別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
2015年 09月 07日
「色が見えません。色覚異常、いわゆる色盲です。」でもチラッと触れた「色が絡むと必要以上に時間がかかることがある」という件、サンプルをご紹介したい。
下記は“Cambridge Brain Sciences”の「Odd One Out」だ。
9個の図形の内、仲間はずれはどれでしょうというIQテスト。



図1は電卓配列で言うところの「9」が仲間はずれ。
図2は同じく電卓配列で言うところの「1」が仲間はずれ。
ところが図3のような一目瞭然(電卓配列で言うところの「7」)の問題を、しばらくボーッと眺めてしまうことがある。
この例はあまりにも簡単すぎるが、こんな感じで通常ならば「色」で判断すれば一瞬でわかる問題に、必要以上に時間がかかってしまうことがある。恐らくは「色」という情報が入ってきたとたんに「間違えないように」という超慎重モードに入り、ひたすら規則性・法則性(色よりももっと確実なデータ)を探そうとしてしまうことが原因かと思われる。30秒程画面に張り付き、ふと画面から顔を話した途端「あれ、なんだ」と自分で可笑しくなることがある。
もしメンサのテストが色づけされた図形問題だったら、私は「時間切れ」で不合格だったかもしれない。
日常生活でも、健常者から見たら「何でこれに気付かないんだろう?」というシーンが、多々あったのではないかと思う。
上記の例でもそうだが、このくらいクッキリしたものであれば、色がわからないとか識別できないわけではなく、はっきり違いがわかるのだけども、初めっから「色」という情報に目を向けないという思考の癖がある。
私だけかもしれないし、色覚異常の人はそういう人が多いかもしれない。
ちなみにウェクスラー成人知能検査「WAIS-III」、メンサのどちらのテストにも、色覚異常者にとってハンデとなる問題は出なかった。
知能検査とは解けるか解けないかではなく、解答速度の方が重要なため、もし色が重要な問題ばかりだったら、私のIQは著しく低くでるだろうと自分で思う。もしかすると日常生活では時としてそれが出てしまっているかもしれない。
“Cambridge Brain Sciences”は「Cambridge Brain Sciencesをやってみた。」の記事、“WAIS-III”は「WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。 」の記事でご紹介している。
■目次
1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。 現在ページ。
別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。
別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
追加:少年からのお便り。
追加:知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
追加:学力偏差値でいうところの上位2%とは。
追加:IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
追加:賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
追加:天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。
Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)
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