間の言う「平等」とは大凡“均等”を指している。

これはどう頑張っても実現しない。

均等とは人為的に切り揃えない限りあり得ないから。

平等とは、富む者も貧しい者も、幸せな者も悩める者も「皆同じ人間ですよ」という認知(考え方)であって、「ヒトは皆一律同じ」という「均等」とは異なる。

宝くじを買う権利は皆に与えられるが、皆が一律当たるようにできているわけではないのと同じ。

「格差の是正」とは人為的な切り揃えであり、自然に任せておくと差が開く一方だから「施し」が必要だという考え方だ。


世代間格差の是正の記事に対しても書いたが、遺伝子とは資産だ。しかしそこに累進課税すべきではないというのが今回のテーマ。

知能、才能、学習能力、感染症への抵抗力、免疫力、ガンや高血圧のリスク、アルコール・カフェイン・糖質・脂質・タンパク質の代謝能力(すなわち太りやすさ)、体臭の強さ、親知らずの有無、アレルギー、歯ぎしり、シミのできやすさ、音感、嗅覚受容体の有無、新しいもの好きか否か、体型(身長、BMI、体脂肪率、肥満タイプなど)、学力、「慎重・大ざっぱ」「外向的」「開放的」「倫理観」「支配欲」などの性格までもが遺伝性のもの(半分またはそれ以上の影響を及ぼす)と判明しつつある。そのほとんどは既に数万円の低価格な遺伝子検査で知ることができる。

これまで「遺伝か環境か」と議論されてきた多くのカテゴリにおいて、遺伝子の影響を強く意識せざるを得ない流れになりつつある。

間で「格差」というと概ね所得がテーマとなる。

「所得格差の是正」と言うともっともらしく聞こえるが、実際議論されることと言えば「お金持ちに更に高い税率をかけて吸い取ろうよ」という展開。

すなわち、他人が働いて稼いだお金で自分達が楽しようという怠慢でしかない。その数が多いがために、何かある度に「平等」の方向がそちらを向こう向こうとする圧が働いている。

ぶら下がった時点で「平等」は実現しない。ぶら下がる側、背負う側の存在が確定するから。法律で義務付ければ扶養者・被扶養者と同じ関係が生じる。それも扶養する側に義務だけ課せられ権限はない。何とも不平等な。

「優」が決まれば「劣」が決まり、どちらか片方だけ存在させることはできない。酸とアルカリ、上・下、左・右、東・西、南・北のように、ある何かを基準に相対的に存在し、“対”になっている。

統計学では標準正規分布が正しくそれだ。真ん中を境に、必ずプラスの反対側にマイナスが存在する。

所得格差の是正とは、「所得税」「累進課税」「相続税」というそれらしい「仕組み」だけに眼が行きがちだが、その裏側にあるのは才能(能力)差の認定でもある。

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カンヌのビーチから「こっち来ない?」というメールが来た(笑)。

し考えてみたい。

お金を稼ぐという才能(商才)に対し、より多くの課税(=累進課税)をするならば、ひいては天才・秀才にも課税すべきか。

いや、天才・秀才がお金を稼いでるとは限らない。

そうだろうか。

天才・秀才とは知能検査の結果に限らない。お金を稼ぐ能力の上位2%の人達が世界の富の半分を握っている。どう考えてもその道の天才・秀才達だ。

頭の良さも、商才も、足の速さも能力は能力。

では少し角度を変えて、税金とは「儲け」という“結果”(収入)に課税しているのであって、その根源である才能に課税しているつもりはないという主張が成り立つだろうか。

現状、「成功」(大方「収入」)は努力や運だと考える人が多いように思う(特に日本は)。

私の考えでは、お金とは決してルーレットのように偶然巡ってくるものではなく、才能が生み出すもの。

しかし才能の需要には波がある。例えばスポーツ選手はどんなにその能力が秀でていても、当該スポーツ自体の人気が下がると収入ひいては人生に多大な影響を受ける。同様に、今現在は役に立たない才能も、10年後にスポットが当たるかも知れない。

世界中の競争が激化しなおかつ主軸層が低年齢化している流れもあり、できるだけ最短コースで特技を伸ばしてあげようという親心も手伝ってか、遺伝性のいわゆる「生得的な資産」にはますます注目が集まりつつある。

の先、遺伝子と実社会の相関が多々裏付けられていくだろうことを織り込んだ議論を行わなければ、いずれ国家(法律)レベルで潜在的な(気付くか気付かないかは別だが)差別を生み出すと考えている。

なぜなら、(追加の、いわゆる累進的に)課税された時点で国ひいては国民に規程以上の(標準的でない)利益をもたらす(貢献する)者として認定されるわけだから(富の再分配する側)、必然的ににその反対に居る課税されない人達とは異なる存在であることを国が認定することになる。

今でも実際そうなんだが(気付かない人が多いだけで)、現在は努力や運が収入をもたらしたと考えられている(その余地がある)のに対し、遺伝子に起因する才能が富をもたらしたとなると、「生まれながらの価値」が値付けされてしまうという考えが当然に出てくる。

/*
「誰もがいつか稼いで貢献するかも」という期待はあってもいい。しかし例えばギャンブルや相場でもそう言い続け消えていく人達の方が圧倒的に多い(9割超)。
ギャンブルとは運よりも確率をどれだけ学び(*1)理解したかすなわち頭脳(才能)が勝敗を決める。よって「勝つ機会」は平等に与えられているが、勝つか負けるかは大凡才能が決めている。相場も同じだ。市場を読み取る力(才能)が全てであって、運や努力だけで勝てるものではない。
(*1)「どれだけ学び」は努力だと言えるが、その後に続く「理解したか」は才能がもたらすことを考えれば、「学んだ時間」(かけた時間的投資)は精神論を除いて重要視されないだろう。これはホリエモン氏の寿司職人の話に通じる。
*/

と(例えば)数学の才能を分ける理由はない。

現代の世の中の大半が数学(統計学)で成り立っているから。それにアルゴリズムも応用数学、確率も数学、物理学も数学なしでは成立しない。

よって商才がある(商売上手)からお金を稼げたのか、数学(または統計学)に長けていたからお金を稼げたのかの判定はできないし、見定める必要もない。

/*
ポーカーテーブルで勝った者が「確率を学んだ」と種明かししても良いし、マジシャンが「超能力者」として売ることもあるように、「神のお告げ」と振る舞うのも勝手だ。
*/

根源は才能だということが重要だ。

数学でなくても、「話術」でもイイ。まだまだ全く喋らずにお金を稼ぐことは難しいから。

と言っても才能の成果か努力の成果か確固たる証拠がないと言えばない。今のところ。

は美男・美女だから儲かった場合はどうだろうか。

顔そのもので儲かるモデルに限らず、見てくれがいいから他人が好意的に接し物事(手続きとか)がスムーズに進み、他人よりも時間と労力(ひいてはコスト)を削減できたからこそ儲かる場合もある。

美貌はほぼ遺伝だ。

更には「ナイスバディ」によって儲かる女性もいる(男性もいなくはないが)。

これはどうだろうか。

遺伝子検査でウエスト・ヒップ比に加え胸の大きささえも判明するこの時代、ナイスバディへの対価(儲け)に“超”累進課税するならば、それは遺伝子に課税し、他人よりも多く“他人のために生きる”ことを強いていると言っていい。

「(金銭的な)儲け」だけに注目しすぎるばかりに、「生得的な資産」とは何かが正確に認知されていないんじゃないか。

と私は問うてみる。

/*
いや、美貌やナイスバディは確かに遺伝だが、商売は才能よりも努力だと言いたくなる人もいるだろう。

だから私はこれらの議論の伏線として、常に知能・才能と一緒にお金(商才)と美貌を引き合いに出している。10代の頃から美人と天才は同じカテゴリに含めている(笑)。

確かに今すぐにでも決定付けられるわけではないので、ここではまだ猶予期間中だと濁しておきたい。時代が答えを出すだろう。
*/

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西岸海洋性気候(南部は地中海性気候?)は空気が軽く、写真でも色抜けの良さが伝わってくる。

得的な資産なんてズルイ、平等じゃない!という人もいるだろう。

平等とは、生まれ持ったヒト(生物)としての固体スペックを尊重されるべき考え方であって、皆が同じ体型で生まれてくるべき均等主義とは異なる。

人々が「美貌」を好むことを罰する権利でもない。

といくら言っても遺伝子と追跡調査の分析が進み、多くのことが判明した後、しばらくしたころに「生得的な資産」に課税(それも累進的に)しようという者が出てくる(笑)と私は予測している。

所得格差(「儲け」)の根源は遺伝子(才能)なら、では遺伝子に課税しよう。という具合。

女性が妊娠したら遺伝子検査して相続税149.pngを課そう的な(笑)。

そうなると優秀な遺伝子を持つ子供は相続税という税金の債務を背負って生まれてくることになる。まさしく「帝王学」を学ぶべくして生まれてきたと認定し育てることになるだろうか。

もちろんそんな法律は成立はしないだろうが(多分)、遺伝子由来の才能による儲けに(累進)課税するとはそういうことだ。

※「税金を取るべきではない」「タックスヘブンにしよう」という話ではない。累進課税制度は優劣を決定付けるという視点であり、フラットタックスならこのテーマは持ち出さない。

では考えられないことだが、もしこういった遺伝子ベースの議論が成熟してくると、「税率が低い」ことで劣等感を感じる人達が出てくるかもしれない。生得的資産への累進課税は、生まれながらの他者貢献感(ひいては責任感)につながるから。そうなればまた新たな不平等感が生まれるだろう。

突拍子もないことを言っているように思われるかもしれない。が、私は10年前のAIと同じ程度だと思っている。

私がマイケル・サンデルなら、3年前知能のブログを書いた際、「今日は、遺伝子という資産の話をしよう」(笑)と切り出したところだが、当時はまだテーマにするには早い気がして見送った。

今でも若干見切り発車的なところはあるが、そろそろこのテーマが先物トレンド相場(笑)に入ってもイイんじゃないかと感じ始めた今日この頃。そのくらい遺伝子検査の分析精度とデータサイエンス業界が成熟してきている。

世界が「平等」を叫べば叫ぶほど「多様性の理解」が求められ、多様性の理解には当然「生まれながらにして美しい者」に対する理解含まれる。

同じように、持って生まれた才能は尊重されるべきであり、誰かが制限したり切り揃えるべきものではないという結論に行き着くまでに、トンデモ論が噴出するだろうという読み。

その中には、「生得的な資産」(才能や美貌)こそが不平等の根源であり、だったら累進課税しようという流れが出てきても不思議ではないほど世の中はポピュリズムに傾倒している。

しかしそうなれば、同時に「課税されない者」の存在をも強調することになるという点を書き記しておきたかった次第。

これは、ADHDを「天才病」だとするならば、「天才でないADHD」は何なのかという視点が生じることに似ている。

何かに光を当てれば影が生じる。

今回はブログ向けに「生得的資産への課税」というショッキング(?)な切り口を用いたが、今後勢いを増すだろう遺伝子に関連する思考実験のサイドディッシュの1つにでも加えていただけたら幸いだ。

参考までに→ファッション化するIQ。富の再分配から「知能税」の考察。「高知能」は“高額納税者”と同等の責務を果たせるか。果たすべきか。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員
情報処理安全確保支援士/登録情報セキュリティスペシャリスト(RISS)

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
【国】ITパスポート試験合格(笑)。
【国】情報セキュリティマネジメント試験合格
【国】臭気判定士
薬学検定1級試験合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
【公】メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
【国】情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。
【国】ファイナンシャル・プランニング技能検定2級試験に合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第2類、第3類試験合格。
心理学検定1級試験合格。
【国】登録販売者試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第5類、第6類試験に合格。。
【国】危険物取扱者 乙種 第類試験1に合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


# by charlie-ls | 2018-09-11 19:59 | 個人ブログ | Comments(2)

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