ルチアーノショー寄稿ブログ

クリスマスプレゼント024.gif「和」精油の柚子(ゆず)をもらった。学名はCitrus junos
和精油は「シソ」以来2つ目。
11月末頃からこの時期にしか採れず、搾りたてのホヤホヤだ。高知県産。いや、柑橘類に多い圧搾法ではなく、水蒸気蒸留法だから「蒸したてのホヤホヤ」だ。
圧搾法だと香りは活かせるものの、不純物が混ざり、精油の持ちが短くなると言われ、一方水蒸気蒸留法はその点をクリアするものの、熱に弱い成分の抽出には使えないとされている。また光毒性はなくなる。

いい香りだ。
ホンモノそのもの。

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早速成分分析表(エッセンシャルオイルにはロット毎に用意されたものが毎回添付される)を眺めてみた。
Limonene(リモネン)74.87%は柑橘類ならではだ。
リモネンの効果・効能は次のとおり。

リモネンの健康効果(リモネン | 成分情報 | わかさの秘密
◎リラックス効果
◎覚醒効果
◎ガンを予防および抑制する効果
◎ダイエット効果
◎育毛を促進する効果・抜け毛を予防する効果
◎食欲増進効果


アロマ業界的に言うと(リモネンを含む精油 | アロマオイル効能ガイド)、
鎮静作用
血行促進作用
胃腸の蠕動運動促進作用
抗結石作用
抗菌作用
抗ウイルス作用
抗がん作用


次にγ-terpinene(ガンマテルピネン)が9.64%。

モノテルペン炭化水素類に分類され、主に静脈強壮作用、鬱滞除去作用があるとされている。

ティートゥリーにも18%前後含まれているので、作用・効能は想像に難くない。


γテルピネンの作用
抗ウイルス作用 (ウイルスの繁殖の不活性化)
抗カンジダ作用 (カンジダ真菌抑制作用)
脂肪分解作用  (脂肪を分解)
抗酸化作用 (酸化を抑制 活性酸素の増加を抑制)
静脈強壮作用  (静脈を強く元気に)
鬱滞除去作用  (皮膚内部に滞っている水分、老廃物、リンパ液などの滞留を取り除く)


抗菌はもちろん、抗ウイルス、抗真菌作用があり、脂肪分解作用もある。


ココ重要ですな。脂肪が燃える系。


柚子精油は、リモネンが持つ脂肪燃焼作用と、γテルピネンの脂肪分解作用の相乗効果で、これまで最も脂肪融解作用が強いと言われていたグレープフルーツの数倍の力あがあるいう文献を数ヶ月前に読んだばかりだが、その資料が見当たらず今探している。

私は元々柚子が苦手で、柚子ポン酢の香りを吸い込むと、喉から食堂にかけてアレルギー反応ではないかという、「喉が閉まる」ような反応が見られた。いつも。
が、このエッセンシャルオイルを7回程深く吸い込んでみてもソレは起きず、どうやら柚子「風」の何かに反応していただけなようだ(笑)。

その他αピネンが4.16%。αピネンの効能は(α-ピネンとは?
  • 森林浴効果
  • 強壮作用
  • 血行促進
  • うっ滞除去作用
  • 抗菌作用
  • 免疫向上作用

ここでも血行促進、抗菌作用、うっ滞除去作用が出てくるので、全体的には血流を良くし、滞りを改善し、感染症予防および、脂肪燃焼作用があるとまとめられるだろう。

おそらくはほとんんど人が一番知りたいであろう脂肪燃焼について、探している資料が見つかり次第続編を書きたい。

柚子精油についての追加情報はこのページに追記する。

※昨日冬至に柚子風呂に入るといいそうで(そういば環境カオリスタの教科書にも載っていた)、今日23日は1日過ぎてしまったが、お風呂や加湿器に柚子エッセンシャルオイルを垂らし、現在部屋中に柚子の香りを充満させその香りを満喫している。

こちらもどうぞ→チャーリーのアロマ

Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
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TEL : 03-3531-4851
1号赤坂店は2014年末で閉店致しました。

by charlie-ls | 2015-12-23 15:32 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

心の隙間

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by charlie-ls | 2014-10-16 01:09 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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by charlie-ls | 2014-09-18 08:58 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ
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見てないと思って書いたら震度4くらいのただの“横揺れ”(踊ろう。朝まで2人で。)に対し笑いのマークだけ送ってきた女性がいる。

今度踊ったらギャフン(貴方と踊ると船酔いするわ)くらい言わせてみたい。
本当に「ギャフン」と言われるとせっかくのムードも台無しだし。

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ローゼンタールとバカラのお皿にスワロフスキーのカクテルグラス。

日本人男性は踊りが苦手な人が多い。
私もそうだ。
「踊る」という言葉を使うのもおこがましいまでに下手だし。
未だにチークダンスは踊っているのか酔っ払ってフラフラしているのかわからない。
それでも気にしない(ことにした)。

君に酔ってしまったよ」なんて言いながらブランデーグラスを手にすれば、“半笑い”くらいはとれるし。
おかげで女性の笑顔と半笑いの違いを見分ける選手権世界2位くらいのレベルにまで成長した。
「小さい頃お父さんと乗った釣り船を思い出すわ」とか言われると何かノスタルジックでいろんな想いが込み上げてくる。

そんな本日のBGMは "Shall We Dance?" by Stacey Kent

この曲は通常の9F BGMでも噂の新しい火曜日のJazzプレイリストにも含まれている。

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バカラのお皿は「アラベスク」シリーズ。テーブルクロスは「ガルニエ・ティエボー」製。

この10年ほどで、踊ることとディナーについて文化の違いを学んだ。
外国人の女性と日本人女性とではこの2つに対する感覚が違う。
日本人女性は男性とくっついて踊る(チークダンスのような)ことは親しくなってからだが、食事ならいいよという人が多い。
一方で外国人の女性は踊ることはありでも、ディナーは別物だ。2人きりのディナーは何か神聖なものであり、踊ったからと言ってディナーもOKしてくれるわけではない。

踊るということ自体がしっかり娯楽としての文化に根付いており、ディナーはおごれば食べるってものでもない「かしこまった」ものであることが見てとれる。

わかりにくく言うと、踊った後に「ところでお名前は?」ということはあっても、ディナーの後に「ところでアンタ誰?」はないということ(か)。

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ローゼンタールのお皿は「魔笛」シリーズ。木陰(?)のチェリー。

私と“揺れている”最中に女性が「地震かと思った、酔ったかな」と微笑んでくれて少しばかりドキッとしつつ、家に帰って地震速報を見てみると本当に地震(千葉県沖)だったことがある(笑)。よって本当に踊りか揺れかわからないということが証明された。文明の利器は多くのことを浮き彫りにしてくれる。

それでもいいのです。

ピッタリとくっついて寄り添っている瞬間が2人にとって心地よければ、踊っていようと揺れていようと関係ない(キッパリ)。

ルチアーノショーは食事も含め「形式」にとらわれる必要のないことを教えてくれた(ココで引き合いに出しますか)。
“リバース”という、メインディッシュから前菜に向けて“反対向き”にディナーコースを進める研究が始まったかと思えば1年もしないうちに、「最初にタンパク質(肉類)を食べた方が健康に良い」というニュースが流れ驚いたことは記憶に新しい。特に血糖値を気にする人達に効果的だ。

「メインディッシュから」なんてちょっと前までは「形式」的に言えば“邪道”どころの騒ぎではなかったが、科学は多くのことを「考え直す」“提案”をしてくれる。

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これだけ雨の日のテラスで撮影。

ルチアーノショーは、踊っている最中にささくれ立った指先が女性のワンピースにひっかかったら、「ひっかかったままにする」というミスター・ビーンを彷彿とさせる技術も教えてくれたし(笑)、必要に応じてスタッフが助けてくれることも確認した(笑)。
「後はこちらに任せておいてください」的なホスピタリティが心地よい。

サービスとはそれでいいんじゃないか。

だから私は揺れたい時に揺れるし、女性に「揺れない?」と誘っても通じない可能性もあるため、便宜上踊る」という言葉を使ってみせている立場逆転)。

言い換えると、そんな私を成立させてくれる程のサービスであるということでもある()。

ところで(突然)、私は意外にも鼻が利く。
前回着たスーツのニオイを嗅げば、誰と揺れたか鮮明に思い出せる。
裏を返せば鼻の良い女性に「また他の女性と踊ったのね」と指摘される可能性を秘めているということだ。
いや、踊ってない。揺れただけだ。と言い張るために、踊る・揺れるを使い分けているだけだということは内緒にしておきたい。

そんな本日の(女性に評判の良い)香りはプチグレン。
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最近お気に入りのプチグレン。

同じ「ビターオレンジ」(Citrus aurantium)から3種のエッセンシャルオイルが採れる。プチグレンは葉・枝から、ネロリは花から、オレンジビターは果皮から。
その中でもプチグレンはタンニンのような渋みを持ち、柑橘系ながらもダンディズムを表現できる香りだ。

抗炎症、抗菌、抗ウイルス、抗真菌など私自身消えてなくなりそうな効果に加え、血圧降下筋肉弛緩の効能もあると言われ、リラックス効果をもたらす。なおかつ副交感神経を活性化させるそうだから、しばしば女性から「貴方と踊っていると眠くなるわ」と言われるのはこの効能かと思われる(笑)。1/fゆらぎ的な(笑)。

香り選びは効能も意識したい。
ワイン選びと共に、ジェントルマンの嗜みの1つとして。

※香りのことは瀬戸秘書室長にお問い合わせください(笑)。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

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by charlie-ls | 2014-06-19 23:25 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
ルチアーノショー寄稿ブログ

ルチアーノショーは、味やサービスと同じくらい“音”にこだわる。
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サンプリング周波数44.1KHzでレコーディングされたCDと、48KHzのDVDのサウンドが聞き分けられる舞台監督がいるから「必然だ」。
=音声周波数22KHz〜24KHz帯というと、“モスキートトーン”(17KHz〜)を超えた領域であり、通常は「聴こえない」(影響がない)からカットしても問題ないと判断される。

MP3やYoutubeなど、現行の“手軽な”オーディオフォーマットは、その「合理的判断」によって、可聴領域をできるだけ残し、その他の音域をカットすることで、ファイルサイズを小さくするという手法を取っている。
昔のようにCD/DVDといった固形物で絶対的な再生環境を前提として提供される時代ではなくなり、インターネットの通信速度によって再生環境が左右されるという時代が生んだこれもまた必然の産物である。

だから、全体から間引くよりは、聴こえないところをカットして、聴こえるところをできるだけ残そうという考え方だ。
とても合理的だし賢い。

20才を超えるとモスキートな音域17KHz〜帯は徐々に聴こえなくなるというから、20才以上のお客さまに特化したルチアーノショーにももってこいの概念だと思われる。

しかし、「聴こえる、聴こえない」と、脳が受信しているかどうかは別だ。

/*
普段の生活でも「イチイチ気にしない」ことはたくさんあり、それは「説教」と同じ。最初はショックを受けても、あんまりガミガミうるさい人がいると、周囲は巧く「聞き流す」技術を身につける。
そう。「騒音」は健康を害するが、ライブハウスで働く人が耳が悪くなるかというとそうでないのと似ている。聴き手にとって「心地よい」か否かが全て。人間の脳はどこまでも自己都合であり、それが自分の身体を守るための防御本能でもあったりする。言い換えると「説教」も、「この人はこんなに私のことを想ってくれているんだ」と感じれば、涙を流してその言葉を受け止めようとする。
*/

ルチアーノショーは、ショーでもBGMでもこの17KHz〜領域をカットしない。
原盤のまま非圧縮(または可逆圧縮)で再生する。
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聴こえていないように思われたこれらの音声領域を、香水や葉巻のケムリの抜けで例えるならば、日本の梅雨時と、パリの空の下の違い以上に大きい。
葉巻にとって「湿度」は生命線であり70%を保っていなければならない。よって日本の梅雨時は葉巻にとっては最高の湿度環境であることは間違いないのだが、香りが抜けず、滞留時間が長い。よって充満する。抜けの悪い空間で葉巻を吸うと、スーツや髪の毛がくさくなる。ケムリの滞留時間の長さを物語っている。

しかしパリの空気はまるでパリの恋のよう(?)。とても軽い。カフェのテラス席で昼間っから葉巻を吸っている人がいても、隣にいて気づかないほど。風がふけばたちまち新しい1シーンが訪れる。風と共に去りぬだ。シャンゼリゼは「歩き葉巻」も見られるし、香り・ケムリの抜けの良さは抜群だ。

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香水の世界でも同様のことが言われ、おフランスで「良い香り」だと思っても、日本に持ち帰ると「重い」「強い」といった具合に印象・表情が変わる。
料理も同じ。例え同じレシピであったとしても、パリで食べるのと日本で食べるのは同じではない。まず香り立ちが異なる。
空気が重く「滞留」する場合、トップノートに用いられる柑橘系などは、気をつけないといつまでも残ってしまったり、アルコールがすぐに飛ばず「強く」感じる要因となる。一方で抜けの良い環境であれば、多種のハーブを使った「香り立ち」を活用することもできる。Herbes de Provenceのように。
こうして各地の気候に合わせた香り・食文化が生まれるということでもある。

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空気の重い・軽いは気圧の影響かと思い調べてみたが、東京もパリも1000hpa前後で全く差は見られなかった。
だとすれば原因は「湿度」ではないかと思っている。
※「肩こり」という症状は、外国人は日本に来て知ると言う。現地では起きないし、日本で肩こりが発症しても現地に帰るとすぐに治るそうだ。湿度による冷えではないだろうか。

湿度が高いということは空気中の水分子が光も音も遮っている。
※光は乱反射や屈折など。音は防水プレーヤーをお風呂に沈めると全く音が聞こえなるソレと同じ理屈で、水中に空気がないため、空気振動で音を伝えることができないから。日常生活でも「水」の影響力は多大だ。

日本で見る「色」と海外で見る「色」が異なることも、各国独自の色彩感覚が文明・文化として証明されている。
※色も香りも、聴こえる音も違うのだから、文化も違って当然だということが見て取れる。

/*
ルチアーノショーの撮影は、湿度による歪みを取り除くために、空調全開で行われる。
次のひまわりの写真は、空調全開で湿度を極限まで取り除いた環境下で撮影。海外のような乾いた感じが表現できている(と思っている)。
*/
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聴こえない領域をカットした音源ばかりが出回る昨今、いざ聴こえないはずの音域を再生されると、何か「爽快感」があるのだ。例えるならば、隠された(閉ざされた)「真実」に光が差したような気持ち。「本当」はこうだったのね!みたいな。

/*
17KHzか24KHzかの違いは、ラジオで言うAM(〜10KHz)とFM(〜15KHz)以上の差がある。聴こえないのは「認識」していないだけで、音自体は脳に届いているのだから、潜在意識・顕在意識に似ている。「潜在」意識が9割をしめると言うし、表向きのものばかりにフォーカスを当てるのはむしろ動物的にリスクが高い。
*/

ルチアーノショーは飲食店であるにも関わらず「ココ音イイよね」と褒められる由縁だと思っている。
かと思えば相反して、可聴領域の最もメインな音域「人の話し声」に該当する周波数帯をイコライザーで「下げ」ている。
なぜだろうか。
それは、オーダーテイクやお客さまの会話を邪魔しないようにということである。

ルチアーノショーの科学は奥が深い。

そこに更に「香り」を引き立てるために、コードネーム「ブラックホール(!)と言われる換気扇が装備されている。
※通常の空調とは別に。
梅雨時でも快適な「香り環境」を提供できる理由はここにある。
気候によって変わる空気の重さを、空調によって可能な限り一定に保っているのである。

是非、余所で吸う葉巻、他で味わうワインの香りなど、比べていただきたい。
香水の成分を当てるとボランジェ「ラ・グランダネ」がもらえるチャーリー主催のキャンペーンも実施している(笑)。

ルチアーノショーの科学は奥が深い。

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ルチアーノショーを満喫するその時が来た。

全人類ルチアーノショーに集合!的な。
いや、ホントに凄いと思いますよ。ハイ。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

※完成間近だった“宇宙”ブログ、誤って綺麗さっぱり消してしまい、急きょこちらの記事をアップすることになった。
木曜日に間に合わなかった。すまぬマイク・タケダ(編集長?)。

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by charlie-ls | 2014-05-31 11:33 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)
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私のオートクチュール香水「銘シーン」(Meilleur Moment)すなわち「メヤママ」は最近アガタの“お気に入り”となった。
2ヶ月ほど前の「第一印象」はあまり良くなかった様子だったが、時と共に、心境と共に香りの好みは変わる。季節の移り変わりのように。

「見た目はヒドイけど喋って見たら案外イイ人ね」的な感じだろうか(笑)。

香りの好みが合う人は、総じて相性が良いと言うが、この説は、香りが大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、大脳辺縁系は「本能」を司ることに由来している。知識や情報に左右されにくい。
しかし私とアガタの相性はと言うと、1/38500秒では非常にしばしば(very often的に)ズレる(笑)。

ちなみにメヤママの非公開成分7種の当選者はまだ出ていないし、ブログ記事も自動的に消滅していない(笑)。
ソムリエ達よ挑戦してみないか。ボランジェを手に入れてみないか
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アガタの好きなレモングラス(左)と、ロキシーの好きなミルラ。

レモングラスの香りを好む人は、筋肉疲労の傾向が見られると言うが、アガタに尋ねたところ実際にそうだった。ショーダンサーで毎日4時間踊っているのだから当たり前と言えば当たり前だが、香りの好みは人のその時の状況を見事に表してくれる。ちなみにレモングラスはイネ化で草から抽出される。名前とは裏腹にレモンとは全く関係ない別物だ。

一方でロキシーはミルラ(没薬)が好きという。ミルラはカンラン科の樹脂であり、古くは“ミイラ作り”に使われていた。
以前Facebookで全身に包帯を巻いたロキシーの写真(コスプレ?)を見たことがあるので妙に納得した(笑)。
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ワインも先に香りで選べたらいいのにと思うことがよくある。
そうすれば本能的に欲したものを選択できるし、今の自分に最も必要なワインを選ぶことができる気がする。
しかし一度抜栓したら2〜3日しか持たないので、香りだけテイスティングするということはなかなかできない。そもそも開けたら最後、ボトルは買い取るしかない。

ワイン選びも値段が高くなってくるとなかなかギャンブルだ。
幸いにもカリフォルニア・ワインで「ハズレ」だと感じたものはほとんどないし、ルチアーノショー・セレクションのワインは非常に優れていて、コストパフォーマンスも高い。
昨年ルチアーノショーでバイ・ザ・グラス提供されていたダリオッシュ・ワイナリーの赤ワイン「キャラバン」は、グラスにしては2,900円と高めだが、絶賛に値する程のコストパフォーマンスを誇っていた。
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白い砂の砂漠とキャラバン。ナガイ作。

「ハズレ」を出さないためにもソムリエという仕事があるのだが、個人的なことを言うと、フランスワインはなかなか私の好みにはマッチしてくれない。
過去(もう7年以上前だが)に飲んだフランスワインで美味しいと思ったものは、ペトリュスとラフィット、バタール・モンラッシェ(の一部)、シャブリ・グランクリュのみ。ソムリエに勧められるままに注文したものだったが、美味しいものの値段も高い。

私なら“ジャッジ”と“ボンド”(いずれもカリフォルニア)。
※瀬戸秘書室長のブログ「パリブラインドテイスティング事件の再来」ではVIPによるジャッジとバタールの豪華飲み比べの様子が綴られている。時の流れは早くもう3年も前の記事だ。
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ボンドは5種あり、その中でもヴェッシーナとクエラが好き。

ジャッジ(シャルドネ)とボンド(カベルネ・ソーヴィニョン)はここ6年以上変わらず好きな銘柄だし、飽きさせない魅力があるので、自信を持っておすすめできるワインだ。ビンテージごとの差もそれほど激しくなく安定していて、パーカーポイントも常に95点以上を堅持している。

なぜこの2本が好きなのかというと、それはまさしく“香り”が持つストーリー性、ドラマ性だ。
ルチアーノショーでは、ワインの色を見るんじゃない。色気を見るんだと教える。
どれだけ葡萄の品種や年数を感じ取っても、その向こう側のドラマが見えてこないと、ワイナリーの信念や思い入れを理解するには至らない。
それは野菜も同じで、マイク・タケダのブログ「野菜農家 浅野悦男×ダリオッシュワイナリー ダニエル×赤髪のロキシー」でも語られている。
これらは勉強や訓練よりも、人間として感性が問われる領域ではないかと思うし、一番難しいそこを追求しようとするからルチアーノショーはオモシロイ

ルチアーノショーがオープンして間もない頃よく見かけたシーンがある。
まだ若干20才ちょっとのスタッフに、研修で高級なカルトワインをテイスティングさせる。
スタッフ:私にはまだもったいないです。
教官:いいよ、いいよ。飲んでみて。
スタッフ:いただきます。
スタッフ:美味しいです。いやぁー素晴らしいですね。酸味といい舌触りといい、深みのある味わいといい。
教官:高いからそう感じる?
スタッフ:いえいえ、そういうわけではなく・・・。
教官:自分でお金払うならこの前のとどっち選ぶ?
スタッフ:前回の方を・・・。
教官:今回のを選ばない理由は?
スタッフ:少し苦みというか、青臭ささを感じまして・・・。
教官:遠慮せず好みを言っていいよ。
スタッフ:前回の方が好きです。あの華やな香りが強く印象に残っていまして。
教官:それが本音なんだから自信のある方を売ろう、いいね。

自分が自信を持てないものを売っちゃいけないというルチアーノショーの科学である。
ワインの渋みとか酸味とか舌触りとか色とかビンテージとかはプロなんだから当たり前に学習するとして、「あの華やかな香りが」とときめいた表情で語られると、何か思い入れというか強いアピールを感じ、おっ飲んでみたいなと思う。

もちろん、人生経験もそうだし、いろんなもの飲んで年数経たないとわからない味ってものもある。
しかしそれを若手に追求してもしょうがないし、早く年を取らせる必要もなく、むしろ若さは若さとしての良さがある。

「今の自分」で自信が持てるものをすすめようってことですな。

一方余所で食事すると、飲んだこともないワインや高いお酒を知識だけで「おすすめですよ」と売ろうとしてくる人がいるが、ルチアーノショーでは「何を根拠におすすめなんだい?」と追求される。結局は「カタログ」上のスペックでしかない。
このインターネットの時代、WEB上のどこかに載っている情報だし、手持ちのiPadでそのまま検索することもできる。知識・情報というものは専門家だけのものではなくなった。
印象を尋ねると、飲んだことないもんだから苦し紛れに「飲みやすいですよ」なんて言われる。そもそも飲みにくいワインは出さないでほしい(笑)。

目を開け。口を開くな。 by ゴッドファーザー
考えるな。感じろ。 by ブルース・リー

そういうことじゃないか。

そんな本日のBGMは(久しぶり)GoldenEye by Tina Turner(007 "GoldenEye" Theme)
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映画スカイフォールに登場したブルドッグの置物。ボンドの上司「M」の机の上に置かれていた。

“香り”を学ぶと、「空気を読む」の意味がわかってくる。
アロマでもワインでも、どんなに知識・情報を身につけ、どれだけカウンセリングしても適切なものが提供できない人もいれば、初めて会ってわずか数秒で相手が欲しているものを提供できる人もいる。
オーラを読み取るのか、波動なのか間合いなのかわからないが、まさしく「本能」による触れあいの領域ではないかと思う。

色を見るんじゃない。色気をみるんだ。
それは見えてないものを感じ取るムーディーでロマンのある世界である。

そこを追求し科学するルチアーノショーでは、是非「私っぽいワイン」「私に似合うカクテル」なんてオーダーをお試しくだされ。

あとがき
傘がないネタがない後がない籍がない屋根がないと、追いかけられるかのように綴り続けたルチアーノショーの支配人であり文人米澤の最新ブログ「清く、正しく、美しく」は、何か今までになく心が澄み切った印象を受けた。

ブログデビュー(私と同時期)から1年経った今も相変わらず胸板の薄い米澤 儀明
何かの予感を感じずにはいられない。

静かに幕を開けたルチアーノショー第10シーズンは、史上初のショーのない“新しい火曜日”を打ち出している。

あなたの人生の銘シーンはここで生まれる。
私はそう信じている。

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ミニマムペアプラン
ピッツァ1枚+ロバート・モンダヴィ「ツインオーク」(赤または白)1本でペア6,000円(2人で)はいとをかしすぎる。
※消費税、サービス料、スタンディングテーブルのカバーチャージ込み。

by charlie-ls | 2014-05-22 02:09 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

2014年初頭、雪の降る東京で、ロシアより愛を込めて、ボンドガールさながらの美しい女性から香水のアトマイザーをもらった。

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私が古くから“香り”を学んでいることを知っているこの女性は、「プレゼントしたボトルにぴったりな香りを作ってみて」とオーダーをくれた。

私は瞬時に映画グレート・ギャツビーの登場人物「デイジー・ブキャナン」を思い浮かべた。
※舞台監督の“ダリア・ブキャナン”ではなく。

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構想に迷いはなく、“社交界の華”はわずか30分足らずで完成した。

その名も「銘シーン」

テーラー・ロクサンヌに仏訳を依頼すると ''Meilleur Moment'' と返ってきた。
日本人が発音すると「メヤママ」。

メヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママメヤママ

と繰り返すとゲシュタルト崩壊効果で気がつけば「エダマメ」とか「マンマミーア」とか「ヤンマー(トラクターの)」とか脳裏で繰り返す。

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※写真は適当に並べたもので「銘シーン」の構成成分とは関係ないのでご了承願いたい。

可憐な印象をそのままに、アタックからトップノートは柑橘系で「出会い」を表現し、その裏側でラベンダー、メリッサ、マジョラムとシソ科のハーブ群が「複雑な人生」を密かに描く。
そしてミドルノートはローズ、ゼラニウム、パルマローザのフローラルな“夢見心地”に陥り、ジャスミン、イランイラン・コンプリートの「より深い情熱」すなわち官能の世界へと吸い込まれて行く。
ラスト(ベース)ノートではバニラ、ベンゾインで甘く締めくくってみた。

ローズだけでも3種使い*3、絡み合うような色気を演出している。

調香したエッセンシャルオイルは20種類。
※全て天然成分で残留農薬検査やオーガニック認証を受けているもの。

アルコールは75%で、ザ・パルファン(いわゆる“香水)”仕様。
※パルファン(香水) 濃度15 - 20%、アルコール75 - 80%
 オードパルファン 濃度10 - 15%、アルコール80%
 オードトワレ 濃度5 - 10%、アルコール80%
 オーデコロン 濃度2 - 5%、アルコール90%以上

同じくギャツビーの登場人物である「マートル(Myrtle)」(フトモモ科)を入れたのは若干の遊び心(笑)。
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完成した香りをボンドガールに届けると、即座に「香りが多岐にわたり、リッチで豊かな香り立ちが名香ジャンパトゥのジョイのよう。古き良い時代の香水を思わせる」と賛辞をくれた。

いいのか、ジャン・パトゥ。
恐れ多いよ、ジャン・パトゥ。

禁酒法から世界恐慌、第二次世界大戦へと向かう1930年発表の“ジョイ”は「香水の女王」と呼ばれ、シャネルの「No.5」に次ぐセールス記録を持っている。
ジャンパトゥの営業はロールス・ロイスで回ったという。
100種類以上の成分をブレンドしたジョイは名香名高く、2000年に英国FIFI「世紀のパフューム」賞を受賞した。

私はデイジー・ブキャナンをイメージしたことは伝えなかったが、まさしくグレート・ギャツビー的な時代であり世界観だ。
何か読み取ってくれたのかもしれない。

そしてこの「銘シーン」をサンプル用スプレーボトルに入れ、フランス語化してくれたテーラー・ロクサンヌに渡した。
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このスプレーが粒が荒くブシュッとすごい量出るもんだから、アルコールも飛びにくくアタックが強すぎてサンプルにならない(笑)。

しかしすぐさまロキシーは「イメージはデイジーですね!」と言う。
さすがメヤママ。
何でわかるんだメヤママ。

メヤさんのママみたいだが、すごいよメヤママ。

瀬戸秘書室長のブログ香りに目覚めることは、豊かさに目覚めること♡を思い出した。
香りにはドラマがありストーリーがある。
そしてミスシバタのプルースト効果のソレもいとをかし。

コニャックを飲むとあなたを思い出すわ」なんて言われてみたい。
「コンニャクを食べるとあなたを思い出すわ」はまだ今世では言われなくていい。

そんなメヤママのサンプルはルチアーノショーに常備しておりまする次第です。
ご興味のある方は「メヤママ、シルブプレ」とお声がけくだされ。

そこで!
今回調香した20種類のエッセンシャルオイルのうち、ここに記載していないのは7種類。
その7種類の中から5種類を当てた人※に、ボランジェ・ラ・グランダネ2004年(ボトル1本)をチャーリーからプレゼント!(みんな当たったら大丈夫なのか)
※店頭テイスティングで05月末日まで。

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★ボランジェ ラ・グランダネ 2004年 ボトル価格:27,000円(税込) グラス価格:3,900円(税込)

★公表した構成成分13種類(順不同)
 ジャスミン
 イランイラン・コンプリート
 ラベンダー・タスマニアン(酢酸リナリル37.75% *1
 マジョラム
 ダマスクローズ・アブソリュート
 ダマスクローズ・オットー
 ローズ・オットー
 ゼラニウム
 メリッサ
 マートル
 パルマローザ
 バニラ
 ベンゾイン(もちろん化合物ではなく安息香“Styrax benzoin”の方)
 +
 XXX 1
 XXX 2
 XXX 3
 XXX 4
 XXX 5
 XXX 6
 XXX 7

非公開7種のうち2種は若干マニアックなものの、5種は極めてメジャーなエッセンシャルオイルであります。

是非ルチアーノショーにご来店くださって、香りだけでない“銘シーン”を満喫してくださいな。

あとがき
私のブログアップが遅れたので、先にロキシーのテイスティングブログ(英語)「A Mission for an Undercover pair of Nostrils」が掲載された。
カナダ人諜報部員が綴ったこのスパイ文書は、30秒で自動的に消滅※2すると締めくくられている(笑)。
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テーラー・ロクサンヌ作、オリジナルドール

※英語読めないけどロキシーってすごい文章力だと思う。

なおこのテープも(最近の機器はテープが再生できないし)自動的に消滅※2する。

あなたの人生の銘シーンはここで生まれる。
私はそう信じている。

Photographer: Charlie

※1 酢酸リナリルが35%を下回ると、ラベンダーが持つ沈静効果が十分に得られないと言われている。
※2 映画スパイ大作戦(Mission: Impossible)より。
※3 オットー(水蒸気蒸留法)とアブソリュート(溶剤抽出法)とでは香り立ちが異なり、組み合わせることでより厚みが出る。という私の勝手な説。

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by charlie-ls | 2014-05-16 21:39 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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