別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。

ルチアーノショー寄稿ブログ

知能指数(標準偏差15,16,24の換算表も兼ねて)の出現率をエクセルでまとめてみた。
※エクセルの関数で自動計算させ、標準正規分布表と照らし合わせ確認した。

2018年01月09日:2年4ヶ月ぶりにIQ表を更新した。σ(区間)と、そのIQジャストが出る確率を追記した。
2019年07月12日:IQ 71-100を追加した。ご要望にお応えしEnglish版っぽいものをアップした。

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世界的に普及した正式な知能検査(病院で受けるもの)には大きく分けて3種あり、標準偏差15(ウェクスラー)、16(スタンフォードビネー)、24(キャッテル)が使用されていて、世間的な知能指数の表記は統一されていないばかりか、その時その場で都合良く換算される傾向がある。

ご覧のとおり、標準偏差が異なっても平均の100前後は大差なく、120を超えた辺りから開きが大きくなっていく(下方も同じ)。天才系の報道・紹介では標準偏差24の値が多い(ほとんどの場合標準偏差自体の表記がない)。

※(一般的に“学力”)「偏差値」は通常50を平均(標準偏差10)とする点が異なるだけで仕組みは全く同じなので、「海外には偏差値なんてない」「偏差値なんて日本だけ」ではない。実際に海外では「T-score」と呼ばれる(平均50、標準偏差10)日本の(学力)偏差値と全く同じものが存在する。タンブラーに偏差値表を掲載した。

世界標準のウェクスラー知能検査「WAIS-III」は161(=児童、成人は155)までしか測定できず(標準偏差15)、それ以上の値は非公式(民間テストなど)と考えて良い。

歴史上の偉人らが知能検査を受けた形跡はなく(知能検査自体がこの100年程度のもの)、出回っている情報は推定値でしかない。

その昔「精神年齢」という言葉が多用されていたが、これまで子供向けの知能検査は、
知能指数 = 精神年齢/実際の年齢×100
と算出していたことに由来する。
早咲きの子は極めて高い数値を示す可能性がある一方、思春期(15才)に向けて収束する(*A)可能性も高い。最近では偏差値型IQ(DIQ)への移行が進んでいる。
※この場合の精神年齢とは、世間で用いられるような「大人びているか幼稚か」ではなく、(児童の)知能が何才相当であるかを意味し、厳密には「精神年齢が低い」とは知能の発達に遅れがある=すなわち“知恵遅れ”を指すことになり、適切な表現とは言えない。

例えば子供向け知能検査で有名な田中ビネー知能検査Vでは、5才児の平均が119と高い。
知能指数IQと精神年齢MA(得点)の平均値
http://www.mammy.jp/chinou/report_14.htm

16才以降の成人知能検査は精神年齢を考慮せず、同世代の平均点と比較する偏差知能指数(DIQ)を用いる。

いくつかの「アインシュタイン超えIQの天才児」の報道を見ていると、5才に向けてIQテストに必要とされる能力を強化するパズルなどを与え(*B)、標準偏差24(Cattell scale)の知能検査を受けさせることで「高スコアを出させる」という、親ばか的な(笑)手法も多少含まれているのではないかという印象がある。標準偏差24の値は、高くなればなるほどより高く出るため、見かけ上のインパクトは大きい。

報道の中にはもちろん明らかな天才児もいるので、飽くまでそう感じた記事もあったというレベルだが。

(*A)(*B)IQは生涯変わらないとされているが、精神年齢考慮型の知能検査ならば、他の子供よりもいち早くその能力を発達させることで(すなわち「おませ」な)、一時的であってもIQ値自体は高いものが得られる。15才にもなれば周囲の子供達の成長が追いつき、脳の成長度合いが均されるため、IQ算出上の「精神年齢」という恩恵が得られなくなり、突出した数値は出にくくなることから、収束すると考えられる。私個人の見解としては18歳以降に受けた成人知能検査の値しかあてにならないと感じている。

テレビドラマの影響もあってか、「天才児だから人とわかり合えない」という「事情」もよく見聞きするようになった。
が、ただの言い訳に使うのも良くないし、大人になって周囲にまたは社会に「対応」「配慮」を求めるならば、念のため成人知能検査で再測定した方がいいかと思う。「天才児だった」のと「今も天才」は違うからだ。
大切なのは、突出した数値よりも、頭脳と精神性の両面をバランスよく育てることだと、私は思う。でなければ世に出て困るのは当人なのだから。

ちなみにメンサの試験は年齢を考慮しないとされている。

2015年10月01日追記:標準偏差15の場合、100を中心として±15を平均的とする。すなわちほとんどの人が86〜115の間に収まることになる。

2015年09月28日:下記に「フリン効果」を考慮した再計算方法をご紹介している。20年前に標準化されたWAIS-IIIの結果を「現在の値」に換算することができる。
知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。

■目次
 1ページ:噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。
 2ページ:WAIS-III ウェクスラー成人知能検査を受けてみた。全額負担で。
 3ページ:オンラインIQテストの信憑性をメンサ&WAIS-IIIと比較。
 4ページ:Cambridge Brain Sciencesをやってみた。
 5ページ:「上位2%」は100人に2人や50人に1人とは限らない。パラドックス的な。
 6ページ:知能レベルが高い人ほど人を信じやすく、低い人はあまり人を信じない?
 7ページ:言語性知能。片言の外国人との会話から考察。
 8ページ:知能、お金、容姿。○○だからいいってもんじゃないという不思議な理屈。
 9ページ:東大首席の山口真由女史の言う「俯瞰力」とは。
 10ページ:頭と心、理論(Logic)と感情(Emotion)。
 あとがき:知能指数とは。良き理解者へ。あとがき。
 別冊:色盲とIQ。色が絡むとIQ(判断力?)が著しく下がる。
 別冊:知能指数(標準偏差15,16,24換算表)と出現率をエクセルでまとめてみた。 現在ページ。
 別冊:国別のノーベル賞受賞者数とメンサ会員数。
 追加少年からのお便り。
 追加知能検査で天才を探す欧米と、診断目的でしか使用されない日本。
 追加学力偏差値でいうところの上位2%とは。
 追加IQ 162以上を正確に測定できるのか。唯一の解答者は「運命の人」なのか。
 追加賢い人、賢くない人の特徴。IQ、学力、知識を束ねるのは性格(感情)。
 追加天才とEQ。スティーブ・ジョブズのEQは高いのか。
 追加オンラインIQテストを標準化する。本物の値に近づけたい人のために。
 追加優れた能力は“発信”しよう。自慢ではなく事実を示せばいい。
 追加メンサ会員と東大生はどっちが“強い”のか(笑)。
 追加IQベースの児童英才教育は注意深く進める必要がある。
 追加都合良く曲解されているEQ。元々農耕民族の指標ではない。

Photographer&Engineer: Charlie
JAPAN MENSA会員
AEAJアロマ検定1級(笑)

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by charlie-ls | 2015-09-16 14:14 | 【赤坂】ルチアーノショー寄稿ブログ | Comments(0)

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