で成功する人も多く、大凡相談相手がいないのが「普通」だ。なぜならこれまでの日本は、それらを全て知るのは50代以降の大企業重役くらいだったのだから、まだ知り合っているはずもない年齢だ。

特に「源泉徴収+社会保険料給与天引き+住民税特別徴収+年末調整」というサラリーマン至れり尽くせり4点セットが揃っている場合、確定申告もしなくていい分、税金や各種控除について学ぶ必要もなく、本当に25才の知識があれば生きていける
※保険から何から全てが強制加入なので、自分で考える必要がない国だ。

「慣れ」だけで生きていけるようになると「分析」する必要がなくなり(いずれ煩わしくなる)、そのためにわざわざ勉強したり訓練したりすることもなくなることで、当然衰えるし、元々20代前半で動作(流動)性知能は下がり始めると言われている。例え横ばいだったとしても、周り(外国)が上がれば相対的に下がったことになる。それがまさに偏差値であり、相場で言うと目減りしたように見える(為替と同じだ)。

そして更に日本は民族も宗教も言語も通貨もほぼ単一だ。
あえて言うと、(学校や会社で)髪の毛の色が一色でなければならない国も珍しい。

一方アメリカを筆頭に、欧米では言語も宗教も民族も入り交じっている上に、戦争もあるしテロも起きるし、電車や道路も他国とつながっているし、国境沿いに住めば自宅のWi-Fi電波も他国に届くし(法律が異なる)、ユーロやシェンゲン協定のように近隣国との通貨やビザの統合が起きたり、常に新しい基準を学び直さなければならない環境にある。

目の色も髪の色も肌の色も皆異なるのが「当たり前」だから、iPhoneの絵文字に黒人がいないことを騒がれる程、多くのことを意識して生活しなくてはならない。

この違いから、日本人は「普通は」という言葉をよく使い、自分の考える「普通」以外は受け入れようとしないことで、新たな「分析」をする手間も省いているように思え、その分「多様性」が失われ、思考も単調化してしまう。

というのが「日本人は25才から知能が変わらない」に対する私の分析だ。

/*
外国人に優しくない国ワースト5
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/06/post-2598.php


日本は2位だ。
*/


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著でも解説されているが、知能検査とは平均が100になるよう作られており、標準偏差15の場合、±15(85〜115)を「普通」、その2倍の±30(70〜130)までを「正常」と見なし、それ以下は知的障害であり、それ以上もまた分布上の異常値として捉えられる。96%が普通で、上下各2%が異常値であるということ。
※そう考えたらメンサのIQ 130(厳密には131)以上というは理にかなった線引きラインだ。

日本における知能指数に対する評価は占いと変わらないレベルであり、「IQなんて関係ない」と断言する向きもあるが、実際はそうとも言えない。
アメリカでは、IQ 70以下の犯罪者には「死刑」が適用されず、知能検査は非常に厳格な基準が求められている。
犯罪を犯し、死刑判決を受けた双子のうち、知能検査によって1人は死刑、1人は死刑にならなかった例が本著で紹介されている。受けた知能検査のバージョンと、受けた時期が異なるため、1人はIQ 65、もう1人はIQ 72.35と出たことが原因らしい。

※日本ではまだWAIS-IV(アメリカでは2006年)もリリースされていないうちに、アメリカでは2016年にWAIS-Vがリリースされる予定だ。いかに日本が遅れを取っているかがわかる。下記を見る限り、今年初めにようやくWAIS-IVの標準化調査テスターが募集されている。

日本版WAIS-Ⅳ調査実施協力者募集
http://www.sens.or.jp/sens_information.html

例えば私が今、初代WAIS(1953-54)、第二版WAIS-R(1978)を当時の基準で受けたらもっと高く(140以上)出る可能性があり、反対に10年、20年前に知能検査を受けた人が、最新の知能検査を受けると低く出る可能性があるということ。
※いずれも本人の知能自体に変化がない場合。

これはフリン効果(年々、人類のIQが高まっていること)を考慮し、平均が100となるよう知能検査自体を計算し直すため(標準化作業)、前世代のIQ 100が現在のIQ 100ではないことを意味している。

よって、受けた知能検査(のバージョン)が標準化されて何年後に受けたかも重要であり、それを考慮すると(以下の計算式)、前述の双子の犯罪者は2人ともIQ 64.1となり、本来は死刑にはならないとフリン氏は解説している。
※この場において死刑の是非には触れないが、知能指数が、人の生死を決める材料の1つであるという点について注目している。

本著では次の計算式が紹介されている。
IQスコア − 標準化からの経過年数 × フリン効果

具体的に例えると、今年2015年に受けたIQのスコアが100と出て、その知能検査のバージョンが標準化(リリース)されたのが1995年(WAIS-III)とする。その国の1年間のIQ上昇ポイントを0.3(20年で6ポイント上がるアメリカの場合)とすると、

100(IQスコア) − 20(標準化からの経過年数) × 0.3(フリン効果)= IQ 94

ということになる。
※実際にそのように算出されたIQが被験者に通知されているわけではないようで、フリン氏が“時代錯誤”にならないよう、おすすめしている考え方だ。

ちなみにメンサのテストに使われる行列推理(RPM)は、近年世界的に最も伸びている能力であり、オランダでは1952〜1982年の30年間で20ポイントも上昇したとある。年間0.66ポイントの上昇だから、これをWAIS-III(1995年標準化)に当てはめて計算すると、

100(行列推理IQスコア) − 20(標準化からの経過年数) × 0.66(フリン効果)= IQ 86.8

となり(動作性知能/知覚統合/行列推理という下位検査の1つだが)、もしこの伸び率が来年標準化されるWAIS-Vにそのまま反映されると、現在行列推理のIQが113.2の人が100に引き下げられることになる(オランダの数値で言えば)。

行列推理は下位検査の1つでしかないにしても、これまでのように言語性知能と動作性知能の開き(ディスクレパンシー)を「発達障害」の診断材料にするのならば、新しい知能検査のバージョンでは、(世の中の言語性知能の伸び率がこれよりも低い場合)更に開き(動作性知能が低く出るため)が生じてしまい、「発達障害予備軍」もそれ以上に存在しているのではないかという点に注目している。
WAIS-IVでは言語性・動作性知能の区別がなくなったことから、診断方法も変わってくるのかもしれない。

知能指数とは相場のようだ。母集団全体の変化で自分自身の相対的数値が変化する。

それにしても日本人は未だ20年前に標準化されたWAIS-IIIを使用していることが驚きだ。

オランダのメンサ会員数の多さとノーベル賞受賞者の多さも興味深い。


罪時の精神鑑定で「責任能力」の有無を問うことがある。アメリカではIQ 70を下回ると死刑が免れるように(高い分には何も免れない)、精神の状態と知能指数が判断材料に使われる。
極悪非道の犯罪の場合、被害者の家族は死刑を望むことが多いが、裁判になって、知能検査の結果、死刑を免れるどころか、犯人に責任能力がないとなれば、これは理屈ではなく感情的に無念だ。

その昔、テレビか何かで、「どうせ交通事故に遭うなら、お金持ちの車に引かれる方がいい」という話を聞いたことがある。冗談だとしても、要は加害者側が自動車任意保険に入っているか否か、なおかつ広域カバー・無制限補償のものかどうかという話だ。無免許・無保険(必然的に低所得)の車にひかれると、怪我を負わされ治療費が出て行く上に、相手は何も補償できないという踏んだり蹴ったりの事態に陥る上、入院が長引いて会社での立場が悪くなったり、後遺症で仕事に復帰できなくなった時のリスクを考えると「だったらお金持ちの車がいい」という現実的な理屈だ。

※高知能も高所得と同じく、分布上の異常値(マイノリティ)であったからといって、何か保護されたり免除されるものではないため、上下の異常値は分けて考える必要がある。分布上の数値だけで言えば、オリンピック選手もノーベル賞受賞者も全員「異常」ということになる。

その昔、精神年齢を考慮する知能検査が一般的だった頃(従来のIQテストや児童用IQテスト)、「精神年齢が高い(低い)」という言葉が一人歩きしたことがある。今となっては、知能検査の用語が出所だったのかと納得したばかりだが、知能検査で言うところの「精神年齢」とは、幼い(未熟)か大人(成熟している)かという意味ではなく、何才相当の思考能力を持っているかという意味だ。

/*
精神年齢を考慮するタイプの知能検査の場合。
例えば、5才の子供が10才の子供と同じ頭脳(知能)を持っていれば、IQは2倍になる。
IQ 100の10才の子供と同じ思考能力がある5才の子供はIQ 200ということになる。
現代の成人知能検査は偏差値式なので、精神年齢は考慮されない。
*/


同じように、IQ 130以上が分布上の異常値(マイノリティ)だからといって、現実社会における異常性と結びつけるのはよろしくない

前述の裁判の例から見ても、考える能力があっておかしな事を言う(行う)人と、考える能力がなくおかしな事を言う(行う)人は、その後の対応が「社会的に」異なるという点が重要だ。

もしIQ 130以上の人も「(刑事)責任能力を問われない」としてしまうと、間違いなく知能犯罪が溢れ、捜査が複雑化し、警察官の給与増で国家財政は破綻するだろう。

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ェームズ・R・フリンもレーヴン漸進的マトリックス(Raven's Progressive Matrices=RPM)に対し、遺伝的知能を測定する上で、現代における最も優れた検査方法だと評価している。ジャパン・メンサの試験に採用されている、いわゆる「動作性行列推理」(Matrix Reasoning)のことだ。

WAIS-IIIでは、言語性知能(Verbal IQ)と動作性知能(Performance IQ)と分かれており、行列推理が含まれる動作性知能(知覚統合)のことを、本著(及び業界)では「流動性知能」と呼び、言語性知能カテゴリに多く含まれる“知識”(元々「答え」を知らないと解けない問題)に関わる知能のことを「結晶性知能」と呼んでいる(「算数」を内包する「作動記憶」も含む)。

結晶性知能は読んで字のごとく、学習や人生経験によって得られるものとしている。後天的なものだ。
一方で流動性知能は、訓練によって多少は上昇が見込めるが、より遺伝的(先天的)なものと位置づけられている(見解としてはこちらのグラフのとおりだ)。

/*
下記に詳しい。

流動性知能と結晶性知能
http://www.direct-commu.com/terms/terms_intelligence.html

*/


そう。「学習」と「訓練」と分けたのは、「学習」は“暗記”などの反復を重要とするが、「訓練」は“改造”(スポーツなら肉体、頭脳ならば思考)というメンタル面(思考に留まらず思想も)のトレーニングも必要とすることが多い。繰り返すこと変わることに近い。

後者はポーカーで言うところの「総入れ替え」も辞さない(「積み重ね」を捨てる)覚悟のようなものであり、プログラミングで言えば、基礎アルゴリズムに問題がある場合、ゼロから作り直した方が早い場合があるのと似ている。

本著では、流動性知能を「分析能力」と表現している。主に仕事(現役)に必要とされる能力であるとしている。片や、言語性知能(の中の「言語理解」、「算数」を含む「作動記憶」は異なる)は引退後の余暇を充実させるものとして位置づけられている。

が、「分析能力」は放っておくと能力を発揮できないことから、常にメンテナンスが必要な高級車に例えられており、年齢と共に下降率が高まる(↓)。それに対し「言語理解」は年齢と共に上昇率が高まる(↑)ことも示されている。

「分析能力」は運動能力に似ている。「優れた運動神経」(先天的な)を持って生まれてきた人は、特に何もしなくとも平均より高い能力を示すが、トレーニングによって磨きがかかることで、桁外れの結果を出すことができる。
が、例えば100メートル走ランナーや野球のピッチャーなどで言えば、成績が伸び悩んだ際、これまでのフォームを捨てて再構築しなければならないこともある。

「分析」とは、時として自分自身の間違いにも気付かされる

それに対し「言語理解」とは、日々の積み重ね、人生経験がそのまま上積みされていくため、大幅な思考転換を迫られる要素はないと言っていい。

これら2つの性質を例えるならばDVD-R(追記)DVD-RW(書き換え)かと言った感じだろうか。

世界標準の成人知能検査であるWAISの最新版「WAIS-IV」(2006年〜。日本ではまだ見かけない)では、IIIまで分かれていた言語性知能、動作性知能の区別を取り払ったが、これまで動作性知能に分類されていた「知覚統合」の中に(行列推理が含まれる)「視覚パズル」という下位検査が追加され、動作性知能が占める割合が増えた。

これからエンジニア、プログラマーという人材が多く求められることから、動作性知能は時代に求められている能力と言っていいのではなかろうか。この仕事にとって一番重要なのは分析能力だからだ。

プログラマーは年を重ねてもスキルを向上させ続けていることが研究で判明
http://gigazine.net/news/20130509-older-is-wiser-in-software-developing/


デジタルの時代になっても、こうして経験と評価が比例する職もあることが素晴らしい。
年齢と共に衰えていく動作性知能をいかに食い止め、または上昇させるかという点が今後の重要ポイントだろう。

※本著でも、フリン効果について「昔の人よりも現代人の方が頭がいいか?」と聞かれたら、「より現代的だ」と言った方がいいとしている。前述のマイケル・ジョーダンの例えのように、能力自体は持っていても、それが評価される時代に生きているかどうかで、無視される場合もあればスポットを浴びることもある。

1991年から、アメリカではRPM(行列推理)を取り入れた教育が行われているが、算数の能力に変化は見られないそうだ。WAIS-IIIでは「算数」を言語性知能に分類していることが不思議だったが、これで何となく「全く異なる能力」なんだなと納得できた。


力は単純には見極められない。
100メートル走、110メートルハードル走、走り高跳びは、いずれかの能力が高い人は、他のいずれも高い能力を示すという相関があるらしい。

※ある楽器が得意な人は他の楽器も弾けるという相関(全体に影響を及ぼす力)を「g(一般知能)因子」と呼び、それ以外の各分野の特殊な能力を「S(特殊知能)因子」と呼んでいる。

が、100メートル走がオリンピックの花型であればそれに集中する人が増え、それは報酬や名声に対する欲求であったとしても、目指す人口が増えることで記録は次々に書き換えられていく。その後、激戦区になったことで「110メートルハードル走ならば」メダルが取れるかもしれないと転向したり、戦略的に予め走り高飛びに的を絞る人もでてくるだろう。

よって表から見ても、それが本当にその人の最も優れた能力かどうかなどわからず、実は本当にやりたかったのは100メートル走だが、仕方なしに走り高飛びに転向して金メダルを取る人もいるかもしれないという考察は極めて少ない。

知能にも同じ事が言える。ある能力が高い人が、それに集中することで、突出して伸びる可能性はあるにしても、恐らくは他の能力も備わっている(からもっと探すべきだ)。使い道がなかったり、人から求められないから使わなかっただけの能力などは影を潜め、目立つものにスポットが当たり「特異性」「変態性」ばかりが取り上げられることも少なくない。

私は「動作性知能」は、足の速さに似ていると考えている。
メンサの試験前に「対策」をするかしないかという議論を目にした。私はあの手(行列推理)の問題に「対策」の効果性に懐疑的であり、動作性知能が基準値ほど備わっていない人は、どれだけ類似問題を解いたところで大して伸びず、もし伸びるのならば、それは基準を満たす動作性知能が予め備わってるからだと考えている。

トップアスリートも、1年も休めば身体から作り直さなければならないように、常に万端なわけではない。本番前の準備も必要だろう。バレリーナも同じだ。
例えば、100メートルを15秒で走る人が、毎日トレーニングをして14秒で走ることができたとしても「ズルい」とは言わない。「対策」とは「努力」だからだ。が、もし10秒で走れるようになれば、それは努力よりも元々備わっている能力を呼び覚ましたと考える方が正しい。でなければ、10秒で走ることができない人に対し「努力が足りない」と言わなければいけなくなるからだ。

どこかで他人の才能を認めないと、結果として自分の努力不足を指摘される羽目になる。ブーメランだ。

完全に個人的な見解だが、努力(類似問題の予習、反復)でIQ 120は出せても130は難しいかと思う。
私の場合は、衝動的にメンサのテストを受けたため、何の下準備もなく当日を迎えたものの、運良く行列推理はプログラマにとって有利(だと思っている)なので難なく合格できたが、その後ブログを書く上で、オンライン上のあらゆるIQテストをやってみたところ、行列推理だけはどうも伸びない(特にCambridge Brain Sciences)。
既に解いたことのある問題は記憶してしまうので、当然すぐに解けるようになるが、新規の問題がどんどん簡単になっていくかというとそうではない。
飽くまで私の場合はだが、皆さんは違うのだろうか。


りについて補足したい。
本著にとても興味深くおもしろい傾向について書かれていた。
「なぜ女子大生のIQは男子学生より低いのか」「なぜ女子は低いIQで大学に入れるのか」(アメリカ)というテーマだ。
昔ながらの「やっぱり男の方が優れている!」(MacかWinか的な)と言った議論は待っていただきたい。

アメリカの大学に入学できる最低ライン(IQ)は、女子91.1、男子98.5であり、平均は女子106.94、男子111.21だとある。この数値を見る限り、確かに男子学生の方がIQが高い。
しかし、とても見落としやすいもう1つの傾向があった。
高校中退者の8割が男子生徒らしく(この傾向が当てはまらない先進国は今のところないそうだ)、必然的に大学入学時点で「成績の悪い男子」が大幅にカットされていることから、男子学生の最低ラインを押し上げ、同時に平均IQを高めているそうだ。

単純に「大学生の平均IQ」を見ても、男女差さえまともに比較できない程、統計とは偏っているものだということが見てとれる。
小学生のIQはまだ安定しないだろうから、中学生、高校生、大学生と比較することで、IQの変化の原因(中退などの要因)が大凡突き止められるだろう。
分析とは手間暇かけて丁寧に行わなくてはならない。

/*
大学進学率の低い国の知能統計は、進学「できなかった」人達が含まれていないため、大学生の平均IQは極めて高く出る可能性がある。
もちろん頭が良すぎて進学する必要がなかった人もいるだろうが、統計上大きくグラフのデザインを変える程ではないだろう。
※世界一の大富豪ビル・ゲイツ(IQ 160)もアップル創業者スティーブ・ジョブズ(IQ 140)も大学中退。ZARAの創業者アマンシオ・オルテガ(IQ不明)は中卒で、2012年3月の時点で総資産額が世界6位の389億ドル(当時の換算で約3兆1,000億円)だ。
ちなみに、ホリエモン氏
(IQ 122)も東大中退だ。
*/


だからこそ、●●は意味がない!とか、▲▲は関係ない!とか、簡単に決めてしまえるものではなく、今は意味がなく見えても、それがDNAとなって、50年後100年後に必要な能力となるかもしれない。


項最後にご紹介したいスティーブ・ジョブズの言葉。

「スタンフォード大学に行くよりも、パリで数年間、詩の勉強をすることを強く勧める。」by
スティーブ・ジョブズ
http://lrandcom.com/different_approach


なかなかロマンティックな男ですな023.gif
私はそういう精神で生きてきたのでとても共感する。

シャンゼリゼ通りの赤い屋根のオープンカフェで、昼間っから葉巻を吹かしロゼワインでも飲もうものなら、たちまち通りを行き交う女性達が皆美女に見えてくる。するとポエムの1つや2つ、詠んでもみたくなるその気持ちが大切だということではなかろうか。フランス語ができなくても、何か伝わる方法を考えたくなるその気持ち

あらゆるものが出揃っているこの時代、脳の特定の部位だけ使っていても「イノベーション」は生まれませんよ。
という意味で私は受け取っている。

というわけで、今回はフリン氏の新刊のご紹介を交えつつ、IQを研究する上で欠かせない「フリン効果」を中心に書いた次第であります。

※ご紹介した本を「本著」とし、私の知能のブログを「ブログ本編」とした。

※日本人がノーベル賞を受賞したので、早速『別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。』の表を更新した。ちなみにノーベル賞を受賞した人達の平均IQは145である旨も09月27日に追記した。


■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。 現在ページ。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。
 追加オンラインIQテストを標準化する。本物の値に近づけたい人のために。
 追加優れた能力は“発信”しよう。自慢ではなく事実を示せばいい。
 追加メンサ会員と東大生はどっちが“強い”のか(笑)。
 追加IQベースの児童英才教育は注意深く進める必要がある。
 追加都合良く曲解されているEQ。元々農耕民族の指標ではない。

Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)

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1号赤坂店は2014年末で閉店致しました。

by charlie-ls | 2015-09-28 22:22 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

少年からのお便り。

ルチアーノショー寄稿ブログ

【新コーナー】チャーリーにおまかせ
(最初で最終回)

このコーナーでは、ルチアーノショーのFacebookページに寄せられたお便りをご紹介したい(今回限りで)。
ルチアーノショーのFacebook上で個人的な返信はできないので、公開メッセージに対して公開返信で対応したいと思う。

早速いってみよう。
原文はこちら



このお便りは「噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。」に対するコメントとして寄せられた。

僕はT県に住んでいる16歳の高2です。僕は東大を目指して勉強を続けています。僕が東大に入りたい理由は三つあります。一つ目は物理数学がかっこいいから、二つ目は自慢したいからです。自分は頭が良いんだと周りに思われたい。3つ目、これは特に重要視しています。本当に頭の良い人に会い、話したい、友達になりたいからです。

すごいな、少年!やったな少年!
私が16才の頃、東大なんてどう逆立ちしても無理だったよ。5教科も同時に勉強するなんてできない。1つのことに没頭するタイプだったからね。漢字も読めずに間違えて「灯台」に向かう可能性さえあったよ。海が好きなんだ。
「目指す」ところに居るだけでもスゴイことだ。


学歴は本当の頭の良さとは関係ない。これはよくわかっています。が、東大なら本当に頭の良い人が多いだろうと思ったからです。

そのとおりだ。競争に勝ち抜き、選ばれた人達がそこに集っている。
頭の良い人と出会える可能性が最も高い場所だから、合理的な判断だ。

ただし、少年が求めるタイプの人達がいるかどうかはまた別だから、「偵察してくる」という感覚で東大に行ったらいいんじゃないかな。そうすれば、もしイメージと違っても、少年がつい最近まで感じていた「メンサに対する失望感」と同じような感情に苛まれるリスクは軽減できるだろう。
もし「違った」時のために、英語は勉強しておいた方がいい。「東大は違う!」と思ったら、迷わず英国オックスフォード大学に向かうんだ。そしてタキシードを買うお金を貯めて、葉巻とコニャックを学び、オックスフォードのパーティーに参加してみるといい。

加えて、映画「グレート・ギャツビー」を見て、ニック・キャラウェイになりきってみるんだ。ギャツビーのような人がこの世の中のどこかにいるんだなと感じることができるはずだ。「俯瞰力」だ。それと同時に「異端」に対する世間の偏見、思い込み、勘違いも学ぶことができる。

数年前、ルチアーノショーに訪れたオックスフォード大の女学生と食事をする機会があってね、彼女は葉巻もコニャックもごく自然に嗜むんだ。ディナーの後、バーでチェスをしたよ。6〜7カ国語を話せる人で、もちろん漢字も読み書きできる上に、日本語でギャグまで言うんだ。スゴイね。そして彼女が教えてくれたのが『Peeping Life 〜ママとOLのから騒ぎ〜』だ。大ヒットだったよ。外国人からこんなシュールな(日本語の)「間」を教わるとはね。私はなぜかオックスフォード出身の女性と縁があって、彼女たちはみんな美人でユーモアがあっていいね。大学の雰囲気が見て取れるよ。


3つ目の理由から15歳になり立てでmensaに入会しました。現在は地方住みなもので例会には行けず、ネットのmensa会員達の話を見ることくらいしかできませんが(笑)

すごいぞ、少年。
15才でそのIQがあれば、もうこれから下がることはないから安心だ。
メンタル面だけは常に注意深く管理し、観察しよう。「自分」という“未知なる物体”の変異を観察するんだ。
メンタル次第では、モンスターにでもヒーローにでも凡人にでもなれる。制御できなくなったらお終いだ。


しかし、彼らは…つまらないのです。不毛な争いばかりで僕が期待している議論ではありません。

それは「偏り」を考慮してないな。
少年が求める人達が、少年の見ているところで発言をしていないだけかもしれない。
ジャパン・メンサの会員が254万人に達するまで、決して判断しちゃいけない(笑)。

第一、ジャパン・メンサだけにこだわる必要もないしね。今見えているものはジャパン・メンサであって「メンサ」そのものじゃない。
海外のメンサン達と交流するのもいい。常に母集団は「世界」だ。メンサは「世界の上位2%」を掲げる集団なんだからね。
そもそも民主主義も資本主義も日本人が考えたものではないし、メンサも同じだ。我々は「奏者」であっても「作者」じゃない。道に迷ったら「作者」達(の子孫)に会ってみるといいよ。


また、テレビで高学歴mensa会員達のオフ会が取り上げられていました。
その中の一人が素粒子物理学について語っていました。僕はその分野が大好きです。将来は素粒子物理学の最先端研究機関であるcernで研究したいとも考えています。でもその方は早口で難しい言葉で周りの理解を置き去りにしたような
話し方でした。
僕はそんな早口で一方的な議論はしたくないです。
これらの理由から、
正直mensaに失望しています。…た。

私は海外ドラマ以外テレビは見ないが、その番組は少し前にYoutubeで確認したよ。
スキップができないキュートなメンサ会員女性が出る番組だな。東大首席の山口女史も4段くらいの跳び箱で落ちて骨折したそうだ。興味深い傾向だ。

居酒屋オフ会にて、M理論について語るラジオのような男性のことを言ってるね。
私が思うに、あれはテレビ局から「高知能集団っぽい話をしてもらえますか」と頼まれてやってるんじゃないだろうか。
山口女史が本に書いていた。テレビで見る東大医学部生がいつも上から目線で大っ嫌いだったが、東大に入った後、直接会ってみると普通の人達だったと(そして女史は首席卒業を狙えることを確信する)。蓋を開けてみれば、テレビ局から「できるだけ上から目線で話してください」と頼まれてやっていたことらしい。見下されてるような気がすることで「悔しさ」をバネにする人達もいるんだ。「勝ち組」という“魅せ方”ってやつだ。
考えてもみよう、そのラジオのような「彼」はあまりモテそうには見えない風貌だったが、すぐ隣にとても綺麗なメンサ会員の女性が2人いたね。それ自体が不自然だ(笑)。だからあれは決して「日常」ではないセッティングされたシーンだ。という分析でどうだろうか(笑)。
※ついでで申し訳ないが、その「彼」にはこの場を借りてお詫びしたい028.gif

テレビは「ショー」だ。現実とは分けて考えた方がいい。

それに彼らは大学生だ(確かそう画面に表示された)。大学生はまだインプット中の人達だからね。これからアウトプット側に周り、社会に貢献して行くであろう人達だ。高知能な大学生を見たからって世の中は何もわからない。むしろ東大を目指す少年にとっては、数年後に無料で毎日見ることができる「当たり前」の景色だ。だから少年は決してテレビで「ゴール」を見たわけじゃなく、始まりに過ぎない「序章」を見ただけなんだ。

CERNと言えばLHCだね。ジュネーヴにはロマンがあるね。
ブラックホール、いわゆる「渦巻き」は神秘的だ。台風やハリケーン、海で起こる渦巻き、勾玉の曲がり具合と黄金比もそうだし、カシューナッツの形も同じだね。ヘビのとぐろや「巻きグソ」もその一種かもしれない。渦巻きが重力で縦方向に引っ張られ、底に到達すると横に広がらざるを得ないからね。そうやって宇宙は拡張してったんだ(多分)。

私は10年程前まで、SETI@HOME地球外知的生命体探査に参加していたよ。自宅のパソコンの暇な時間を、分散コンピューティングに参加させるんだ。電気代はこっちもちだけどね。そのうち科学技術計算はあのスタイルで落ち着くだろうね。どこかの誰かの家で計算結果が出る時代だ。
ちなみに私のマシンでは火星人とは知り合えなかったよ。


なんか自分語りが長くなりましたが、本題に入ります。
つい3時間前にチャーリーさんのブログを見つけました。僕はさらなる自慢のため世界の高知能団体を調べていたのです。
正直非常に驚きました。
この人以上に頭が良いと思う人は今までいませんでした。mensaの人ならわかると思いますが、知能に関しての統計、特徴、歴史、現状、研究、その他もろもろ多くのことを調べたはずです。それらを見る度に優越感に浸れますからね(笑)

少年はそうかもしれないが、私は調べれば調べる程、むなしくなることが多いんだ。
わかり合えるだろう人が少ないかもしれない事実を突きつけられているかのような気持ちになるからだ。
でも、そこに陥ってしまうと気が滅入ってしまうから、何か1つでもいいことを見いだせないかと心がけているよ。

「優越感」を求めるのは、まだ自分の居場所を確立していないからだ。
嫌という程の、飽きるほどの賞賛と拍手を浴びると、そのうち「優越感」というのは必要のない感情に変わる。みるみるうちに優先順位が下がるんだ。実るほど頭を垂れるというね。
「報酬」もまたその1つだろう。高い報酬をもらえばもらう程、他人がその報酬を払う価値があると思ってくれているのだから、もはや「優越感」という感情なんて消え失せるものだ。
そう、優位性を「示す」必要がなくなるのは、もう相手が敬意を「示している」からだ。


それらの僕が調べ、閲覧していたサイトがチャーリーさんのブログに多くありました。一つ一つ大変丁寧に考察されていました。
2%は50人に一人ではない
山口さんの語る 「俯瞰力」 とは
知能、お金、容姿についての人々の理屈
その他もろもろ素晴らしい考察でした。
今までの見てきたサイトの人々とは違う視点での考察で、とても刺激を受けました。身代金の例えは非常に納得でした(笑)

83,000字の中から身代金の例えに反応するとは、ミニ四駆の取扱説明書を隅々まで暗記していた私の少年時代に似ているね。
あれは一番伝わりにくいんじゃないかと思った表現だったんだ。


生まれて初めて自分より頭の良い人に出会いました。チャーリーさんのWAISのIIIの結果は140だそうですが、僕にはもっと上に感じられます。きっとIQ以外も優れているからでしょうね。数あるmensaへの批判も論理的にわかりやすい例えを用いて考察していました。

少年はまだ少年だ。これからもっと沢山の優れた人達と出会うはずだ。

私のIQ 140は、気象予報士さんの綺麗な脚に見とれていた時間も影響しているだろうし(笑)、コントみたいなこともやっていたからね。でも150は超えないだろう。
私は1日中冗談を言ってるんだ。そのうち周りはどこから本気でどこまでが冗談かわからない人も出てくる程だ。
少年はメンサのラジオ的な男性のことを、「早口で難しい言葉で周りの理解を置き去りにしたような話し方」と表現したね。彼が普段もそういう話し方をしているとは限らないという前置き付きで、子供の口にご飯を入れて食べさせてあげるシーンを思い浮かべてみてほしい。こっちのペースであれもこれも矢継ぎ早に放り込んでいたら、例えそれがどんなに身体にいいものであっても、そのうち飲み込むのが間に合わずに吐き出してしまうね。吸収するには消化するための「間」を置かなくちゃいけない。私にとってそのスペーサーみたいな役割が「冗談」なんだ。
他人の「理解」を求めるなら、他人が理解しやすい環境(すなわち「間」)が重要だ。コメディアンにとっても「間」こそが全てだ。武道でいう「間合い」も同じだ。間合いを読み違えると自分がやられてしまうからね。


また、挿入されている写真も気に入りました(笑)

一応カメラマンだからね。大人になると「仕事してるふり」もしなきゃいけないんだよ(笑)。
オードリー・ヘップバーンがジュネーブからティファニーへ綴った手紙がとても洒落てるよ。「周りの理解」だけに配慮した手紙だ。だから彼女は大スターなんだ。


チャーリーさんのブログにコメントしたいのにコメント欄が無いのでわざわざFacebookをインストールしてここに書き込みました。そのくらい、そうしたくなってしょうがない程に僕は衝撃を受けました。

嬉しいよ!
MITの女学生も、とても複雑で特別な手法を用いて私にコンタクトを取ってきたよ。

何の手続きもなくただそこにあるコメント欄はあまりいい結果にならないと思うんだ。
全部読まずに発言したり、またそれに噛みつく人が出てきたり、仲介に入った人の揚げ足をとったり。ほとんどブログとは無関係のところで争いが起きる。統計的にね。
本当に何かを伝えたければ、少年のように、伝える手段を考えようとするからね。恋に落ちた人達を見たらわかるね。「傘がない」の歌詞のように、人は何かに夢中になれるように作られているんだ。


僕はあなたと話したい、友達になりたい。mensaに入会して本当に良かった。心から思います。
いつか、あなたに会えることを願っています。

メンサには他にもオモシロイ人がいるはずだ。
私に集中していると、私を見た時に幻滅する可能性が高まるから、今のうちにリスクを分散しておくんだ(笑)。

現に少年は自分の力で私を見つけた。だからメンサに失望する必要はなかったんだ。他のメンサの会員が私を見てオモシロイと思うかと言えばそうとは限らないしね。
まだ2,000人しかいないんだから、254万人になるまでジャパン・メンサに対する最終評価は待ってあげてほしい(笑)。


では、明日も学校なので寝なくては…
興奮し過ぎて寝られなそうです(笑)

そのテンションわかるよ。私も真夜中に笑いが止まらなくなることがよくあってね。ある何かに気付いた瞬間、自分の馬鹿らしさと、それに気付くことができたことが妙に嬉しくなって、何もかもが可笑しく見えることがあるんだ。だって歯を失うと記憶力が低下するなんて思いもしないだろう?


大学生になったら、ルチアーノ。行きますね(笑)

少年がお酒が飲めるようになる頃には、2号店が銀座あたりにできているんじゃないかな。
そのためにも、タキシードを揃えてパーティーの準備をしておかなくちゃね。
1号赤坂店には、ドレスコードと20歳未満お断りという決まりがあったんだ。

タキシードと言えばね、「自分は頭が良いんだと周りに思われたい。」と今後も思うならという前提で。
高知能であるならば、ジェントルマンでなきゃならない。
なぜならジェントルマンでなければ、人口の50%(すなわち女性)に高知能を認めてもらえないからだ。受け入れてもらえないんだ。

少年がいつの日か出会うこの世のものとは思えないほどの素敵な女性から、「そんなに頭いいんだったら、私をホレさせてみなさいよ」って言われたらどうするかな。
「そんな高飛車な女、(チャーリーが言っていた)“身代金”女だ!」と思う前に、彼女は少年にホレたがっているんだ。ホレていい根拠を少年に魅せてくれと言ってるんだ。
そこでメンサの会員証を出すだけの男なんて、ホレる理由にはならないね。

知能とはそういうことだと思うね。

少年が、東大に合格するのを楽しみにしているよ。
お便りありがとう。とても勉強になった。



あとがき
最初で最終回のこのコーナー。
少年の若きパッションと真っ直ぐな想いに、何か応えずにはいられない衝動に駆られた。
サバントの「マリリンにおまかせ」風に書いてみた。改めて読んでみると、彼女はこの上なく的確であり、優れた人格まで備わっているように思える。
世界最高のIQ保持者である彼女には足下にも及ばないにしても、これから年を重ねていく上で、役に立つオッサンにならなくてはいけないなと思った。
山口女史の最新著書『いいエリート、わるいエリート』に習って、『役に立つオッサン、役に立たないオッサン』でも書いてみようかと思った次第であります(笑)。


このお便りは「噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。」に対するコメントとして寄せられた。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。 現在ページ。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-25 19:06 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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あとがき。

WAIS-IIIを受けた際「ラブレターのような検査報告書」をもらったと書いた(2ページ)。
同時に口頭説明を受け、紳士的で理性的、ユーモアがあってサービス精神旺盛で、知能の高さがゆとりを生み、それが気品となって〜と続いたので「素直にデートに誘ってみてはいかがですか」と私が言うと大いに盛り上がり、気がつけばその後1時間半程話し込んでいた。幸いにも私が最後だったので、他の患者さん達には迷惑はかけなかったが、帰る頃には先生と臨床心理士さん、受付の女性の3人を相手に、「女子会」に混入した異物のような存在になっていた。
「ここでこんなに笑ったの初めてです」と言われたことが嬉しく、私の趣味の知能検査に付き合っていただいたことに、多少のお返しはできたんじゃないかと思う。

色が見えません。色覚異常、いわゆる色盲です。」でも書いたこと、何がだめ、何が劣っている、何が欠けているじゃなくて、どうやって貢献しようかって姿勢こそが大切じゃなかろうか。私はそう思う。
人の能力は計り知れない。自分が気付いていないだけで、まだスポットが当たっていないだけで、地球のどこかでそれを必要としている人がいる、そう信じてやまない。

私はTEGエゴグラム検査において「優しすぎる」と出たらしい(その項目が最大値)。が、一方で社会性、現実性を示す値も上から2つ目を指しており、こういうグラフを見たことがないと驚かれた。通常は何かが突出すると対になるものが極めて低いことが多いそうだ。
※言語性知能と動作性知能の差が大きいディスクレパンシーのような。
私の場合、上限値を振り切るグラフに対し、その他の項目が追随するかのような高い数値を示していた。
これはひとえに生まれ育った家庭環境の良さだと私は思っている。平凡なサラリーマン家庭だったが。

アメリカのドラマ「スコーピオン」では、天才集団の中に1人の一般人女性が仲間入りしている。彼女は天才と一般社会との橋渡し役とされているが、彼女の子供が天才であり、その天才性に気付くのが主人公のウォルター・オブライエンだ。お母さんに(その女性)に向かって、彼(子供)を理解するための手伝いをすると言うシーンが印象的だ。

「良き理解者」というのは誰であってもいい。

彷徨える人に対し、良き理解者になってあげられるだろうか。
私は日々、それを意識して生きている。

もしメンサ会員同士がそうなれるならそれもいい。

赤坂ルチアーノショー時代、アトランタオリンピック代表選手(新体操、団体銅メダリスト)=クリスティーナや、ウクライナのソシアルダンスチャンピオン=マリナといった人達と毎日を過ごした。彼女たちはその後も休むことなく賞を取り続けている。
一流は一流を引き寄せるのだろう。ある日私の知人が連れてきたロシア人夫婦は、旦那さんが元体操の金メダリスト(しかも3回)だった。ショーの前にクリスティーナに伝えると「足が震える」と言って、本当に震えていたのを鮮明に覚えている。

赤坂ルチアーノショーがバーン・ザ・フロアご一行を招待した時もまさに圧巻だった。
ブロードウェイで活躍するトップダンサー達を客席に迎え、ルチアーノショーのダンサー達がショーを見せる。テンションが上がらずにはいられない。

その様子は下記で。

バーン・ザ・フロアのメンバーを高速閃光で撮ってみた。
http://lscharlie.exblog.jp/21993477/


ブロードウェイがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!〈A Burn Day's Night〉
http://ameblo.jp/lucianoshow/entry-11368668439.html


そんな中で毎日を過ごすと、自分もただひたすらに向上すること、学ぶこと。それだけに専念できる。
他人の批判なんぞ、何の意味もなさない。
私自身、ただの一度もIQのことを考えたこともなく、測ってみようとすることもなかった。
唯一、カメラマンとしてナタリーが入った際には、一目見てハイIQの特徴的な行動パターンだったので、IQテストを奨めたことがあった。実際に本人は小さい頃受けたIQはとても高く、ハリーポッターのプレミアに招待される程の文才を持っていた。ブログも卓越していた。妹はオックスフォード大学という知的な家系だ。彼女は一目瞭然だった。

こんな記事があった。

IQは変化する!?思春期で脳が変化、IQ20ポイント上昇も(英大学研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52045393.html


私はおそらくこのタイプだ。
中学校の何年生だったか覚えていないが、生徒全員一斉に知能検査を受けた。
その時の感覚的には恐らく平均、数値で言うと105くらいだったんじゃないかと思う。
親によるところ、一度も高い・低いで先生に呼ばれたこともないそうなので、飽くまで自分の感覚値的なものだが、その頃は作曲と楽器演奏、作文(論説文)にはまっていて完全にアート脳だった。それと同時に理論脳が急速に発達していった自覚がある。前項のバッハに目覚めた時だ。
※中学2年生の時、夏休みか何かの課題だった読書感想文で、バッハ(特にフーガ)についた書いたところ、先生に取り上げられ、皆の前で読まされた上に解説しなきゃいけなかったのを覚えている(笑)。皆は文学を読んでいたので、私のは「読書感想文」じゃないと指摘される前に、「楽譜を買ったら前書きがあってそれを読んだ」と先制攻撃したのを覚えている(笑)。

私が現在のIQに到達したのは、自覚症状で言えば22〜24才くらいの時ではないかと思う。その頃になると誰からも学ばず、特に参考書を必要とすることもなく、次々とプログラミング言語を習得していった。小さい頃家にパソコンはなかったし、せいぜいワープロを触ったことがあった程度だ。
別に事故に遭ったとか雷に打たれたとか、そんなことは何もなく、12才頃から10年程かけて加速していった。

IQの世界で言うと完全な「遅咲き」だ。

ちなみに私に向かって最初に「ギフト」「タレント」「ギフテッド」という言葉を使ったのは、赤坂ルチアーノショー時代のアルバイトスタッフ、ヤナだった。
ロシア人であり東大生という肩書きで、これがまたグラマラスな美人だ。
2011年後半あたりだろうか。私はまだ「ギフテッド」という言葉をあまり聞いたことがなかった。
モンティ・ホール問題を軽々とこなす彼女もまた秀逸な頭脳を持ち、才色兼備の代表例だ。

こうして私は周囲の人達から多くの刺激を受け、感性が磨かれ、今の自分を形成していると感じている。

良き理解者とは、とても大切な存在であり、私も誰かにとってそうありたいと思う。
このブログがいつかどこかで、何かしらお役に立てたら嬉しい。

 Gatsby believed in the green light...
 that's no matter...
 tomorrow we will run faster...


 by The Great Gatsby

ロクサンヌは訳した
 ギャツビーはこの緑の光を信じている・・・
 他はどうでもいい・・・
 明日はもっと早く走ることができる・・・

f0337316_14144692.png
©The Great Gatsby

乾杯!069.gif
BGM:Young and Beautiful

P.S.
プレート・ギャツビー〈The Plate Gatsby〉もありましたよ的な。

あとがきのあとがき
気がつけば83,000字も書いていた。早打ちなので、文字打ってる時間は合計10時間にも満たないが、考えてる(コーヒー、コニャック飲んでる)時間が長い。

2008年、2013年に撮ったMRI、PET/CTの脳詳細写真、2010年の遺伝子検査(mtDNA含む)、バイオフィジカル250検査(250項目以上の最新鋭の医学的、学術的血液検査)の資料が揃っている。全検査異常なく、定期的に(趣味で)健康管理のために精密検査を行っている。人々の役に立てることなら喜んで提供するザンス。

09月25日:
少年からのお便り。を追加しました。

■現在 あとがきページ。
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■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。 現在ページ。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-19 13:13 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
ルチアーノショー寄稿ブログ

は調べ出すと次から次へと止まらない。
好奇心とは別に、自分が導き出した現時点での結論が、本当に正しいか、今度は自分に対して反証を試みてしまうからだ。
どこか適当なタイミングで切り上げた方がいいと思っても、既にジャンルをまたがるようなデータを拾っていたりして、あっちもこっちも勉強しなくてはならず(気が済まず)、自分でも休みどころがわからないまま、止まらない。

そう。しなくてはならないわけではなく、自分の気が済まないだけだ。日頃からここを綺麗に分離しておかないと、強迫性障害を引き起こしてしまう。紙一重だ。「綺麗好き」も度を超せば潔癖症を通り越し、人と喋っていてもずっと手元の小瓶を1mmづつ整列させているような人もいる。他人から見れば元々機械的なまでに整列しているのに。

不安症の人ほどIQが高い(米研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52181117.html


これは事実だ。
IQが高いと頭の回転が速く、好奇心・向上心が旺盛であるため、より多くのことを短時間で集中的に学ぶことができ、その結果博識になる。と考えられている。表面的には事実だが、精神的に言えば恐らく順序が逆だ。1つの事柄に答えが出ても、それが答えかどうかが不安になり調べはじめ、次から次への新しい答えに向かって走り出し、気がつけば没頭し、結果的に幅広いジャンルの知識を吸収している。

ギフテッドなお子さんをお持ちの方には、下記を是非ご紹介したい。

フランスの知能指数IQが高い子供達の現実
http://www.franceplusplus.com/2012/06/iq1/


中盤にある「IQが高い子供との違いはなにか?」の表に「”ギフテッドの子”と”頭のいい子”の違いはなんなのか?」がまとめられている。
私の場合「集中力に欠ける場合もあるが、それでも成績がいい」を除けば全て該当する。
そして映画パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(Paganini: The Devil's Violinist 2013年ドイツ)をご覧いただくと、まさしく絵に描いたようなギフテッドの特徴が出ている。
私はこの映画を見て30分は涙した(笑)。カプリスのピチカートや、アンドレアの唄う“愛しい人よ”、パガニーニの埋葬を拒否する教会のシーン(アロマセラピストを魔女狩りした話に通じる)など、吹き出さんばかりの鼻水と涙に覆われたことを告白する。
パガニーニの純愛ぶりを見ると、天才とは決して魔神でもなけば狂人でもないことがわかる。

「物知り」という言葉をよく聞いていたが、かれこれこの10年以上聞いていない。
恐らくインターネットが普及して、検索の仕方さえわかっていれば、誰でも同じ情報にたどり着けるようになったからだろう。
そのくらい「知識」について世の中の関心は低下した。厳密には知識欲が低下したと思われる。
googleというモバイルでも利用できる「巨大なオンライン辞書」を常に携帯しているわけだから、知っているか知らないかはさほど重要ではなくなった。
知ればいいからだ。
知る術がなかった時代とは違う。

その代わり、検索能力で全てが決まると言っていい程、googleを使いこなせるかどうかで人生が大きく変わるだろう。
スマートフォンを持ちパソコンを持っていないのならば、スマートフォンを売ってパソコンを買うことを、私ならおすすめする。

コンピュータに例えるなら知識とはデータであり、知能はCPUだ。学力やEQはOSに近いだろうか。
現代人はどのくらいスペックアップしたのだろうと気になって調べてみた。

「過去64年間に48カ国で実施された知能検査のデータを集めて分析。その結果、1950年からIQの平均値が20ポイントほど上昇」しているという。
これは「フリン効果」と呼ばれている。どうやら現代人は頭が良いようだ。

/*
不倫効果」は、
不倫サイト「アシュレイ・マディソン」流出データ大検証! 女性ユーザーはほぼ全員偽物
http://www.gizmodo.jp/2015/08/post_18137.html

を参照していただきたい。
*/

人間の知能は昔と比べて本当に進化しているのか?
http://gigazine.net/news/20150304-human-smarter/


上記記事を読む限り、1950年の平均IQが80だったということがわかる。
飽くまで平均であって、生活環境などが整い、底が押し上げられただけかもしれないが、20ポイントは大きい。
東大生の平均120と、全体の平均100の差があるのだから、当時の平均的な人が、現代の平均的な人を見ると、東大生なみの頭の回転に見えるということだ。

/*
知能は7〜8割方が遺伝であったとしても、下記のようなデータもある。

優秀な遺伝子も打ち負かし得る貧困―知能を左右するのは環境
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304250704579096681036706164


母親の妊娠時の健康状態や食事の質も影響するだろう。
一方で「しつけ」自体はほとんど影響しないらしい。「親の行動が正常な範囲におさまっている限り」という条件がついているが。

環境よりも遺伝?子どもの知能指数に親のしつけはほとんど影響しないことが判明(米研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52177841.html

*/

IQが上昇していることは、アインシュタインが作ったとされる「人口の98%の人が解けない」という論理・推理パズルからも読み取れる。

アインシュタイン博士の作った98%の人は解けないと言われたクイズの謎
http://www.memcode.jp/2243


現代で言う「上位2%」(すなわちメンサレベル)にしか解けないよと、アインシュタインは言ったことになるが、2012年ルチアーノショーでも同様の問題(推理ロジック)が10問程配られ、外国人アルバイトやショーダンサー(外国人向けに簡易的に英語に翻訳したもの)を含む全従業員約40名が挑戦した。そして全員が解けた。

アインシュタインが見たら驚くに違いない。
かといってアインシュタインが大天才なことは周知の事実だし、彼が人をバカにしてテキトーなことを言うとは思えない。
すなわち、当時のアインシュタインの周りの人達の98%は、これらの問題が解けなかったのだろうと推測できる。
とても興味深い。

知能指数では「人」は計れないが、尽くす人、自己中心的な人といった違いも脳を見ればわかる時代になった。

他人に尽くす人、自分のことしか考えない人の違いは脳にあった?(スイス研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52096158.html


「サイコパス」(精神病質者)も脳に特徴があるらしく、生まれ持った先天性のものなのか、或いは後天的に、ある特定の思考に偏りすぎて脳が変異していくのかはわからないが、この人は大凡こういう人だということを脳が示していることには間違いない。

脳というと「頭脳」という印象が強いからだろうか、アートの世界では“「頭」で考えるものではない”とか、“心!ハート!”という感じで「頭」は二の次のように表現されることが多い。
しかし、心もハートも感性も全部「脳」が司ることを忘れてはならない。

「頭で考える」「心で感じる」は実は同じものなんだが、なぜか「理屈」と「真心」くらい別物のように語られる。
イメージの「右脳」と、理論の「左脳」という印象だろうか。しかしこれも最近では否定されている。

「右脳派」「左脳派」は都市伝説だった!人 に“利き脳”はない:研究結果
http://wired.jp/2013/08/30/brain-function/


左脳人間「分析・理論的」、右脳人間「直感・芸術的」は全くのウソだった!
http://irorio.jp/natsukirio/20141212/187133/


理論(Logic)感情(Emotion)は、表に出てきた際の受け止められ方が異なるのは確かだが、生い立ちやトラウマ、コンプレックスなど、それが思考回路になって感情(Emotion)に影響することから、本能(大脳辺縁系)を除いた「(過去の体験に基づく)思想・思考」に支配されていると言って良い。
大脳辺縁系に直結している五感は嗅覚のみ。それで「香り」の印象は本能的でよく当たるため、女性は男性を体臭で選べば間違いないという説につながっている。女性の方が香りに敏感なのはそのためだとも言われている。
しかし、現代人は香りに鈍感な人が多く、本能が衰えているのではないかと思われ、知識などを司る大脳新皮質の方が発達していることから、日常の大半を占める視覚や聴覚などの情報は、まずは論理的に処理された後に感情が生み出されている。

私はロジカルになりすぎないように、息抜きとしてアロマを嗜む。葉巻やコニャックもその一環だ。

例えば招かれた先の食卓で、賞味期限が切れたものを出された際どう思うかは、先進国の人程強い嫌悪感を示すだろう。
しかし、本来は食物に賞味期限の表記などなく、ヒトがニオイや色で判断し、場合によっては口に入れて判断していた。
この「嫌悪感」とは感情(Emotion)だが、実際には生まれ育った文化・文明によって、目安として表示された「賞味期限」を信じ込んでいる証であり、知識や思考によって感情(Emotion)が影響を受けている。
本来賞味期限表記とは「知能指数」と同等レベルの目安にすぎない。

もう1つの例は、インドは未だカースト制度が残り、毎日のように下の階級の女性がレイプ被害に遭っている。
性的暴行に留まらず、惨殺されるケースがほとんどだ。しかも集団でだ。そして裁かれもせず、相手の男と結婚を命じられることさえある。
ガンジーですら、カースト制度を批判するとヒンズー教そのものを否定することにつながるため、カースト制度には触れなかったという程インドの文化に深く根ざしている。
本来、感情(Emotion)というものが、一般的に言う善・悪、真・偽として生まれながらに備わっているものならば、「罪悪感」によって起き得ない事件だ。
それがカースト制度という人間が作った「形」が絶対的に優先され、罪悪感という感情(Emotion)さえも書き換えてしまうのであれば、これは明らかに、思考・思想=理論(Logic)が感情(Emotion)を支配している証拠だと言って良い。

アロマセラピストを魔女狩りした話にも同じことが言える。思想が他人の命さえも奪っており、その際の「感情」はというと「悪魔(サタン)の仕業だ!」という、今となっては治療が必要な思考回路だ。

「ポリシー」すなわち理念。

イスラム教の人は、例え刑務所に入っていても豚肉は食べないと言われている。
人間の三大欲求の1つである「食欲」さえも上回る理念だ。

日本人にとっては「北枕」などもその一例だ。
私は何も気にしないが(風水では北枕が良いとされている)、科学的な根拠よりも習わしを信じ込んでしまい、北枕はいやだという感情(Emotion)を発し、それを強制されると場合によっては本当に身体に異変を起こす人もいる(思い込み)。
※薬の効能はこの思い込み(プラシーボ効果)を除外するための実験も行う。
しかし元はただの宗教(仏教)の「理論」(哲学)に過ぎない。

こうして理論(Logic)と感情(Emotion)は、「右脳」と「左脳」のように別々のものとして捉えられてきたが、実際には思考こそが人間を司っていると言っていい。

1万円を1万円たらしめているものは法律であることと同じで、22.2円の紙切れを1万円の価値があると疑わなくなるまで思い込むことで成り立っている。
日本人で1万円札を指さして「22円だ!」という人がいれば、大凡変人扱いされ、場合によっては病院送りにされる。

もし通貨の切り下げが起こり、「今日から1万円札は昨日までの100円の価値しかありません。新紙幣の準備が間に合わないので、読み替えてください」と国が通達すれば、我々は1万円札を見て100円の価値だと脳のデータを上書きする反復練習を行うことになる。思い込ませるしかない。マインドコントロールだ。

/*
催眠療法も過去の記憶を上書きすることで「価値の変更」を行う。
自分は無価値だとか、過去の体験によって無価値だと思わされている根拠(思考)を書き換え、前向きにさせるというわけだ。
*/

それが「反射」的に100円分の価値と評価できるようになった時から「当たり前」となって、皆がそうなれば「常識」と化し、1万円札=100円を誰も疑わなくなる時だ。そして世代交代が進み、1万円札が1万円だったことを知る者がいなくなる頃、「恐竜」と同じくらい、「へ〜そんな時代もあったんだ〜」と「無関係・無関心」になる。

この「無関係・無関心」とは、海外の遠い国で今津波が起きて多くの人が犠牲になっていたからといって、夜も眠れず、食べ物も喉を通らない程の不安と心配には陥らないソレと同じで、一方で我が子が高熱を出した、彼・彼女がメールの返信をくれないということの方が大きな問題のように感じる人が多いことにつながる。

物事の優先順位、それは損得勘定でもあり利害関係でもある。
四字熟語で言っていると何かそれらしく聞こえなくもないが、もし片言の外国人に説明するならば、メリット・デメリット、自分にプラスかマイナスかということになる。
突き詰めていくと、非常に身勝手な、自己中心的な「計算」によって人は優先順位を決め、感情を決定付けている。

この津波は私のところには来ないから泣かない。
的な。

残念な気もするが理論(Logic)の裏付けのない感情(Emotion)は、恐らくないに等しい。

ここで本日のBGMを選ぶならば、井上陽水の唄う『傘がない』だろうか。
都会では自殺する若者が増えている
だけども問題は今日の雨
君に会いに行かなくちゃ
傘がない


梅干しを見てジュワっとくるのは、梅干しが酸っぱいと知っていて、なおかつそう思い込んでいるからだ。
生まれて初めて梅干しを見る外国人はジュワっとこないし、毎日酸っぱくない梅干しを食べ続けるとジュワっと来なくなる。
現に私がそうだ。この15年程、酸っぱくもしょっぱくもない、マイルドかつ低塩分(4%)の梅干しを食べているので、昔のような条件反射はなくなった。
※条件反射は後天的であり、先天的にヒトに備わる「機能」としての反射を無条件反射と言う。

こうして反射神経さえ、ただの記憶が元となっていることを考えると、「体験」とは人を大きく左右することがわかる。

女性が「感情的」に物を言い、男性が「理屈」として聡そうとする。よくある風景だ。
「理論的に君の考えは〜」「この問題は、理屈じゃないの!」「いやだって、これこれこうだからあーなってこーなって」「あなたには心ってものはないの?!」

切り口が異なるだけで、2人とも最終系として「脳」のシナプス、いわゆる神経伝達物質の変異について語っているわけだ(笑)。

だからこそ、寄り添い、目を閉じて、お互いのニオイを感じることで、大脳辺縁系の「本能」に委ねてみようじゃないかと、私は思う。

ちなみに、理屈ばかり述べている私の元々の出は音楽(弦楽器)であり、服飾デザインをやってみたりカメラマンをやってみたり物書きになって見たり、どちらかと言えばアーティスト系なんだが。

いや、アーティストって言ってみたかっただけかもしれない。

私は12才の頃バッハにはまり、今でもほぼバロック音楽しか聴かない。
バッハは今でこそ数学だと言われているが、音の強弱のないチェンバロでより多くの芸術を表現するためには、メロディこそが重要だった。そしてメロディとメロディを重ね合わせ、まさに複雑怪奇な数学的なフーガができあがる。
音の強弱がないというのは、安物のオルゴールや電話の保留音のようなものだ。オルゴールや保留音でベートーベンの「運命」を聴こうとは思わない。
強弱を豊かに表現できるピアノが誕生して以来、バッハのような複雑極まりないメロディは影を潜め、より情緒的な嗜好に変わっていった。

バッハには感性がないという人は多分いないだろう。
音楽の父とも言われる偉大なるバッハの感性にケチをつける人はいない。
が、理論(Logic)と感情(Emotion)の話で言うと、バッハは理論的音楽家だ。楽典、対位法を極めた大天才としての。
だからこそ「厳か」なのだろうと思う。聞こえて来ている以上の意味があるから。まだ見ぬ宇宙のようなものか。

音楽界のアインシュタインだ。

どのくらい理論(Logic)的かというと、私が実際にやってみた実験で言えば、統計(前小節でもいい)から予測するアルゴリズムを書きプログラム化する。
基本となる12音階に調性(キー)、キーに対する音階(スケール)、基礎的な和音(コード)など一通りインプットし、バッハの譜面を当てはめる。4小節もあれば十分に予測アルゴリズムは機能してくれる。
サンプルとなる小節が多ければ多い程、予測アルゴリズムの精度は増す。
「フーガ」であればほぼ原曲に近い形で予測演奏させることができる。
バッハの楽曲はパズルのように展開を予測できるということ。

これはバッハの「理論」が破綻していなからこそ可能だと言える。
突拍子もない間抜けな転調を繰り返すような曲はもちろん予測できない。

12音階における連続する2つの音の組み合わせは同音を含めて144種類しかないのだから、「型」があれば必ず分析し予測できる。
恐らくバッハは、今後も引き続き解析され、新しい発見がなされる曲を沢山残しているだろうと私は推測する。

これだけ理論(Logic)的なバッハだが、彼の音楽は世界中の人々を魅了し、300年以上経った今でも愛され続けている。
理論(Logic)と感情(Emotion)を分けて考えることに意味はないと思う、代表的な例ではなかろうか。


いうわけで、10ページ+別冊3ページに渡って「知能」について語ってみた。
言語性知能、動作性知能から、思い込み、偏見、勘違い、屁理屈、そして理論(Logic)と感情(Emotion)と多岐にわたり、可能な限り多くのアングルから分析してみた。

東大首席の山口女史は、本当に私とは対極にある人で、このブログを機に女史の本を読んだことでまた新しいアングルが得られた。

私は普段から思考が偏らないように、逆立ちしてみたり、大声でオペラを歌ってみたり、四本足で知り合い(フレンチブルドッグ)を追いかけてみたり、もはやヒトかどうかさえ意識せず脳に刺激を与え続けている。

アロマはとてもいい。
調香している時、とても豊かな気持ちになれる。例えるなら、お花畑の真ん中にいる白いワンピースの少女のような風景が目に浮かぶ。
ま、それを私がやったらホラー映画よりおっかないことはわかっているし、まだコスプレには手を染めていない。

人間の脳にはまだまだ未知なる可能性が秘められている。
「託されている」という表現でもいいんじゃなかろうか。
そう思えば、与えられた才能を開花させること自体に意義が感じられ、明日への希望と勇気が沸いてくるではありませんか。


そんな本日のBGMは、愛しい人よ by 映画パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(Paganini: The Devil's Violinist 2013年ドイツ)
若手実力派バイオリニストのギャレットはパールマンに師事し、劇中では5億円のストラディバリウスを奏でている。


世の中、ケチの付け合いはやめて、より高みを目指し、お互いを尊重し合い高め合う「向上」の世界になってくれないかなと願ってやまないチャーリーであります。

あとがき。

■現在 10/10ページ。
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■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。 現在ページ。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-19 09:07 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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実は事実でいい。

高級マンションに住むあるご婦人が、エレベーターで乗り合わせた少年(日本人)の足の長さに驚いたというエピソードをご紹介したい。
少年はこのご婦人に「足長いね」と声をかけられると「ハイッ」と応え、「学校でみんなからも言われるでしょう?」と言えば「ハイッ、言われます」と応えた。昔で言うと、何か臭いのかなという鼻の前で手を振るお馴染みの謙遜の仕草「イエイエ」を期待するところかもしれないが、この少年は非常に賢い。そして最後に「カッコイイねぇ!」と言われた少年は、そこで初めて「いやぁ〜、デヘヘ」と照れくさそうにしたという。
足が長いという事実、みんなからも言われるという事実。これは謙遜して覆い隠したりねじ曲げる必要性はなく、事実は事実として事実のまま有り続けたら良い。じゃなきゃ足が目立つ服を着ただけで「自慢している」(すわなち難癖)とか言い出す者にいじめの隙(材料)を与えてしまいかねない。それが嫌で「ギフト」をしまいこんでしまうようになってはもったいない。だから否定せず毅然と事実を受け止める少年は、自分の立場を守る意味でも正しいし、与えられたものへの感謝の意思表示でもある。一方で「カッコイイねぇ!」とは、事実かどうかは関係なく、見た人の主観的な感想であり、一般的に「カッコイイ」とは褒め言葉であるのだから、そこで「照れる」というのはとても常識的かつ正常な反応だと私は思う。
だから決して「可愛げがない」わけではなく、恐らくはこの少年、「事実」と他人の「主観的感想」がちゃんと脳内で区別できているのだろう。私はそう分析する。

何でもかんでも習慣的に「イエイエ」「イエイエイエ」と謙遜するよりも、謙遜した方がいいシーンなのかどうかを考えることも必要じゃなかろうか。

正面きって褒められると、確かにどんな顔をしていいのかわからないという人は多い。
ならば毎日困ってないで、どんな顔をするか「そろそろ考えよう」と思う日は訪れないのだろうかと思う。
訪れないからこそ「イエイエ」をただ機械的に続けるのだろうが、毎日同じ事の繰り返しでいいのだろうか。
そこで褒められ慣れている人は(この少年のように)、「イエイエ」ということが、相手にとって失礼になるかもしれないことも、もう考えた結果なんだろうと思う。

どれだけ勉強しても90点しか取れない友達から、塾にも行かずいつも100点を取ってる子が「頭いいね、すごい!」と褒められた時、「いやぁ、俺なんて大したことないよ」と言ってしまうと、友達の立場がなくなってしまう。ならば「ありがとう。塾行きたくないから授業に集中してるんだ」とでもサラっと言われる方がすっきりする。

謙遜はただ反射的にイエイエ言っていればいいのではなく、相手の立場を考えた謙遜こそが、本当の意味での謙遜であり、本来の賢い日本人の姿だったんじゃないかと思う。

が、事実が事実として受け入れてもらえない環境なのもまた事実。

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東大首席弁護士が教える「ブレない」思考法
仕事に必要な「俯瞰力」の磨き方 著:山口 真由

おすすめの本。
オフィシャルブログ Facebookページ

以下私見でありレビューなので、上から目線に思われたとしても何卒ご容赦願いたい。

大首席卒業、財務省(主税局)勤務、弁護士、ハーバード留学(現在)という経歴の、世の中で言う絵に描いたようなエリート中のエリートだ。しかも美人。見た感じお洒落のセンスもいい。
学歴、学力をまるで重視しない、勉強しない&練習しない私とは対極の人

東大合格者は毎年3,000人強いるが、首席で出るのはもちろん1人だけ。上位n%ではなく、ナンバーワンだ。いわゆる1つのオンリーワン034.gifだ。
女史は、自分はひたすら努力の人だと語っている程、努力の人。地あたまがいいタイプではないコンプレックスの塊だと断言している。
本を読む限り、コンサートピアニストの練習時間よりも勉強時間が長い。
オール優は当たり前、首席を狙って戦略的におまけ単位まで取得したという“策士”でもある。
しかしそれでも「レビュー」でイチイチ批判されるらしく、つい「魔が差して」アマゾンレビューを「読んでしまい」ショックを受けたというエピソードも書かれている。

結局のところ人々は、努力も才能も気に入らないんだなと確信させてくれる(笑)。
だからこそ私の視点を語ってみたくなった。

“もう社会人なのに、8年も9年も前の「東大首席」が未だに自分の代名詞(看板)なのか”と女史は悩んでいるそうだが、メディアというのは「見出し」が必要なので、その見出しを持っているだけ素晴らしい。特にこれといった実績がなく、表紙や帯を作るのが大変な人が多いのだから。
メンサが「IQ 148以上」と標準偏差24値を使用するのも看板の1つだ。標準偏差15値でIQ 130以上と書いてしまうと、知能指数に複数の算出方法があることを知らない人にとってはインパクトがない。そのくらい、「目玉」がないと埋もれてしまう程の情報が混在し飛び交っている昨今、まずは立ち止まってもらうための努力だと思えば看板“仕立て”は重要だ。

そもそも「東大首席」以上の看板を掲げられる人が一体どれだけいるだろう。ブログでさえ3回も書いたら更新が途絶える人が多いのに、ケチを付ける理由があるだろうか。
看板をヒット商品に例えるならば、10年に1回の大ヒットで食べている大御所もいるし、10年に1回しかモデルチェンジしないロングセラー商品もある。
「東大首席」以上の新たな看板を作り上げるには時間もかかって当然だし、デビューアルバムの完成度が高ければ高い程、期待の大きい2作目が大変なミュージシャンの苦悩にも似ている。もはや「総理大臣になりました」くらい言わないと、世間は納得しないかもしれない。
かといって、毎月のようにもっと上もっと上と「新商品」を発表されたところで、ついて行ける消費者の数も限られている。それはそれで「消費」が追いつかない消費者から、どこかで「方向性が違う」とか、「毎月出さなくていいから1年かけてもっといいものを」とささやかれるに違いない。お金が続かないと、全部を購入できていない自分がファン失格かのような気持ちになり(被害妄想)、リリースペースを落としてくれと、相手が自分に合わせるように要求する人は少なくない。ゴルフのハンデのようなものか。累進課税制度のように、潜在的に(かつ回りくどく)弱者を生み出してしまう世の中だ。必然的に強い者が「背負う」ことを求められる(義務づけられている)。

私は純粋にスゲーと思う。
30日スクワットでさえ大変なのに、一人でプラン立てて一人で目標を達成する様は痛快でさえある。

『東大首席弁護士が教える「ブレない」思考法』(2015年)と『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(2014年)の2冊を読んだが、わずか半年ちょっと間に、文体も一目瞭然に洗練されている。
売れてきた人に見られるこなれた文体になっていくのが見てとれる。
私が言うことじゃないが、端から見て確実に成長が感じられる人って、そういるものじゃない。

/*
「アメリカ人は年とともに賢くなるが、日本人は25歳から75歳まで知能が変わらない」という驚愕の研究結果
http://rocketnews24.com/2012/04/11/201873/

大学を出て就職し、3年もすると成長が止まる印象の日本人を裏付けている。
大人になっても吸収し学び続ける姿勢が大切だ。
*/

女史の文章はどこからどうみても文系だが、とても観察・分析力が高く、30才あまりで(おっさん臭さえさせんばかりに)「俯瞰力」の重要性を強くうたうところも、財務省勤務、弁護士という「濃い」経験が活かされているし、思考のバランスの良さを感じさせる。恐らくは言語性知能と動作性知能が均等に発達した(ディスクレパンシーのない)貴重なタイプの人だろう。
※「分析」では、観察し細かくデータを拾い集め、並べ替え、統計から結論を割り出すといった職人的な脳を使い、「俯瞰」は大枠を捉えるためのイメージ力が問われる。カメラで言えば寄りか引きか、脳で言えば右脳か左脳かの違いに似ているし、技師と営業マン、職人とサービスの意見が合わないのは、どちらか一方の考え方しかできない人が多いことに起因している。こだわりと妥当性・合理性のようなもの。

置きが長くなった。
女史をなぜご紹介したかと言うと「才色兼備」と言われるのが本当にだったらしい。
欧米なら「ありがとう053.gifで済むことだが、日本人に多い。
特に綺麗な女性やスタイルのいい女性が「見た目で判断してほしくない」と、あえてその魅力(ビジュアル的な要素)を覆い隠してしまうのは残念だ。
※「ギフト」をしまい込んでしまうのは、人がうらやむプレミア商品を親に買ってもらってクローゼットに放置するようなものだ。
しかし「東大首席」の看板があれば、見た目だけで判断しようにもできない程の威力があるので、本来は気にする必要はない。「それだけじゃない」ことを自分がよく知っているはずだし、知らないのなら自分を説得し自覚した方が楽になる。
冒頭の「足が長い少年」のように、「ハイ、よく言われます」で是非割り切ってもらいたい。

※能力のある人は、見た目で判断してほしくない、東大首席だけで判断してほしくない、と自分自身に対する要求も日に日に高まっていくのかもしれない。自分との戦いだ。

むしろ欧米の社交界にデビューすれば、ハーバードやオックスフォード大を出て、お金も稼いでるし、美人でスタイルが良くて、お洒落でセクシーな女性達をウンザリする程見ることになる。そういう人に限ってピアノやバイオリン、声楽、バレエまで学び、お酒も葉巻もたしなめば、ハイヒールのまま情熱的なサルサを踊り出すような。一体これまでの人生、どこにそんな時間があったの?という程の才能と多彩な感覚を持ち合わせていたりする。
更にはヨーロッパになれば生まれから貴族階級の人もいて、テーブルマナーやシャンパンやワインの知識も持ち合わせ、場合によっては葉巻のカットから点火、持ち帰りのことまで誰に習うわけでもなく、家からそのまま外に出て、社会に通用する人もいる。自宅も晩餐会も大差ない人だ。だから物怖じせず、ただ者ならぬオーラを放つことができる。

※特にアメリカは日本にまるで興味がないので、東大と言っても知らない人がほとんどだし、「東大首席」よりも「ハーバード大学生」の方がスゴイねと言われるくらいかもしれない。

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私にとってのメンサは、オックスフォード発ということもあり、コニャックと葉巻のイメージだ。

/*
例えばハリー・ポッターで有名なエマ・ワトソンは、オックスフォード大学(2位)からブラウン大学へ転入。2011年「世界で最も美しい顔」一位に選ばれている。スーパーモデルのリリー・コールはケンブリッジ大(3位)出でありシャネルのモデルを勤めている。しかも地毛は赤毛らしい(ただ単に私の好みか)。
※()内の順位は世界大学ランキング。

世界大学ランキングTOP100(2015年度版)
http://hot-topic-news.com/world-university-rankings2015


ちなみに「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソンもオックスフォード大出。モンティ・パイソンもオックスフォード、ケンブリッジ大グループだ。
*/


その時こそ「もう1つのギフト」に感謝するに違いない。いや、「もっと他にないのか、私がもらったギフトをどこに隠したカーチャン?」とタンスを漁りたくなるくらいじゃなかろうか。

スポーツ界も同じくだ。マリア・シャラポワを筆頭に、アンナ・クルニコワなど、常時世界のトップ10にいながら、モデルばりに写真集さえ出してみたりする。
一昔前は、アスリートが見てくれにうつつを抜かしていると「技術が衰える」と批判されたものだが、今は違う。
科学トレーニングが進んだことで、アスリート達のスコアは「ヒト」が持つ運動能力のほぼ最高値に達しているため、その「限界」状態をどう維持するか、すなわちメンタル面をどう支えるかの方が重要になってきている。自分との戦いだ。「もうこれ以上は追求しない」と本人が決めた時点で終わりだからだ。そのためには十分な息抜きと、これをやってて良かったなと思えるシーンがとても大切になる。人によってはバカンスかもしれないし、地位や名声、報酬も含まれるかもしれないが、日本ではバカンスで日焼けしている姿よりも練習シーンの方が好感を持たれる傾向があるのも「干渉しすぎ」じゃなかろうか。娘を溺愛するストーカーみたいな父親のようだ。

誰かが最高値に達すると、その練習方法などが分析・解析され、ひいては模倣されて、いずれは周囲も追いつき横並びとなって平均が高くなる。
インターネットの普及で、そのサイクルが猛烈に速くなっている。
よって、ある1つの能力でプロとして稼げる時代ではなく、あれもこれも持ち合わせている人達が上位に名を連ねている。

確かに日本では難しい。
女性が頭が良いというだけでもなかなか風当たりが強く、一番かつ美人で、お洒落なんかしようものなら格好の攻撃の的になってしまう。
だったら、いっそ海外に出るのもいい。

だからこそ今、女史はあえてハーバード大なのかもしれない。
オックスフォード大の方が女史の性に合いそうだが。
諜報員向きのニオイがする人なので、ハーバード在学中にCIAとかに引き抜かれ、3年後に国籍変わりました!なんてことにならないといいが。日本のためを思うと。

女史が言う「俯瞰力」について、特に財務省時代のエピソードを読んで、こんなクイズを思い出した。

【話題のクイズ】自分の帽子の色が分かるのは一体だれ?
http://rocketnews24.com/2013/04/03/312303/

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※内容は記事を読んでいただくとして、下に答えを書くので予めご了承願いたい。

ゲーム理論における「因人のジレンマ」に似ているが少し違うので、「軍人のジレンマ」「諜報員(スパイ)のジレンマ」と私は呼んでいる。
1人しか答えられないし、1人が間違えると全員が射殺されるから責任重大だ。言ってしまった後に「取り消し」なんてできない。

どう考えてもDとAは無理。Bは「Aが赤だからもしかして」くらいのことしかわからず、命がかかっているので発言できない。
全体が見えているのはCしかいない。Dのことが見えていないじゃないかと言うと、そうでもない。
ルールは赤2人、白2人であり、AとBがそれぞれ赤と白だから、残るは赤1人、白1人
Dは壁で見えないからどちらかわからない。ということはC自身も自分がどちらの色かわからない。Dが白なら自分が赤、Dが赤なら自分が白。確定できないから無責任に発言できない
ということは、Cがわからないことが答えであり、それを察知したBが答えなくてはならない
Cが黙っているということは、Aが赤でBが白(だからCは自分の帽子の色を確定できない)ということだ。
Cから見て、AとBの2人とも赤なら、DとCは白だとわかり、C自身が「私が白です」と言える。
Cから見て、AとBの2人とも白なら、DとCは赤だとわかり、C自身が「私が赤です」と言える。

よってこのクイズは、1人1人が全体を見ていないと全員が死んでしまうという「信頼」関係をあぶり出すものだ。
Dは孤独に耐えなくてはならない。壁に阻まれて唯一「何もわからない」人だから。最後まで黙って耐え抜くことが全体のためだ。壁の向こうのA〜Cに託すしかない。
Aも同じだ。壁しか見えない。BとCに託すしかない。
Bは目の前のAしか見えないから、Cに託すしかない。恐らくは丸投げだ。
Cはどう考えても一手に期待が集まっていることを感じるだろう。ただ何も確定できず「黙り込む」ことがBに対する「暗号化された実行命令文」だ。
Bがそれを感じ取れるかだ。
「オイCっ!黙ってないで早く答えろ!」とか「この意気地なしめ!」と怒って自分が山勘で適当なこと言って外れたら全員を道連れにしてしまう。
Cの沈黙の理由を感じ取れるか、「黙っているC」を信頼できるか、暗号化され自分に託されたヒントをBが読み解けるかがこのクイズの肝だ。

しかし、大凡「Cは頭が悪い、決断力がない」と決めつけられて、他の誰かが発言してしまう。

会社で言えば、上司に対し「黙ってないで説明してよ」というようなシーンも多々あるんじゃないかと思う。
黙っていることに意味がある場合もあり、それが全員わかるかというともちろんそうではない。
このクイズで言うD,A,Bに当たる人が、つい何かを口走ってしまい失敗ということもあれば(言葉なんて謝れば済むと思っている人)、まさしく墓場まで正義(沈黙)を貫くCのような人もいるだろう。

4人の命はBの知能次第だ。

会社ではなくとも、ドラマや映画なら、パニクったDやA、またはイライラしたBの発言で皆殺しというシーンで印象深く描かれるかもしれない。
現実社会では、捕虜軍人などはこういった窮地に立たされ、適切な判断を下せなければ隊(組織)を壊滅させてしまうことさえある。
だからこそ軍士官テストには知能検査が用いられ、IQ 130以上の人達が採用される。

先ほどの話と同じく、今の時代、強靱な肉体を持っていれば軍人として優れているというわけではなく、何よりも知能求められている。
その典型例として英国諜報機関のMI6はオックスフォード、ケンブリッジ大出ばかりだし、米諜報機関のCIAやNSAはハーバード大出ばかりだ。

1点だけ集中して見ていると全体が見えず、全体が見えないと、「なぜこの人は今こんな発言をしたのか」「なぜ黙っているのだろうか」さえわからずに、自分レベルの小さな判断を下してしまうことが多い。若いうちは特にだ。

そこが女史が言うところの俯瞰力ではないかと思う。

女史は、学生時代はインプット(吸収)力こそが重要だが、社会人になるとアウトプット(発信)力が重要だと解く。そのとおりだと思う。
メンサでも何でもそうだが、何か役に立つの?どんなメリットがあるの?という質問を度々見かける。インプット型だ。
何か資格を取ってどう役に立つかの質問と同じだ。給料が上がる会社もあれば変わらない会社もある。給料が上がらないなら無意味かというとそうではない。
メンサに入った後、何をするかどう活かすかが自立した社会人としての発想だ。

(アメックスの)センチュリオンカードもまさに同じだ。
「年間37万円も年会費払って、どんないいことがあるんですか?」と散々見聞きした。
「じゃぁ、あなたに月3万円払うから、24時間週7日、いつでも私の電話を取り、用件をこなしてくれ」と言われたらどうだろうか。「3万円で私が雇えるなんて思わないでくれ」と怒る人が多いだろう。
しかしセンチュリオンデスクは月3万円で24時間いつだって10秒以内に電話を取ってくれる。
では、3万円じゃやらないが20万円ならやるという人が出てきたとしよう。センチュリオンデスクと比べて差額17万円以上の働きをしてくれるだろうか。恐らくは違う。
20万円で心を決めるということは、仕事を辞めてこっちに専念しようという人だ。社会的にどういう人材か考えなくてもわかる。それ以上の引きがないということを自ら証明してしまっている。
まだむしろ「100万円くれるならそれに専念するよ」という人なら、話は聞いてみてもいいと思う。どんな能力があって、どんな働きを提供してくれるのか。

そういった思考もまた「俯瞰力」かと思うし、5ページの上位2%の受け止め方にもまた同じことが言える。

ょっと話は飛んで、時として「過激な主張」の中にも事実が垣間見えるという事例をご紹介したい。
6年程前だろうか、ある会員制のバーで、当時人気のあった格闘技で世界チャンピオンになったスター選手が私の近くの席に座った。
彼は気分が良かったのか、女性の話になり、ついには「美人は呼んだらすぐ来るんだけどさ、ブスは決まって時間がかかるんだよ。誘われ慣れてないから準備できてないんだよね」と大声で話し出した。
私は女性を連れていたので、うまくその話が耳に入らないように仕向けようとしたが、むしろその女性が「確かにそう思う」と笑った。
実は私も「そういういい方じゃなくて、もう少し丁寧に話せないのかね」と思っただけで、言っていることには一理あるなと思って聞いていた。

彼が言う「ブス」という言葉はおいといて、誘われ慣れているか否かという点で見ると、日本人女性は確かに準備ができていない人が多い。
※外国人女性は必ず夜用のドレスを準備しているが、日本程ドレスの出番のない国はないらしく、友達や家族に「日本に行く」と言うと、「じゃぁドレスは置いてったら」とさえ言われるそうだ。

「出会いがない」「全然誘われない」
と言う女性は多いが、いざ誘うと「今日の服じゃちょっと」「着るものがない」と言い、「次の給料が出たら買いに行くからそれまで待ってて」となる。
「これからディナーでもどう?」って誘いに、15日後ですか(笑)。
ルチアーノショーでは創業時から、女性スタッフはロッカーに「ディナー用の服」を隠し持っていた。
私はそういう「準備」ってステキだなぁと思う。

まぁ、男性によっては自分が誘っておいて、下手に女性が準備ができていると「生意気」とか言う変わり者もいるので(笑)、世の中的にはいいのか悪いのか何とも言えないが、「誘われ慣れている人がすぐに参加できる」ということは事実だと思う。

さすが世界チャンピオン。言葉自体は乱暴だったが、その観察力、洞察力を持ってしての世界一なんだろうなと私は感じた。

日本人はなかなか回りくどく遠慮がちに話すので、「服がない」と言われると、「遠回しな断り文句なのかな」とこちらも誘わなくなってしまうという、「空気の読み合い」でこじれることが多い。そして誘われなくなった方は、「やっぱりただの社交辞令だったのかな」だめ押しの空気読みをする。

はたまた準備ができていると、「遊び慣れている」とか「誘われるのを当てにしてる」などと言われたりもする。
何でもケチつけりゃいいってもんじゃないってヤツですな(笑)。
そういうのもあって、女性は女っぽすぎないように振る舞わなきゃいけない環境なのかもしれない。

いいものはいい、好きなものは好き、スゴイものはスゴイ、美人は美人でいいんじゃないかと思うが、そうはいかないのだろうか。
何がそうさせているのだろうか。私には未だ謎だ。

次項では再び知能指数をテーマに締めくくりたいと思う。

■現在 9/10ページ。
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■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。 現在ページ。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)
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by charlie-ls | 2015-09-17 11:05 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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知能指数(標準偏差15,16,24の換算表も兼ねて)の出現率をエクセルでまとめてみた。
※エクセルの関数で自動計算させたが、10個程抽出し標準正規分布表と照らし合わせながら、手動計算もしてみた。恐らく間違いはないかと思う。

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標準偏差について、ご覧のとおり、平均の100においては全く同じなので、ほとんどの人に興味をもたれない。120を超えた辺りから上がれば上がる程開きが大きくなっていく。天才系のニュースを読むときに役立てていただきたい。

※「偏差値」も仕組みは同じ。タンブラーに偏差値表を掲載した。

世界標準のWAIS-IIIは161までしか測定できず、「メンサのテストで161〜162の最高点で入会」という「天才少女・少年」系の海外の報道は標準偏差24の値なので、標準偏差15で言うと138〜139あたり。
そもそも160以上を測定するための問題を、誰がどうやって作るのだろうと思う。

子供向けの知能検査は、
知能指数 = 精神年齢/実際の年齢×100
と算出するため、早咲きの子は極めて高い数値を示す可能性がある一方、思春期(13才)に向けて収束する(*A)可能性もある。
※この場合の精神年齢とは、大人びているか幼稚かではなく、知能が何才相当であるかという意味で用いられる。

例えば子供向け知能検査で有名な田中ビネー知能検査Vでは、5才児の平均が119と高い。
知能指数IQと精神年齢MA(得点)の平均値
http://www.mammy.jp/chinou/report_14.htm

16才以降の知能検査は精神年齢を考慮せず、同世代の平均点と比較する偏差知能指数(DIQ)を用いる。

いくつかのアインシュタイン超えIQの天才児の報道を見ていると、5才に向けてIQテストに必要とされる能力を強化するパズルなどを与え(*B)、標準偏差24(Cattell scale)の知能検査を受けさせることで「高スコアを出させる」という、親ばか的な(笑)手法も多少含まれているのではないかと分析している。標準偏差24の値は、高くなればなるほどより高く出るため、見かけ上のインパクトは大きい。

報道の中にはもちろん明らかな天才児もいるので、飽くまでそう感じた記事もあったというレベルだが。

(*A)(*B)IQは生涯変わらないとされているが、精神年齢考慮型の知能検査ならば、他の子供よりもいち早くその能力を発達させることで(すなわち「おませ」な)、一時的であってもIQ値自体は高いものが得られる。13才にもなれば周囲の子供達の成長が追いつき、脳の成長度合いが均されるため、IQ算出上の「精神年齢」という恩恵が得られなくなり、突出した数値は出にくくなることから、収束すると考えられる。

テレビドラマの影響もあってか、「天才児だから人とわかり合えない」という「事情」もよく見聞きするようになった。
が、ただの言い訳に使うのも良くないし、大人になって周囲にまたは社会に「対応」「配慮」を求めるならば、念のため成人知能検査で再測定した方がいいかと思う。「天才児だった」のと「今も天才」は違うからだ。
大切なのは、突出した数値よりも、頭脳と精神性の両面をバランスよく育てることだと、私は思う。でなければ世に出て困るのは当人なのだから。

ちなみにメンサの試験は年齢を考慮しないとされている。

10月01日追記:標準偏差15の場合、100を中心として±15を平均的とする。すなわちほとんどの人が85〜115の間に収まることになる。

09月28日:下記に「フリン効果」を考慮した再計算方法をご紹介している。20年前に標準化されたWAIS-IIIの結果を「現在の値」に換算することができる。
知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。 現在ページ。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。
 追加オンラインIQテストを標準化する。本物の値に近づけたい人のために。
 追加優れた能力は“発信”しよう。自慢ではなく事実を示せばいい。
 追加メンサ会員と東大生はどっちが“強い”のか(笑)。
 追加IQベースの児童英才教育は注意深く進める必要がある。
 追加都合良く曲解されているEQ。元々農耕民族の指標ではない。

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by charlie-ls | 2015-09-16 14:14 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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知能指数とはとてもおもしろい位置づけにあるように思える。
調べれば調べる程、「お金」「容姿」のテーマに似ている。

例えば知能指数を話題にしたコミュニティなどを覗くと、5件に1件くらいだろうか、必ずと言っていいほど「知能指数でその人の社会的成功、人間性までは測定できない」「IQが高けりゃいいってもんじゃない」という発言を見かける。

知能検査とは知能を測って指数化しているだけで、社会的成功や人間性を測定するためには作られていない。
また指数は目安であって、例えば政府が発表する「景気動向指数」が上向きだからと言って皆が景気が良いわけではないのと同じだ。

体重を量って「身長までは測定できない」とも言わないし、ソムリエの試験に合格した人に対し「それで人生うまくいくとは限らない」とも言わない。車の免許取った人に「車が運転できればいいってもんじゃない」とも言わない。もし言うとすれば単に性格悪いだけじゃないか(笑)。

それに比べて、知能指数、お金、容姿というテーマは、何か特別な意味を持つかのような感情、思想を見聞きする。
ほとんどの場合「嫉み・やっかみ」として片付けられているようだが、私はそのまま通り過ぎることのできない何かを感じてならない。

お金は置いといて、容姿と知能は先天的な優劣に大きく影響されるからだろうか。
一般的な世の中では、「持って生まれた才能」(先天性)とは嫌われる(応援されない)傾向があり、一方で生まれた後「努力で手に入れたもの」(後天性)は受け入れられやすい傾向がある。
6ページのダイエットの例のように、努力も認めない人が多いが。

※天才が努力をしないわけではなく、多くの場合天才の方が努力をしているようにさえ思え、熱中して没頭しているので「努力」に見られないだけであり、それは周囲の感性・観察力の問題でもあるんじゃなかろうか。同じく容姿のいい人達が、美貌やスタイルを維持するために、毎日ジム通いなどどれだけの努力をしているかと考えると、先天的なギフトに加え、なおかつ後天的な努力さえも加わるのだから、本来は賞賛に値するはずだがそうはいかないようだ。

日本の均等主義の教育を受けた人ならそうなってしまって当然だろうという「環境」と、「心情」という側面から見れば頷ける点もあることはある。

/*
ドラマや映画、日本ならマンガなども、昔は特に「血と汗と涙の結晶」ものが人気があったが、近年その傾向は薄れ、特殊な才能の持ち主が登場することが多い。この「流れ」の代表例として、マンガの世界では「巨人の星」に対し「キャプテン翼」が非常にしばしば(Very often的な)比較対象として持ち出される。

アメリカのドラマで言うと、例えばナンバーズの「チャーリー」や、メンタリストの「パトリック・ジェーン」、ライ・トゥ・ミーの「カル・ライトマン」、クリミナル・マインドの「スペンサー・リード」「ペネロープ・ガルシア」などが筆頭だ。

最近では「スコーピオン」というドラマの「トータルIQ 700の天才集団(4人組)」というキャッチコピーさえある。実在し主人公となった「ウォルター・オブライエン」はIQ 197とされているが、劇中で「世界で5本の指に入る」という紹介があり、標準偏差16
(Stanford-Binet scale)の値(約15億人に1人)かと思われる。標準偏差15で計算すると約190億人に1人の確率となり矛盾が生じる。しかし、海外の記事では、IQテストを受けたのが9才の時とあり、幼少期向けの精神年齢考慮型の検査だった可能性も高い。
このドラマではIQが高い人はEQが低く、一般の世界が理解できないと演出しているが、実際は育った家庭環境による。アインシュタインがIQ 160であるという説もこのドラマが出所のよう。
※いずれもアメリカのドラマ。

その他、ブラックリストの「レイモンド “レッド” レディントン」や、ホームランドの「キャリー・マティソン」も、「才能」をうたっているキャラではないが、明らかに天性の能力によって「個」の力を魅せつけている。特にブラックリストにおけるレディントンと主役のエリザベス・キーンの関係は、映画羊たちの沈黙の「ハンニバル・レクター」とジョディ・フォスター扮する「クラリス・スターリング」の関係に似ており、非凡なもの同士の「引き合う、惹かれ合う力」にスポットを当てている。クラリス役のジョディ・フォスターがメンサの会員であることもまた趣がある。

この数年の傾向として、「特殊な才能」を持って生まれたことによる「苦悩」を事細かに描写することも少なくない。
*/

が、しかし。
「足が速い」という才能についてはあまり批判も嫉妬もされにくい気がする。
「足の速さ」は、典型的な先天性の才能だと私は思っている。100メートル走において、努力によって15秒から14秒に縮めることはできても、「10秒」になると「可能性のある人」は予め決まっている。バレリーナと同じく、運動能力に加え、体型自体がその可能性を定める要素となっている。
だが「足が速けりゃいいってもんじゃない」とか「足の速さで社会的成功、人間性までは測定できない」という批判は聞いたことがない。

恐らくは、足が速くても儲からないからじゃなかろうか(笑)。
社会に出て「ほぼ使わない」能力だと割り切っている(少なくとも自分と争うことはない)ので、自分の領域を侵される心配がないため素直に受け入れられるのだろうと分析している。

だとすれば、知能やお金、容姿という要素は「関係ない」とは割り切れない、何か自分の領域に踏み込んでくる(存在を脅かす)可能性のあるものとして恐れられている(潜在意識的に)のではないだろうか。その「恐れ」が拒絶反応を生み出してしまい、黒塗りのベンツ=ヤクザのような早く決めてしまいたい(実体を確定させたい)といった心境と類似点があるように思える。陰謀論しかりだ。

そこで「知能」というカテゴリの中の1コマである「メンサ批判」はどうだろう。
「行列推理では知能は測定できない」と言えば確かにそうかもしれない(本来の検証テーマはこれだった)。
ならば「高スコアWAIS-III集団」を創設すればいいんじゃないかと思うが(あれば私も入る)、メンサ以外の高知能団体は出てきては鳴かず飛ばずのままに休止・消滅していっている。それが世の中の現状だから、ならば“「高スコアWAIS-III集団」があればいいってもんじゃない”というアングルの切り替えは見受けられない。

アーティスト達が言う「売れりゃいいってもんじゃない」というソレと同じ感じだろうか。
売れなきゃいいってもんでもないので、元々意味をなさない言葉だ。

例えば、非常に有名かつ巨大な名だたる会社の面接に行き、「水着になってください」と言われたら、なんとなくその会社の方向性と、求められている人材に勘づくだろう。嫌なら断るという選択肢が与えられている。そこで無理して水着になっても(その結果落ちる可能性もある)、入社後の先が思いやられるなら引き返すチャンスだ。一方、水着の方が自信があるという人もいる(この存在を無視してはいけない)。「えっ、スタイルが良ければ入社できるんですか!?」的な。筆記試験はいいが、人前で話すのが苦手で面接が恐怖という人は多い。電車の中手に汗握り、面接会場のドアを開ける手が震えていた人も、水着でチャンスがあるならばとパッと顔が明るくなることだってあり得る。モデル業からの転身なら言うまでもない。

メンサも試験問題を見て「違うな」と思えば、合格しても入会しないという選択肢が与えられている。
必要とされている要素を自分が持っているかいないかだ。

/*
スカイマーク社のミニスカートの制服についても思ったが、私はそれはそれでいいと思う。全員統一になれば混乱はあるだろうが、希望者のみを対象にしていたのだし、別枠でもっていてもいいと思う。
スタイルがいい、顔がいいというのも、地球が宇宙が(神さまでもいいが)与えたギフトなんだから、それを他人が足引っ張って引きずり下ろして、自分と同等以下に押し下げる必要性を感じない。あらゆる能力が公平に評価されるべきだ。
ある力に虐げられて、屈服させられている状況は長く続かない。必ず解放へと向かい、そのエネルギーは押さえ込まれていた時間が長ければ長い程強大になることは歴史が証明している。

さもなくば、いずれとても都合の悪い統計が証明される可能性がある。

美貌の持ち主は高IQという事実が判明
http://rocketnews24.com/2011/01/20/美貌の持ち主は高iqという事実が判明/


私に美貌が備わっていないことは、飽くまで統計上の誤差だと考えていただきたい(笑)。

私の知る美女はなぜか決まってお洒落で頭が良くユーモアがあって性格がいい。
ディナー中に「綺麗だね」と伝えたら、後ろを振り向いて、しばらく見渡して「もう行っちゃった?」と聞いてくる程、自分のことだとは微塵も思わず、決して「美人」を鼻にかけたりしていない人とか。
ルブタンのような高価でとても高いヒールの靴をプレゼントされても、自分の脚が綺麗だからだとは全く気付いていない人もいる。
いずれも私から見れば余裕で上位0.02%くらいだ。
*/


その面接が、自分の思っていたものとは大きく異なっていたとしても、電車賃分ほども価値を見いだせないのならば、それは物事から価値を見いだし、意味をもたせる能力がないだけじゃないかと私は思う。
1万円札1万円の価値にしているものは、決して物質の価値(価格)そのものではない。約22円だから。他に使い道のないただの紙切れだ。
思想、理念が生み出した法治国家における「法律」が1万円を1万円たらしめている
※外に出て見れば、相場が対外貨における1万円の価値を決めている。

だからこそ「面接に行ったら水着審査で驚いた。私は断ったけど、電車賃払っていった甲斐があったよ。お酒のネタにもなるしね!」という人もいる。感性の領域だから。
そしてブログのネタになり、それが拡散され、いつしか出版の話が入り、電車賃どころか会社で働いて得られる給料以上の利益を生み出す人もいる。

思想次第で、物事の価値は変わる。他人との話し合いや多数決で決まるわけではなく、自分の心情こそが物事の価値を決めている。

メンサの行列推理も同じじゃなかろうか。
「これで測定する会なのね」と思えば、そこから先は選択の自由が与えられているのだし、他の団体を創設するのもよし、私のように全額負担でWAIS-III検査を受けてみるのも良し。他人の領域はそのままでいいはずだ。

が、なぜか決まって批判の先には「IQよりもEQの方が重要だ」という流れになる。
恐らくそれは「IQ」は高くて「EQ」が低く、社会に適応できない人に対する当てつけなのだろうが、IQもEQも高くていいんじゃないだろうか。今人類は、どちらか一方を選ぶしかない状況におかれていない。容姿も兼ね備えたスポーツ選手の方が増えている。
少なくとも私はEQテストにおいて、最高点以外どうすれば出せるのかわからないので、どちらで評価・検証されても結果は変わらない。
ただ、そもそも世界標準のEQテストというものはなさそうだから、現時点ではただのアンケートレベルに留まっている。

そう考えると、知能、お金、容姿などについて見られる批判とは、何かしら心の奥底にある感情が言葉になって出てきているように思える。

背が高い人に向かって「身長よりも体型の方が重要だ」というすり替えにしか私には見えない。
もっと言うならば「足が速い」人に「速く走ることよりも、速く考えることの方が重要だ」と言うようなものではなかろうか。
足が速いから考えるのが遅いってわけじゃない(笑)。

余計なお世話ですな(笑)。
人は人。自分は自分。自分の持っている能力を伸ばせばいいはずだが、なぜか他人の能力を扱き下ろそうとする人が多いようだ。

お金の話になると「お金で愛や幸せは買えない」(お金があればいいってもんじゃない)という発言が出る。
容姿の話になると「顔なんてすぐ飽きるから、人間は心よ」(容姿が良ければいいってもんじゃない)という発言が出る。
同じようにIQの話題では、「IQじゃ●●は計れない」(IQが高けりゃいいってもんじゃない)という発言が多い。

どこかで偏見、思い込み、勘違いが入ってしまったんじゃなかろうか。

お金と聞いて「幸せは買えない」と浮かぶ人は、恐らく誰よりもお金を過大評価している
「陰謀論」のほとんどがアメリカが首謀者になっているソレと同じくらい。
アメリカならそれを実現できる可能性があると信じている証拠だ。或いは自分は信じていなくても、世間はアメリカならやりかねない(できる)と思っているという「強大なアメリカブランド」に便乗している。「シエラレオネ共和国の仕業だ!」(世界一貧乏な国と言われている)という陰謀論はまだ聞いたことがないことから、それだけ世の中ではお金があれば何でもできると信じられているのだ。

/*
陰謀論支持層については下記のブログがとてもわかりやすい。「黒塗りのベンツ」論で言えば、黒塗りでもピンク塗りでもベンツを購入できる家族ならば、黒いベンツを見てヤクザだとは思わないことと同じだ。

陰謀論への支持と年収の関係から見えてくること
http://k-kaya.com/archives/1040

*/


お金は道具であって、そもそもが愛や幸せを買うためのものではないし、愛や幸せという商品は売ってない。
※これはセンチュリオン(カード)ならミサイルも買える」「利用限度額がない(無制限)」という話に似ている。

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©DESIGNING 007 50 YEARS OF BOND STYLE
センチュリオンチタンカードとメンサ会員証(いずれも自前)。
お馴染みロンドン3丁目(笑)の女性が、“007” 50周年を記念して発売された限定本を、英国MI6(SIS)本部周辺の書店で購入して送ってくれた(笑)。貴重なダニエル・クレイグ扮するボンドのパスポートが掲載されている。ボンドも米アメックスのセンチュリオンカードを貸与されているがメンサの会員ではない。しかし私より背が高く、私よりも足が速い。


何に幸せを感じるかというのは、その人の感情であり、そこには生い立ちや考え、ポリシーなどが大きく影響する。
一生独身で愛はいらないから、ケーキを沢山食べられれば「幸せ」という人もいるし、自分の憧れていた車やバイクを買って、毎日「磨く」ことが幸せという人もいる。

「人生ケーキじゃない」「人生バイクじゃない」と言い出したら、それは単に他人の趣味・嗜好にまで踏み込んでいってケチつけているだけだ。

「容姿」すなわち「美人」(「ハンサム」でもいいが)についても同じだ。
「顔なんて、毎日ずっと一緒にいると飽きるよ。人は心」というおきまりのセリフ。確かに顔だけ見てればそうかもしれない。でも顔も良かったからって怒りはしない。決して顔では選ばなくても、顔も良いからってお引き取り願ったりはしない。毎日毎日おもしろくて読んでいたブログの著者が、たまたま美人だったとしても「そんなことなら、もうこれっきりで」と読者登録を解除する理由にはならない。

/*
この視点は「ベジタリアンと出された肉料理」(しまった、まだ書いてなかった)に詳しい(はずだった)。
アレルギーの人や宗教で食べない人は仕方ないとして、自らの意思としてベジタリアンになった人達に、私はいつも問いかける。
「なぜ肉を食べないのですか?」
「食べる(生きる)ための狩りと違って、今は人間の食欲(贅沢)のために意味も無く動物の命が奪われています。それに違和感があって」という人が多かった。
私は更に質問する。
「わかりました。お店に1人はベジタリアンだと伝えました。でももし間違えて肉料理が出てきたら食べずに捨てますか?」
多くの場合「食べずに捨てる」にひっかかってしまう。
もちろんレストランでディナー中、お皿から袋に移して、恵まれない子供達のところへ持っていくという選択肢はないに等しい。
「その場合は食べます。捨ててしまっては生命を粗末に扱うことと同じですから」という人と「絶対に食べない(店が悪い)」という人と、そのまま返事に困って考え込む人といる。
もちろん私は困らせたくて質問しているんじゃなくて、どういう思想なのかを知りたくて聞いている。
返事に困った人は「捨ててしまったら一緒ですもんね」と考え、そこから話が弾む事が多い。とても充実したディスカッションができる。
拒否していた理由は何だっただろうかと原点回帰する。
プログラミングで言う回帰処理(再帰呼び出し)思考と呼んでいる。思考途中で何度もスタート地点を呼び出し、本来の目的に沿った思考かどうかを照合していく。
*/

一方で「心(性格)」一瞬で飽きられてしまう人が妙に多くないだろうか(笑)。
いや、そっちの方が多い。
仮に同じ比率だったとしても、美貌の持ち主は次から次へとファンが出てくるのに対し、心に魅力のない人は、待てど暮らせど一向にファンが現れない(笑)。

※私は背も低いし、男として見た目で勝負に出られる要素がない立場として書いている。

「あなたの声がききたくて」「あなたと話がしたくて」と連絡をもらえる人が、どのくらいいるだろうかと考えると、想像の範囲でしかないが上位2%じゃないかと思う(笑)。
ならば美人(ハンサム)から話題を「心」にすり替えたところで、何が待っているのだろうか。

もし単に自分の得意領域に差し替えたいだけだとすれば、それはただの自分勝手だ。相手を受け入れた上で、自分の得意な分野について語るならまだしも。パーティーで自分が話題の中心じゃないと気が済まないタイプだ。

こうして考えると、いい人は沢山いるが、そこまで魅力的な人ってそういない気がする。
実際に本当に惹かれるような人って50人中1人くらいかもしれない。結局自分が感じる魅力の上位2%だ。

というわけで私は思う。
どの分野であろうとも大凡上位2%が「目立つ」存在なんじゃないかと。
ならば、自分の持つ能力をひたすらに伸ばせばそれでいいんじゃないかと思う。

/*
今は存在しない職業への準備――「21世紀型スキル」
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120508/1048402/


「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」とある。今はスポットの当たらない能力であったとしても、この先どうなるかわからない。
*/

こうした、「潜在的な感情から発せられる矛盾した言葉」については、世界最高IQかつメンサ会員(List of Mensans)のマリリン・ボス・サバントの「イヤホンの話」がわかりやすい。

IQ世界一を誇るマリリン・ボス・サバント!IQの高い人間は世界がどのように見えているのか
http://bright-magazine.com/knowledge/545/


イヤホンで音楽を聴きながら車の運転をする娘に、母親は「危ない」と注意した。すると娘は「ラジオを大音量で聴いてても同じでしょ」と反論する。すなわち運転中のイヤホンとスピーカーの音はどっちが危ないかの議論だ。
そこでサバントは答える。
内容は記事を読んでいただくとして、イヤホンを選ぶ理由があるからスピーカーで聴かないわけだ。
娘は潜在的に(或いは完全に)イヤホンとスピーカーの違いを認識しているからこそイヤホンを選んでいるのであって、同じでしょ?という反論は理屈(笑)に過ぎない。
※改めて文字で見ると凄い言葉ですな、屁理屈(笑)。

でも世の中、この理屈によって議論がかき回され、若手を混乱させ(最後は呆れさせ)、テーマがすり替えられている。

6ページの宝くじの話に似ている。
「世の中お金じゃない」と言いながら、「宝くじが当たったら全ての運と過去の積み重ねを使い果たす」と怖がる。
宝くじが自分の生きてきた人生以上の評価だ。
そうじゃないでしょうと私は思う。本人が思ってるんだからしょうがないが。

もしコスト削減の会議などで、「君が40年働いても3億円を稼ぎ出すことはないだろうから、君をリストラして、浮いた給料を宝くじの購入に充てることにするよ」と言われたら、恐らく猛烈に怒るはずだ。
でも自分で自分の人生は宝くじ以下と思っているなら受け入れなくてはならないことになる。じゃなきゃ価値以下のものの押し売りをしていることになる。

残念なことに、リストラで浮いた給料の範囲内で宝くじを購入すれば、毎月確実なコスト削減が約束され、なおかつ確実に夢を見続けられるという点も約束される。宝くじは非課税だから3億円当たれば6億円以上の収入を得たことに等しい。

/*
3億円の現金収入があれば、所得税と住民税併せて55%が課税されるため、手残りは1.35億円。だから非課税の宝くじが3億円当たると、6.66億円の収入を得た際の税引き後手残り分に値する。
*/


「感情的矛盾」は宝くじでも見られる。
サッカーくじBIGは1等当選金が6億円非課税だから当選金は全部自分のもの。後日課税されることもない。
※不動産を買えば不動産取得税、固定資産税がかかるが、それはBIGの当選金に課税せれるわけではないので別枠。

もし仕事で得ようとすると、税引き後の手残りが6億円になるには13.3億円稼ぐ必要がある。
※BIG公式サイトで「年収2,000万円が30年間」という表現があるが、合法的に課税されない収益源が他にないことを考慮すると、あれは厳密には間違いで、年収2,000万円だと33.693%の所得税(もう少し複雑な計算だが)と10%の住民税、併せて43.693%が課税されるため手残りは1,126万円。よって非課税のBIGで6億円が当たると年収2,000万円の給与所得者相当の生活が53年間できることになる(各種控除は考慮していない)。

個人情報保護法が成立し長者番付が廃止された最終年2005年版の所得税納税額(住民税10%は含まれていない)と見比べてみた。

高額納税者(2005年版)
http://www.geocities.jp/glay_inui/nouzei2005.html


BIGの6億円=給与所得13.3億円を同義として考えると、所得税額が5.985億円(住民税別)の人と同じだから、それを超える人は2005年の番付の上位22人しかいない。
1.273億人の人口がいる日本における22人とは0.00001728%だ。
一方BIGの1等は1/480万の確率なので0.00002083%だ。

何と、BIGの方が簡単だという事実。
BIGはほぼ毎週1等が出ているからチャンスは毎週、10口買えば当然当たる確率は10倍になる。
※これはルチアーノショーで入社初期の頃に投げかけられる問いだ。
※ちなみに宝くじは1/1,000万の確率(0.00001%)。

が、世の中はどうだろう。
「俺は事業を始めて、13.3億円稼いでやる!」(給料でそれだけ取れるということは、少なくとも事業上の売り上げはその2倍以上が必要だろう)という志の若者と、「私は毎週BIGを買って6億円当てるわ!」という人のどちらを応援するだろう。
私が知る限りでは前者が応援される。

例え無謀であったとしても、知性より努力の方が認められやすいという点で今回のテーマに近いかと思う。
人は事実やデータよりも、自分の感情を優先すると言える。

前者が応援されやすい他の理由として、「13.3億円にはならなくても毎月100万円にでもなれば十分。それに比べ宝くじは当たるか外れるかしかない」という考えもある。また一度軌道に乗れば、当年のみならず翌年も翌々年も同じようなサラリーが得られるかもしれない。しかし、それは儲かる、儲かり続ける方向に考えた場合であって、上手くいかなかった時のことを考えると、雇用や家賃など、自己都合ではすぐには切れない経費がかかっていることを考慮する必要がある。その点ではBIGは「買わない」という選択にいつでも切り替えられるので、損失は少なく済む可能性が高い。
更には、初期投資を回収し、自分の給与(役員報酬)が取れるようになるまでの年数(そこに割く労力)などを加味すると、普通のサラリーマンをしながらコツコツとBIGを買うことも、あながち無謀ではない「挑戦」にも見えてくる。

/*
(A)月給20万円の人の所得税は10.45%。
(B)月給174万円の人の所得税は40.84%。
(C)月給357万円の人の所得税は45.945%。
3者とも住民税10%が別途課税されるため、20.45%と50.84%と55.945%の税金を払うことになる。
(B)(C)は1年の労働のうち半分の182.5日以上はお国のために働いていることになる。一方(A)は74.6日間のみだ。
本来、高額納税者とは批判されるべきものではなく、賞賛されなければならない立場にあるし、税収は高額納税者に頼り切っているため(上位20%が半分以上の税金をまかなっている)、
「格差」とは累進課税制度を望んだことによる結果でもある。一言で言うと囲われているのだ。よって先進的な層はフラット・タックス制度を支持している。
*/

このように、思考が一方向に傾いてしまうと何も見いだせないため、多くのアングルから検証する必要がある。
そのためにディスカッションが有用なはずなんだが、ハーバードやオックスフォードのような卓越した議論方法が浸透していない日本では、大凡感情論で終結してしまうことが多い。

そんなわけで、今頁では知能と感情という観点でありました。
次項は私と対極にある「東大首席」の言う「俯瞰力」について検証してみたい。

■現在 8/10ページ。
◀前のページ「言語性知能。片言の外国人との会話から考察。」へ。
▶次のページ「東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。」へ。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。 現在ページ。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-15 09:08 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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既にお察しかと思うが、私の興味はもはやIQでもなんでもなく(笑)、統計(と傾向)だ。
IQという切り口から入っているだけで、納税額でも所得でも色盲でも、統計から面白そうな傾向が読み取れたらテーマは問わない。どうやら私は統計マニアのようだ。

/*
アメリカのドラマ「クリミナル・マインド」において、ドクター・リード(IQ 187)がバーで女性をくどく(仕事の)シーンにおいて「女性と何を話していいのかわからない」と同僚のデレク・モーガンに相談した。「自分の得意なテーマを話せ」とアドバイスをもらったリードは「統計学!」と言う(笑)。モーガンは「やめとけ、オレを信じろ。それは絶対にやめろ」と言う(笑)。そして手品に落ち着く。その点私は話題で悩んだことはないので、統計オタクではないようだ。
※IQ 187ということは恐らく標準偏差24値ですな。
*/


今回はこんな記事から。

ギリシャ型は知能指数が高い? 高IQ集団メンサ会員の80%はギリシャ足
http://omoroid.blog103.fc2.com/blog-entry-649.html


日本のメンサ会員の足を調べたのは、脳科学者でありメンサ会員の中野信子さん。
すぐに自分で調査してみるってところがいいですな。

動作性行列推理のように、規則性、法則、共通点を見いだし、データ化することはとても大切だと思う。
今でこそウイルスのゲノムが解明されているが、昔は統計で薬を作るしかなかった。咳が出る人はこう、くしゃみが出る人はこう、両方出る人はこうといった具合に。「確率的に効く可能性が高い」という考え方。今では生まれた時から何でも目の前に「商品」としてあるものだから、自分からデータを拾い集めて統計化しようとする人が少ない。

ちなみに私の足もなんちゃってギリシャ型
長さ自体は人差し指の方が明らかに長いが、もっと下の方から生えて(?)いるので、親指より上に出るのは少しだけ。

/*
カバーページでご紹介した『知能のパラドックス』に、知能が高い人は「エレベーターミュージックが好き」と書かれていた。
私の場合好きな曲が流れていることはほとんどないが、常に記憶していて、食事の際に「さっきの曲」と言っても誰も覚えていないことが多い。
赤坂ルチアーノショーでは、店内BGMとは別に、エレベーターホールとお手洗いは異なる曲が流されていた。
*/

その他、こんなデータも。

大学研究チーム「歯を失うと記憶力が低下する」
http://rocketnews24.com/2013/07/01/344112/


スウェーデン頑張ってますな(お隣のノルウェーも)。
こういう関連性って、人間が誕生した時には既にそう設計されていたのだろうから、気付くか気付かないかだ。
今できたものでも突然降ってきたものでもなく、人間はそれに気付き、理解しようとしているだけ。でもそれが大きな前進であり進化だと思うと、気付きって本当に大切で偉大だ。


もそものテーマ「知能」について、私が言語性知能をあまり重要視しないもう1つの理由がある。
※私の場合、言語性と動作性に開きがなく、言語性の恩恵も受けている(「わずかに聴覚優位の可能性」という検査報告書から)ことも理解しているため否定する理由はないが、知能検査における有用性はあまり感じない。

例えば、自分は頭がいいと思っている人。例えば高学歴であるとか。
※勉強して暗記して知識があるのと、頭が良いのはまた違う。
そんな人が片言の外国人と話すとおもしろいことになる。
なぜか日本人と話す時のまま、熟語それも四字熟語を使って話そうとする。
肝心な笑いを取るところで難しい言葉を使って説明に時間を取られ間が空く。
通じるわけない言葉だろうと、何度聞き返されても、さらに他の熟語で返答する。
しまいには大きな声で話すようになる。

知らない言葉はボリューム上げても通じませんよ034.gif

私みたいに英語わかんない者が、英語の曲のボリューム上げても歌詞が聞き取れないのと同じだ。
片言の日本語ということは、小学校低学年の子と話すような言葉を選ばなくては通じるはずがない。
それは言語能力(言語性知能)が低いのではなくて、相手はまだ日本語を勉強しだしたばかりなのだから「知らない」だけ。

日本に来て日本語を学ぶ外国人は、まずひらがなを習う。これこそが日本語だから。
そしてカタカナ。日本人が作ったから。
あとローマ字の読み方。あれも日本式だから。
※ローマ字は英語で「romaji」であり、日本語のあいうえおをそのままアルファベットに当てはめているだけなので、通常の外国人には通じないが、日本語を勉強した外国人や、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語のように母音がはっきりした言語を話す人達には、比較的読み取りやすい(発音を確認しやすい)。

ちなみに絵文字は海外で“emoji”だ。日本発だから。

それに対し「熟語」はほとんど音読み漢字の羅列
例えば「東欧」(とうおう)。
片言の日本語の外国人と日本語で話す際「東欧出身の方ですか?」とか言わずに、字のまま訓読みで「ひがしヨーロッパの人ですか?」と聞けばとりあえず通じる(「欧」自体当て字なので「ヨーロッパ」に置換)。
通じなければ「ヨーロッパのこっち→のほうの」(北半球にいれば「→」)とジェスチャーを加えることで、「はい、イースト・ヨーロッパ、そうです。ルーマニアからです」といった具合に返ってくる。

漢字は元々中国語であり、日本の入国管理局の書類にも「Chinese character」と書いてある。日本人に名前を漢字で書いてくれと言う時は「Chinese characterで」と言う。「中国文字」だ。「和字で書いて」ではなくて。

だから外国人が漢字を習うのは最後。もう1つの外国語だから。
アメリカに行って英語勉強しながらC言語も学ぶような感じ。
そりゃ大変だ。だからほとんどの外国人が後回しにしたまま漢字は勉強しないことが多い(笑)。

/*
インターネット上の議論では、日本人が何かやらかして世界的なニュースになると、何でもかんでも「在日」(特に朝鮮、韓国、中国)で片付けようとする人がいるが、こんなデータもあるのでご紹介する。

保守的、差別的な人ほどIQが低い傾向が明らかに
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150723/Buzzap_30249.html


mtDNAミトコンドリア・ハプログループ(mtDNA)で言えば、6〜7割の日本人は朝鮮半島、中国にルーツを持っているため(半島、大陸経由と呼ばれる)、そこ(在日3カ国)を批判すると、結果としてブーメランのように自分のmtDNAを批判することになるのではないかと思う。だから賢い批判方法とは言えない。少なくとも60兆個のエネルギー源と、二酸化炭素の放出源が同じ「型」だということ。もしかすると体臭も似てるかもしれない。

mtDNAは母子遺伝なため、お母さんのお母さんのお母さんのお母さんと辿っていくと最初のお母さんにたどり着くことから、アメリカを中心に検査・統計化が進み、ここ15年程「人類のルーツを探る」系の書物や特集が増えている。起源はアフリカのL3型というハプロタイプだ。google創業者の奥さんが3年程前に始めた遺伝子検査サービスでも調べられる。

ちなみに私のmtDNA「F」(F1)型はヨーロッパ人型(日本人の3〜4割、F型は約5%)なので、L3→N→R(ここで枝分かれ)→F→F1という具合に分岐しており、ルーツ的に言うと(何万年という単位だが)L3からMに分かれたアジア人よりもN系のヨーロッパ人の方が近い。6年程前に遺伝子検査を受け判明した。中国南部に分布しているF2系とは異なり、完全マレー系(南方経由)の日本上陸組だ。外国人女性達と踊る(揺れる)と、他の日本人と体臭が違うと言われることが多い。
*/


しかし、こういう(熟語を使う系)人に限り、“オランダ”を「オランダ?」(尻上がり)「オンダ(アクセントの位置変えて)「オランダに行ったことありますか?」(結局日本語)と声が大きくなっていく。
オランダをどう発音してもボリュームを変えても、エフェクターをかけてもエコーを効かせても通じない。
「Nederland」(Netherlands)だから。
オランダから来た人にならオランダで通じるだろう。日本で母国が何と呼ばれてるか最初に確認するから。
でもそれ以外の国の人に、オランダをオランダと叫んでも通じない

こういう熟語→ボリュームアップは、決まって高学歴な人に見受けられる。
多分、当たり前のことが当たり前に通じず途中でイライラしてくるんじゃなかろうか。だとすればこれも前項に続いて「感情論」の領域だ。会話が成り立たないんじゃなくて、成り立たせる気持ちがない、自分の言葉で通じさせないと気がすまないとか。
※かといって英語で話そうとはしない。ま、オランダという単語でつまずいてしまうと仕方がない。
仮にどんなに言語性知能が高かろうとも、そんな人を見て私は頭が良いとは思わない。
一言で言えば、日本人以外に通じない能力でしかないし、もしかすると日本人にも通じないかもしれない。

難しい言葉を使って喋るのがスゴイんじゃなくて、どんな人にでも通じやすいしゃべり方ができる人をスゴイと思う。
いろんな例えができて、相手が日本人でも片言の外国人でも通じるように巧く話せる人。
巧く。匠(たくみ)。それが「応用」であって、国語や語学の勉強の成果じゃなかろうか。

ただの「記憶」(知識)は、使いこなさなければ、置いてあるだけのパソコンと同じだ。
記憶(メモリ)とは操作する人次第でいかようにでも料理できる。

だから言語性知能は知能ではなく後天的な知識だと思う。
知能は知識を制御する方。

/*
カバーページでもご紹介しているが、行列推理に必要とされる空間生知能、論理的推理能力においては遺伝が占める割合が7割を超え、一方で言語性知能は唯一10%台であり9割は後天的なものだ。

「知能指数は80%遺伝」の衝撃
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20120118/296619/
*/

外国人の買い物なんかに付き合うと、そんな接客ばかりを見ることになる。
「在庫を確認して、ご連絡差し上げます」「今年は猛暑らしいですね」「お正月は帰省されるんですか?」
日本に住んでしばらくすれば「確認」「連絡」は通じる人も多いが、「在庫」とか「猛暑」とか「帰省」はもうちょっとわかりやすくならんかねと思う。音読みばっかりだし。
接客用語で話すことが正しいサービスだと「覚えた」だけで、考えて接客はしていない。と私は思う。
敬語で話していれば失礼はないと覚えただけで、考えては話していない。と私は思う。

これが詰め込んだ知識と頭の良さは違うと思う根拠。

「ストックをコンファームして、わたしテレフォンあなた、スーン!030.gif
って言ってほしいんじゃないが、もしそんな人がいたら性格は良さそうだなと思う(笑)。
比較的、それほど高学歴じゃない人に多い気がする。
仮にIQは高くなかったとしても、接客した相手を気分よくさせるはずだ。
ひいては会社のためになり、自分のためになる。結果として賢い。
それこそがサービス業における知能じゃないかと私は思う。

何がないからダメだじゃなくて、あるものでどれだけ何ができるか
シーザーサラダみたいに。

最終的に伝えたいことが伝わるように話せる人が「賢い」と思える。
例え相手が外国人であっても。

/*
それはもちろん相手の母国語で話せたらスムーズだが、日本に来て日本語を学んで、片言の日本語で話しかけてくる外国人は、日本語で話したい(勉強したい)と思っているのだから、相手の母国語で話すのは「私があなたに合わせる方が早い」(自分でやった方が早い)の考え方。

ちなみに、外国人と話す方が意思の疎通がうまくいきやすいという説を聞いたことがある。
難しい言葉や表現がわからない分、イエス!ノー!など、誰が聞いても他の受け止め方ができないようなコミュニケーションになるかららしい。私もそう感じることが多い。日本人同士では、遠回しかつ遠慮がちに、行間を読み取りつつ空気まで読んで、更には謙遜しながら顔色を見てTPOをわきまえながら自分の立場を考えて社交辞令を言う、とても難しい会話をしているので、そもそも日本人同士も通じ合っていないことが多い。色がわからないシーンにおいても同じことが言える。
*/

そこで「知性」が「個性」としての要素を持つ場合、それが邪魔してダイナミックなことができない人もいる。ルー大柴みたいなしゃべり方は柄じゃない的な。
でも相手は柄とか模様は気にしていない。
そこで相手が一瞬笑ったとしても、後からじわじわとその「わかりやすさ」が伝わり、いつか手を叩いてくれれば、結果として「あの人の話はわかりやすい(聡明な人だ)」と印象づけられるのだからそれでいいと思う。

自分の成長過程を思い出せば相手にどう接するべきかわかる。
ピアノを習いに来た3才の子に、(フランツ・)リストを弾いて聴かせて「わかる?」とは言わない。
バイオリンを始めたばかりの生徒に、(ニコロ・)パガニーニを弾いて聴かせて「こういうことよ」とは言わない。
自分がそんなことされても困るし、子供相手に初心者相手にそこでドヤ顔しますか的な。

人を育てない人ほど「見て学べ」という。
見て解る範囲のことしかなければ、3ヶ月も経つと全員辞めちゃいますな。

私が感じる「頭がいい」は、たくさんのアプローチができる人だ。
タバコとか煙が嫌いなスタッフが葉巻を勉強したくなるような。嫌な思い出からお酒嫌いなスタッフがソムリエになろうと決心するような。ファッションに全然興味がなかった人がお洒落をしたくなるような。メイクなんて「無駄」と思っていた女性が、会社帰り密かにデパートの化粧品売り場に向かってみたくなるような。

「喋りが上手」とはまた違う。
魅力を感じさせるアプローチができる人といった感じだろうか。

そう。それこそが、私がブログを書くということを通じて、学ぶべきところなのだ(一人で納得)。
というわけで次項では脳と心について語ってみたい。

■現在 7/10 ページ。
◀前のページ「知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?」へ。
▶次のページ「知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。」へ。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。 現在ページ。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-10 11:05 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
ルチアーノショー寄稿ブログ

どうしてもスウェーデン・メンサの会員数の多さ(人口比)が気になって仕方がなく、いろいろと調べて回っていたところ、あるところで国別のノーベル賞受賞数とメンサ会員数について質問している人を見かけたので、おっこれは005.gifと思い自分でまとめてみた。

f0337316_20422273.png
2015年10月05日19:46 日本のノーベル賞受賞数とメンサ会員数を更新し、一部抜けていた国を追加した。


赤く色づけしたところは、米英と比べ、人口に対するノーベル賞受賞者数比率が高い国だ。
ロシアを含め旧ソ連圏にはメンサはまだない。

各国メンサの会員数は、それぞれのオフィシャルサイト、各国語版Wikipedia、google、日本語版Wikipediaの順に参照し、最新のものを入力した。
各国の人口は、2014年のもの。

ノーベル賞受賞数はWikipedia(List of Nobel laureates by country)から得た。

いやはや、スウェーデン、スイスの対人口ノーベル賞受賞率とメンサ会員率は極めて高い。
スウェーデンにおいては人口は日本の13分の1、メンサ会員数は2.7倍。スイスも人口は日本の16分の1だがメンサ会員数は55%だ。
さすがノーベル賞主催国だけあって、国民の知的意識も高いのかもしれない。

スウェーデン、スイスは、世界のIQランキングでは10位(日本3位)。

日本のIQは平均105!世界で最も「IQが高い国」トップ10
http://suzie-news.jp/archives/2768

知り合いの女学生がスウェーデン・メンサの会員であることを知ったそのときから、スウェーデンという国に注目するようシグナルを受信していたのかもしれない。

その他、オランダの行列推理(RPM)能力の伸びも興味深い。同じくメンサ会員数が多く、ノーベル賞受賞数が多い。


09月27日追記:下記記事によると、ノーベル賞受賞者の平均IQは145とある。

「天才になる遺伝子」についての研究結果
http://wired.jp/2015/09/05/genius-dna/


残念ながら記事の精度が低い。IQ 170の出現率について日本語版では0.03%と書いてあり、原文であるイタリア語版はパーセンタイルで99.97%と書いているが(表記方法が違うだけで一致している)、研究元であるキングス・カレッジ・ロンドンがネイチャー(Nature)誌に発表された英語原文では0.0003と表記されていて、二桁違う(パーセント表記はなく分布におけるとある)。論文中のグラフでは標準偏差(s.d.)15の表記があるが、私の出現率表だと0.0001531%であり単位が「%」であることは間違いなさそうだが、誤差がある。標準偏差16であれば遠くない値だ。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。 現在ページ。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。

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by charlie-ls | 2015-09-08 23:10 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ

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