「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。

※予定していた『愛と見返り』は何となくタイミングを逃し(笑)、次回以降にアップ予定であります。

前載せたコートダジュールからのお土産をくれた人と同じ頃、他の2人も別々に南仏旅行に行き、それぞれが異なる香水工房を訪れていた。3人はお互いを知らない(全員日本に住む外国人女性)。そして3人が各工房から私に香りサンプルのお土産を買ってきてくれた。

海の向こうの同じ街ですれ違ったかもしれない3人。

※「何だチャーリーの奴、妙にメルヘンチックじゃないか」と思った人もいるかもしれない。しかしココから始まる。いつものが(笑)。

「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。_f0337316_13471687.jpg

イコロを振って、「1」が出ると予想した人が、出た「2」を見て「惜しいっ!」と声を上げるのと同じだろうか。サイコロにとって「1」と「2」は何も近くないんだが。顔見て「鈴木さん」か「田中さん」かと予想したゲームで「佐々木さん」が出たら「惜しい!」と言うくらい何も近くない。

もしかすると南フランスでバッタリ出会ったかもしれないことをニアミス的に「惜しい!」と感じるのは、物理的な距離が近いだけで、お互いを知らない3人は例えすれ違っても挨拶もしないから実は何も近くない。下手するとぶつかって罵り合いになるかもしれない。それに東京で何度もすれ違っている可能性もありながら知り合っていないのだから、おフランスに行けば知り合うかというとそうではない。多分平行線のままだ。

ポエムを書くなら、外国人が東京に住んで私と出会って、東京から同じタイミングで南フランスに旅行に行って、場合によっては同じ香水工房を選び、同じセッションで同じグループに入って話しかけ知り合うかもしれないと考えると運命的な“近さ”を題材にしてみたいが、それでも知り合わないのだから、本当は何(誰)よりも遠く離れているのかもしれないとも思う。

だからポエムが書けない理由にはならないが(笑)。

特に考えもせず、この3人の女性達をグループ分けしたら疑いもなく同じグループに入れてしまいそう。何となく近い気がして。

が、地球と月はいつも一緒にいてとても親密に見えても、絶対(多分)に重なり合う事がないから軌道的には最も遠い存在だと言える。

「見えてる」からとか、「同じ太陽を回っている」からという「点」(共通点とか)で見た近さ(親近感)であって、これもまた精神論なのかもしれない。

「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。_f0337316_13471924.jpg

のある人という言葉は何か大きな意味が込められている。例えば人を好きになる度に「運命の人」だと言う女性もいる(笑)。そのくらい何かの「縁」であると信じたいほどに縁とは重要視されているし、偶然性(シンクロニシティとか)が積み重なると運命共同体のように思えてくるのはよくわかるが、世の中大半の人が、死ぬまで運命の人と出会わない印象が強い。
※理想とあまりにもかけ離れていて「運命の人」だと認めないだけのケースは置いといて。「イメージと違う。返品希望」みたいな。

せっかくなのでこの恋愛的「運命の人」の路線で話しを進める。

見方を変えると、出会ったにも関わらず結婚しない異性とは、出会った上で「運命の人」ではないと結論付けられた人達であって、まだ出会ってない人の中に「運命の人」がいるのであれば、どちらが「近い」存在なのだろうか。

と考えると、「出会った」ことは物理的な近さは確定させたとしても、ただの「確認済み(終了)」リストかもしれない(笑)。山積みされた証拠資料を片っ端から確認し「済」マークを付けていくイメージで言えば、残りの「未チェック」資料の中に探し求めていた証拠があるのだとすると、残数が減れば減る程「近づいている」「核心に迫っている」と人は感じる。

消去法だ。関係のないものを除外していくことで「当たり」に近づいている(という気がしている。本人は)。
「当たり」が出ない人生もあるかもしれないことは置いといて。

「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。_f0337316_19460788.jpg

しかして、人との縁も、何か除外するために出会っている可能性はないだろうか(笑)。「容疑者から除外するためにDNAサンプルを採らせていただけませんか」的なもっともらしい口実付きで。

「何だいつものチャーリーじゃないか」と思った人もいるだろう。残念ながら(笑)。

いや私は「運命の人」という考え方を否定したいわけではなくて、果たして世間で言うところの「運命の人」の捉え方はどうなんだろうかと疑問をもってみた次第。

確率の問題も、真っ向から全部計算していくよりも余事象を出した方が速く間違いがない場合が多々ある。

セキュリティのブラックリスト/ホワイトリスト方式の考え方にも通じる。ブラックリストは「ダメな人」を列挙する。前提として全員「イイ人」と定めるから、基本は全員通過。この場合、未知の「ダメな人」がリストにあるはずもないので通過してしまい“初犯”を許してしまう。当然だ。何か悪いことしなきゃ「ダメな人」リストに載らないのだから。

一方ホワイトリスト方式は、基本全員出禁(笑)。リストに載ってる人だけ通過。「VIPリスト」はまさしくソレだ。「大統領とその側近のみ」というホワイトリストなら、未知のテロリストが紛れ込むこともない。もちろん「大統領本人がテロリストだったら?(笑)」とか言い出すとそもそも誰も信用できないが、自分と側近しか居ないところでテロを実行してもしょうがないだろう。ただの自滅だ。

ということから、「縁のあった人達」もどう受け止めるかで意味合いが変わってくる。「きっと何か意味があるはずよ」と思った時点で確証バイアスによって自分ルールの意味づけを行う。自然な流れで結果として意味があったのではなく、結果がどうであれ意味づけをしたがっている状態。これは一種の認知の操作と言える。

認知の操作。もう一回言うと。


「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。_f0337316_20361475.jpg

えば過去の異性との出会いに対する受け止め方(認知)は、一般的に男女で大きな違いがある。

あるファッション誌の恋愛コーナーを読んでいたら、女性は過去の付き合いを少なめに申告し、男性は見栄を張って多めに申告することが非常にしばしばあると書かれていた。

単純な見方をすれば、女性は「遊んでたと思われたくない」意識、男性は「オレはモテるんだぜ」意識が働くのだろうが、もう少し分析してみると、女性はハズレの数を数えたくない(笑)、男性はハズレも含め「今のオレがあるのは」的な過去に対する向き合い方なんじゃないかと思う。

例えるなら「20xx年の○○大会で優勝しました」は大当たりだけの申告であり、話しはそこで丸く収まりその他の過去への言及はない(可能性が高い)が、「通算試合出場回数365回」というのは「経歴」としての申告であり、当然「何勝何敗?」という質問が想定される。よって「何敗」を気にするのが女性であり、常に前線(笑)に立っているオレが好きなのが男性なんだろうと思う。

すなわち「成績」はどうであれ、“現役”であることに価値を見いだす男性と、「玉の輿」という言葉があるように「おめでとうございます!当選です!」的な華々しいシーンだけを記憶(歴史)に刻みたい女性との違いがある。だからウエディングドレスへの憧れも強いのかもしれない。

ぜか昔から、女性の恋愛相談に乗ることが多い私はいつも驚かされる。もう慣れたが。

誰かを好きになって、その想いが叶わないことがわかった途端「キライになる努力」をする人が多い(笑)。何も嫌わなくてもイイと思うんだが。そして上手いこと理由を見つけてキライになれた暁には、好きだった事は一度もなかったものとして振る舞う(笑)。

一度もダメージを受けずに全面クリアしないとゲームを持ってることさえ申告しないカンジ(笑)。

赤が好きなカレと付き合っているときは「やっぱり赤よね!」と言い張り、青が好きなカレと付き合い始めると「赤とか下品で信じられない!昔っからキライ」と言いながら夜な夜なSNS上の赤い服を着た自分を消していく作業に追われる的な。

念のため断っておくと、男女どちらの認知が正しいとか間違っているとかではなくて、過去は認知の書き換えによって変えられるということを言ってみたかった。

早い話「記憶のすり替え」だが、本気で思い込めば本人の脳にとってはソレが“真”であり、トラウマも克服できるかもしれないことを意味している。細かく言えばレスポンデント条件付けされた脳の条件反射を消去することができる(可能性を秘めている)。

「運命的な出会い」とは何か。物理的な距離と精神的な距離。_f0337316_21003147.jpg

ころで「運命の人」の話しはどこに行ったの?とそろそろ聞かれそうなタイミングなので締めくくりたいが(笑)、「縁のあった人」に大きな意味があると考えるのも、或いは「運命の人」と出会うまでのただの消去法リストでしかないのかは、その人の認知によってどちらでも“真”となり得るということ。

最終的にその相手が「運命の人」だったかどうかを決めるのも自分の脳であって、一度“認定”した後でも気に入らなければ「解除」することもできる(笑)。赤い服を着た過去の自分を削除するように。

そして冒頭のおフランスの話しに戻ると、この3人の女性を運命的に近しいと感じるか、これだけニアミスを繰り返すのだからむしろ遠いと感じるのか、全ては本人の脳が決めることであり、恐らくは宇宙によって予め定められた「軌道」に沿って移動している個々の達と同じような存在なんじゃないかと私は思う。

ハレー彗星のように76年目の再会を果たせば「これは運命ね!」と想ってもみたくなるものの、相手は我々が生まれる遙か昔から76年毎にやってくるという定型作業を繰り返しているのであって、太陽に毎日「また会いましたね!運命かも!」と感激しない(人が多い)ことを考えると、どうにもこうにもあらゆる事象は認知の域を出ない。

よって人生を変えるのは法則でもIQでもなく、認知であると現時点では言ってみたい。 

チャーリー(
JAPAN MENSA会員

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
【国】ITパスポート試験合格(笑)。
【国】情報セキュリティマネジメント試験合格
【国】臭気判定士
薬学検定1級試験合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
【公】メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
【国】情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。
【国】ファイナンシャル・プランニング技能検定2級試験に合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第2類、第3類試験合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


by charlie-ls | 2017-09-14 21:39 | 個人ブログ

情報処理安全確保支援士☆チャーリーのブログ


by チャーリー
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31