病気や障害は「症」、異常・正常は多様性という時代。配慮は結局のところ優劣。

●●病とか●●障害は「●●症」に名前を変えつつある。

例えばPTSD(disorder)はPTSS(syndrome)とか。

「病気」とか「障害」と言うと、機械で言えば壊れてるから修理しなくちゃという印象を与え、「優劣」の基準になりかねない、または無理に“正常”側に軌道修正させられる(例えば昔同性愛者がそうだったように)という懸念があるらしい。

「異常か正常か」ではなく、「そういう性質の人」という捉え方であり、ON/OFFのような2択ではなく、「わずかにどっち寄り」ということもあり得る連続的なものという考え方に移行しつつある。
※性別でさえ連続的だと考えられるようになってきた。「男か女か」ではなく、「真ん中からちょっと男性寄りの見た目は女性」など。

例えば精神疾患は、折れたか折れてないかで判定する「骨折」と違って連続的だ。次に問題を起こしたら何かしら病名が付くという境界域にいる人も多い。この場合、認定された前日と当日で本人自身には何ら変わりはなく(試験と同じ)、日常的にそして潜在的に存在していることになる(認定されたか否か)。

また多くの場合、問題を指摘されない限り病院に行かないから、病名が付いていないだけで十分に問題がある人もいるし、周囲が指摘せずスルーするようなタイプの(例えば面倒、怒りっぽい、目立たない)人は、自分の問題に気付かないままとなる可能性を秘めていると言える。

最近は下手に性格やメンタルについて指摘すると、パワハラだ差別だと言われかねないので、周囲は問題を無視し(気付かなかったフリをし)対応(後始末)しているケースも多いから、この先他者から指摘される確率は下がっていくだろう。よって認定されず潜在的に存在する確率が高まっていく。

異常・正常についても、「どっちが正常なの?」「多い方が正常なの?」「決めつけるのは良くない」という意識が強まりつつある。

まぁ確かに、統計的に中央値から±2σ区間を「平均的」とみなし、それを「正常」と呼んでいただけかもしれない。すなわち心身健康偏差値

血液検査もそうだ。NN.NN値までは正常、超えたら異常という線引きはあっても実際は連続的だ。「線」を踏んでいる人もいる。

最近では下手に「普通は」と発言し、「普通って何?」「誰が基準なの?」みたいに叩かれている人もよく見かける。

同じような表現として「平均」とは、沢山集めてその中の真ん中あたりという意味だから何も差別ではない(ただの数的事実)はずだが、ニュースのコメント欄などではそれにさえ噛みつく人も見かける。

ならば「一般的」という言葉に置き換えられるだろうか。

何と当たり障りのない響きだろうと感動してみたりもしつつ、「一般的」もいつかは攻撃対象になるのかもしれないとも思う。


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カンヌから。色抜けがイイ。写真だけで気候の違いが伝わってくる。

そこで少しばかり疑問がある。

そのうちガンやエイズなども「病気」とは呼ばなくなるのだろうか。

いやエイズの多くは後天的なウイルス感染によるものだからそれは病気だろうと考えることもできる。一方でガンは遺伝子レベルでリスク判定できる時代になったため、先天的な体質(生まれつきの傾向)である可能性が高まっているから、それが発病したことをもってして「病気」って呼んだら差別になるという主張も出てきそうな気がする。
※HIVウイルスに感染してもエイズ発症のしやすさの差は遺伝子検査である程度わかる。

歯周病なんてのは日本人の8割が罹患しているから「病」がついても何とも思わないのかもしれないが、最近の遺伝子検査では歯周病リスクまでわかる。ということは生得的なもの。

※ちなみにウエスト・ヒップ比まで遺伝子検査でわかる。言ってみれば「ナイスバディ」は生得的なもの。

「生活習慣」は、アンタの日頃の行いが悪いという戒め(笑)も兼ねてあえて時代に逆行し「病」と付けているのかもしれない。が、実際は2型糖尿病や高血圧のリスク、太りやすさ、脂質・糖質の代謝レベルなど、全て遺伝子検査でわかる。

遺伝子検査が指し示す通り、これらはいずれもヒトとしての個体差(生得的なスペックの差異)だとなれば、健康か病気か正常か異常かではなく、「多様性」に組み入れられるべきだと考えるべき方向に向かいつつある。世の中的に。

特にソレ自体は対応できるからいい。

ただし、正常・異常、健康・病気、優・劣ではなく、「スペックの差異」ということで理解し合うことを期待する場合、各自スペックを公表する必要がある。じゃないとお互いにわからないから。

そこを世間がどう対応していくのか(するつもりなのか)がイマイチわからない。

心身共に健康な人は進んで全ての値を公開するだろう。一方で、一部または全部の値を公開しない人は、「何かあるんじゃないか」と勘ぐられることになりますます居心地が悪くなるだろう。

よって理解してもらいたいことだけ主張するという流れはしばらく続くに違いない。


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プロヴァンスから。ハーブが練り込まれた薫り高い石けんが溢れている。

少し角度を変えて、±2σ区間の平均層を一般的(正常)と考えて、マイナス側にはみ出した時「異常」「病気」「障害」という言葉が使われてきたことに対し、これらはヒトとしての優劣ではないという思想や、差別を無くそうという動きによって表現が変わりつつあるのであれば、なぜプラス側(すなわちあらゆる統計の偏差値70以上)に対する表現は変わらないのか疑問が残る。

あえてプラスマイナスという“ひっかかる”言葉を使ってみたが、上位2%に対しては特に配慮する必要はなく、下位2%は何かしら施す必要があるという心情が垣間見え、結局のところ優劣の考えが根底にあるんじゃないか。

と私は思う。

健康に限らず、例えば所得上位2%が強欲扱いされたりヤクザ呼ばわりされたりするシーンにおいて、何か配慮しようという動きがあるだろうか(笑)。

彼・彼女らが「可哀想」と言う人は居ない。が、貧困層には何とかしてあげなくちゃ(可哀想だから)という声が上がる。

同じように、ウエスト・ヒップ比が遺伝的なものであるならば、「ナイスバディ」は差別にあたるだろうか。「優」として認知されている。それを「美しいボディラインだ」と感じてはならないと制限されても困る。言論統制どころか認知統制(矯正及び強制)だ。

IQ 130以上(上位2%)の人達に、「普通」じゃないから税金から補助金を出そうという話が出るだろうか。「優」として認知されているからこそ出ない。

「天才」は差別用語だと言う人も少ない。私は10代の頃友達同士の会話の中でどう思うか投げかけてみたことがあるが大方無反応だった。

すなわち、お金持ち、天才・秀才、美人、ナイスバディと言った言葉は「褒め言葉」として認知されているのであって、「優劣」の“優”が先に存在していることで、その反対側を何と呼ぶか表現を当たり障りのないものに変えていっているだけのように思う。

配慮と言えば配慮だが、配慮する理由として優劣の前提がある。

自分のお金で買った商品の取扱説明書さえ読まずに誤った使い方をして壊してしまい、「不良品」だとメーカーのせいにする人達がゴマンといる世の中で、多様性どころか「生得的な仕様の違い」を真面目に理解しようとするだろうか。

ヒトとはメンドクサイことには極力関わり合わないようにする。特に生活に追われている人達はこれ以上面倒はゴメンだろう。

だとすれば、こんなに複雑な多様性を理解するよりは、無視する方向に向かうだろう気がするし、落としどころがないまま表現だけを変えていっても、結局は何かしらの判定基準が必要となって、適性検査等の精度が上がっていくだけだろうと私は思う。

そしてその適性検査の結果を持ってヒトが判定すれば差別扱いされるから、AIに丸投げし、間にヒトを介さず合否判定される時代になるんじゃなかろうか。

少なからず、医者やパイロットなど人命を預かる職務や、ATM、医療機器、電力などの社会基盤に関わるエンジニアなどは健常者であってもらいたい。

もしかすると任意検査を受けた者は「認証済み」としプラスαの給与が支払われ、それ以外の者は「未認証」という扱いになるのかもしれない。SNSの電話番号認証済みか否かのような。

いずれにせよ表現だけ変えていっても、確率と統計データは変わらない。

速かれ遅かれ、(感情を持たない)AIらにソレを突きつけられる時代が来るだろう想定で検討していく必要のある領域だという思いが日に日に強まっている。私の中で。

ということを書き記しておきたい。

認知論。配慮と優しさは上から目線か。ちびっ子とゴミ拾いの例。

チャーリー(
JAPAN MENSA会員
情報処理安全確保支援士/登録情報セキュリティスペシャリスト(RISS)

AEAJアロマテラピー検定1級
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定環境カオリスタ
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
AEAJ個人正会員
JAMHAメディカルハーブ検定1級
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
【国】ITパスポート試験合格(笑)。
【国】情報セキュリティマネジメント試験合格
【国】臭気判定士
薬学検定1級試験合格
HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1試験に合格。
個人情報保護士認定試験に合格。
情報セキュリティ管理士認定試験に合格。
【公】メンタルヘルス・マネジメント検定II種(ラインケアコース)試験に合格。
Comptia Security+試験合格。
SEA/J情報セキュリティ技術認定CSPM of Technical試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第4類試験合格。
【国】情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)試験合格。
【国】ファイナンシャル・プランニング技能検定2級試験に合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第2類、第3類試験合格。
心理学検定1級試験合格。
【国】登録販売者試験合格。
【国】危険物取扱者 乙種 第5類、第6類試験に合格。。
【国】危険物取扱者 乙種 第類試験1に合格。

チャーリーのタンブラー(毎日更新、日記・ブックマーク的な)


Commented by 伊藤樫 at 2018-10-03 23:12 x
当方、東大理系卒メンサンですが、タンブラ日記の一連の遺伝検査記事に少し蛇足をつけるためコメントいたします。あなたが検体を照会したデータベースはわずかに古い気もしますが、いまや全ゲノムが手の届く値段で読める時代です。とはいえ当たりをつける意味での受検は十分意味があると当方思います。真偽はしりませんが、研究機関で上司の体毛をかき集め、毛根から抽出したDNAをもとに、特定の遺伝子を狙い撃って多型(偏差)と遺伝疾患(表現型)との関連を説明した人もいるそうですから、紐つきでの寄付金で個人情報を得ることは十分可能です。

一つ誤解のないように、テロメアの長さについて、それが短いことと長寿は互いに排他ではありません。ミッキーマウスのような形のネズミはテロメアが人間より何倍も長いのですが、生まれて数年もたず長いまま死ぬ。またわが国の大きな死因である悪性新生物いわゆるがんは、細胞がもつテロメアを無理やりひきのばして楽々余命を保っています。つまり、テロメアは寿命に決定的な命のロウソクというより財弊局の輪転機といったほうが実情に近く、微々たるコストで新札(テロメア)を刷るほど儲かり刷らないと死ぬわけです。長いとよいわけでもない。検査にあったCTC1はCounter terrorism center 1とも呼ばれ、OBFC1(obfuscating 1)、他1とトリオでテロメアののびを監督する、それに疾患変異があると色々困る。テロメアの長さは精神ストレスと相関するともいわれ(原因ではない)、あなたの結果ですと遺伝プラス環境因子を考えることになります。
Commented at 2018-10-05 06:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-10-06 04:27 x
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Commented at 2018-11-05 07:50 x
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Commented at 2018-11-05 08:40 x
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Commented at 2018-11-05 09:30
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by charlie-ls | 2018-09-30 13:19 | 個人ブログ | Comments(6)

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